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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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2007年7月31日 (火)

世界的傾向のメタルフリー2

昨日の続きです。

口の中に入っている金属が、アレルギーを引き起こす場合、酸っぱい味覚として感じられたり、歯肉の黒ずみ、舌や唇がただれるといった症状が口の中に現れ、やがて血液を介して直接金属に触れていない部位にも湿疹やかぶれといった症状が広がることもあります。

このような症状が出たら、まずは皮膚科やアレルギー科でパッチテスト(貼付試験)を行い、どのような金属に過敏に反応するかを調べた上で歯科を受診するようにしましょう。

歯科では金属アレルギー検査器(DMAメーター)を使って、どの歯の金属イオンが体内に放出されているかを調べ、原因になっている歯を特定します。

原因になっていた歯の金属をはずし、セラミックなど非金属の材料で修復することにより、アレルギーは改善されるはずです。

それまで特にアレルギーがなく、歯の治療後に先のような変化が現れたら、歯に原因はないかチェックすることです。また、金属アレルギーがあることがわかっている人は、歯の治療に金属を使わない方が安全です。

セラミックは安全性・耐久性と審美性を合わせ持つ素材

現在、歯科治療で金属の代わりに使われている材料には、セラミックを始めレジン(プラッスチック)、その中間の特徴を持つグラス、強度の面ですぐれたジルコニアといった素材があります。この他チタンは金属ですが、生体親和性の高い材料であることが知られています。

レジンは白色で前歯などの治療によく使われる材料ですが、強度にかけるため、強い力がかかる奥歯の修復には適しません(注:最近はそんなこともなくなりました)。また粒子が大きいため変色しやすく、使っている間に摩耗するといった欠点もあります。

それに対し、セラミックは天然の歯と同程度の強度を持ち、変色や摩耗することもなく長持ちします。

セラミックは「陶器」を意味するとおり、約1000度という高温で何回も焼き付けながら歯の形に整えていく技法が用いられ、それだけに歯科技工士にも高い技術が求められる分野です。

天然の歯にはエナメル質や象牙質などがあることはお話しまhしたが、セラミックの作成においては、ぞれぞれの質感を表現するための色調が何百種類と存在しています。安全性を始め、質感、強度、耐久性の面でも、セラミックはもっとも進んだ材料といえるでしょう。

参考文献 美しい歯を手に入れる本 著者 平原順也 現代書林

2007年7月30日 (月)

世界的傾向のメタルフリー1

本日は、平原順也先生の著書「美しい歯を手に入れる本」からお届けいたします。

体にやさしい審美歯科治療(メタルフリー)

最近、メタルフリー(ノンメタル)という言葉をみたり聞いたりすることがあると思います。

これは歯科医療の世界で、審美的な要求や金属アレルギーに対する歯冠修復の観点から、金属を問わず、生体親和性の高いオールセラミックやハイブリッドセラミックス(硬質レジンとセラミックの複合高分子合物)などを使って処置をすることを言います。

自然で美しい歯を再生するという審美的な側面ばかりではなく、安全性、耐久性においても優れたメタルフリーによる歯の修復は、すでに海外では主流になっています。

意外と気がつかない、歯が原因の金属アレルギー

金属アレルギーというと、ピアスやネックレスといったふだん身につけているアクセサリーや日用品に使われている金属によるものが知られています。それらの金属が汗や体液でごくわずかに溶けてイオン化したものが体内に入り、免疫の働きで異物として記憶され、つぎに同じ金属に触れた時に拒絶反応が起こって皮膚にかぶれなどの症状(アレルギー性接触皮膚炎)をもたらすことを言います。

金属アレルギーは誰でもかかるわけではなく、身につけた金属(溶け出しやすい金属)やつけている人の条件(金属に触れる頻度)などによって異なります。

一般に虫歯の治療の後に使われる合金には、様々な金属(ニッケル、クロム、コバルト、水銀、ロジウム、パラジウムなど)が含まれています。

ピアスやメガネなど身につけるものはそれとわかりますが、口の中にも金属があることは見過ごしがちです。ある日突然アレルギー症状が出ても、歯が原因だとはなかなか気がつかないものです。それが持病になり、さんざん検査を繰り返した後、ようやく歯に詰めた金属がアレルギーの原因だったことがわかった、そんな例も珍しくありません。

明日へ続きます。

参考文献 美しい歯を手に入れる本 著者 平原順也 現代書林

2007年7月29日 (日)

カナダからのシロクマ

カナダにはチャーチルというシロクマが多く出没する町があります。

そのカナダへ行った患者さんが、白熊のぬいぐるみをおみやげにいただきました。

すごく気に入りました。

なぜか、形が丸っこいのだけれど、体のバランスは正確なんです。Photo

どうですか、これ。

男前です。

2007年7月28日 (土)

神業の手術

2週間まえに、勉強会で知り合った同県の先生のところへインプラントの手術の見学へ行ってきました。

その手術のオペは、私の師匠の石川先生が執刀されるので、是非見学したいと思ったのです。

石川先生は非常に困難な手術の場合は、その先生の元へいって手術を行ってくれます。

見栄を張って難しい手術をして失敗するなら、石川先生に来ていただいて、代わりに手術をしてもらった方が、患者さんも、担当のドクターも良いと思います。

しかし、これは相互の信頼関係が確立していないとなかなか難しく、チームワークが要求される事だと思います。

私は、今回は、あくまで見学者の立場でお伺いするつもりでしたが、できるだけ手術を間近で見学したいという気持ちが強かったので、白衣と手術衣も持参していきました。

今回見学させていただくM歯科医院は私の妻の実家のすぐ近くなので、今回は妻に送ってもらいました。

歯科医院に到着すると、そこには新潟から麻酔医の先生たちが到着していました。個人の歯科医院で麻酔医を使った手術は結構大がかりな事がわかります。

今回手術を担当する石川先生はインプラントの手術経験が豊富なので、簡単な手術では麻酔医を呼ぶことはほとんどありません。

ですから、私はすごく緊張し、また勉強出来る期待で、とても興奮してきました。

すると、そこに石川先生が到着されました。

今回のオペについて、M歯科医院の院長先生と石川先生とで、今回の手術の手技を説明してもらいました。

とてもすごい手術です。レントゲン写真見せてもらいましたが、インプラントを入れる骨が全くないのです。

少なくとも、私はインプラントを入れようなんてことは、全く考えないことでしょう。そのくらい難しい手術です。

ふいに、石川先生がいました。

「先生もオペ衣に着替えて、介補にはいってよ」

思いもかけないお言葉。喜んでオペの支度をしました。

今回先生は、非常に短いインプラントを神経ぎりぎりまで埋入し、足りない部位は特殊な材料と患者さんの血液とを使いながら巧みに増骨を施していきます。

下顎の左右の骨の無い位置にどんどんインプラントを埋入していきます。

オペが終わったときは、ゆうに4時間ちかく経っていました。

私は、正直くたくたに疲れてしまいました。

しかし、くたくたになるまで勉強させていただきました。

この日は、午前中従業員の研修を行ったのですが、その準備で少々寝不足なことも手伝って、本当に体の芯から疲れ果てました。

充実しすぎた一日でした。

2007年7月27日 (金)

台風の中の勉強会2

昨日の続きです。

びしょぬれのまま、会場入り。

さすが東京と思わせたのが、会場となったビルのセキュリティとわかりにくさ。

休日なので、ビル全体にセキュリティがかかっていて、ビル入り口には係員が待機して待っていました。

係員に誘導してもらい、中に入ったのですが、係員が「・・・・階です」といって送り出してもらったのですが、エレベーターの位置も、出口もきちっとデザインされていて、すべて壁みたい。

思い切ってそれらしき壁を押すと、それがエレベータホールへと続くドアでした。

いや~、かっこいいんだか、使いにくいんだか。

セキュリティ的には万全ですが、私の住んでいる福島ならNGだろうな。

会場に入ると、大雨の影響か私が一番乗り。電車が全体的に遅れているのだとか。

今回は、珍しいことに、知っている先生は一人もいませんでした。いつもは一人くらいいるはずなのに。

勉強会はインプラント関係でしたので、インプラントの症例を多くみながら、講義が進みます。

一番知りたいツボを惜しげもなくどんどん披露する講師は、ほんとに立派。おなじ事を私がしたとすると、そこまでできるだろうか・・・・?

講義の内容は、手術にかかわらず、技工の技術から対応、応用まで幅広く網羅され、とても外が台風とは思えない充実ぶりで、私は興奮しっぱなしでした。

午後は、実習を中心とした講義で、難しい手術を想定していろんな硬さの模型を使い、手術のトレーニング。お隣に座った先生と一緒に実習を行いました。

気がつくともう終了の時間。本当にあっという間の1日でした。

気がつくともう台風一過。空は私の心の様に晴れ渡っていました。

2007年7月26日 (木)

台風の中の勉強会1

約2週間前にすごい台風が日本に接近していましたよね。

沖縄の方では、被害にあった方もいたようで、早急な普及を願わずにはいられません。

そんな中、私は品川にいました。

勉強会の朝も、福島では豪雨。東京までの新幹線も走っているのか定かではない状況です。

前の晩、寝る前にチェックした新幹線の状況では、まだ新幹線が運休している様子はありませんでした。

もしかしたら、朝になって新幹線の運休などといっては一巻の終わりです。別の交通手段を考えなければなりません。

福島-東京間は昼から3時に架けて雨量が多くなるとの予想。

私は運休する確率の一番低い始発の新幹線に乗ることにしました。

前日は、また遅くまで起きていたので、体は完全に眠っています。しかも、大雨。

全く体調が優れないまま、新幹線に乗り込みました。中はがらがらでした。

新幹線の中はキンキンに冷房が利いていて、体が芯から冷え切ってしまいました。

頭はうとうとと眠いのに、体は冷えていて眠れない。

新幹線の中で、寝不足分を解消するというもくろみは失敗し、

東京へ着くまで、窓の外を眺めているだけでした。

東京へ着くと、本格的な雨。時間は勉強会開始まで2時間以上余裕があります。

朝食もろくに食べていなかったので、お店を探していたのですが、どこも満席でとても時間をつぶせる余裕はなさそうでした。

仕方がないので、コンビニで朝食を買い、勉強会の会場で食べることにしました。

駅から出ると土砂降りです。コンビニを見つけ朝食を購入し、コンビニの前で会場までの道を確認しました。

この時点では気がついていなかったのですが、私は地図を反対にみていました。

雨の中、自分の信じる方向へ歩みを進めていきます。

しかし歩けど、歩けど、目的のビルが見あたりません。

これはもしかして間違っていると気がついたのは、歩き出して10分以上たってからでした。

全身びしょぬれです。また来た道をとぼとぼと戻りました。靴の中まで水が入り、気分がかなり滅入ってしまいました。

駅に再び戻り、地図を確認したら、駅から目的のビルまで、屋根付きの道が繋がっていました。雨に濡れる必要はなかったのです。

明日へ続きます。

2007年7月25日 (水)

象牙質知覚過敏症発症のメカニズム

本日は、安田登先生の著書である「象牙質知覚過敏症」からお届けいたします。

象牙質知覚過敏症発症のメカニズム

象牙質に加わる物理的および科学的刺激が歯髄神経に興奮を起こすメカニズムが提唱されたのは古く、100年以上前のこととなります。

現在もっとも広く受け入れられている学説は、1963年にGysiが最初に提唱し、Brannstromら、Horiuchiらおよび堀内の報告でその詳細が明らかとなった、象牙細管内溶液の移動に注目した「動水力学説」であると考えられています。

しかし、その後、1992年においてさえ、まだ象牙質知覚過敏症は「なぞめいた物、不可解なもの」と呼ばれていたことも興味深い事実です。

動水力学説が提唱されてから約20年経過していても、なおその対処法に戸惑っている当時の歯科界の現状を物語っています。

では、動水力学説とはどのようなものなのでしょか?

象牙質知覚過敏症は、様々な要因より発症しますが、そのメカニズムは以下の順で生じるといわれています。

  1. さまざまな要因でエナメル質やセメント質が喪失することにより、象牙質が露出し、その表面に象牙細管(象牙質内を走る神経とエナメル質の間の管)が開口する。
  2. そこに何らかの刺激が加わる。機械的刺激(ブラッシング)、温度刺激(飲食)、咬合圧(歯ぎしり)、化学物質(ホワイトニング)、口腔乾燥(口呼吸、薬剤の服用、加齢)
  3. 象牙質に加わった様々な刺激により、象牙細管内溶液が外向きあるいは内向きに移動する
  4. 象牙細管内溶液の移動が歯髄・象牙牙境付近に分布する自由神経終末を刺激・興奮させインパルスが発生するために痛みが生じる。

**************************************象牙質知覚過敏症に関する多くの報告では、感覚の亢進した象牙質に対する診査の際に、冷気、冷水、および鋭利な探針による擦過刺激であるとされています。

また、興味深い知見として、温刺激が冷刺激よりも痛みを喚起しないのは、象牙細管内溶液の移動が緩慢であり、歯髄側の神経繊維を刺激させるまでには至らないとの報告があります。

冷刺激を感じやすい部位にも特徴があり、主として、上顎は左右ともに第一小臼歯、ついで犬歯、下顎右側は犬歯、ついで第一小臼歯、下顎左側は反対に第一小臼歯、ついで犬歯との報告もあります。

この部位特異性は、利き腕とプラークコントロールの関係によるものかもしれません。

参考文献 チームで取り組む 象牙質知覚過敏症 深川優子/安田登著 クインテッセンス出版

2007年7月24日 (火)

歯育Q&A

今回は、池田市歯科医師会と母親Q&A検討委員会の方々が出版された「すぐ役立つ歯育て支援Q&A」からお届けいたします。

Q1:歯をあまり磨かないのに虫歯にならない人がいるのはなぜですか?

A:虫歯に成りやすいかどうか(カリエスリスク)は一人ひとりことなります。リスクの低い人の中には、歯を磨かなくても虫歯にならない人がいます。

Q2:兄弟の上の子には虫歯が全然ないのにどうしてしたの子は虫歯になるの?

A:兄弟でもカリエスリスは異なります。また、一般的に下の子は、上の子と一緒に早い時期から甘いものを食べ始めることが多いことも関係していると思われます。

Q3:歯磨きと虫歯は関係ないとおもうのですが?

Q4:虫歯にとてもなりやすいのです。歯を磨く以外に予防はないですか?

Q5:歯を一生懸命磨いているのに次々虫歯に虫歯になります。なぜですか?

A:歯磨きと虫歯は関係がります。しかし、歯磨き以外のカリエスリスクを左右する因子にも影響を受けるので、歯磨きをしなくても虫歯にならない人もいれば、歯磨きをしていても虫歯になるという人もいます。歯磨きをしても虫歯になるという人は次のことをチェックしてみてください。

  1. 正しく磨けているでしょうか?歯の真ん中ではなく、歯肉との境目やかみ合わせの溝など隅々を磨くように心がけてください。磨き残しがないかを確認するために、プラークを赤く染め出す染色液を使ってみることをおすすめいたします。
  2. フロスを使っていますか?歯と歯の間のプラークは、フロスでないと取れません。幼児にも使えるホルダー付きのフロスもあります。フロスの使い方を是非教えてもらってむださい。
  3. フッ素を利用していますか?フッ素は歯質を強化し、虫歯菌の酸生産能を抑えます。フッ素入りの歯磨きを利用したり、定期的にフッ素塗布をおすすめいたします。
  4. 甘いものを多く食べていませんか? お子さんが自分で勝手に食べていませんか?幼児期は母親が食べる量を管理するようにしてください。
  5. だらだら食べをしていませんか?あまり甘くない食べ物でも、だらだら食べることは問題になります。テレビを見ながら、あるいは遊びながらスナック菓子を食べ続けていると危険です。

Q6:歯の質は遺伝しますか?

A:個人個人の歯の質を検査する方法はありませんが、おそらく遺伝すると思われます。

Q7:カリオスタッドってなんですか?結果が悪ければ虫歯になるのですか?

A:「う蝕活動性試験」と呼ばれるもので、プラークの酸産生能を評価する試験です。結果が悪ければ、虫歯に成りやすいともいえますので、口腔清掃、食生活の見直しなどが必要となります。

参考文献 すぐに役立つ歯育て支援Q&A 井上祐子/田村康治監修 クインテッセンス出版

2007年7月23日 (月)

治療中・治療後に気をつけること

本日は、歯科雑誌 nicoから治療中、治療後に気をつけることについてお伝えします。

Q:治療中はどんなことに気をつけた方が良いですか?

=麻酔が効いている時=

麻酔が効いている間の食事はさけましょう。感覚が麻痺しているので、唇や頬を噛んでしまったり、硬いものをそれほどにも感じずにガリッと噛んでしまうこともあります。

=食事=

ガムや餅など、歯にひっつくものは避けましょう。

仮歯がはずれたり、隙間ができると、細菌が入ってしまい、治療は最初からやり直しになってしまいます。

また、強い力がかかると、歯髄(神経)を取り除いて弱くなっている治療中の歯が割れてしまうことがあります。

こうなると、抜くしか方法がなくなるので、硬いものは避けましょう。

=ブラッシング=

特に、仮歯が入っている場合は、仮歯の表面が粗いため、プラークなどの汚れが付きやすくなっています。仮歯との歯肉の隙間にも汚れが溜まりやすいのです。歯の根本にも毛先を当てて、念入りにブラッシングをしましょう。

治療後にはどんなことに気をつける?

=食事=

基本的には何を食べてもかまいません。ただ、神経(歯髄)をとってしまった歯はその強度が弱くなっているので、やはり硬いもの、ひっつくものはなるべく避けた方が無難

=オーラルセルフケア=

お口のなかに起こる主な病気は、お口の中に起こる主な病気は、お口の中に細菌が問題を引き起こしているため、治療をするだけでは、ふたたび同じような問題が起こってしまいます。

ほんとにご自分のお口のなかを健康に保って行きたいのならば、ご自身の行っている口腔健康管理を見直してみることが必要になります。

2007年7月22日 (日)

やっと復旧しました。

本日は、本当にばたばたしておりました。

一日中、歯科医院内を掃除していたところ、突然故障していたパソコンが修理から戻りました。

急いで、セットアップを行いましたが、なかなかインターネットに繋がらないのです。

何時間もパソコンと格闘していましたが、原因はインターネット用のジャックがしっかりと入っていなかったこと。

こんな初歩的なミスで長々と調整していました。

やっとパソコンで一息ついたのが夜の10時過ぎ。

最近は、全体的に運気が下がっているような気がしていたので、これをきっかけにまた上昇していきたいと思います。

がんばります。

2007年7月21日 (土)

鉛筆で勉強してみる

毎日言っていることなのですが、パソコンが修理中なのです。

ところが、急ぎでパソコンを使わなければならない仕事があるのです。

昼過ぎにパソコンメーカーから電話が入り、火曜日には届くとのこと。

しかし、火曜日届いたとしても、セットアップを仕事中にするのは不可能なので、

たぶんパソコンが完全に復旧するのは金曜日以降になると予想されます。

ならば、パソコンが届いたらすぐに仕事にかかれるように、

大きな紙に鉛筆を使って仕事をしてみました。

ごりごりと手に響く鉛筆の刺激がなんとも心地よい。

思いの他、仕事がはかどり、気が付けばすべて仕事を片付けてしまいました。

後は、この資料をパソコンにうつすだけです。

結構楽しかったです。

手で書く仕事。

しかし、漢字を忘れている頭には、かなり残念でしたけど。

2007年7月20日 (金)

歯科材料の移り変わり

今日も、別のコンピュータからのブログ更新です。

そのため、今日も短めに。

最近の仕事の関係はどんなことでも、生き残りに必死です。

それは、歯科材料の世界でも同じようです。

先日、勉強会へ行った時の事です。

大学で日常の様に使っていた材料が製造中止だというのです。

勉強会へ行った先生が、現役で使っているのに、製造中止。

すこしでも材料の原価を下げて、購入しやすいように少しでも材料の数を少なくしているのです。

わたしは、それら製造中止になってきた材料を使いながら教育を受けてきたので、

ある物がないとなると、ちょっととまどいます。

少しでも販売成績が悪くなると、販売中止になってしまうのです。

この間の勉強会でも他の先生が苦笑いしていました。

「え~~この場合は、この器具を・・・、あ、これって製造中止ですっけ?」(材料屋に向かって聞いていました)

材料メーカーさんに一言。

生き残りの事を考えてもいいですが、ユーザーの事もかんがえてください。

お願いします。

2007年7月19日 (木)

在庫が・・・・。

コンピュータを修理に出して、
しばらくブログを書いていませんでしたが、
ついに、ブログの在庫がそこを付いてしまいました。
いつもとは違うコンピュータで書いているため、うまく書く事ができません。
しかし、なんとか頑張ってみようと思います。

昨日は、研修と近隣の先生のところへインプラントの勉強に行っていました。
休診になってしまい、申し訳なく思います。

2007年7月18日 (水)

徹底的にやりました。

このブログを書いているのは、実は7月11日。

つまり1週間前です。

明日からメインのコンピュータが修理に出してしまうので、その間のブログをまとめて書いているのです(笑)。

今日は、何を書くのかと言えば、全然考えが浮かばない。

今日、既に6日分のブログを書いているので全くのエンプティ。ネタ切れです。

こんな時は、くだらない事を書くに限ると思います。

私は、個人的にアートディレクターの佐藤可士和さんがとても大好きなのです。

最近は、彼の出ている雑誌は突発的に覗いてしまいます。

きれい好きと言うのも非常に共感がもてます。私も潔癖性に近いきれい好きなので。

最新号のAERAにはこう書いてあります。(No32,07.7.16号)

アートディレクターは医者に近いという。

クライアント(患者)との徹底的なディスカッション(問診)で、誰に何を伝えたいのかを見極める。不要なものをそぎ落とし、本質(診断)を引き出す作業。デザインはその為の「処方箋」。

また、

「超がつくきれい好き」。「捨てる」ことはなにかを乗り越えることで、本質をつかむ方法論の一つという。

オフィスも自宅も、無駄なものを一切省いた、極めて「潔い」空間が広がる。

「世の中があまりに複雑でグチャグチャだから、スッキリ、スカッとした「潔さ」は時代や年齢を超えて指示される。

また、別の雑誌「デザインオフィス」ではこんな事を言っています。

「仕事も暮らし方も時間の使い方もデザイン出来る」と佐藤氏。そのためには、それぞれ何が一番重要なのかを考えていくのだという。

「例えばいま、僕が興味があるのは、オールデジタル化にすることと運動。だから、まずはモバイルアイテムを駆使するようになった。すると徐々に荷物が減って手ぶらになり、その身軽さから歩いて通勤したい気分に。それが運動に繋がったんです。」

この雑誌に彼の仕事場が撮影されているのですが、本当になんにもない。1台のパソコンとスピーカー、携帯と電話、メモ帳くらい。そのどれもがコンパクトで、本当にスッキリしているのです。

そんなものを視ていると、いても立ってもいられなくなって、院長室の大掃除を昨日行いました。夜の9時から2時間。

4年間の要らないごみがどっさり出てきました。もちろんゴミ箱へ。また時代遅れになった医学書も捨てました。ばっさりと。

今までは、資料と医学書がごっちゃになっていたのですが、それを別々にすっきり、きっぱりわけました。

汗くさくて、汚くなって疲れた夜でしたが、とてもすがすがしく、良く眠れました。

何日分もブログが書けるのも、きれいなこの部屋にずっと居たいからなんです。

2007年7月17日 (火)

なぜ何度も通う必要があるの?

今日は、nico(ニコ)という歯科医院の待合室に置いておく雑誌のなかから歯の根に関する事を。

Q:歯の根の治療に、なぜ何度も通わなければならないのですか?

A:将来問題が発生しないように、細菌に対してのさまざまな配慮が必要だからです。最後まで治療にお付き合いください。

この質問には、歯内歯周専門室 宮下歯科院長 宮下裕志先生がお答えになっています。

歯根の治療には大きく分けて2つあります。一つは炎症を起こしている歯髄を取り除く治療です。

もう一つは以前に歯髄を取る治療を受けたけれども、また治療が必要な場合です。

歯髄を取る治療は普通麻酔をして行います。小さな歯の中には何千本もの神経や血管が枝分かれしており、その炎症を起こしている歯髄をきちんと取り除くには時間がかかります。

歯髄をとる治療でなによりも大切なことは、治療中のすべてのステップで歯のなかに細菌が入らないようきちんと配慮してもらうことです。そうすることで2度と問題が発生することはありません。

再治療が必要とされる場合は、細菌が根管のなかで繁殖して根の先の部分に炎症が起こっています。これを出来る限り取り除く必要がありますが、しぶとい細菌が繁殖している時があります。

また治療が困難な状況が作られてしまっている場合や、根管を探すのが難しい場合もありますので大変です。

再治療は通常、冠を外して行いますので、それまでの治療が無駄になるばかりでなく、歯自体にも大きな負担となります。

だからこそ、最初に歯髄を取る治療をする際にしっかりと治療をしてもらう事が大切です。

この様に歯根の治療は、細菌を歯のなかに入れない配慮と、入れてしまっている細菌をきちんと取り除くという配慮の2つの原則が守られていると成功します。治療には通常2回~5回程度の通院が必要となるでしょう。是非じっくりとお付き合いください。

2007年7月16日 (月)

8020って

今日は、鴨井久一先生の著書「新・命をねらう歯周病」からお届けいたします。

人間は誰でも年を取りますし、この流れに逆らう事は出来ません。そして加齢と共に、皮膚はたるんでしわが寄り、骨はもろくなり、心臓や胃、肝臓といった臓器の働きも衰えて老化がおこります。

同じように、口の中にも変化が生じてきます。加齢と共に、歯や歯肉を保護する役目をする唾液の出る量が少なくなり、また、今まで虫歯や歯周病にかかることもなく歯を健康に保ってこられた人でも歯肉や歯根膜の繊維の量が減ってきて、歯を支える力が低下します。

歯槽骨がもろくなる事も、しっかり歯を噛み合わせる事に対してマイナスとなります。

口の中の病原菌を増やさない様に歯磨きを頑張れば、年を取っても歯と口の健康を維持する事ができますが、ひとたび歯周病にかかると、一度にたくさん歯の周りの骨や組織を失う結果になってしまうかもしれません。

また、長生きをすると言うことは、さまざまな微生物が住んでいる口の中で歯や歯の周りの組織が長期間、病原菌感染の脅威にさらされているわけで、それだけ病気になる危険性が高く、歯を失う要因が増えている事になるのです。

「8020」と「8010」、この2つの数字、なにやら暗号のようですが、何を意味するかおわかりになりますか?

8020は日本歯科医師会と厚生労働省が進める「8020(はちまるにいまる)運動」のこと。80歳で20本の歯を残そうという意味です。

私たち人間の乳歯は全部生えそろうと20本、その後に生え替わる永久歯は親知らずを入れれば32本、親知らずの4本を除くと28本あります。

と言うことは、80歳になった時に20本の歯を残しておくには、親知らずを除くと失う歯を8本以内に抑えなければならないわけです。

しかし、平成17年の時点では、「8010(はちまるいちまる)」。すなわち、80歳で10本の歯しか残っていないのが日本人の現状です。18本以上の歯が何らかの理由で抜けてしまっているのです。

私たちが歯を失う原因の大半は、虫歯と歯周病です。多くの歯を失えば、それだけ食生活や会話など、日常生活に支障がでます。私たちの生活の質が下がることは確かです。

やはり、若いうちから虫歯や歯周病の予防、早期治療を心がけることが不可欠なのです。

口の中をきれいにすることによって、驚くほど元気を取り戻すお年寄りもいます。そのメリットとして、風邪を引きにくくなる、発熱しにくくなる、肺炎のもととなる病原菌が減る、口臭が無くなって社会性が回復する、などがあげられます。

また、喫煙の習慣、栄養がかたよっていたり、甘いもの、やわらかいものを好む食生活、不規則な生活などは、歯周病の原因菌を元気つける危険因子となります。自分の生活習慣のすべてを一度見直し、生活習慣病の予防に努める。これも長生きの秘訣です。

参考文献 新・命をねらう歯周病 鴨井久一 沼部幸博 著 砂書房

2007年7月15日 (日)

歯並びが気になりだしたら2

昨日の続きです。

本日も熊谷先生の著書(「歯科」本音の治療がわかる本)からお届けいたします。

歯並びの治療も、まずは原因療法

悪い歯並びや、悪い噛み合わせの原因は、遺伝悪い習慣、噛み癖、ひどい虫歯など様々です。

多くの場合、何らかの先天的な要素(遺伝)が関連しています。そこに別の要因が関わっていっそうひどくなったり、舌や口唇の悪い癖の呼び水となって原因は複雑になります。

なかには、舌の癖だけが原因になっているような簡単なケースもありますが、ここに成長の影響が加わると歯並びの異常は複雑になります。たとえ舌の癖がなおっても、悪い歯並びはなおりません。

このため成長の終わった人の矯正治療では、原因療法だけでは、期待するような効果は上がりません。舌や口唇の癖、噛み癖などは、しばしば悪い歯並びや悪い噛み合わせの原因になっています。

しかし、患者さんの無意識の癖を改善することは簡単ではありません。患者さんの協力が必要ですが、そもそも協力が得られないことも少なくないのです。

このため、矯正治療では原因療法という最も大切な考え方があまり大事にされていないのが現状です。

原因を知らないまま矯正治療で歯並びを治そうとすると、うまく治療が進まないだけでなく、治療が終わった後に、後戻りが起こる事があります。

成長期の原因療法

乳歯の根がいつまでも吸収せず、乳歯が抜けないことがあります。また骨の中に埋まった歯(埋伏歯)が、永久歯が生える邪魔をしていることもあります。乳歯の虫歯治療が、永久歯に悪い影響を与えることもあります。

口唇と歯肉の間にある小帯の位置も時々、歯並びに悪い影響を与えます。以上のような場合には、乳歯の抜歯や簡単な外科処置をすることが、原因療法になります。

親指を深く口の中に入れる指しゃぶりは、悪い歯並びの最もはっきりした原因です。鉛筆や爪を噛む癖も噛み合わせに悪い影響を与えます。

また、舌の運動不足、発達不足、舌の癖(舌を噛む、突き出す)や口唇の癖(巻き込む、歯で噛む、閉じない)、口呼吸なども、悪い歯並びや噛み合わせを悪くする原因になります。

癖を自覚して自己暗示をしたり、口唇や舌のトレーニングをすることが主な原因療法です。口唇を閉じない子どもは、口を開いていることに気づいたら、その都度、口を閉じるようにするだけでも意味があります。

口唇を閉じる筋肉が発達していないため、ボタンを唇でくわえて引っ張る練習も効果的です。

舌低位の子どもには、舌の動きを活発にするために、口蓋(口の中の天井)を舌でコンコたたく練習をしてもらいます。

どの訓練も効果は地味ですが、まず口の機能を改善することが歯列の形の改善につながるのです。

参考文献 「歯科」本音の治療が分かる本 熊谷崇 秋本秀俊著 法研

2007年7月14日 (土)

歯並びが気になりだしたら1

本日は、熊谷先生の著書(「歯科」本音の治療がわかる本)からお届けいたします。

歯は顎の成長を左右する

子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生え替わる小学生の間、顎はぐんぐん成長します。頭が大きくなるよりも、顎はずっと大きくなるのです。赤ちゃんの目は顔の上下二分の一のところにありますが、小学生の間を通じて目から下がぐんぐん大きくなって大人の顔に変わるのです。

この時期に、上の歯と下の歯の噛み合わせが逆になっていると、そのために、上顎の成長が邪魔されたり、噛みあわせがどんどんわるくなったりします。永久歯では通常、上顎の排列が大きく、上から蓋(ふた)を被せた様になっています。これが逆になっているのを反対咬合といいます。

下顎が前に出ている反対咬合が目立ちますが、下の奥歯が外側に出ていたり、下の歯の一部だけが、外側に出ていたり、下の歯の一部だけが外側に出ているケースもあります。

骨の大きさが原因で逆になっている場合には、外科的な矯正をしないと治りませんが、歯の位置だけの問題であれば、早いうちに治して、骨が成長出来る状態にした方がいいでしょう。

「不正咬合」の検査

歯並びや歯の噛み合わせの異常を、不正咬合と呼んでいますが、不成功号にはここに説明した反対咬合の他にいろいろなものがあります。

ただし、歯並びや歯の噛み合わせには、「これは病気、これは病気じゃない」という診断の基準がありません。

ですから、小学校の歯科健診で「不正咬合」をスクリーニングしていますが、判定基準は今なお曖昧なのです。統一された判定基準は無いのです。診査する歯科医によって違っていても何の不思議もありません。

これは、専門家の怠慢もあるのですが、歯並びや歯の噛み合わせの障害が、命の保証ではなく、もっぱら社会的な不都合であるためです。

このため、異常と正常の判定がとても難しく、小学校の健康診断に取り入れていることには、かなり無理があります。

困った事ですが、学校歯科健診で、不正咬合と言われても、歯医者さんで「問題なし」と言われる事があります。

どちらかが間違っているように思われますが、そうとは限りません。現時あの所不成咬合の判断の基準がないことが、この混乱の理由です。

正しい治療のしかた

判断基準がないのと同様、どのよになおすのが適切かという専門家の九通の意見もありません。

もちろん、保険で治療することもできません。医療保険では不正咬合を障害とも病気とも認定していないのです。当然、疾病分類の中にも含まれていません。

一般読者のための矯正治療の本には、なにか、はっきりした診断基準があって、それにもとずいて治療の必要を判断しているように書かれていますが、それはその著者の一つの考え方にすぎません。

どんな治療をするとどのようになるか、いくつかの例が示されてますが、それは、「そのような治療をすべきだ」という意味に読んではいけません。ただ、そのような結果が得られることを示しているに過ぎないのです。

明日へ続きます。

参考文献 「歯科」本音の治療が分かる本 熊谷崇 秋本秀俊著 法研

2007年7月13日 (金)

しばらくは・・・

現在、メインで使っているPCの調子が悪く、原因を詳しくしらべたのですが、どうも、メーカーやプロバイダーの方でも原因が分からないらしく、思い切って修理に出すことにしました。

今後、ブログの更新が毎日ではなくなりかもしれません。

出来るだけ頑張りますが、よろしくお願いします。

しろくま歯科医院 

院長 猪狩

2007年7月12日 (木)

自分の基本を見直してみる

先月、仲間内の小さな勉強会の様なものを開いた事は、このブログで書きました。

次回の講演というか、発表は、私の行っている「噛み合わせ」について喋って欲しいと依頼されました。

別に秘密にする必要は無いので、承諾いたしました。

それから、毎日、自分の噛み合わせの理論をまとめているのですが、思ったことは、今自分が採用している噛み合わせは、まず間違いないということです。

歯対歯の噛み合わせではなく、顎を中心とした、体に無理のない噛み合わせを提唱しているからです。

これは、いくつかの勉強会を回って、自分なりに工夫した結果ですが、今後もこの噛み合わせを変える必要はないと思っています。

今回、自分の噛み合わせを見直すチャンスをくれた、先輩方には改めてお礼を言いたいと思います。

2007年7月11日 (水)

求人情報

現在、歯科技工士を募集しています。

業務内容その他については、メールにてお願いします。

yumihiko@green.ocn.ne.jp

立地条件に左右されないタフな医院作り

先日の事です。

私の歯科医院に8枚におよぶファックスが届きました。

そこには、「立地条件に左右されないタフな医院のつくりかた」と書いてありました。

最初は、これは一体どういう意味があるのだろうと首を傾げてしまいました。

言葉は悪いですが、どこかの悪質な売り込みセールスだろうと思ったのです。

しかし、ファックスの送信もとをたどれば、大先輩から・・・・・・。

急に緊張しました。

「私、なにか失敗したかな・・・・」

その後、その大先輩から電話が入りました。

「読んでくれた?」

「あ、はい。」

「非常に参考になるからね、読んでみてよ」

これは、先輩が後輩を思う親心だということが判明。

私が何か失敗をしたわけでは無かったのです。あーよかった。

ファックスの中身ですが、もちろん秘密です(笑)。

2007年7月10日 (火)

キシリトール 犬だと危険

Yahoo!ニュースに「キシリトール 犬には毒」という話題がでました。

以下全文です。

低カロリーで虫歯の原因になりにくいとされ、人間用の食品では砂糖の代わりに広く使われている甘味料のキシリトール。ところがアメリカ獣医学協会がキシリトールは犬には有害となる危険性を指摘した。日本のペットフードメーカーや小売店などはキシリトールを除いた製品を開発中だが、店頭には依然としてキシリトール含有のペット用菓子類が並ぶ。国内でも中毒症状が起きているとみられ、愛犬家は注意が必要だ。(記野重公)

 キシリトールを人間が摂取しても血糖値を急に上昇させることはないが、同協会などが昨年10月に行った発表によると、犬がキシリトールを摂取すると逆に強力なインスリン分泌作用が働き、血糖値が急激に低下するという。30分ほどで元気がなくなり、ふらつき、虚脱などの症状が表れ、ときには生命の危険もある。「犬の体重10キロあたりキシリトール1グラムの摂取で治療が必要になる」とし、少量でも症状が出る可能性はあると指摘している。
 米動物中毒制御センターが扱った犬のキシリトール中毒は、2004年の約70件から05年は170件に急増、06年は8月までで114件。背景には、ガム、クッキーなどキシリトール含有製品の増加があるという。

 日本では統計や正式な報告例はないが、岩手大学農学部の鈴木忠彦准教授(獣医薬理学)が獣医師らから聞いた症例では、空腹時などに、甘味料としてキシリトールだけが使われたおやつやフードを食べ、直後に散歩に出た、などの条件が重なった場合に発症しているようだという。
 中毒にいたるキシリトールの量は不明で、他に砂糖や、ブドウ糖源があれば、比較的中毒は起きにくいという。
 ペットフード工業会は昨年10月中旬、加盟社に「安全性を確保してから使用するように」と通達したが、今もペットショップなどには、キシリトール配合商品が並ぶ。

 アイリスオーヤマ(仙台市)は、中型犬(体重10~20キロ)用のガム(130グラム中キシリトール0・65グラム)などを販売している。「アメリカ獣医学協会の見解に照らして安全性に問題はないと判断した」と説明するが、8月以降はキシリトールを省いて製品をリニューアルするという。
 スーパー、ジャスコなどを運営するイオン(千葉市)は、オリジナルブランドのガムを継続して販売している。「30グラムのガムでもキシリトール含有量は0・45グラムで安全性に問題はない。一度になくすと愛用者に不便をかける」という理由だ。だが、製造は中止し、他の甘味料を使用した商品を開発中という。
 各社とも、自社の商品だけを摂取するとして「安全性確保」と販売継続の根拠にしているが、現実にはガムやクッキーをいくつか食べ合わすことも考えられる。鈴木准教授は「安易に人間と同じような食べ物を与えないよう注意が必要だ」と指摘している。

・キシリトールというものは、砂糖に変わる甘味料(甘み)の事です。

砂糖の場合は糖なので、口腔内の細菌の餌になって、虫歯菌がどんどん増え、その虫歯菌が、虫歯の原因の酸を出すために、虫歯になります。

それに比べキシロトールは、構造は糖に似ていても、糖ではないので、虫歯菌の餌にはなりません。幾らキシロトールを虫歯菌が食べても、虫歯菌の栄養にはならないので、虫歯菌が弱り、酸をはき出せないために、虫歯にはならないという事なのです。

今回は、犬が障害が出るということでしたが、人間もキシリトールを摂取しすぎると、お腹が緩くなってしまうという弊害があります。

ですから、食べ過ぎには十分注意が必要です。

一番効果的なのは、お菓子を食べずに、歯を磨くことでしょうか(笑)。

2007年7月 9日 (月)

スナック菓子やインスタント食品を良く食べる子ども達

本日は、西岡一さんの著書「噛めば体が強くなる」からお届けいたします。

スナック菓子やインスタント食品を良く食べる子ども達

若者や子ども達の食生活の乱れが指摘されて久しいです。学校の帰り道などで、コンビニにたむろし、スナック菓子などを買い求めている姿を見ても、その乱れはかなり深刻なようです。

1963年に創立され、消費者教育や暮らしの調査研究を行ってきたベターホーム協会は、1998年(平成10年)、中学校の先生を対象に、男女の食生活の調査をしました。その結果は次の様に寒心に堪えないものでした。

  1. 家庭で料理や片づけを手伝うことがない。78.8%
  2. 朝食を食べてこない。75.7%
  3. 家族そろって食事しないので、家庭の団らんがない。72.7%
  4. 清涼飲料水やスナック菓子、インスタント食品を良く食べる。69.7%
  5. 食べ物を大切にしない。48.5%
  6. 夕食をコンビニやファストフードですましてしまう。36.4%
  7. 一日3回食事するという習慣が薄れている。36.4%
  8. 栄養のバランスの取り方について知識がない。30.3%
  9. 食事らしい食事は給食だけ。21.2%

私はこの報告を見て、鳥肌が立つほど驚きました。そしてすぐに思ったのは、一体、親はこの子ども達にどのように接しているのだろうか、ということでした。

親は子ども達のこのような食の状況を当然しっているはずです。それどころか、親が子ども達をこのように育ててきたのではないのだろうか。

親が子どもの頃、待ちはコンビニやファストフードはまず有りませんでした。しかし、今や、これらは至る所にあり、食べ物にあふれています。働く母親が増えた結果、子ども達のこのような食の状況に親は目をつむってしらないふりをしているのであろうか?

最近、子どもが身の毛もよだつような恐ろしい犯罪を犯し、私たちを驚愕させる事件が続いています。この傾向はまだまだ増えるように思われます。また、すぐ切れるような、辛抱出来ない子ども達も増えているようです。このような子どもによる凶悪な犯罪が起きるたびに、テレビのワイドショウなどで、犯罪心理学の専門家が様々なコメントをしています。

私には、この大きな社会問題の背景に、現在の子ども達が食べているものや、その食べ方など、子どもたちの食生活の乱れが関わっているのではないかと思えてならないのです。

子ども達のこうした状況と、この本で私が訴えたい、よく噛むことの重要性の間のギャップはあまりにも大きいが、私は諦めてはいません。

参考文献 「噛めば体が強くなる」 著者西岡一 草思社

2007年7月 8日 (日)

小児の事故

昨日のYahoo!ニュースに次の様なショッキングなニュースが出ました。以下全文です。

全身麻酔で虫歯治療の女児、急性心不全で死亡…山梨


山梨県は6日、県立あけぼの医療福祉センター(同県韮崎市、佐藤英貴所長)で5日、全身麻酔で虫歯の治療を受けていた同県甲斐市の女児(9)が心停止状態となり、約6時間後に死亡したと発表した。

 死因は急性心不全で韮崎署が司法解剖を行い、詳しく調べている。

 同センターによると、治療は、5日午前10時15分に全身麻酔を施された後、同50分から始まった。午後2時ごろ、突然、女児の容体が急変、心停止状態になった。一時、心拍が再開し、甲府市内の病院に搬送されたが、同7時50分過ぎに死亡が確認された。

 治療は、県歯科医師会から派遣された男性歯科医、麻酔科の女性医師ら7人が行った。女児は重度の知的障害を持ち、手術中に動いてけがをする恐れがあったため、全身麻酔を施したという。同センターは「適切な方法で治療は終盤まで順調に行われていた。どうしてこうなったか全くわからない」としている。

今回のこのニュースは本当に気の毒な事だと思います。遺族の方々にはご冥福をお祈りするほかありません。

時に、小児の治療には特別緊張を強いられます。予測不可能な動きを見せるからです。

タービンという歯を削る切削器具を舌でなめてみたり、手で払ってみたり、突然口を閉じたり、足をばたつかせてみたり・・・・。

ですから、今回の病院側が選択した全身麻酔という処置は基本的には間違ってはいないと思います。今後の小児の治療の発展のために、一刻も早く原因の究明をお願いしたいと思います。

2007年7月 7日 (土)

友人の歯科治療環境にただただ驚く

しろくま歯科医院はご存じの通り、木曜日休診日となっています。

昨日、休診日を利用して、東京へ行ってきました。

目的は友人と会うためです(本当は買い物です)。

私は、友人があまり多くなく、いわゆるインドア派なのですが、この友人吉田君とはなぜか気が合い、仲良くさせてもらっています。

吉田君とはほぼ1年半位会っていませんでしたが、久々に再会すると、昨日も会っていたような感覚になり、すぐに昔の様に喋る事ができました。

今、彼は、実家のある埼玉に戻っているのですが、その埼玉で、とある歯科医院に就職したそうなのです。

しかし、その歯科医院の院内環境が少し思わしくなく、かなりのストレスを感じているとのこと。

内情は詳しく記すことは出来ませんが、少しかわいそうな気がしました。

歯科医院という場所は、口腔内に何らかの障害を抱えた患者さんが来院する場所です。

その障害を治療するドクターにストレスがかかっているのでは、患者さんにかかってくるストレスはいかばかりかと思われます。

吉田君はそんな中、自腹で材料を買ったり、診療器具を購入したりと、孤軍奮闘中とのこと。いつ会っても吉田君には感心させられます。

いかに自分の今の環境は恵まれているか、深く噛みしめることが出来た1日でした。

私も、自分のストレスを全部吉田君に受け止めてもらい、東京を後にしました。

また会いましょう。近いうちに。

2007年7月 6日 (金)

ホームレスの歯科治療に関する意識調査

今回は、デンタルトリビューン紙からのトピックです。

ホームレスの歯科医療に関する意識調査(スウェーデン)

不健康な歯は、ホームレスの人々にとって共通の健康問題であり、貧困と疎外を象徴する社会的な課題でもあります。

ホームレスと歯の健康に関する論文をカロリンスカ研究所(スウェーデン)発行の書籍に執筆したPatricia De Palma氏は「ホームレスの人々は、歯の健康と人間の尊厳意識を結びつけて考えます。歯科医療がもっと受けやすくなれば、住む場所が無いような境遇にも、生きる価値を見いだす事が出来るかもしれない」と述べています。

このホームレスの歯の健康に関する初めての公式記録は、気の滅入るような現状を報告しています。

調査対象となった147人のホームレスの人々の残存歯数は平均18本で、スウェーデン国民の平均より8本も少ない結果でした。

ホームレスの70%は歯ブラシを所有しておらず、残存歯の状態がかなり悪いため、抜歯しなければならない場合も多かったのです。また、多くのホームレスの人々が、食べ物を噛んで摂取するのに困難を感じていました。

さらに、同氏は詳細な聞き取りを行い、歯科医療と歯の健康に関するホームレスの人々の意識について調査を行いました。

聞き取りは、歯の治療の前後に行われ、その結果、歯科医療が歯の健康を保つ以上の役割を果たしうることが明らかになりました。

「歯を失っている人の多くが、治療により自意識の有りようが変わったと語っています。治療前は、人からじろじろ見られているようで、まるでみを着られるように感じていたのが、治療後には、人間として成長し、ほんの少し普通の人間になったように感じていた」と同氏は述べています。

そのうえで、同氏は、国民には国の助成による歯科治療を受ける普遍的権利が認められているにもかかわらず、ホームレスの人々は事実上、治療を拒否されていると指摘し、「スウェーデンの歯科治療は世界でも最高の水準にあるが、それを受けられるのは治療費を支払える人たちだけとなっています。こうした状況は容認されるべきものではなく、国民健康保険と国民歯科保険が協調して、すべてのひとがその恩恵にあずかれるようにしなければなりません」と話しています。

2007年7月 5日 (木)

歯科診療の行く末

年間に歯科にかかってお亡くなりになる患者さんというのは、ゼロでは無いという報告があります。

先日も東京で、大きなオペがありました。処置中は止血に成功したのですが、帰宅、就寝後に再出血があり、喉に血栓を作り、窒息死を起こしてしまうという痛ましい事故がありました。

この部位は、術後に出血する傾向のある部位で、非常に慎重を期す必要があったのですが、帰宅後という事もあり、油断してしまったのでしょう。

この部位に関する手術の文献を昨晩調べてみたのですが、術後出血の可能性を大きく示唆する文脈がありました。

この先生は多くの手術を成功させ、手術の記録を自慢げに語るところがあったように記憶しています。

たぶん、気持ちの張りが失われ、自己に油断が生じたのでしょう。

私たちが、この事故から学べることは、もっと診査・診断を的確に行い、常日頃の勉強を怠らないことを天は教えてくれます。

手術に慣れ、大御所と呼ばれる先生が起こしてしまった事故です。我々発展途上にある未熟なDRは、さらなる努力を患者さんは望んでいます。

このことを大切に今後に繋げていくことが我々の使命でもあります。

2007年7月 4日 (水)

男性よりも女性の方が長生きする、一番の理由

本日は、精神科医でもあり、国際医療福祉大学の教授でもある和田秀樹先生の著書〔人は「感情」から老化する〕からお届けいたします。

男性よりも、女性が長生きする理由には、いくつかの説が挙げられています。

例えば、女性ホルモンには「悪玉コレステロースを減らして善玉コレステロールを増やす」「ナトリウムの排泄を促し血圧を下げる」などの作用があることから、ホルモンを理由とする説。

あるいは女性の方が基礎代謝が低いので、細胞が長生きするという説。生命を維持するのに必要な基礎代謝が少ないほど、長生き出来る傾向にあります。ネズミよりぞうが長生きなのはこの理由によります。

男性は交感神経が優位でストレスを受けやすいことなどによる、免疫力の強さの違い、というものもあります。

いずれにしろ、生物学的には女性の方が男性よりも強いのは、平均寿命の面からも、各種データの面からも確かであり、これは日本人に限らない世界的な傾向であります。そして、女性の方が人生を楽しむのがうまくて、感情が老化しにくいから、長生きも出来るのです。

男性は筋力があって瞬発力にこそ優れていますが、生物として弱いのに加え、感情が老いやすいのです。定年退職を待っていたように、病気に倒れてしまう人もいます。感情の老化がきっかけとなって、体が一気に老化してしまうプロセスについては、何度も述べてきた通りであります。

その意味で、昔の金持ちは公然とお妾さんを囲っていたりしたが、それも感情老化予防するひとつの方策となっていたととらえることも出来ます。

昔の女性が、喜んで妾を持たせていたわけではないにしても、黙認、公認していたことで、結果として夫を老いさせない事につながったのです。

当時はもちろん、自己愛などという心理学の用語は一般に使われなかったけれども、それを満たすことで、やる気や積極性が出てきて若返ることは、経験的にわかっていたのだと思います。

人生を楽しむということでは、「社交能力の高さ」の違いも大きいです。それも同性との社交能力の高さでは、男性は女性にとてもおよびません。

若いうちから女性は、同性の友人同士で気軽に海外旅行にも出かけていく。子どもの手が離れた中年以降は、夫がいようがいまいが、仲の良い友人と連れだって旅行に行きます。

男性同士の旅行というとゴルフがほとんどで、観光やグルメツアーなどは一般的ではないでしょう。

東南アジアに出かけようものなら、悪名高い買春ツアーだと疑われてしまいます。

平均寿命と夫との年齢差から、女性は、夫の死後も、20年、30年と一人で元気に生きていくケースが多いです。妻に先立たれた夫が意気消沈してしまうことに対し、夫に先立たれた妻は、概して元気がいい。これも社交能力が高くて、セーフティネット的な友達関係を持っているから、配偶者の死というつらい局面にぶつかっても、感情がどーんと落ち込むことなく、素早く元気になれるのです。

女性の場合、男性のような社会的地位や、それに起因する変なプライドが邪魔しにくいから、フラットな人間関係が作りやすいのだと思います。総じて女性は、会社以外の人間関係を作るのがうまいのです。これは男性が見習うべき点なのかもしれません。

ただ、最近増えてきているキャリアウーマンの40代は、男性と同じく感情が老化している可能性に注意を払ったほうがよさそうだし、平均的に女性の方が元気なのは確かですが、「女性の鬱」も男性と同じくらい、増えているのも事実です。

男性だから弱い、女性だから強胃、という二元論ではなく、個人の性格や置かれている状況しだいで人は元気にもなるし、落ち込みもするということを肝に銘じて、夫婦同士や、家族でお互いに気遣い合うことも大事なのは言うまでもありません。

参考文献 人は「感情」から老化する 和田秀樹 祥伝社新書

2007年7月 3日 (火)

運がいいのか、悪いのか

先週末に6月も終わり、目標値を大幅にクリアすることができたので、妻と食事に出かけました。

その食事の帰り、深夜までやっている大型書店に向かいました。カフェも併設されているので、しばしそこで読書。

カフェが閉店時間を迎えたので、本屋で何冊か本を購入し、帰ろうと出口に向かいました。

出口の反対側にはトイレ、向かい合うようにおもちゃのガチャガチャがおいてあります。

妻がトイレに行くと言うので、私は出口でまっていました。時間をもてあますように何気なくガチャガチャを覗いてみると、「旭山動物園」と会いぇあるではないですか。その中には旭山動物園のフィギアが入っているのですが、もちろん白熊のイワンもありました。

そので、私は無性にそのイワンが欲しくなってしまったのです。しかし、イワンはもっとも目玉商品らしく、なかなかでない模様。

そばで何人か購入する子どもを見ていたんですが、親に「白熊また出なかったよ~」と愚痴っています。

まだ、妻がトイレから戻ってこなかったので、私もそのガチャガチャに挑戦して見ることにしたのです。

金額は300円。ちょっと高いな~と心で愚痴りながらも、願いを込めて回しました。(白熊出ろ!!)

ガチャガチャと回すと、1個の透明なボールが出てきました。10年ぶりです。これをするのは。

で、結果は、なんと白熊イワンだったのです。

もううれしくて、うれしくて、40近いオヤジが書店の入り口で小躍りです。

妻が、「なにしてんの?」と怪訝な顔を向けるのも無理はありません。

「いや~、6月は本当に運がいいな」そう思って帰宅しました。

次の日は日曜日。

診療室で使用する小物がかなり不足してきたので、補給のための買い物です。

その前に、腹ごしらえということで、そばを食べに行くことにしました。ところがです。行列が出来ていて、とても時間がかかりそうです。

仕方が無く、他の場所に移りました。次のうどんの店も長蛇の列。しかし、他に行ってもどうせ同じ事の繰り返しに決まっているので、仕方が無く順番待ちをすることにしました。

食事も終わり、買い物に向かいました。

しかし、なぜか行く先々で長蛇の列。いつもはこんな事ないのに。ちゃんと混み合う時間を避けているのに・・・。駐車場に入るのにも長い時間がかかりました。しかも、駐車場で開いていたのは一番奥。冗談抜きでそこの駐車場は細長くて、全長100メートル以上あります。

駐車場から、店に入るまでに延々と歩かなければなりませんでした。

買い物が済んで、帰宅しようと思い、車に乗り込み、「お、ちょっとバックミラーがずれている」と思い、ずらしたら、

「バキッ!!」なんとバックミラーが根本から折れてしまいました。

「バックミラーって折れるんだね・・・・・・(滝汗!!)」

妻と二人で大笑い。で、これは格好のブログネタだ!!と思い、デジカメを取り出して証拠写真を撮ろうと思ったら、何とデジカメの液晶画面が明るくなりません。何度も調整したのですが、駄目です。

そうです。デジカメが故障していたのです。

さっきまで、何でもなかったのに。

昨日は、とても幸運が続いたのに、本日はまるでツキが落ちてしまったかの様な一日。

こんなジェットコースターの様な週末でした。

2007年7月 2日 (月)

親から子へ伝えていくもの

本日は、鶴見大学歯学部 斉藤一郎先生の新刊「現代病 ドライマウスを治す」からお届けいたします。

「噛みごたえ度」分類

日本人が1日の食事中に噛む回数は、戦前は1400回くらいで、現代は600回に激減したといわれます。

ちなみに弥生時代の人たちは、食事の内容から1日4000回も噛んでいたと推測されます。現代の食環境、軟らかい食べ物が中心となっていることを考えれば致し方ないでしょう。

それにしても、現代人は噛む回数が極端に減っていることは間違いありません。

また、1日のうちで食事にかける時間も昔は長かったのですが、現在は30分を切ったといわれています。

1日3食として、1回の食事に平均で10分もかけないというのが当たり前になってきたのです。

実際、朝食を5分で済ますという人も少なくありません。食事にかける時間が短くなったわけですから、咀嚼回数が減るのも当然なわけです。

言わずもがなですが、噛む行為は食事と密接に関係しています。食事は人間が生きる上で欠かすことの出来ないものですが、単に栄養のある食べ物を体の中に取り込めばそれでいいとうものではありません。

肝心なのは、食べ物を口の中に入れてもすぐに飲み干したりせずに、まずはしっかりと咀嚼すること、よく噛むことなのです。

何かと忙しい時代ですから、ゆっくり噛んで食べている時間はないという人もいるかもしれません。しかし、

「噛まない人ほどぼけやすい」

「噛まない人ほど老けやすい」

「噛まない人ほど病気になりやすい」

と言われても、平気でいられますか。ちょっとドキッとした人もいるのではないでしょうか。

「噛むというのはそんなに大事なことなのか?」

そういう疑問を抱く人もいると思いますが、答えは「イエス!」です。良く噛む人ほどぼけにくく、老けにくく、病気になりにくいのです。

子どもの頃に、親から「もっとしっかり噛んで噛みなさい」と注意されたことがある人も多いと思いますが、この言葉には「健康で元気に育って欲しい」という願いが込められていたはずです。よく噛むことが健康とどのような関係にあるかは、親自身も詳しく知っていたわけではないと思います。

しかし、古くから現在に至るまで親から子へと脈々と受け継がれてきた生活の知恵のようなものが、この言葉に集約されていると考えて良いでしょう。自分自身はもとより、子どもや孫も健康で長生き出来るように、いつまでも若さを保っていられるように、そして幸せに暮らしていけるように、「しっかり噛みなさい」と伝えて行くことが大切だと思うのです。

現代は、美食がもてはやされている時代です。美味しいものを食べること自体は悪いことだとは思いませんが、テレビや雑誌などを見ると、「とろけるようなおいしさ」「やわらかくておいしい」「ふんわり感がたまらない」といった、良く噛まなくてもすむものを高く評価するコメントが多いように思います。

反対に、しっかり噛まないと飲みくださないような食べ物は美食家には敬遠は美食家には敬遠される時代なのかもしれません。

こんな風潮に踊らされていると、健康も若さも、知らず知らずのうちに私たち日本人から遠ざかっていくような事にもなりかねかねません。

最近は、「栄養のあるものを」「新鮮なものを」「添加物の少ないもの」と食べ物に気をつかう主婦が多くなっています。家族の健康を考えて食べ物に注意を払うのは喜ばしいことですが、「なにを食べるか」だけでなく、「どのように食べるか」(つまり、しっかり噛んで食べること)にも注意を払って頂きたいと思っています。

参考文献 「現代病」ドライマウスを治す 斉藤一郎著 講談社