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2024年3月29日 (金)今は便利な時代ですね。2024年3月23日 (土)新たな治療法私が行っているシークエンシャル咬合という治療法は見た目の歯列を改善するものでは無く、顎骨のゆがみ(特に顎関節を基準にして)を発見し、それを左右噛み合わせを均等化に誘導する事によって行うものなのです。 矯正治療を用いて行う事が多い(中には矯正をしなくても行えるものも多少はあります)のですが、永久歯を利用して治療を行う事が条件となるので、永久歯が萌出していない早期治療(乳幼児や児童)には治療が施せない場合があったのです。 で、今回、永久歯が萌出していない児童の矯正で、考え方が私の行っているシークエンシャル咬合という治療法に類似していたため、受講してみました。 多少の考え方の違いは散見されますが、「垂直的咬合誘導」という基本概念が一緒なので、途中からシークエンシャル咬合への切り替えで充分対応出来ると判断しました。 この研修会は考え方が非常に重要になりますので、実習等のスキル要素は皆無なため、明日から直ぐに臨床応用可能だとおもいます。 多少院内でのディスカッションは必要だとは思いますが、出来るだけ早めの応用を目指します。 2024年2月23日 (金)スキャニングでコピーデンチャー郡山歯科医師会で私が所属している委員会は「学術」と「広報」の二つになります。 個人的には「広報」の方が得意分野なのですが、なぜか学術の委員長に任命されているのです。 そのため、学術理事の先生が設定した講演会や研修会には出来るだけ(これは必ず出席という意味)出席する事が義務ずけられます。 先日、和田精密さんという大手技工所さん講演の「口腔内スキャナーセミナー」が開催されました。 なんでも「コピーデンチャーの制作」がメイン講演みたい。 コピーデンチャー?? デンチャーとは入れ歯のことです。コピーなので複製ということでしょうか? とかなんとか考えながら講演を楽しみにしていました。 多くの参加者の先生は、スキャナーで欠損部位をスキャニングして義歯を作成するという事かなって思っていたらしい(実は私もその一人です)のですが、実際の所は、保健や自費で作成した入れ歯の複製を口腔内スキャナーを用いて作りましょうって事でした。 正直な感想としては、「そんな事する必要があるのか?」という素朴な疑問でした。 かなり高額な技工料金を支払って完成するのは、保健の入れ歯の複製品。しかも、あくまでサブ的な入れ歯なのです。 入れ歯の複製なんて、そんなに高額な料金や最新の技術を使わなくても簡単にできます。 これは技工士がいる歯科医師の考えで、技工士のいない一般的な先生には魅力的にうつるのでしょうか? ちょっと疑問符の付く講演会でした。 多分、私の勉強不足のために理解が追いつかなかったのでしょう。多分。 2024年2月 6日 (火)4年越しの実現(郡山歯科医師会新年学会)1月20日に郡山歯科医師会の新年学会が開催されました。 今回の講師は日本歯科大学生命歯学部小児学講座准教授の田中聖至先生です。 実は私が学術理事の際の新年学会への招致をお願いして、何度も何度も先生と打ち合わせを重ねていたのです。 しかし、ちょうど新型コロナウイルス感染症が爆発的に広がった時期と一致してしまい、新年学会ごと中止となってしまったのです。 私が当時、田中先生に田中先生にお願いした経緯としては、「郡山歯科医師会の会員が毎日の様に接する小児の歯科治療なのに、大人との治療の違いが曖昧で、先生ごとに考え方に誤差がある」と思い、お願いした経緯があります。 また、小児歯科の研修会というのは、かなり少なくて開業してからの学びの機会が少ないというのもあります。 今回の新年学会は今の学術理事でもある小笠原先生が私の代わりに実現してくれました。本当にありがとうございました。 今回の学術講演も大変素晴らしいものでした。 小児の歯内療法(根の治療)の新しい考えたや、外傷(子供は転倒しやすいしため、多い)など参考になる事が多くありました。 特に勉強になったのは、「非協力児の扱い」です。 非協力児の子供さんは是が非でも治療を拒みます。嫌がって治療を回避してしまうと、「嫌がったら治療を回避出来ると学習」してしまい、その後の治療も非協力的なものとなってしまうなど、小児の心理的アドバイスやそれを回避する方法など、日頃では聞けない話にかなり興奮しました(苦笑)。 田中先生の人柄も最高で、本当に良い講演会だったと思いました。 また機会があればまた勉強させて頂きたいです。 田中先生ありがとういございました。 2023年11月23日 (木)奥羽大学 清浦学長学術講演会開催。16日に郡山市音楽・文化交流会「ミューカルがくと館」において奥羽大学 清浦学長学術講演会開催されました。 コロナ感染発症前に清浦先生が奥羽大学学長に就任していたのですが、コロナの関係で講演会が延期になってしまったのです。コロナ感染の体制緩和により今回の講演会がようやく実現しました。 清浦先生は口腔細菌学がご専門で、現在は口腔病態解析制御学講座の教授でもあります。今回は専門でもある「口腔内常在性カンジタによる深在性真菌症の発症プログラムの一考察」と題して講演されました。 口腔内細菌を深く勉強したのはもう30年も前の学生時代なので、話についていくのが大変でした。 私は子供の塾の迎えに行かなくてはならなかったので途中で退出してしまったのですが、先生が研究に真剣に取り組んでいるというのは肌で感じる事が出来ました。 今後も清浦先生のご活躍を祈願いたします。 2023年11月 4日 (土)神のお告げは本当にあるのか・・2昨日の続きです。 昨日は新幹線の中に財布を忘れて事に気がついた時はすでに新幹線は走り去ってしまった・・・・・という所まで書きました。 もう、焦っても仕方が無いので、直ぐに郡山駅の車掌がいる事務所へ行き、事情を説明しました。 たった今、新幹線に財布を忘れたこと、その財布は5両目の新幹線の中間あたりの3列目のシートにあるということ。 新幹線には停車駅に停車中で無いと中々連絡が付きにくいと説明を受けましたが、なんとか取り付いて貰い、私の財布らしきものがあり、それは確保出来たと連絡を受けました。 財布の中にある身分証明書が私の名前一致している事と、私のいった財布の特徴が見つかった財布と一致していたことが決め手となりました。 財布は見つかったけど、財布の中身はまったく保証出来ないとの事でした。 車掌が見つける前に中身が無くなってしまっても責任は取れないとの事でした。 それと、財布は現地へ取りに行くか、郵送になるとの事なので、その場でもう一度チケットを買い直して財布の中身があることを祈って新幹線の乗り込みました。 東京駅へ着いて、JR東日本落とし物センター(これが駅の一番端にありかなり遠い)へ行き、紛失証明書を発行してもらいました。この場所で財布が返ってくるとおもいきや、、ここには財布が無いので、もう一度新幹線ホームの事務所へ行って受け取ってくれとの事でした。 もう、駅の中を行ったり来たり。この時点で現金を持っていない私は不安で不安で仕方が無いのです。 ようやく新幹線ホームの事務所へ行き、紛失届を出すと「これで間違いないですか?」と私に財布を見せてくれました。事務員の方に、「身分を証明するものはありますか?」と聞かれたので、その財布の中に入っていますといったら、笑われてしまいました。 中身の免許証、現金、クレジットカードすべてが揃っていて、本当に日本の安全性とJRの方の迅速な対応に本当に感動しました。 昨日のブログに書きましたが、「財布を交換して」というのは、こういったことが起こる可能性があるので、貴重品を入れない財布で東京へ行きなさいっていう暗示だったのかなって今思うと感じます。 東京で無事財布をゲットした私は、すでにふぬけの様な状態で、肝心の横浜で開催されているワールドデンタルショーは全く実が入らず、直ぐにホテルへ向かってしまいました。 歯科の情報を得るためでは無く、人生の教訓を得るために東京へ行った状態になってしまいました。 2023年10月 5日 (木)定例勉強会。2023年8月29日 (火)覚えるための研修とレベルアップのための研修はまったく違う。20日の日曜日の午前中にZOOMにて研修を受講しました。 この研修は昨年も受けていて、その時はまだ自信が無かったせいか、基本的な事を重点に覚えようと必死だったのを覚えています。 今年は二回目なので、基本的な事は自分では分かっているつもりで、今度はアドバンス的なエッセンスを逃さない様に集中しました。 同じ講義のはずなのに、基本的な事が分かっていない時に受けた研修と基本的な事が分かっている時に受けた研修では、内容の濃さが全く違いました。 あまり、大きな収穫は無いだろうなって思って受けた研修でしたが、去年よりも自分で取ったノートの量が倍以上でした(苦笑)。 ちょうど同じ小説を2回読んだ時の方がより深みのある小説になる時と同じ様。 まだまだ伸びしろが残っていて感激した研修でした。 2023年4月20日 (木)もっとも困難な部類の治療とは。噛み合わせ治療の中でもっとも困難な治療として、「顎変異症(MLD)」があると思います。 どういうことかといえば、左右の顎の位置がズレている症状です。 元々人間の顔は左右非対称なのです。生まれた時から基本的にズレている顔が何らかの原因でさらにズレが生じると多く身体的不具合を生じてきます。 私の顔の写真を使って人間の顔がシンメトリー(左右対称)では無く、アシンメトリー(非対称)と言うことを確認してみます。 写真1番目が本来の顔写真です。2番目が左右を正中から分けた顔写真、3番目が右どうしを合わせた顔写真、4番目が左どうしを合わせた写真です。 こうしてみると、多くの箇所で左右非対称ということが分かります(口角や目の位置等々)。 そのため、我々歯科医師は口腔の治療を行うためには、左右の対称性を見極める必要があるのです。 歯列の乱れは顎関節の不調を来し、ひいては側頭骨という頭蓋の一部の変形も招くのです。 そのため、そういった患者さんの治療を行う為には最新の注意が必要なのです。 そういった患者さんを治療するためのセミナーがZOOMにて開催されました。 本当に待ちに待った研修でした。すべての矯正治療のテクニックを駆使しての治療となるため、矯正の研修の一番最後に行われる事が多いため、ウズウズしておりました(笑)。 研修の内容は本当に素晴らしいもので、研修会終了後に忘れないように復習を多く行いました。 私の患者さんにも多く顎変形症の患者さんがいらっしゃいますので、必ず貢献出来るはずです。 楽しみ。 2023年4月13日 (木)噛み合わせ治療はセファロ分析が一番大事!!昨日は研修へ向かう新幹線の中の事を書きましたが、今回は肝心の研修の話。 今回は2回目なので聴講生という立場なので、会場に一番のりを果たしたのですが与えられた机は一番後ろでした(苦笑)。 1年ぶりに聞いた講演でしたが、昨年よりもバージョンアップされていて改めて勉強になりました。 今回はセファログラム分析という患者さんの骨格の分析の研修でした。 顎機能の治療をするには患者さんの骨格を熟知していないとしっかりと治療する事が出来ないのです。 びっくりした事に、日本の矯正治療を行う先生の中には4割もこのセファロ分析を行わずに行っているというのです。 要するに患者さんの口の中を見て、骨格を診ずに感覚だけで歯を並べようとしているということです。本当に恐ろしい事です。 何人も患者さんを治療していると、どうしても診断が煮詰まってしまう事があるのです。 私はかなりびびりなので、そんな時は治療途中何度もセファロ分析を行っています。 今回は分析に関して大きく整理出来たので大変有意義な研修となりました。 2023年2月27日 (月)矯正の勉強会3回目毎月1回、有志の先生と一緒に当院で実際に患者さん(技工士さん)に協力して貰い、矯正の勉強会を開催しております。 1月は予定が合わず開催されませんでしたが、12月以来3回目の矯正の勉強会を開催させて頂きました。 今までは仙台の先生だけの参加でしたが、今回から福島県いわき市の先生も参加するようになりました。 最初に今までの矯正を行っている患者さんの矯正の状態(どのくらい歯が移動したか、今度はどのような展開になるか)を説明させてもらい、今回は私が患者さんの治療を行い見学してもらいました。 患者さんには許可を取っているので、慣れてきたら治療にも参加してもらえればと思っています。 治療が終了したら、皆さんの症例のご相談を行って解散となりました。 当院のスタッフも多く参加して頂き、感謝です。 またお願いします。 来月は予定が詰まっているのでお休みです。次は4月です。 なお、この矯正の勉強会に参加したいという先生がいらしましたら、ご遠慮なくご連絡頂ければと思います。シークエンシャル咬合を軸とした咬合治療となります。 2022年12月27日 (火)矯正の勉強会二回目。先日、また当院で矯正と噛み合わせの勉強会(仙台の先生と一緒に)を開催しました。 この勉強会は実際の患者さんに協力をお願いして、矯正を行いつつ実際に考察を行っていくというスタイルで行っております。 今回からいよいよレベリングという段階に入ります。このレベリングとは歯並びの悪い状態をざっくりと大雑把に揃えていくという治療になります。 矯正はとにかく記録が大事となります。大昔は「とりあえず、口腔内の写真を撮影しとくか・・・」程度の認識だったのですが、矯正治療では歯の移動の過程がもの凄く大事なので、口腔内写真はとにかく大切なのです。しかも使える口腔内写真(診断したい箇所を確実に撮影する)でないと意味が無いので、そこはしっかりと行います。 写真は口腔内写真の撮影について実習している所です。 矯正治療の実習が終了したら、次は仙台の先生の患者さんの資料を皆で確認して診断や治療方針を行いました。 私たちはGPといって、矯正科医では無く一般歯科の中に矯正を取り込むスタイルなので、今かで行ってこなかった矯正をいかに日常の臨床に取り込むか・・という所が非常に悩みどことです。仙台の先生も同じ所を現在悩んでいるらしいです。これはこの治療法を取り込む先生が皆通る道なんだなって思った次第。 年を越して来年も毎月1回行い予定です。 これからも頑張りますよ。 2022年11月25日 (金)矯正の勉強会をスタート。2022年11月 8日 (火)コンデュロイグラフ(キャディアックス)の追求・・スタッフ編昨日のブログで、顎関節部の波形(コンデュロイグラフ)の勉強が楽しくて仕方がないって話を書いたのですが、先日とても嬉しい事がありました。 仕事が終わった後に、ふと第二手術室(当院で一番大きい診療室)でスタッフが集まって、コンデュロイグラフ(キャディアックス)の勉強会を自主的にしていました。 何度も書きますが、顎関節部の動きを読み取る事が出来たら、噛み合わせの理解を一気に加速する事が出来るのです。その一番の近道は、徹底的に繰り返し繰り返し勉強して、患者さんの口腔内や顎関節を調べ尽くすしかないのです。 私一人が出来ても駄目です。それをサポートしてくれるスタッフも私に着いてきてくれないと。 仕事が終わって疲れてきるのに、本当にありがとう。 これからもよろしくね。 2022年11月 7日 (月)コンデュロイグラフ(キャディアックス)の追求基本的に仕事人間なのですが、今の自分の仕事の目標は、コンデュロイグラフ(いわゆるキャディアックス)といわれる顎機能の波形やデータをキチンと読めるようになることなのです。 これがなかなか大変なのです。ただ、今年の初めに念願の専門書が発売されたのです。本当にこれは画期的な事なのです。この本を徹底的に勉強しているのです。
毎日毎日同じ事を視線を変えて勉強しているので、徐々に頭の中コンデュロイグラフ(いわゆるキャディアックス)の波形が形をなしてきました。しかし、まだまだ勉強が足りなくて、波形を見ながら参考書を見ないとはっきりした結論が出せないのです。 勉強の目標としては、波形を見ただけで患者さんの口腔内の動きが私の脳内で再生されるまでは、まだまだ勉強不足なのです。 私は大学院時代は入れ歯とインプラントを中心に勉強してきましたが、大学院修了後は顎関節症を自分のライフワークとしていて、このコンデュロイグラフの波形は顎関節症を治すには絶対必要不可欠なツールだと思います。 顎関節という人間の中の関節部では一番ミステリアスな場所に関われる歯科医師という仕事は本当に楽しです。 ですから、勉強していても全く苦にならないのです。 2022年10月31日 (月)X-ガイド!!今月中旬に当院でノーベルバイオケアの最新のインプラントガイドシステムの「X-ガイド」の研修会が行われました。 わざわざ当院に運び込んで貰い、半日掛けて実習&研修を行ったのです。
しかし、ガイドの欠点といえば、ガイドがずれてしまったり、患者さんの開口量が少なかったりしたらガイドが口の中に入らないといった欠点がありました。 しかしこのXーガイドは口腔内に大きなガイドは入れる必要は無く、X線を駆使して埋入部位をコンピュータが指示し、ドリルが骨の中に入っていく過程も見ながら手術が行えるので、口の中で危険な部位があれば避ける事が出来るし、途中での設計の変更も可能。かなり安全性が高いガイドシステムなのです。 欠点といえば、かなり機材が大きい事と、慣れるまでに多少のトレーニングが必要な事。 でも魅力的な機材であることは間違いないです。近いうちに導入できればと思います。 2022年10月21日 (金)タイポドント実習。今回参加した実習はタイポドント実習というものです。 タイポドントというのは、矯正実習用に使われる模型の事を指します。顎堤(歯肉の部位)がすべてワックス(鑞)で出来ていて、その中に金属の歯牙が埋まっています。 その歯牙を色々と動かして、歯列を不正を人工的に作るのです。その歯列不正の模型に矯正用のワイヤーを装着します。そして、ワックスの模型をお湯に沈めて行くと、矯正のワイヤーの効果が出てきて模型の歯列が動いていくというシステムの事です。 今回の実習は3級歯列という、上顎より下顎が前方に出ている骨格を想定して行いました。 矯正のワイヤーは治療の段階を経て、最終的な歯列に持って行くのですが、今回も矯正ワイヤーを段階ごとに屈曲させて模型の歯の移動を観察していくのです。 上手く歯が動かない場合は、自分のワイヤーの屈曲のどこが悪かったのかを客観的に観察出来るので、とてもとても勉強になりました。 また今回は自分の診療では用いない矯正科の先生は皆持っている大臼歯のデンタフォームバンドや電気仮着器(マイウェルダー)なんかの使い方も伝授してもらいました。 やはり矯正科医では当たり前でも、GP(一般歯科医)では珍しいので。購入するか検討します〔笑)。 今回は、残念ながら思ったような結果にはならなかったのですが、その分、自分のワイヤー屈曲の「癖」が分かったので、収穫の多い研修でした。 来月もあるので、また体調を万全にして望みたいです。 2022年10月20日 (木)2ヶ月ぶりの東京へ。自分の中で、「去年と今年で勉強したい事をみっちり習得する」という目標を立てました。 結構、その計画通りに進んでいて、診療での結果も出ているので私としても大満足なのです。習得した後も後追い勉強もしたし。そして最後の締めとしてワイヤー屈曲の研修に参加する事にしたのです。 結構競争率が高い研修会だったので、今年に初めに予約しておいたのです。無事参加出来て良かったです。
今回は連休中の研修だったので、私には珍しく、帰りの新幹線は「指定」を取りました(これは正解でした)。 行きは朝6時代の新幹線だったので、自由席でもゆったりする事が出来ました。 少し早めに研修会場に着いたので、研修会場前にあったドトールでモーニングを頂く余裕もありました。 とにかく2日間頑張りました。何日かに分けて、出張中の事をブログに書いていきたいと思います。 2022年10月16日 (日)今日は自宅でZOOM研修会2022年9月12日 (月)プチ勉強会。2022年8月30日 (火)百聞は一見にしかずこれから言うことは、基本的に私個人の考えなので、あまり参考にならないと思います。あらかじめ書いておきますね。 研修会や講演会、学会へ参加する理由は人それぞれだと思います。 貪欲に知識を吸収したい先生もいるだろうし、同じ志をもった先生方の再会の場所とする先生もいるだろと思います。 私は基本的に「オタクで陰キャラ」なので、あまりヒトとの繋がりは全く期待していなくて、自分が納得出来る知識や技術が手に入れられれば満足です。 だから、知識や理解が足りないと思った研修会や講演会は何度でも参加しますが、理解できた研修会や過去に参加して、自分の中で納得がいった講演会等は重複して参加する事は少ないです。 また、自分の理解が追いつかなくて、自分の力を蓄えてから再度チャレンジしたいと思っている研修会はいくつもあります。 で、私が研修会で勉強する際に、一番理解が出来る参加の方法があります。 それは、研修会で初見の知識とするのでは無く、事前にその研修会の中身を勉強していくのです。それもがっつりと勉強します。 勉強するといっても、初見ですから論文や教科書を通して勉強するしかないのですが、自分で勝手に勉強して行きますから、見当違いな理解や解釈、まったく理解出来ない箇所も沢山出てきます。 つまり、研修会を復習の場所と考えて参加するのです。疑問を沢山抱えて研修を聞くと、「そういうことだったのか〜」とか「やはり自分の考えは間違っていた」とか「実際に考えていたものとは180度違うな」といった気づきの勉強が出来ます(講師の先生に嫌がられるほど質問をします)。 先日も、小児の矯正の勉強会に参加したのです。教科書に出ていた装置を自分で写真を見ながら何度も作って参加したのです。 しかし、実勢に目の前で装置の作り方、装置の考え方を習うと、書面では理解の及ばなかった箇所がす〜〜〜と干からびたスポンジが水を吸い込むように理解出来ました(百聞は一見にしかず)。 そういう意味で、このワイヤーは屈曲するのか、このワイヤーの角度はそういう意味だったのかとたちまちのうちに理解出来ました。 こういう気づきや喜びが研修会の醍醐味ですよね。 だから、事前の勉強を沢山して参加すればするほど理解は深まり、患者さんへの貢献度も深まると思います。 2022年8月19日 (金)郡山歯科医師会学術講演会(Zoomによるオンライン)に参加しました。この話はもうかなり前の事になるのですが、7月26日にZoomにおるオンラインにて郡山歯科医師会学術講演会に参加させて頂きました。 今回の講師は総合南東北病院 顎顔面インプラントセンターの春日井昇平先生です。 まさか春日井昇平先生というインプラント界のビックネームがすぐ近くの南東北病院で働いているというのも信じがたくびっくりしました(驚愕)。 今回の講演は、受講して本当に良かったと思える素晴らしいものでした。 インプラントを学び始めたばかりの先生方は、スキル(手技的)向上の話を聞きたいと思うのですが、私の様に20年以上もインプラントに関わったものはスキル(手技的)なものでは無くて、「診断」とか「診査」といった「見極め」の話を聞きたいのです。 今回の講演会では春日井先生の失敗症例(なかなか自分の失敗症例を出せるものではありません)を通じて得られた知見をかみ砕いて講演してくださった所に感銘を受けました。 やはり、インプラントの一番のリスクファクターは「ヒト」の可能性が高いという事でした。 つまり、診査診断の見誤りと技術的な問題。やはりこれに尽きると思います。 なぜその患者さんは、その「歯」を失ってしまったのかという原因を精査して、その原因を潰してからインプラント埋入していかないと、以前自分の歯を失ったと同じ原因で再び「インプラント」を失ってしまうリスクが付きまとうのです。 「インプラントは万能の治療では無い」と再確認させて頂けたこの講演は素晴らしいものでした。 2022年7月13日 (水)久々のGEEPEE福島開催。2022年7月10日 (日)自分の口の機能は???先日、私のストレスの度合いを調べるということで、ブラックスチェッカーを作成し、実際に体験してみた事をこのブログに書きました。 ブラックスチェッカーを行った研修の日に、今や私の診療には欠かすことが出来ない顎機能検査のキャディアックスの実習も行いました。 いつも患者さんに当たり前の様に行っているキャディアックスですが、自分の体で自分の顎機能を検査してもらうというのは大変貴重な体験でした。 このキャディアックスの扱いを習うために、装着して検査した事はあったのですが、その時は機器の扱いもグラフの読み方もチンプンカンプンでしたので、あまり自分の顎機能について理解できませんでした。 その際に自分の模型も持参していましたので、咬合機(技巧物を作成するための疑似口腔機材)に装着して、キャディアックスのデータと自分の噛み合わせについて詳細に調べました。自分の顎機能を自分自身で(笑)。 まあ、ちょっと驚愕というか、まったく予想もしない結果でした。 私は大学時代に矯正の先輩に「お前はⅠ級咬合だから、心配いらないね」と言われていたのに、私はⅢ級咬合だったのです。しかも、そのⅢ級咬合特有の顎機能の乱れも見つかって、ちょっとショックでした。 自分は噛み合わせだけは良いだろうと思っていたのです。 しかし、考えてもみれば自分の口の中にインプラントが装着されるほど口の状態が悪かったので、当たり前と言えば当たり前です。 しかし、この顎機能を精査してから歯科の治療を行うのと、顎機能を精査しないで治療を行いのでは雲泥の差が出てしまうのは、もはや当たり前なのかもしれません。 だって、顎の動きしって、その動きを妨げない様な歯の植立をつくる事が出来るんですから。 (このキャディアックスを使用した治療は自費治療です) 2022年7月 4日 (月)自分のストレスの度合い。歯ぎしりや食いしばりは、ストレスを発散させるために体が起こしたアクションと取れると言われています。 身体に蓄積したストレスを自律神経が歯ぎしりや食いしばりといった行動を誘発しているのです。そのため、歯ぎしりや食いしばりは身体に悪いからやめる方向へ持って行くのでは無く、それらの行動をとっても身体に影響が無いような歯並びや顎関節を構築していく様な治療を行うという考えの元、日々診療を行っています。 で、歯ぎしりや食いしばりを行う際に、上下顎のどの歯どうしが接触や干渉を起こしているかを調べる事が「咬合治療」の始まりといえます。 今回参加した研修では、「ブラックスチェッカー」と言われる歯ぎしりを調べるマウスピースを自分自身に装着して、私自身の歯ぎしりの状態を調べる事をしました。 もちろん、これは「かみ合わせ」の治療を勉強するために参加した研修会の一環でおこなったものです。 事前に自分の歯型模型を用意して研修会に参加し、自分でブラックスチェッカーを作成(当院はいつも技工士さんが作成してくれます。いつもありがとう)し、研修初日の夜に装着して就寝。
自分が患者さんに付与する様な理想的がかみ合わせでは無く、しかもかなりストレスを感じている様な検査結果でした(苦笑)。。 まあ、しょうがないですね。医療関係者は皆、多かれ少なかれストレスを感じて生活している事は間違いなさそうだし。 (最後の写真はホテルで自分のブラックスチェッカーを確認して愕然としているとこ) 2022年6月22日 (水)コンディロイグラフを用いた顎機能診断(その5)先日、佐藤貞雄先生キャディアックスウェビナー講義がありました。 実は、この講義は4回完結だったのですが、再講義の要望と質問が多くあったみたいだったので、2回追加されたものです。 今回は、今までの講義での質問に答える様に講義が進行しました。 やはり、受講者が分からなく、質問したいところは皆一緒らしく(苦笑)、「そこが聞きたかったのよ〜」というドンピシャの講義でした。 この顎機能検査を用いた歯科治療は患者さんの痛みや不具合を数値化して、検証と治療を同時に行う事が出来る事が強みです。かなり強力な武器なのですが、その反面、習得がとても困難であり、強い忍耐力と学び続ける努力が必要です。 しかし、頑張っただけの見返りも大きいので、そこが魅力的な治療法でもあります。 今回の資料は180ページにもわたる資料で、印刷するだけでも1時間かかってしまいます。180ページもの資料を作成する佐藤先生も大変ですが、受講する我々も大変な研修会です。 今月中にあと1回ありますが、多分要望が多くて、また延長講演があると期待したいです!! 2022年5月23日 (月)朝の悲劇2昨日の続きです。 思いのほか早起きをしてしまったので、ホテルの朝食の時間まで読書をして時間を潰しました。 朝6時半より朝食が食べられるので、早速朝食会場へ。 本日は研修会2日目なので、脳に糖分を送り込み、集中力を増したかったので、今回はあえて「洋食+パン多め」で望みました。 タンパク質も多めにと自分で自分に言い訳を付けて、目玉焼きとオムレツも作って貰いました。 熱い珈琲を喉に流し込みつつ、むしゃむしゃと朝食を胃袋へ。 研修開始が朝の9時だったので、このホテルを8時に出発すれば余裕で会場入り出来き、かつ昨日の予習が出来るなと脳内行動シミュレーションを行い、部屋で時間までまったりと過ごす事にしました。 まだ7時前だったので、30分ばかり仮眠を取ってチェックアウトしようと思いました。 眼鏡を外し、枕の横へ置いて仮眠へ。 仮眠の後、眼鏡を探しましたが何処にもありません。 ベットの下を見たら、眼鏡がありました。 しかし、眼鏡がまん中のブリッジ部でぱっくりと割れていました(号泣)。 こんなことってある?と自分の目を疑いました。たかが50センチ位で絨毯のふかふかの床に落ちて眼鏡が割れる? 時計を見ると7時50分。 そろそろ出発しないとマズイ時間です。 しかし、眼鏡がかなりマズイ状態です。私は眼鏡を掛けた状態で0.8から1くらいの視力しかないで眼鏡がないと場所からの移動が難しいのです。 幸い私は「老眼鏡」があったので、それと装着し、チェックアウトへ。 老眼鏡は手元しかクッキリ見えないので、目の前がぼやけてしまいます。 それでも行動しないといけないので、ホテルを出た後、コンビニを見つけて、「瞬間接着剤」を求めました。そのまま研修会会場へ入り、眼鏡の破折面のホコリを丁寧に拭き取り、瞬間接着剤を少量付けて眼鏡のフレームの形状を回復させました。 経験状、瞬間接着ざいとはいえど、ある程度固着の時間が必要です。最低1時間くらい。 眼鏡に力をいれると接着面が剥がれてしまうので、暫く両手で動かないように固定し、ある程度固まった所で、半日ほど顔には装着せずにいました(その間、ずっと老眼鏡)。 午後になってようやく、完全に固定出来たので装着しましたが、接着した位置がズレてしまっていて、視界が定まらず、ずっと頭痛と眼精疲労が酷かったです。 眼鏡屋さんには直ぐに連絡したのですが、それでも日程的には1週間くらいは眼鏡屋さんにはいけないので、本当にマズイ状況ですね。 まさか、眼鏡が割れるなんて。 私の眼鏡はセル製だったので、瞬間接着剤で固定出来たけど、メタルフレームだと難しかったと思います。 外出時に「財布を落とす」「スマホを無くす」の次くらいに「眼鏡が割れる」というのも危険度ランキング防備録に記録して起きたいと思います(泣)。 2022年5月17日 (火)かなり精度が上がったと実感しております。先月の事になるのですが、矯正治療の研修会に参加してきました。 今回の研修は、矯正の分析では必須のセファロ分析を中心に勉強してきました。 どんな事でもそうなのですが、「何か問題が出た」場合、その問題を修正しても「問題が出た原因」を放置してしまうと再び同じ問題がぶり返すのは常識的な事です。 それは身体でも同じ事です。 分かってはいるのですが「目の前の苦痛」を優先してしまうのは医療の常です。 矯正でも同じで、歯列不正を「数あわせ」の様に歯を抜歯してその隙間に歯を埋めてしまうと、「見た目は綺麗」だけど、上顎、下顎が噛み合った時に違和感を生じ、その衝撃が顎関節に伝わり、それが常習化してしまうと顔の変形に繋がり、その変形が身体のねじれに繋がって、慢性的な異常症状(いわゆる不定愁訴というもの)へと昇華していきます。 だから、最初にその症状を治療する場合、どうしてその噛み合わせになってしまったかを診断するのがとても大事になるのです。 悪化した状態を診断出来ていれば、悪くなる前の症状を目指して、治療していけば良いのです。 「どこが悪いのか分からない」と「ここが悪いから、ここを治そう」では後者の方が圧倒時に治療精度も上だし、治療期間も短いのです。 で、今回勉強してきたのは、矯正が悪化した原因を探求する分析法でもある「セファロ分析」を徹底的に勉強してきました。 私が行っているセファロ分析は「デンチャーフレーム分析法」を採用しているのです。 このセファロ分析というのは患者さんの横顔のX線上の計測点を付けて、その計測点どうしを線で結び、線と線で出来た角度を計測して分析するのです。 私は昔からパソコンを使った分析よりも自分で鉛筆と分度器を使って角度計測する方が性に合っているのです。ご理解できるかと思うか難しいのですが、計測点を打つ箇所が数ミリずれただけでかなりの誤差が生じてしまうのです。 今までやって来た分析もそれなりの精度だったと思うのですが、X線のぼやけ具合から「この計測点は何処なのだろう?」と思う箇所が沢山あって、「心の目」を使ってポイントを打つ事が多くありました。 しかし、今回セファロ分析の研修をバッチリ受けた事で、あやふやな計測点がしっかりと理解出来ました。 自分でもかなり精度が上がったと思います。 自宅に戻ってきたからも過去の患者さんのセファロ分析を全てやり直したのですが、あやふやな所が沢山見つける事が出来ました。 精度が上がれば診断の正確性も増すので、患者さんの治療時間が大幅に短縮出来ます。 まだまだ精進を重ねます。 2022年5月 7日 (土)本当に便利になって来ました大型連休の初日にZOOMによるセミナ−に参加しました。 このwebによる研修は、コロナウィルスによる参加型セミナーの開催が難しくなったために出来た、いわば「苦肉の策」だったのですが、東北に住む私にはとても有り難い事です。 人は苦境から新しく便利なものを生み出してきましたが、このzoomもその一つかも知れませんね。 本来なら、仕事を休みにして新幹線に乗り、ホテルに宿泊して研修を受け、新幹線に乗り帰宅という行程が、時間になったらいつものパソコンの前に座って勉強が出来るのですから。 しかも、その研修内容が素晴らしかったりすると感動ものだし、期待したもので無かったとしても「まあ、ZOOMだし」と諦めも付きます。 まあ、今回受けた研修はかなり感動しましたけどね。 2022年4月25日 (月)ミニ研修会。。2022年3月26日 (土)素晴らしい研究。もはや顎関節の勉強は完全に私のライフワークといっても過言ではありません。 私の診療の軸ですし、生活の軸でもあります。 ですから、顎関節の関する書物は基本的に眼を通します。 ただ、顎関節に関するの治療方法は幾通りかのやり方があり、全てを勉強する訳ではありません。 自分の考え方に沿わない理論にはあまり時間を使いません。 そんな中、顎関節の解剖で、靭帯の勉強をしている時に、参考文献に東京歯科大学の阿部先生の名前が出ていました。 この論文、どこかで見た事があると思って思い出して見たところ、私の先輩、しかも郡山で開業されている大内先生の論文に似ていると気がついたのです。 早速、その事を大内先生に確認してみたところ、やはりその参考文献に使われている論文は大内先生が執筆したものでした。 もうかれこれ20年以上前に執筆したはずです。やはり素晴らしい研究は、何年経っても色あせないのです。 私の書いた論文なんて、多分誰も読んでいないでしょう。残念ながら。 そこで、大内先生に「原著論文ください!」ってお願いしたのですが、流石に昔すぎてもう配り終えてしまったとの事。残念です。 でも、凄く良い研究なのです。 久しぶりに著者の顔を思い浮かべながら勉強をしました。 素晴らしい。 |
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