わがまま。
歯医者になった時にどんな診療がしたいかなって考えていたのは「オールラウンダーになりたい」って思ったのです。
と、いうのは歯医者になるのが本当に大変だったのです。留年も経験したし、厳しい卒業試験や国家試験や大学院まで開業するまで困難続きだったのです。
こんなに大変だったのだから、歯科医師免許の随の随まで搾り取りたいという思いで、どんな治療も出来る様になりたいって思ったのです。
そのため、開業してからは研修会へ参加しまくりました。しかも隔たりが無くどんな研修会も複数回づつ参加してバランスを取りようにしていました。ただ、もともと外科系が好きだったのでインプラントや麻酔の研修会がちょっと多かったかもしれません。
歯周も根の治療も外科も矯正も補綴も全てオールランドに開業医レベルでは出来る様になりました。
そのため、どんな困難な症例でも驚かなくなりました。
ただ一点を除いては。
その一点というのは、ワガママ(我儘)な患者さんです。基本的に医療側と患者さんは平等です。
どっちが上でも下でもありません。どの医院でも診療の進め方ややり方があるので、それを曲げてまで受ける必要は無いのです。
あれは嫌、これも嫌、こんな治療をして、保健でなんとかして、時間を短くして、優先的にやって。
そんな事聞いていられません。歯医者はコンビニの数より多いって一時はいわれていました。
多分、お望みに叶う歯科医院があるはずです。
私のキャリアも長くなってきました。そうした患者さんにはハッキリNOと言うようにしています。
お気を悪くなさらないで。立場は平等ですから。
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