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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2011年3月31日 (木)

周りのこと

今日は休診日なので、自分の歯の治療のために、高原先生の所へ行ってきました。

時間にして約1時間くらいでしたが、多くの情報を得ることが出来ました。

今までは、自分のことで精一杯でしたが、他の先生達の情報を聞いて、改めて自分の幸運に身震いしました。

先月私たちが主催した研修会に参加されたいわき在住の先生が亡くなられていたことが分かりましたし、私たちの住む郡山でも未だに診療の開始出来ない先生達が多くいることも知りました。

時間は掛かるでしょうが、前を向いて行きましょう。

2011年3月30日 (水)

本当にどうもありがとうございました。

2178 先週、今週で、埼玉のY先生、テニス部の後輩で広島のT先生より支援物資をいただきました。

本当にありがとうございました。

とても良い励みになりました《笑》

先日見たテレビでこんなVTRが流れていました。それは、津波に襲われたある漁港なのですけど、その漁港で漁師の方がいっていた言葉。

『私たちは、船を出し、魚を水あげし、加工業者が加工する。この流れが少しでも出てくると、私たちは復興のあしがかりになるのです。生き残った船を少しでも修理し、早く船を出すことししたんです』

本当にその通りだと思います。

逃げてばかりはいられないのです。生きて行かなければいけないのですから。

昨日も、家族でデニーズへ食事に行ったのですが、メニューは少なかったですが、確かにそこには労働があり、笑顔がありました。

かすかに町の活気が戻るのを肌で感じました。

もう大丈夫とおもった昨晩でした。

2011年3月29日 (火)

花粉症が一番の大敵

時間短縮中ではありますが、無事に一日を通しての治療をすることが出来ました。

昨日の治療で気がついたことは、皆、ストレスによる歯根膜痛の患者さんがとても多かったこと。

歯根膜痛という症状は、食いしばりや歯ぎしりによって、歯と骨の間にある歯根膜という細胞が痛んでしまい、痛みがでるという症状です。

すべての患者さんが神経に電気反応があったてめ、一人をのぞいて、すべて神経を抜く処置は控えることが出来ました。

以前までは、歯の咬耗(歯が歯ぎしりによりすり減ること)がなかった部位にまで、咬耗が見受けられたので、かなりのストレスが生活にかかっていたのだなと改めて実感。実は、私も休診中に歯が痛くなり、自分で処置していました。

昨日は、午後から頭がもうろうとしてきました。花粉症の症状です。

今までは極力外出を控え、外出する時は、マスクにマフラー等完全防備で短時間という生活を送ってきたのですが、昨日は、患者さんが花粉を運んでしまったのか、とても辛くなってきました。

今朝は、空気清浄機を最大にして、臨もうかとかと思っています。

2011年3月28日 (月)

考えてみれば・・・。

本日はから、時間を短縮して治療を行っていきます。

よろしくお願いします。

時間は、午前は9時~12時 午後は2時から5時半までになります。

ガソリンが普及し、通常の生活が行われるように回復してくれば以前の診療形態に戻す予定です。

この1週間、外を歩く人、車をカウントしてみたのです。途中、トイレに行ったり、食事をしたりしたので正確ではないのですが、約1/6位に通行量が減っています。

また、節電の影響で、各店舗の電気はすべて消灯されているので、本当に真っ暗になってしまいます。夜道のことや節電、従業員の安全を考えると、やはり短縮診療はいたしかたがないのではという結論に達したのです。申し訳ありません。

2011年3月27日 (日)

まあ、しょうがないのですが

昨日、診療を再開出来ました。

まだまだ、原発の問題がありますが、ひとまず一安心です。

原発の問題ですが、たしかに腹立たしい。

感情論になってしまうのであまり言いたくないし、論じたくもない。

この問題は、福島県民なら一生背負っていかなければいけない事だと思います。

もう、起きたことはしょうがない。前向きにやっていくしかないですから。

仙台や福島や岩手の被災の甚大な場所は、本当にお気の毒でかける言葉も見つかりません。

私は長いこと千葉県で生活してきました。被害にあった浦安市のこともよく知っています。

あの浦安市が液状化現象で地盤沈下が起き、町中泥だらけになってしまっています。今月の初め従業員の旅行でディズニーを訪れたばかりです。あの豊かで美しい街が・・・・。

東北もですが、千葉の災害もかなりのものです。しかし、計画停電の地域にもなっている。お気の毒としかいいようがありません。しかし、前を向いてがんばるしかないですよね。放りだして逃げ出すわけにはいかないのですから。

前置きが長かったですが、私が言いたいのはこの後なのです。

昨晩、診療開始を祝って、家族4人で近くの中華料理店に食事に行きました。ここの中華丼が大学近くにあった『来々軒』の肉かけ丼に味がそっくりなので(笑)。

そこで老夫婦の方をいっしょになりました。

その老夫婦にも私の子ども達のような孫がいるそうなのです。ちょうど、今あってきたばかりで、その帰りのこの店に来たと。

『なかなか大変だけど、がんばって行きましょうね』と声を掛け合いました。

ずっと気になっていたのですが、店の中に大きな声が響き渡っているのです。

『もう、福島は終わりだよ、もう、世界中のだれも、福島に来たがらない。日本に来たくないんじゃないんだよ、福島に名指しできたくないっていってんだよ』

『福島の農作物ももう、最悪だよ。これは皆で、国に訴えるしかないんだよ。俺が農作物に関わって無くても関係ないんだよ、福島に住んでいるだけで被害者だ、高額の賠償金を請求すべきなんだよ』

『もう一生この場所では商売が出来ない。水が死んでしまってんだから。国に責任とってもらうからな』

等と言うことを延々と自分の親に向かって大声で吠えている。

もう、うんざりでした。歳は私と同じくらいでしょうか?これから、県民は力を合わせて頑張って行かなければいけない時なのに。

とても耳障りで嫌な感じがしました。店の中にいる店員、お客さん、皆嫌な顔してました。

福島が嫌なら、一人で出て行って欲しい。

自分の親に吠えないで、場所を選んで欲しい。

と、思った昨晩でした。

2011年3月26日 (土)

診療再開のお知らせ

本日、午前中のみ診療いたします。

来週から、時間を短縮して診療を再開していきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

しろくま歯科医院

猪狩弓彦

2011年3月25日 (金)

復興にむけて

明日から診療を開始します。

本日は、前日のチェックのために全員で最後の修正を行っています。

水圧や機材については前日までに完了しているので、あとは予約の整理だけです。

昨日も書きましたが、多くの患者さんより励ましのメールや激励のお言葉をいただきました。

本当にありがたいことです。

しかし、未だ診療再開の目処の立たない歯科医の先生方が多くいますので、早い復興をお祈りいたします。

明日より診療を開始しますが、時間の変更があります。

明日土曜日は午前中のみ。

月曜日(28日)から4月2日までは9:00~12:00 2:00~5:00までと時間短縮で行っていきます。

よろしくお願いします。

しろくま歯科医院

院長 猪狩

2011年3月24日 (木)

今週末より診療を開始出来ればと思います。

今回の休診に関しましては、多くの患者さんより励ましやお問い合わせをいただきました。

私たちしろくま歯科医院としても、とてもうれしく思いましたし、励みにもなりました。

ありがとうございます。

昨日、室内に設置してあるエアコンとユニットやX線の修理業者が来院していただき、とりあえずの応急処置をしていただきました。

水圧も戻り、歯科材料も順調に入ってくるようになってきました。

明日よりご予約していただいた患者さんに再度ご連絡をさしあげ、明後日(土曜日)より診療を再開したいと思います。

今回の災害ですが、多くの事を学ぶことが出来ました。

普通の生活が出来ていたことがどれほど豊かで、恵まれていたかを知ることが出来ました。

家族との絆もさらに深いものにすることが出来ました。

私の住む郡山では、まだ被災されている方もいますが、ライフラインに関してはほぼ復帰し、時間はかかると思いますが、元の生活に戻れればと思っています。

ただ、同じ福島県では、未だ避難生活をしている知り合いの先生もいますし、断水が未だに続いている地域、ガスが供給されていない地域があります。

皆が一丸となって復興していけたらと思います。

あ~思いっきり牛乳飲みたい。

2011年3月23日 (水)

子供のことがとても心配

子供達のことがとても心配になってきました。

うちの子供達以外の子達についてもです。

地震の影響で、かなりPTSDになっているのではないかという心配です。

これは新聞等でも読みました。

うちの子供達に関していえば、地震のたびに極度のおびえを見せ、かなり追い込まれていることがわかります。

食も細くなってきましたし、疲労の度合いが強いです。

余震の度に大泣きするので、とてもかわいそうです。

私に関しても、かなりのストレスになっているようです。

仕事が趣味のような感じでしたので、仕事が出来ないとかなりストレスがたまっているようです。

毎日、原発におびえ、外出を控え、家に閉じこもり、3度の食事のみを楽しみに、まったく運動もせずいますが、体重が2キロも落ちてしまいました。

たぶんストレスによる極度の下痢が原因かと思いますが。

今日の午後には、やっと機械の業者が修理に訪れるということなので、すこしは希望が見えてきました。

はぁ~~~

2011年3月22日 (火)

診療再開の目処たたず(緊急連絡の場合はメールください)

この何日かで郵便、郵送関係が復活し始め、近隣各所から安否確認と物資、お見舞いなどがすこしづつ届き始めました。

ありがたいことです。

で、現在のしろくま歯科医院の状況ですが、水圧はほぼ完全に復活。

X線の機材と機械室の状態はメーカーのガソリン不足のため修理、点検にこられず。

また、従業員がすべて車で出社しなければならない場所にいるため、ガソリンの状態次第。

それと、原発問題が一定の安定をみないとどうも、GOサインが出ません。

なかなか難しい問題です。

材料屋さんも一社は気合いをいれて、何とか届けてくれています。担当者の今泉君は、『ここで根性みせますよ』と何とも頼もしいご意見。ありがとうございます。

患者さんの中で、緊急の場合は、

info@shirokuma-d.com

までメールいただけるとありがたいです。

その際、かならず現在の状況、連絡出来る電話番号、メールアドレス等を入れていただけるとありがたいです。

こちらから連絡させていただき、対応出来るか相談させてください。

しろくま歯科医院

猪狩弓彦

2011年3月21日 (月)

『盤上のアルファ』

この『盤上のアルファ』は日暮里の駅の中にある本屋で最初に見かけました。

東北の本屋ではまったく話題になっているのに、関東の至る所にある本屋にこの本を見かけました。

とにかくスゴイ人気。

日暮里で見かけたときは、研修会が終わって帰宅するところだったので荷物を増やしたくなくて購入はやめたのです。

で、福島の本屋にはどこにもおいていない・・・・・。

でもどうしても諦められなくて、行っていない本屋(岩瀬書店)に娘を連れて散歩代わりに探しにいったのです。地震の起こる前夜に。

この本は、作者も本の名前もまったくしらなくて。ただ「アルファ」という文字と苦悩する男の絵が書いてあることは分かっていました。

そこで、人海戦術をとることにしたのです。

本棚の片っ端から診て探していく。

だいたい10分ほどで目的の本は見つかりました。

『盤上のアルファ』

そうだ、この本。この苦悩している男が書いてある本。2165971

1冊しか無かったので急いで購入。

休診中のこの時期に読み終わりました。

この本、最高に面白いです。将棋の世界の本です。

私、将棋全くわかりません。ルールも用語もなにもかも。

近々このブログでも書きますが、私最近将棋の小説ばかり読んでいるのです。

ルールも全く分からないのに、すごく面白かった。

この本の簡単な内容ですが、家も無く、職も無く、学もない。しかもかなり追い込まれた絶体絶命の男。

彼には将棋しかない。この無い無いづくしの男が起死回生の逆転を巻き起こす。

決して諦めない。諦めることが出来ない崖っぷちの人生。

読んでいて、被災に逢われた方に事を考えていました。

諦めず、知恵を絞って生きていこう。

逃げずに踏みとどまれ。

2011年3月20日 (日)

Cafe Bohemia

大地震の日は、ちょうど患者さんのX線写真を撮ろうとしている時でした。

右下奥歯が噛むと痛みがあるとのこと。視診、触診では異常が見られなかったためにエックス線を撮影してみましょう、、、、ということだったと思います。

午後の診療は本来3時からなのですが、この1年くらいまえから2時半からするようになってしまいました。朝は9時からなのですが、なぜか8時40分から(笑)

地震の起きた2時46分は午後に入り、ちょうど3人目の患者さんでした。

大地震の起きる3日ほどまえから、小さな地震は昼夜とわず起きていました。そのため、また、すぐに治まるだろうと思って、エックス線を撮影する患者さんには、

「ちょっと地震が収まるまで待ちましょう」といい、私はエックス線の準備に向かいました。

そのときです。縦波の大きな揺れが来たのは。

私は、すぐに従業員の裏口に走りドアを開け放ちました。以前、ドアが変形して出られなくなった話を本で読んだことがあったから。

そのドアからみた外の風景はとても不思議なものでした。従業員の車が縦に跳ねて、となりの家の瓦がビュンビュン飛んでいたのです。

振り向き、診療室の方に目を向けると、衛生士の一人がユニットに掴まって、さも、揺れの激しい船から振り落とされないようにしているみたいでした。

そこから、二階の家族の元へ揺れている階段を駆け上がりました。

家族は妻が子ども二人を抱えてテーブルの下に隠れていました。

まだまだ揺れは治まらず、1階の診療室へ戻ってみると、従業員が患者さんを駐車場に誘導していました。

奇しくも外は小雪が舞う寒い日でした。医院にあるすべての毛布を患者さんに与え、落ち着いてからそれそれ避難したもらいました。

地震が治まった後、院内をチェックしてみました。棚にあるすべてのものが落ち、壁の一部には歪んだあとがみられました。

エックス線室の中はあの重いパノラマエックス線が大きく前方に移動し、前方の器具に触れていました。

患者さんをエックス線室に入れていないで本当に良かったと思いました。

電気は非常電源に切り替わり、水道は止まり、電話は不通になっていました。

あれから、1週間。

ようやく落ち着いていました。

自分の部屋ではちらかったCDを棚に戻し、完全に壊れてしまったオーディオを廃棄し、物が減ったため、かなりあっさりとした部屋で、今日も整理しています。

高校生から大学に入るときに夢中で聞いたCDを手に取り、懐かしさに時が止まります。

今は、原発の影響とガソリンが無いため、従業員が出社出来ず、水圧も低く、機材の故障も心配なので診療はしていないのです。

時間はあります。

避難はせず、自宅にずっと閉じこもっているのですが、暇なため、片付けの合間にCDを1つ1つ眺め、昔の思い出に浸っています。

今聞いているのは、佐野元春の『Cafe Bohemia』

とても懐かしく、ちょっとよい時間を過ごしました。

2011年3月19日 (土)

パンダバーバーズの皆さんありがとうございました。

昨晩のことです。

お向かいの『パンダバーバーズ』の店長さんと奥さんがいらっしゃいました。2174_2

このあたりは断水が結構長引き、しかも水圧が低いので営業がやりずらい地域なのです。

その2175_2 ため、ご実家の方へ避難されていたそうです。

状況はかなり辛い状況にあると思います。そんな辛い状況なのに、私の子供達のためにお菓子や食料を持ってきてくれました。

なんでも全国のパンダさんの理容のグループからの支援だそうで、頭がさがります。

私は支援が届いたら、果たして分け与えることが出来るだろうか。。。。

自分たちもぎりぎりでやっているはずなのに、本当にありがとうございました。

大切に食べさせていただきます。

感謝します。

すこし頭を冷やして行動をしなければ

東北関東大震災の余波は、津波の物理的な恐怖から原発問題の潜在的な恐怖へと移行してきました。

政府が発表した身体的には問題ないという事実は嘘ではないと思うけど、周りの友人、先生方、従業員のおびえをみるうちに、事実ではなく感情的・心理的にただ事ではないと強く感じるよになってきました。

ここのところ、毎日放射能の値がテレビ等で発表されていますが、今のところ検診用X線の何分の一という報道がされていますが、それは一度大気に触れた時の値。

その放射線を10回浴びれば、100回浴びれば、1000回浴びれば・・・・・・。

やはり、恐怖はかなりのものです。

周りの先生方もかなりの割合で遠方へ避難していきました。

私も昨日母は、姉のうちへ避難させました。

私たちは、とにかく家を出ずじっとしています。

先日、試験的に診療をしてみましたが、やはり機材の不調と従業員のガソリンの問題がネックになり、一般的な診療は難しいという結論に達しました。

すこしでも協力できるかと思っていたのですが、残念です。

2011年3月18日 (金)

本日の診療は急遽休診させていただきます。

本日は午前中のみ診療する予定でしが、原発の状態が改善の見込みがないため、しばらくの間休診することにいたしました。

本日、もしくは来週予約が入っている患者さんに関しては、予約変更のご連絡をいれさせていただきます。

ご迷惑をおかえいたしますが、よろしくお願いします。

しろくま歯科医院

院長 猪狩弓彦

2011年3月17日 (木)

本日の診療は終了したしました。

本日の診療は終了いたしました。

試験的に午前中診療をいたしました。

明日も試験的に診療をいたします。

本日は、家が全壊してしまった患者さんや、痛みのある患者さん、かぶせものが外れてしまった患者さんなど多くの患者さんを診療させていただきました。

我々に出来ることは少ないですが、一刻も早い復興を願います。

試験的診療開始

本日より診療を開始いたします。

時間は午前中のみです。

ただし、水圧がかなり低いので機材が動くまでです。

それと、歯科材料の在庫の関係上、歯の型を取ることは出来ないかもしれません。

診療時間内であれば、新患も受け付けます。ただ、お待ちになるかもしれません。

それと、厚生労働省より被保険者証の提示についての連絡がありました。

★被保険者証を紛失、または家庭に残したまま避難されている方々の診療をする場合、次のことをお聞きいたします。

1:氏名

2:生年月日

3:住所

4:事業所名(可能な場合)

2011年3月16日 (水)

陸の孤島(暗い枕元で考えた独り言)

東北の巨大地震がもたらした災害は各方面へとじわじわと影響を及ぼしているようです。

まず、私が住んでいる福島で考えてみます。

福島の場合、原発問題や津波による被災があるため、物資の優先度は被災地へと流れ込んでゆきます。

まずは、食料やガソリン、衣類、生活用具。

これは致し方ないと思います。まず優先すべきは弱者です。

そのため、自分自身の手で物資を手に入れようとすると、高速道路の通行止めやガソリンの問題、宅配物の停止などで、これも上手くいきません。

移動に関しては、大都市と言われるほとんどの場所では交通機関が発達していますので、かなり交通麻痺が起きていても、早起きや電車の順番待ちといった手段を講じれば何とかなるかもしれません(肉体的、精神的には極限的に辛い)。

では福島より北の場合はどうかというと、ほとんどの交通手段(移動手段)は車ということになります。この何日かでガソリンが枯渇し、街の中の動きがだんだんと鈍くなってきています。

私の場合でいえば、従業員が出社する場合も90%は車、来院する患者さんもほとんどが車、歯科材料を配達する歯科材料屋さんも車。

しかも高速道路の遮断、ガソリンの枯渇により、患者さんの来院数が激減し、歯科材料が届けられないために、材料が底をつき、治療が出来ないという八方塞がりの状態に陥ってしまいます。

この問題を関東へと目を向けると、東京電力が原発問題で電力の低下が起き、そのために計画停電を実施しています。その結果、各事業が強制的な停止および事業縮小、閉店を繰り返さなければならないということ。交通機関が制限されるために、人の働く時間が減少し、諸々の生産力・競争力を失っていく。

石原都知事が『これは天罰だよ』と発言し、謝罪撤回しましたが、この天罰というのは、もしかすると「関東の電力を福島で作らせたこと《他力本願》」なのかもしれません。自分たちの使うものを他に依存するという天罰。もし、こういうことだったとすると言葉の使い方は小説家としてはお粗末ですけど。

今回の大地震で私が考えたことは、豊かな生活は、非常に脆く、危うい。

今回の東北大地震は時間が経てば、被災した街は徐々に復興してくるでしょう。しかし、原発(大電力)を失った関東の今後(未来)は恐ろしく暗い。

今の政府が福島原発に変わるエネルギー生産拠点を考えているとは思えないので。

その証拠に蓮舫議員が計画的停電により多くの電力が節約されたという発言をしましたが、それに引き替えて失った経済効果ははかりしれません。大局的な視点でしかなく、庶民の目線ではない。日和見的な考え方。また二次現象として以下のことも考えられます。

電気が止まる→電車が止まる→移動手段にタクシーを利用→ガソリンのさらなる枯渇

自分で自分の首を絞めている可能性も高い。

なんて、ことをずっと枕元で考えていたら、気持ちが沈んでしまった。

このブログを読んでいる方に『おかしくなったの?』と言われても仕方がないですね。

(以前、言われたことがあったので。)

もっと前向きに進んでいかなくては。

2011年3月15日 (火)

業務連絡(3/16)

~しろくま歯科医院・業務連絡~

・16日の予定

・9時を目安にドアを開けます。それより前に来た場合は個人の鍵で開けて入室してください。その場合、セコムの鍵を2ついれてください。

・9時~業務が終了するまで(12時を目安にします)

・木曜日の再開を目指しています。

・昨日、給水が確認されているので、今週中の再開を目指すために、片付け、および予約してある患者さんへの連絡。

・従業員どうしで休む相談をする必要はありません。

・休む理由がある従業員は個人で連絡してください。

・黒澤さんは、再印象しなければならない患者さんをリストアップ、受付へ連絡をお願いします。

・黒澤さんとはプロセラの事で相談があります。

・パノラマのテスト、レセプトパソコンのテスト、チェック。

業務連絡(3/15)

~しろくま歯科医院・業務連絡~

・15日は9時~9時半に来院出来る従業員のみ集合してください。

・14日夜にはまだ断水しているため、15日もおそらく診療は出来ないと思いますが、準備だけはしておこうと思います。

・15日は診療はしませんので、白衣を着用する必要はありません。

・大堀、古川、岩崎はカルテ整理および予約患者さんへの電話連絡

・近内、滝田は床に置いてある機材の掃除および元の位置へ

・黒澤、猪狩は大型機材の移動(汚れてもよい服装で)

・清水、宗像は連絡を受けていますので無理に来院する必要はありません。

・11時までには解散する予定です。

・その他、急用がある場合は院長の携帯メール、もしくはブログのコメントまで

2011年3月14日 (月)

みんな一生懸命です。

皆さん、大丈夫でしょうか?

とりあえず、私は大丈夫です(笑顔)。

先ほど、歯科材料屋さんとお話したのですが、なかなか見通しは暗いです(苦笑)。

私の使っているユニットやエックス線のメーカーの一番近い営業所は仙台なのです。

仙台は、福島と同じくらい被災している場所。

しかし、担当の高橋さんは、懸命に私の相手をしてくれました。

ありがとうございます。

で、現実問題。

高速道路の閉鎖とガソリンの枯渇。

この二つの巨大障害がネックで当分修理は難しいとのこと。

簡単な修理方法(とりあえず窮鼠をしのぐだけですが)を伝授してもらいました。

明日にでもちょっと、技工士の黒澤さんとやって見ようと思います。

黒澤さん、汚れてもい服で来てください。

それと、患者さんから励ましのメールや予約に関するメールをいただいております。

出来るだけ早めに対応します。

本日も臨時休診いたします。

昨晩から、一時的に給水があったのですが、今朝6時時点でまた断水状態になってしまいました。

そのため、本日も休診いたします。

また、診療が開始したとしても、エックス線が故障しているため、緊急性の高い治療は難しです。

再診のエックス線撮影済みの患者さんのみの対応になります。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします。

2011年3月13日 (日)

近隣情報

しろくま歯科医院 院長の猪狩です。

近隣の情報をお届けいたします。

・カインズホームにて多少の飲料水を販売しているみたいです。

・富久山のベニマルお店が開いているようです。(おむつもわずかながらおいているようです)

・富久山行政センターにて食料の配給があります。隣の水道で給水が受けられます。容器を持参していってください。比較的すいています。

・車で見て回ったところ、近くのコンビニはすべてしまっていました。

・ガソリンスタンドはほとんどが閉まっています。一件開いていましたが、50メートルほど行列ができていました。

・私たちの地域は断水が続いています。そのため、南東北病院での外来診療はしていない模様です。

・給水所情報

・開成山公園(開成山野球場前) 
・水道局 
・郡山駅西口駅前広場 
・行健小学校南(残りわずか) 
・芳山公園 
・希望ヶ丘団地(残りわずか) 
・堀口浄水場 
・荒井浄水場

・ビバホーム横塚営業中です。
・当院の状況ですが、エックス線が破損しており、機械室の不具合、水道の断水があるため診療までしばらくお時間をいただければと思います。

2011年3月12日 (土)

本日は臨時休診いたします。

昨夜の巨大地震を受け、給水が停止している関係と、X線関係、その他の機材の不具合により、本日は診療出来る状態にありません。

復旧までにしばらく時間がかかると思います。

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いします。

しろくま歯科医院

猪狩弓彦

2011年3月11日 (金)

やっと春らしくなって・・・・きたかな?

毎日室内で仕事をしていると、急に息苦しくなって、小走りに裏口へ回って、外に出て深呼吸をします。

そうすると、その季節季節の空気の香りがし、気持ちが晴れやかになります。

先日までは、冬の香りでしたが、昨日は春の香りがしました。

春はもうすぐそこまできているのかな?

2011年3月10日 (木)

子供の頃から変わっていない

昔からかなりの心配性です(苦笑)。

心に引っかかる気になることが出来ると、夜中に突然目が覚めてしまう。

それも決まって3時頃。

昨夜も再来週行われる手術のことが心配になり、夜中に目覚めてしまいました。

頭の中は、手術のシュミレーションがめまぐるしく回ります。もう、頭がさえてしまって眠るどころではありません。

寝室の横にある自室に大きな紙をおいてあるのですが、そこに鉛筆で考えをまとめて安心すると、とたんに眠気が襲ってくる。

だいたい4時半。そこから再び眠るので、必ず寝不足になります。

今日もちょっと寝不足。

でも、仕事をしているうちは頭がはっきりしているから不思議。

でも、鏡の中の顔は明らかに中年の疲れ顔。

鏡きらい。

2011年3月 9日 (水)

個室じゃないメリットもありました。

最近実は困ったことがあります。

衛生士にセクハラまがいのことをする患者さんがいるのです。個人情報があるために詳しいことは書けません。

衛生士の苦情の一つとして、絶対にこの患者さんでは個室は嫌だと懇願されました。

確かに、個室ではないユニット(診療台)ならば私の目も届きますし、ほかの方の目もあります。

この患者さんのセクハラまがいをしているところを現行犯で見つけることが出来れば、院内立ち入り禁止を宣告することも可能なのですが、私のいるところでは決してしないそうなのです。

今後、この患者さんがくるときは、出来るだけ私自身が対応し、一番目立つ真ん中のユニットでえ治療をするようにします。

歯科医院は治療をするところなので、自分の鬱憤は他で晴らしてほしいものです。

常識ある行動を。

2011年3月 8日 (火)

めまい

この何日かひどい目眩(めまい)にあって、閉口しています。

よく、ドラマや小説で『め、めまいが・・・・・』とかあるけど、実際はそれどころではない。

とにかく視線の平衡性がなく、足下がふらつく。

あまりのつらさに横になると天井がぐらぐらと回っている。

今朝もベッドから起き上がるときにふらついて、ベッドに倒れ込んでしまった。

こんな感じなので、気分は最悪です。

常に車酔いのような感じ。

実際、今もパソコンの画面が左から右へ・・・・・・・。

2011年3月 7日 (月)

土曜の夜は・・・。

先日の土曜は、いわきの渡辺先生と郡山でちょっと食事をしました。

渡辺先生は東京で、イナーキ・ガンボレア先生の講演を聴いた後に郡山にいらっしゃいました。

私は、ディズニー研修があり、この講演に参加すると休診日が多くなってしまい、患者さんに迷惑がかかると思い、今回はこの研修は見送ることにしたのです。

この土曜日は、押し寄せる波のごとく患者さんにあふれていました。まあ、いつも土曜はそうなのですが・・・・。

そのため、すこし待ち合わせに遅れてしまいました。

その後、居酒屋で合流し、深夜までいろいろと相談に乗ってもらいました。

渡辺先生は次の日も郡山で仕事があるらしく、本当にお疲れ様です。

私は車を駐車場に残したまま、徒歩で自宅まで帰りました。

90分ほどかかりましたが、とても気持ちのよい夜になりました。

運動不足のためか、最近長距離を歩きたくなるのですよね。

2011年3月 5日 (土)

研修旅行へ行ってきました。

木曜、金曜と従業員たちと一緒にディズニーシーへ研修旅行へと行ってきました。

ディズニーでのサービスとはなんぞや・・・をテーマに講習を受けてきました。

後ほど、詳しくアップしたいと思います。

それにしても疲れました・・・・・。

2011年3月 2日 (水)

講演会へ行ってきました!

こんにちは、歯科技工士の宗像です。

先週の土曜日、先輩の黒澤さんと一緒に講演会へ参加してきました!

Dscf4463

歯科技工士業界の重鎮である方々が還暦を迎えられ、それを記念しての特別講演だったのですが・・・50歳を過ぎてから大学院へ通われていたり、新しい材料がでてきて疑問に思うことがあれば、試験片を作成しデータを集め、改善策を見つけた出したりと、とにかく研究意欲の凄さに圧巻されました!

今ではその方々技術が、日本だけでなく世界のスタンダードになっているほど!

とても温かい雰囲気で自らの研究成果を楽しそうに講演してくださいました。

Dscf4471

『一生勉強一生青春』 

モチベーションのあがる、素晴らしい時間を過ごせました。 

診療日にも関わらず、講演会参加のためにお休みをくださった先生に感謝して、これからもよりよい物を作っていけるよう、励んでいきたいと思います!