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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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2006年10月31日 (火)

アイロンがけとトラップの街(インプラント講習1)

先週は本当にどたばたしていて、精神的にも肉体的にも疲れがピークに達していました。

まず、歯科医師が最も恐れる「個別指導」というものが木曜日にありました。これは、社会保険の法律で、開業しているすべての歯科医師が指導を受けなければいけないという法律があるのです。

そして、また私にその順番が回ってきたのです。とにかく、社会保険手続き上の不備があれば、厳重な罰則があるため、2週間ほど前からずっとカルテのチェックをしていました。

そして、日曜日。前回行ったインプラントの講習の2回目です。勉強会というのは、事前に申し込んでおくのです。たとえば長くて1年前、短くても3ヵ月前ぐらいに。

そのため、突然入ってきた予定があっても、勉強会だけは日時をずらすことが出来ないのです。

本当は、日曜日ゆっくり休みたいと思っていたのですが・・・・・・。

その日曜日。前回は場所が分かりずらいと思ったので、電車を利用したのですが、今回は車で行こうと考えていました。

前回の勉強会の帰りに、烏山駅から宇都宮駅まで行く電車が1時間に1本しかなく、ちょうど帰ろうとした時に、電車が出てしまったばっかりで、1時間以上も駅で時間をつぶさなければいけなかったのです。疲れが溜まっていたので、少しでもスムーズに帰りたいと思い、車を選択したのです。

また、前日の夜に目的地、烏山までの地図を手書きで作製しました。

現場までは、かなりの距離があります。しかも、初めて行く場所ですから、少し余裕を持って行かなければなりません。

朝、出がけにシャツとハンカチのアイロンをかけてもらい、気分をしゃきっとさせて、7時30分に出発しました。

東北自動車道をひたすら東京方面に向けて走ります。矢板インターまでです。

矢板インターの出口で料金を払う時、「すいません、烏山方面へ行きたいのですが、どう行けばよろしいですか?」

「あ~、それならまず右方向へまっすぐ行って、二つ目の信号を左だよ。」

そのまま、料金所の方のいうとおりに進んで行きました。でも、少し進んでみて、少し様子がおかしいことに気がつきました。

何かがおかしい・・・。

近くのコンビニの駐車場へ車を止め、自分で作った地図と、購入した地図を見比べました。

「どう考えても、道が違う。かなりそれてしまった感じがする。」その時の時刻が8時30分。

勉強会開始は10時です。

地図上では、まだまだ先なのです。

「この街は、気を付けないとトラップだらけだ。騙されないようにしなければ」

自分で道に迷ったにもかかわらず、料金所のおじさんのせいにするしろくま先生でした。

つづく。

2006年10月30日 (月)

在庫ぎれ

近頃、仕事以外の仕事がどんどん、どんどん増えてきて、それに伴い、ブログの書き貯めがどんどん、どんどん減ってきました。

そして、今日みたいに、ついに在庫切れ。

たまには、こんなエンプティなブログでも良いかもしれないと自己満足。

明日からまた真面目にやります。

2006年10月29日 (日)

高速の乗り物は免疫力を下げる?

時代の流れと共に、仕事の質もだんだんと変化をとげてきています。情報の伝達は以前とは比べ物にならない位のスピードで、しかも豊富になってきています。

しかし、仕事の質が上がったために、人間もそれに伴い、早く移動しなければいけないということで、移動手段も格段に進歩しています。

仕事の質が2倍になったのだから、人間の仕事量も2倍になっているのです。そのような状況の中、忙しく生きるビジネスマンには、時間との局面が幾度と無く訪れます。厳しい競争を生き抜くためには、時間を味方に付けるというのが鉄則ですから、出張などの移動にも、なるべく時間をかけないようにしなければいけません。

各駅停車に乗るよりは急行を、急行に乗るよりは新幹線を、そして新幹線に乗るよりは飛行機をというように、どんどんエスカレートしていきます。

今や、九州でも北海道でも、その気になれば、いくらでも日帰りの出張が出来るようになりました。

このような傾向は、仕事だけに限りません。旅行にしても、列車に揺られてゆっくり旅をしようなどという人は、ほとんどいないはずです。少ない休みをやりくりしての旅行ですから、飛行機などの高速の乗り物に頼るのは致し方ないことでしょう。

しかし、高速の乗り物は時間を短縮出来るという利点がある一方で、身体の老化を早めるというデメリットがあります。

例えば、飛行機には墜落の可能性がありますから、多くの人は無意識のうちに緊張しながら飛行機に乗り込むはずです。

実際、上空で激しく揺れたりすると、身体には相当なストレスがかかります。これによって、血管が収縮して血流は悪くなり、免疫力が低下します。

また、人間は地球の中心に向かって重力が働き、上下左右のバランスをとって安定を得ています。ところが車の急発進などのプラスの加速や、急ブレーキなどのマイナスの加速がかかると、不安定さや不安感を感じます。

普通に生活をしていれば、上下方向の加速はめったにありませんから、飛行機の離陸時や着陸時など不慣れな加速で受けるストレスは相当のものです。

こうした急加速に対して、人間の身体は多かれ、少なかれ、ショック反応を起こします。ついでショック緩和ホルモンであるステロイドホルモンを放出させることで、交感神経を緊張させ、筋力を付けることで、バランスを保とうとします。

ステロイドホルモンはリンパ球の働きを抑えるため、この様な急加速によるストレスが度重なると、免疫力はどんどん下がってしまうのです。

その証拠に、飛行機のパイロットの寿命は短いといわれています。なかでも戦闘機のパイロットの血液バランスは良くないといわれています。

急激な加速が免疫力を下げるという見地から、ジェットコースターなどのスリリングな乗り物も身体にとっていいとはいえません。

たまにストレスを解消するためならいいでしょうが、頻繁に乗ることはおすすめ出来ません。

人間を作った神様は、この様なハイテクな世の中を想像するのは難しかったようですね。

参考文献 スーパー免疫力 病気を治す生活術 星野泰三著 講談社

2006年10月28日 (土)

背中の張りが・・・。

先日、仕事関係で半日休診にしてその後、次の日の朝まで徹夜でパソコンの前に向かっていました。

無事、仕事を終え、一休みしているとずーんと背中に思いしびれが出てきました。

私は、大学に在籍していた頃から長時間パソコンへ向かうと、背中が張ってしまって、どうしようもなくなる事があったのです。

最近は立ちながら、前傾の姿勢で診療する事も少なくないので、その疲労も蓄積していたのかもしれません。

ジムのトレーナーからも、「左の背中の筋肉がこぶの用に張ってますよ」」とこの間、言われたばかりでした。

家族でその後食事しに座敷のある小料理屋へ向かったのですが、あぐらがかけないのです。背中が痛くて。

その夜は、泥に沈み込むように眠りました。たぶん疲れが溜まっているのでしょうね。

もう昔のように徹夜は出来ない体になっているのでしょう。残念ですが。

2006年10月27日 (金)

誤飲と誤嚥

最近、このブログのアクセス解析(誰が、いつ何を見たか分かる表)を良くみるのですが、圧倒的に多いのが、「喉に魚の骨がつまったら」というタイトルで書いたものが圧倒的に多いのです。

そのため、多くの方が、この問題に付いて悩んでいるのだなと実感しました。そのため、実は歯医者が考える誤飲で困るものについて、テキストを見つけましたので、ご紹介します。今日のテキストは、「もう虫歯にならない! 花田信弘著」です。

「誤嚥(ごえん)」という言葉を聞いたことがありますか?

子どもがビー玉やタバコの吸い殻を間違って飲み込んでしまうという「誤飲」なら聞いたことがあると思いますが、「誤嚥」は「誤飲」とは全く違うものなのです。

そもそも、ヒトは、猿から進化する過程で、のどの構造に大きな変化があったため、「誤嚥」を始めました。いささか唐突ですが高齢者と口腔ケアに関わることなので、触れておきたいと思います。

口腔はすべての動物にとって食べる器官(摂食器官)として機能しますが、人間んいとってはその他に、しゃべる器官(情報器官)としても機能しています。

人間は他人に、重要な情報を口でしゃべることによりその理解を得て仲間を増やし、他の動物よりも大きな集団を形成しました。そして、マンモスや虎のように圧倒的な破壊力を持つ猛獣にも打ち勝ってきたのです。

また、口でしゃべることによって次世代に先祖の知識を正確に伝え、文化の伝承や生産力の飛躍的な増大を成し遂げてきました。

しゃべるということは、人類が始めて経験した「IT革命」です。

口が食べる器官からしゃべる器官へと機能変化した際に、人間の口腔には大きな変化が生じました。

哺乳類は喉頭蓋(こうとうがい)が軟口蓋(なんこうがい)とつながって気道と鼻腔が直結しているので、息は必ず鼻から出し入れします。ところが、人間は、連続しておしゃべりするために、気道と口腔が開けっ放しになり、しゃべる息を吐き出した後、直ちに息継ぎをするために口腔から気道に空気が流入する口呼吸が必要になります。鼻呼吸専門のサルにはこれができず、しゃべれません。

つまり、口が食べる器官からしゃべる器官へ進化するにつれて、口腔・咽頭の変化が始まったのです。

人間は、しゃべる機能が優先させた結果、その昔サルだった時代には繋がっていなかった気道と鼻腔の中間に大きな穴が開いてしまいました。

そしてその穴をふさいだり、開けたりしているのが軟口蓋と咽頭蓋です。この働きが上手く行かなかった時、口に入ったものが間違って気道に入り込んでくる時があります。

よく食べながらしゃべっていると、気管にご飯粒などが入ってしまい、苦しい思いをしたことがあるでしょう。これが、「誤嚥」です。

口腔・咽頭の変化は、発語を可能にしてサルをヒトへと進化させ、ヒトはしゃべることで、集団として強くなったと考えられます。しかし、個体としてのヒトは必ずしも強くなったとは言えません。なぜなら、ヒトは口呼吸を行うようになったことで、細菌を含む唾液の誤嚥だけでなく、咽頭炎、上気道炎のような呼吸器系の疾患やひどい歯周炎に悩まされるようになりました。

また、他人に息を吹きかけるので、口臭の問題も発生しています。現在の日本の医療で、外来患者が最も多い疾患は風邪と歯科疾患ですが、これはしゃべるために、気道と鼻腔の間に大きな穴があいた結果、口腔の病原体が唾液を介して気道に入りやすいからだと考えられます。

この誤嚥が、とくに問題になるのは高齢者n場合です。脳血管障害を持つ高齢者の場合、寝ている間に少しずつ気道を経て、肺へ唾液が流れ込んでいきます。本人も気がつかずに唾液を気道から肺へと間違って飲み込んでしまうので、この現象を「不顕性誤嚥」といいます。

高齢者が夜寝る前に医療用アイソトープをのり状にして歯の表面に付着させ、夜中に徐々に解けるようにして、翌朝、このアイソトープを誤嚥しているかどうかを撮影するという実験を、東北大学医学部老人科の研究グループが行いました。その結果、両側に脳梗塞のある人92%、片側にある人は66%、脳梗塞がない人の場合は16%の人に誤嚥が認められました。

これがどうして問題になるかといえば、高齢者は免疫機能が低下しているうえに、口の中にさまざまな悪い菌が定着しており、唾液を通じて肺に入ってしまうからなのです。

高齢者の死因のトップが、がんや心臓病ではなく、肺炎だというのは意外な気がしますが、この中に、誤嚥による肺炎が少なくありません。高齢者の一部に見られる抗生剤を服用してもくりかえす肺炎は、口の中にいる細菌によって引き起こされていると考えられるのです。

たかが歯の細菌と言ってはいられません。介護の場合でも、歯と口の健康は重要で、生死に関わる問題だということがおわかりになっていただけたでしょうか?

2006年10月26日 (木)

アンチエイジングをもう一度考える。

今日は、アンチエイジングの文献の中からご紹介します。

若さと健康を維持する抗加齢医学とは、健康な長寿を亨受することを目指す理論的・実践的な医学の事です。

加齢(エイジング)は誰にも必ず起こる現象です。ただし、加齢による老化を遅らせ、病気にもならず、いつまでも若々しく生きること=アンチエイジングでは決して不可能ではありません。

では、そのためにはどうしたらいいでしょうか?

テリー・グロスマン先生は、加齢を遅らせる概念を「健康の10の柱」として示しています。そのなかで次の事の検証がすすめは、医学的根拠が出てくると思います。

①適切な水分摂取

②健康的な食事

③運動

④メンタルケア

⑤基礎栄養(ビタミン、ミネラル)の摂取

⑥スーパー栄養(CoQ10、αリポ酸など)

⑦天然ホルモン補充

⑧解毒

⑨キレーション療法

⑩ヒト成長ホルモン

あくまでも健康の基本はよい食事、良い水を十分摂る、規則正しい運動、睡眠を十分摂ること、しっかり抑えることが大切です。

歯の喪失、歯周病、口臭、味覚障害、口腔乾燥症、などは著しくQOL(生活の質)を低下させ、エイジングを促進させる歯科的な因子です。

アンチエイジングのためには、老化度判定検査が必要ですが、体に弱点があれば、それを克服、対応させることが大切です。歯科疾患を出来るだけはやく治療して、正常な咀嚼機能の回復を計ることが重要です。心身ともに健康であることが人生を充実させる大切な条件となります。

まず、よく噛み、唾液を十分に出すために1口30回の咀嚼を心がけたいです。

慶応大学医学部の眼科の坪田一男教授はとてもパワフルです。坪田教授はいつまでも若さと健康を保つために、以下の10項目を実践する事を提唱しています。

①しっかり睡眠をとる

②よい水を十分に飲む

③適度な運動を日常に取り入れる

④抗酸化栄養素と良質なタンパク質を摂る

⑤汗や尿、便など、体に不要なものは早くたくさん排出する。

⑥呼吸を深める

⑦新しい友達をたくさんつくる

⑧1日1回は感動する

⑨そんな時でも「ごきげん」を選択する

⑩「元気で長生き」を決意する

あなたも出来ることから実行してアンチエイジングをしましょう。前向きに人生を過ごすことが大事です。

参考文献 幸せの入れ歯 遠藤寛史著 現代書林

2006年10月25日 (水)

吸血コウモリ!

今年になってから、数々の本を読んできましたが、中でも「ヒストリアン」はとても難航した本のひとつでした。

いつも鞄に入れて持ち歩き、気力を振り絞って読むのですが、なかなか奥が深くて、ページをめくるスピードがとても遅かったのを覚えています。でも、それが作者の意図するところだったかもしれません。

「作中の登場人物が、苦労して冒険しているのだから、楽して読めると思うなよ」って感じでしょうか?

そのせいか、後半になってくると、徐々にペースが上がっていき、前半のもたつきは嘘の様にどんどん読み進むことが出来ました。読み終わった後の読了感はすばらしいものがあり、大変なんだけど、また近いうちに読み返してみたいと思います。今度はラストを知っているので、今まで見逃していた箇所が必ず見つかると思いますので。

その「ヒストリアン」の内容なのですが、実はドラキュラの話なのです。そして、そのドラキュラに対抗する武器は、歴史上の事実を解き明かす事によって明らかにして、現在でも存在していると言われる場所を探し出すというものでした。

さて、なんで、このようなドラキュラの話をしたかといえば、本日話す内容が、吸血コウモリの話だからです。「唾液は語る」の中に、この様な話が出ていました。

「吸血こうもりのありがたい唾液」

血液を固まらせるもとの物質は、血液中にある線維素原(または繊維素原、フィブリノーゲン)というタンパク質です。それが、線維素(フィブリン)になると血液が固まります。

この線維素を溶解して減少させる酵素があって、その作用を線維素溶解、略して「線溶」と読んでいます。

つまり、この酵素が働くと一旦固まった血液を溶解することができ、私たちの体の中でもこの酵素が血管内の細胞から出ています。

例えば、机の角に足をぶつけて出来た紫色の内出血が次第に色あせて見えなくなるのはこの酵素の働きです。

哺乳類の血を吸って生きている動物に、ドラキュラのしもべとして映画でも有名な南米の吸血コウモリがいます。彼らの唾液にはこの線溶を起こす酵素の一種(プラスミノーゲンアクティベーター)がたっぷりと含まれているので、吸い取った血液は口や胃の中で固まってもすぐに解けてしまいます。

そこで、この様な吸血動物の唾液中の酵素に着目し、血管内で血液が固まって起こる心筋梗塞や脳卒中の治療のために血栓溶解剤として利用しようという試みがなされてきました。

最初に注目されたのはヒルで、毒蛇なども盛んに研究されました。最近は、吸血コウモリの唾液が人に対するアレルギー等の副作用も少なく安全性が高いということで研究が進んでいます。

参考文献 唾液は語る 山口昌樹 高井規安共著 工業調査会

2006年10月24日 (火)

歯医者に恵まれている県は?

三番町なんでも調査団という変わったペンネームの方がお書きになった「たすけて!歯医者さん」という本の中に興味深いコラムがあったので、ご紹介いたします。

以下前文です。

近所にあると何かと便利なのが、コンビニエンスストア。現在、全国にあるその数は41833軒です。

最近ではコンビニの向かいに、また新しくコンビニが出来た、なんていうのも珍しくない光景になりました

これに対して歯医者さんはどれくらいあるかというと、何と日本に6331軒もあるのです。コンビニの1.5倍!!

「近所にないから通うのが面倒くさい」なんて理由はもう通用しません。

都道府県別に見てみると、歯医者さんの軒数がもっとも多いのは、やはりダントツで東京都です。次に大阪府、神奈川県、愛知県、北海道と続き、だいたい人口が多いところは歯医者さんも多い、という結果に。

とことが、人口10万人あたりに対して何軒くらいあるのか調べてみたところ、1位はやはり東京ですが、2位以下は福岡、山口、和歌山、徳島となぜか西日本に集中。ということで、歯医者さんい恵まれた生活を送りたいという人には、中国・四国地方に移り住むことをおすすめします。

ちなみに、人口10万人あたりに対して最も歯医者さんの軒数が少ないのは滋賀県で、約33軒しかありませんでした。といっても、この数字は名古屋や神奈川の人口の10万人あたりにたいするコンビニの軒数とだいたい同じなので、決して少ない数字ではありません。

また全国で唯一、歯医者さんの数がコンビニの数を下回っている岩手県ですが、こちらは、どうやらコンビニの数がやたらと多いらしく、人口10万人あたりに対してのコンビニ軒数は約20軒と、これは東京と変わらない充実ぶり。

つまりは、今のニッポン、どこへ行っても歯医者さんに困ることはまずない、という結果になったのでした。

以上が前文です。とてもユニークな調査方法で、非常に感心しました。ちなみに、わが福島県は人口が2125(千人)に対し、歯科855軒、コンビニ719軒。やはりコンビニより多い結果でした。

参考文献 たすけて!歯医者さん 三番町なんでも調査団 エンターブレイン社

2006年10月23日 (月)

日曜日の午前中に

今週、非常に忙しい日程が組まれているため、昨日の日曜日は家中の掃除をすることにしました。

朝から非常に良い天気だったので、散歩がてら近くのファーストフードに妻と食べに行きました。やはり、休みの日は家族も休みたいはずですから。

家に戻り、最初に取りかかったのはいらない雑誌の整理でした。_608

日頃から、ずいぶん溜まってきているというのは分かっていたものですから、何とかけりをつけたいと思っていたのです。

雑誌の整理で気を付けなければいけないのは、決して中身を覗かないということです。覗くと中を熟読してしまい、整理がおろそかになるし、情がこもってしまって捨てられなくなるからです。

案の定、妻は雑誌を読んでいました(苦笑)。

次に取りかかったのは、本棚の整理。著者別に分けたいなと思っていたのです。

今回は、とりあえず村上春樹だけ分けました。_609

後の作家は、疲れてしまい、やめました。

午後は、ジムでじっくり汗をながしてきました。

休みの日なのに、早朝から動き回っていたので、

疲れてしまい、早々に就寝いたしました。

こんな日もたまには良いものです。

2006年10月22日 (日)

食文化と食生活指針2

昨日からの続きです。

健康作りのための食生活指針(対象特性別)

厚生省は個々の人の特性の応じた分かりやすい具体的な目標として、「健康作りのための食生活指針(対象特性別)を策定しました。

1)成長期のための食生活指針

・子どもと親を結ぶ絆としての食事-乳幼児-

・食習慣の基礎作りとしての食事-幼児期-

・食習慣の自立期としての食事-思春期-

2)女性(母性を含む)のための食生活指針

・食生活は健康と美の源

・新しい生活と母に良い栄養

・次の世代に賢い食習慣を

・食事と愛とふれあいを

・家族の食事、主婦はドライバー

・働く女性は正しい食事で元気はつらつ

・「伝統」と「創造」を加えて、我が家の食文化

3)高齢者のための食生活指針

・低栄養に気をつけよう

・調理の工夫で多様な食生活を

・副食から食べよう

・食生活の知恵を身につけよう

・おいしく、たのしく、食事をとろう

以上が対象特性別の指針でした。

日本と諸外国の食生活指針の違い

今度は、食生活指針を諸外国と比べてみましょう。

まずは日本人の食生活指針を見てみましょう。

1.食事を愉しみましょう

2.1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを

3.主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを

4.ご飯などの穀類をしっかりと

5.野菜、果物、乳製品、豆類、魚なども組み合わせて

6.食塩や脂肪は控えめに

7.適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を

8.食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も

9.調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。

10.自分の食生活を見直してみましょう

次にアメリカと比較してみます。

「アメリカ人のための食生活指針2005」には、41個の鍵となる推奨項目があります(多いです!!)。

必要エネルギーの範囲内での適正な栄養摂取、体重管理、運動、摂取を推奨する食品、脂肪、炭水化物、ナトリウムとカリウム、アルコール飲料、食品の各項目である。

炭水化物の項目に、「口腔内を清潔にし、糖やデンプンを含む飲料水をとる頻度を減らし、虫歯を防ぎましょう」という推奨事項が示されています。

次は、韓国。

「韓国人のための食品生活指針」にも、「歯を健康に保ちましょう」という項目が含まれています。健康な食生活を送るためには、健康な歯を維持する事が大切であることを、国民の指針の中に謳われていることは、すばらしいことである。

最後にインド

インド人のための食生活指針(1998年)は、「貧しい人のための食事指針」と「豊かな人のための食事指針」に区別されているのです。

我が国の食生活指針にも独持の項目が2つあるように、それぞれの国においても、自国民の食生活について誰もが改善に取り組めるように配慮して作られているのですね。

参考文献 「食文化」の継承と「日本型食生活(食生活指針)」の推奨 西野瑞穂著

2006年10月21日 (土)

食文化と食生活指針1

私は、「日本学校歯科医」という団体にぞくしているのですが、その団体から送られてきた会報に興味深い記事が書かれていましたので、それをご紹介いたします。

この文献は、「食文化」の継承と「日本型食生活(食生活指針)の推進 というもので、徳島大学 名誉教授 西野瑞穂先生がご執筆なさったものです。

そのなかから気になった事をピックアップします。

私たちが何気なく食事しているものを、私は深く考えたことは、実はあまりありませんでした。これは、私が食事に気を遣っていないということではなくて、正しい食事をしているに決まっていると思っています。今回、自分の食生活を振り返りながら、このブログを書いて見たいと思います。

日本人型食生活

我が国の伝統的食生活パターンは「ごはん」を中心として、大豆、野菜、魚など国内で生産、捕獲される素材を用い、しょうゆ、みそ、だしなどにより調理、味付けされた副食を組み合わされるものが典型的であります。

このようなパターンに、第二次世界大戦後、経済的成長を含む我が国の社会情勢の変化を背景に畜産物や油脂などの摂取が増加し、昭和50年頃には、カロリー摂取量がほぼ満足すべき基準に達し、主食であるお米を中心として畜産物や果実などがバランス良く加わりました。

これが、健康的で豊かな「日本型食生活」が実現しました。

その後、食生活懇談会を開き、「私たちの望ましい食生活-日本型食生活のあり方を求めて-」と題する8項目からなる提案がまとめられました。

1・総熱量(カロリー)の取りすぎを避け、適正な体重の維持に努めること

2・多様な食物をバランスよく食べること

3・お米の基本食料としての役割とその意味を認識すること

4・牛乳の摂取に心がけること

5・脂肪、特に動物性脂肪の取りすぎに注意すること

6・塩や砂糖の取りすぎには注意すること

7・緑黄色野菜や海藻の摂取に心がけること

8・朝食をしっかりとること

なぜ、日本食が崩れてきたか

欧米諸国と比較して優れたバランスを持つ日本型食生活を実現したにもかかわらず、その後、簡単に準備できるパン食の普及により、米の消費が減少する一方、脂肪の消費が年々増加して栄誉のバランスの崩れが見られるようになってきました。

原因のとして考えられるのは、以下のものです

1・子どもの塾通いや残業

2・テレビの深夜放送などにより、家族のライフスタイルに変化が生じ、家族で食事をする   機会が減った

3・2が原因で、個食や孤食、朝食の欠食など食生活の乱れが生じる様になった。

このような偏った食生活により、肥満や糖尿病等が若年者にも及ぶようになり、「成人病」を「生活習慣病」と言い換えなければならない事態となりました。そのために、厚生省は「健康づくりのための食生活指針」を策定、同年11月に農林水産省は日本型食生活の新指針を提案いたしました。

これは、明日へ続きます。

2006年10月20日 (金)

どうにもなりません。

先日の事です。

午後の開いている時間を見計らってメールのチェックとブログの更新をしようと思い、インターネットに接続。接続、接続、せつ・・・、あれ?

全く、インターネットに接続出来ないのです。プロバイダーやNTTに連絡しても、回線は全く異常ないとのこと。

もしかして、今月の頭に光り通信の整備をするということで、ある電気会社が来ていたな? と思いすぐ連絡。

早速来てくれた時は、とても頼もしく見えました。

しかし、回線や関連機器を調べているうちに、「これは、この歯科医院のルーターが壊れているみたいです。」との事。

機械の故障なら繋がらない訳だ・・・と納得。以前にも故障したことがあったのです。

患者さんや業者、又はブログの更新など、もはやインターネット無しの生活は考えられない、というより仕事にも差し障りがでる。

早速、品番を調べて近くの大型電気店に在庫の確認の連絡を入れました。ルーターと、ハブという機材を電話で確保し、妻にお願いして購入してきてもらいました。

購入後も、早速取り付けようとしましたが、先ほどの電気会社の人のようすがおかしい。

電気会社の人が一人増えて二人になっている。しかも、工具を取り出して調べている。

そそくさと、患者さんがいなくなった時を見計らい、彼が私に言いました。

「あの~、言いずらいのですが、どうやら、原因は機材の故障ではないようです」

「え、もう、購入してきちゃったのですが・・・。」

「本当にすいません。」

「・・・・・・・・・・・。」

結局、その日は原因不明のまま、帰られました。

次の日、NTTの方から連絡がありました。

「すいません。こちらの回線が原因でした。」

今回身をもって体験したことは、自分の仕事に差し障る突発事故は、非常に我をわすれ、冷静さを失うことがあるということでした。

こんな時に冷静になれたらもっと良いのにと思ってしまいます。

ルーターとハブは早いうちに返品してこようと思います。

2006年10月19日 (木)

歯科と環境ホルモン3

本日が「歯科と環境ホルモン」の最終日です。

昨日長々とご説明したビスフェノールAも、実は歯科とは全く無関係と言えないのです。今日はそんなお話。今日もテキストも昨日と同じ『唾液は語る』です。

歯科材料は安全?

1996年3月「レジン系充填材処置をした1時間後、30ミリリットルの唾液から、90~931マイクログラム(1グラムの百分の一)のビスフェノールAを検出した」との論文がオレアらにより発表され、虫歯の詰め物中のビスフェノールA問題は社会の注目の的となり、繰り返し取り上げられる事になりました。

ビスフェノールAが含まれているのではないかと嫌疑をかけられたレジン系充填材とは、コンポジットレジンやシーラントといったもので、どちらも最近の歯科医院ではありふれた材料です。

コンポジットレジンは、主に前歯の虫歯などに詰める歯の色に近い合成樹脂材料で、シーラントとは、子どもの永久歯など虫歯になりやすい歯の「しわ(溝)」を予防的に詰めておく合成樹脂です。

微量のビスフェノールAを摂取している可能性の高い私たちの日常的にいて、歯科材料からのビスフェノールAの摂取量がどの程度であるかを考えてみましょう。

BisGMAという樹脂をモノマー成分に含むレジンでは、極微量のビスフェノールAが不純物として混入しており、硬化物1グラムから最高で2マイクログラム程度は溶け出す可能性があると計算されます。

そうすると、コンポジットレジンを0.5グラム充填(通常は1本の虫歯を充填するのに、0.1~0.2グラム)したとすると、最高で1マイクログラムのビスフェノールAが溶け出す可能性が考えられます。

一方、先に挙げたビスフェノールA混入の缶入り飲料の場合には、ひと缶(約200ミリリットル)を飲んだとすると、コーヒーでは22マイクログラム、烏龍茶では1.6マイクログラム摂取することになります。

これらの値は、コンポジットレジン0.5グラムを充填したときの最高値1マイクログラムと比べて、それぞれ22倍、1.6倍です。

ここに例示した飲み物に限らず、極微量のビスフェノールAの飲料水への混入はかなり広範囲にわたっていると考えられ、そうした状況下で1マイクログラムという数値は特に大きな物ではないと思います。

さらに、もしこの1マイクログラムが体重50キロの妊婦さんに取り込まれた場合、、その時の体重濃度は0.02ppbとなりますが、これはこれまで非生体内(in vitro)試験で求められている安全濃度(作用を起こさない濃度)0.23ppbの十分の一に過ぎません。

日本歯科医師会にはビスフェノールA情報収集部というのがあって、これまでに収集したビスフェノールAに関する文献や情報から、「現在市販されているコンポジットレジンおよび歯科用シーラント材には通常の分析法では、一部の材料を除いてビスフェノールAの存在は確認されていないということから、さらに、エストロゲン様作用は考えられない」とするアメリカ歯科医師会の見解を支持するといっています。

きわめて高感度な分析法を応用すれば、修復用およびシーラント用レジン材料から極微量が溶出する可能性はありますが、ビスフェノールAが体に及ぼす危険性は極めて低いでしょう。

ある物質が毒性を持つかどうかを決定する化学的データを示すのは研究者の使命ですが、多くのデータを集めるのはきわめて長い時間と多くの費用がかかります。

ある材料に毒性があるということを証明するのは比較的安易ですが、毒性がないという証明は非常に困難です。

例えば、ある動物にある条件で試験する物質を投与して障害が認められなくても、投与条件や動物の種類を変えると障害がみられるかもしれませんし、その障害も個体レベル、器官レベル、細胞レベル、分子レベルと詳しく検討すればなにか異常が見つかるかもしれません。

個々の研究の実験結果は正しくても誤った結論を出す危険性は常にあると思います。

この問題の本当の答えはあと10年ぐらいは掛かるでしょう。それまでは何もないことを祈りたいです。

2006年10月18日 (水)

歯科と環境ホルモン2

昨日の続きです。(今日のテキストも『唾液は語る』です)

ビスフェノールAってなに?

ビスフェノールAは、ポリカーボネートやエポキシ樹脂の原材料です。国内では1995年には国内で約28万トンが生成されて70%がポリカーボネイトに、25%がエポキシ樹脂に用いられています。

ポリカーボネートは、主鎖中に炭酸エステル結合を持つ線状高分子で、グリコールまたは二価のフェノールにホスゲンまたは炭酸エステルを反応させて作られます。

通常ポリカーボネートといえば、二価のフェノールとしてビスフェノールAを用いた前記の高分子を指します。

ポリカーボネートは耐熱性、寸法安定性、耐衝撃性に優れているほか透明性があることから、エンジニアリングプラスティックとして多用されています。

身近なところでは、音楽用のCDやパソコンのCD-ROMの基盤、ほ乳瓶、業務用食器などにも使われています。

また、女性ホルモン(エストロゲン)に近い化学構造をもつため、生物の体内にはいると、女性ホルモンと似た働きをして、マウスの実験では雄の精子の運動能力低下、雌の分娩回数の減少などが報告されています。

環境庁の研究班が1997年にまとめた中間報告のなかで「内分泌攪乱(が疑われる)物質」として六七物質のひとつにリストアップされました。

ビスフェノールA、フタル酸エステル、ノニルフェノールは、川から検出されるので、飲料水にも残留している可能性がありますが、法的な環境基準や水質基準が無く、実態は良く分かっていません。

ビスフェノールAは、プラスチックに硬さ、強靱性、耐熱性を与える原料として広く利用されていますので、プラスチックを作る時に原料であるビスフェノールAのごき一部が反応せずにごく微量の不純物として残ることは避けられず、また廃棄物から何らかの過程で環境中に紛れ込むことも考えられます。

ですから、身の回りにごく微量にビスフェノールAが検出されることはあり得ることです。

ポリカーボネート製食器、ほ乳瓶の他にも、缶入り飲料内側の被膜材の原料として使われることがあり、缶入りのコーヒーやウーロン茶などでは多いものでそれぞれ110ppb、8ppb、缶入りコーンに20~30ppbという報告もされています。“ppb”は、10億分の1を示す濃度で、25メートルプールに1滴の液体を落とした程度の濃度です。

いずれにしても、飲料物、水あるいは大気などを通して口から極微量のビスフェノールAが身体に入り込む可能性はかなりあるといえます。

明日も続きます。

参考文献 唾液は語る 山口昌樹 高井規安共著 工業調査会

2006年10月17日 (火)

歯科と環境ホルモン1

最近は非常に少なくなったのですが、何年か前の“環境ホルモン”が社会問題された時は、多くの親御さんからご質問を受けました。

「先生、この歯科処置は“環境ホルモン”の影響は大丈夫ですか?」と。

あれから、だいぶ時間が経って、今はこの質問を聞くことはほとんど無くなりました。

それは、だいぶ情報が皆に伝わったか、又は皆の関心が薄くなったのか。

今回は何回かにわけてこの問題を取り上げます。

今回利用するテキストは『唾液は語る 山口昌樹・高井規安共著』です。

歯科業界ではここ数年、内分泌(ホルモン)を介する化学物質が人間や野生動物に及ぼす影響に感心が集まりつつあります。

この問題自体は決して目新しいものではなく、ある種の化学物質群によって動物の生殖系が破壊されたという事実は、過去40年にわたって記録されています。

ある化学物質が動物の個体数を減少させるという証拠もあり、人間でも生殖能力に変化が生じるのは、内分泌系に悪影響を与える化学物質にさらされているからではないかという疑いが濃くなってきました。

環境ホルモンは変装したホルモン

環境ホルモンは正式には「外因性内分泌攪乱化学物質」といいます。

本来、ホルモンは細胞や体の機能を正常に維持するのに欠くことの出来ないもので、体内の内分泌腺から分泌された後、血液やリンパによって運ばれて標的となる細胞の受容体(レセプター)と結合し、細胞の核に入り込んで遺伝子のさまざまな反応を誘導します。

たとえば、すい臓から出て、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンがその一例です。インスリンが欠如すれば、糖尿病になるのはご存じでしょう。

ところが、化学物質の中にはホルモンと同じような作用を持った物があり、正常なホルモンに「偽装」して受容体(レセプター)とくっつき、遺伝子の情報伝達を狂わせる事があります。

正常なホルモンの働きも阻害されるため、生体内に混乱を起こします。

環境ホルモンとはそうした作用を持つ化学物質の総称で、その多くは女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするのが特徴で、「エストロゲン様物質」と呼ばれています。

体を女子大生の部屋にたとえると、その部屋の持ち主の女性に変装した男が合い鍵を使って部屋に侵入し、部屋を荒らしてしまうといったものでしょうか。

ホルモンを「鍵」、受容体を「鍵穴」とすると、このホルモンに似た物質「環境ホルモン」が「偽の鍵」となって侵入してきます。

偽の鍵が使われると正しい鍵が使えなくなり、本来のホルモンの働きが狂わされてしまいます。

生態系にどんな種類の環境ホルモンがどれだけ存在し、その量がそのくらいになると生物や人間に危険なのかは、今のところはっきりしていません。

世界自然保護基金(WWF)によれば、65種類、日本化学物質・情報センターによると148種類が環境ホルモンであると認定されています。

欧米では、雄か雌かがはっきりしない魚が大量に発見されたり、雄ワニのペニスが縮小かして生息数が減ったという報告もあります。日本では、巻き貝の雌にペニスが出来るという生殖異常が各地で起こり、その原因は船底に塗る塗料に含まれていた有機スズでした。

また、東京湾で採れた雄のマコガレイが雌特有の卵黄タンパク質を作り続けていたという例が報告されています。欧米諸国では男性の精子数が減り続けているとう報告もあり、人体への影響が表面化しつつあります。

明日へ続きます。

参考文献 唾液は語る 山口昌樹 高井規安共著 工業調査会

2006年10月16日 (月)

語句説明

私の性格のひとつなのですが、私が「格好いいな」と思った人の真似をしてしまうというものがあります。

見ていてあこがれると、どうしても自分もそうなりたいと強く思ってしまうのです。そんな憧れを抱いた先輩がいます。

この方は神童と言われるほど頭が良いのですが、彼と食事に行ったり、ご自宅に遊ぶに伺ったりすると、彼の人となりをかいま見れることが多くあります。

彼の性格を一言でいえば、慎重なのです。ミスの少ない人生をご自分の意志の力で進んでいられる感じがします。

たぶん、彼は私たちには決して言わないけれど、本当は楽したいのではとは思っているのですが。

で、私が彼のどんな事を非常にかっこよく見え、憧れたかというと、彼は、説明書や契約書と呼ばれるものをとにかくじっくり読むのです。

例えば、電気屋さんへ行って電化製品を買ってくるとします。そんな時、まずたいていの人は、とりあえず使ってみて、それから疑問に思っている箇所の説明書を読み返すという行動を取るのではないのかと思うのですが、彼の場合は、違うのです。

焦る気持ちをグッと抑えて、まず、じっくりと説明書を熟読するのです。それからおもむろにひとつ、ひとつ順序よく試していくのです。そのぐらい慎重ですから、失敗が極端に少ないのです。

そんな彼の性格が幸いした出来事があります。海外から購入した高価なプラモデルがあったのですが、彼が組み立てる前にしっかり部品の確認したおかげで、欠損のパーツを発見したそうです。かれは、しっかり手順を踏み、英文でパーツの請求をしたそうです。むろん歯医者で手先が器用で、この性格ですから、出来上がったモデルはとても美しかったです。

私の所属している医局でも、彼のそのような性格を知っていますから、教授や幹部はまず診療で使いたいような機材を何気なく彼に見せるのです。彼がしっかりと理解し、理解しやすい様に上手く内容を咀嚼して、そして教授や幹部と話しをし、今後の購入機材を決定していたようなきがします。

私は、面倒なので、すぐ彼に相談することにしていました。彼に相談して購入したパソコンはとびきり使いやすかったです。今はもう古くて使いものになりませんがいまでも大切にとってあります。

幸い、私にはそんな彼に憧れていましたので、今はすっかりその癖が付きました。難解な書物にも臆することなく読み進む事が普通に出来る様になりました。

いま、私が困っている事に歯科用語があります。

今、日本全国には多くのスタディーグループが存在し、そのグループ内でのみ分かる語句というのが存在します。

その難解な語句が論文等にもたびたび登場するので、読み進む事が難しくなってきました。パソコンの説明書に何を言っているのか分からない言葉が多くでてくるのと同じです。あれに閉口されている方も多いと思います。

そのため、私は数年前からそれらの言葉を一つ一つ集めて、ノートにまとめているところです。非常に地味な作業なのですが、きっとこれが出来上がれば歯科医師の方は喜ぶと思うのですよね。

なぜこんな地味な事しているかと言えば、彼の様に自分がなりたいと思う気持ちが強いからです。たんなる自己満足にほかなりません。でも誰にも迷惑をかけないからいいかなとも思ってはいるのですが。

2006年10月15日 (日)

マンパワーの重要性

昨日は、本当に大変でした。

なにがって、衛生士さんと技工士さん2人がそろって有給休暇でお休みしたためです。

やはり、歯科医療というのは、私だけがいても全く機能しません。

サポートしてくれる人材がいてこそ、その真価を発揮すると思っています。

しかし、従業員さんも人間です。

休みを十分取ってもらって、また来週から頑張ってもらいたいです。

2006年10月14日 (土)

閉経後の欠損

今回は少し古い情報です。Dental Tribune紙から、以下全文です。

年を取っても歯を失いたくないのであれば、閉経後に女性は、特に口腔衛生に気を配る必要があります。

バッファロー大学(米ニューヨーク州)の研究者らが、1989~91年にニューヨーク州エリー群において行った横断的研究によって明かになりました。

これによると、研究開始(ベースライン)時に計測された歯周疾患の指標である歯槽骨(歯を支える骨)の後退と、10年後の歯の欠損リスクの増大との関連が示された。

106例の白人女性を対象に行われた同研究では、10~13年後の経過を追跡調査しました。年齢、収入、喫煙の有無、ホルモン療法の有無、間食消費量、齲蝕数などを調整したうえで分析したところ、閉経後女性においては歯周疾患による歯槽骨の欠損が、歯の欠損のおもな原因であることが示唆されました。

歯槽骨が1ミリ後退すると、歯の欠損リスクは3倍高まったというのです。

同研究の筆頭著者で、同大学歯学部口腔生物学のMine Tezal准教授は、「閉経後女性は、エストロゲン欠乏、ホルモン療法、低骨密度など、歯の欠損に影響する因子を部分母集団であります。この集団においては、歯周疾患をコントロールすることで、歯の欠損リスクが大幅に軽減することができる可能性があります」と言っています。

女性が高齢になっても歯を残すことが出来れば、栄養状態や社会生活、自尊心を保つことにも繋がりますと同教授はいいます。

確かに、歯が残っていると健康的で明るい印象がでます。出来るだけ気を付けたいものです。

2006年10月13日 (金)

部位によるリスク

先日、朝起きたら口の中が鉄分くさい感じがしました。

案の定、歯磨きをすると、うがいの水に血がまじっていました。

「あ~、また始まった・・・。」

私は、実は部位的にとても重度の歯周病にかかっている歯が2本あるのです。

気を付けているのですが、なかなか良くなりません。

元々私の歯肉は普通の人に比べてかなり薄くて、治療が難しいのです。

その日の夜に無理にお願いして衛生士さんに歯石の除去をしてもらいました。

やはり、気が付かないうちに歯石が溜まっていたらしく、それが原因で今回の腫脹に繋がったみたいです。

実は、口の中は、そこの部分も同じように虫歯や歯周病が生じるわけではありません。かならずその人の弱い部分があって、そこを把握しておくことが重要です。

同じ人の中でも、虫歯や歯周病になりやすい所と、なりにくい所が出来るのは、主に歯の質と唾液の影響によることが大きいです。

歯は一見同じような質に見えるかもしれませんが、そうではありません。深いくぼみのように形の点で不利な所や、一見硬そうなエナメル質(歯の表面)の表面にも、すじ状・点状に形成が不十分で弱いところがあります。

露出した象牙質(エナメル質より深い奥の歯)も弱いところです。

しかし、唾液の流れの良い部分(下の歯の舌側、上の歯の前歯の前)では、歯の質の弱点はあまり問題にはなりません。

唾液には歯を守るだけでなく、歯の結晶を成熟させる働きもあるのです。

唾液には刺激がなくても分泌される安静時唾液と、味覚や咀嚼などの刺激によって出る刺激唾液があり、それぞれ分泌される場所も量も違います。

大量にでるのは刺激唾液です。唾液は流れ出る量も多いほど酸を中和する(虫歯になりにくい)能力も強くなります。

咀嚼や唾液腺に問題があったり、あるいは慢性疾患で薬を常用している人は唾液が少なくなることがあり、もともと刺激唾液のゆきわたりにくい、上の前歯の外側や上顎の奥歯の奥などが、一番虫歯になりやすいといわれています。

2006年10月12日 (木)

顎が痛くて・・・・。

歌手の松浦亜弥(20)さんが、顎関節症との診断で、公演が中止になりました。松浦亜弥(20)さんは、記事にはこう書いてあります。2006101100000031sanspoentthum000

松浦は以前からあごに激痛の走る同症を患っていたことを告白し、「数日たつと痛みがなくなる状態が続いていたのですが、(今回は)ズレたまま戻らなくなってしまった」と説明。

これは、どの様な状態かといえば、顎の関節は、大きくわけて3つのパーツからなります。

1下顎頭、2上顎の関節窩(下顎頭が収まるへこみ)、3関節円板。

我々人間が口を開ける時、下顎頭は口を開けながら前(口の方へ)へスライドしていくのです。その際に、下顎頭と上顎の関節窩がこすれると痛みが出て、動きも悪くなるため、間に関節円板という座布団のようなものが挟まっています。

この関節円板というのは、下顎頭が動く時に一緒に付いてくるのですが、顎関節症になると、この関節円板だけが、なぜか先に移動してしまい、後からくる下顎頭がその円板のぶつかり、口が開けにくくなってしまったり、痛みが出たりします。

原因は多くあります。なにが今回の顎関節症の引き金になったかはわかりません。

ただ、うちの歯科医院には、朝、多くの大学生がやってきます。

「先生、口が開かなくなってしまって、無理に開けようとすると、とても痛いです」

たいてい、問診をすると昨夜にカラオケに行って歌をたくさん唄ったという学生さんが多いです。

口の開けすぎには注意しましょう。

2006年10月11日 (水)

材料費について

先日、税理士の先生と話す機会がありました。

税理士の先生と話をするのは、本当に苦手なのです(苦笑)。

自分の成績表を見せられているみたいで。

色々ためになる指摘を多く受けました。私の診療所の診療報酬が、同レベルの診療所に比べてかなり少なく、また材料費がかなり高いとの指摘。つまり、購入している材料代が高いと言うことです。

でも、これは仕方がないと思っています。

今の歯科保険で定まっている材料では、患者さんの望むべき診療をすることが難しくなっています。

歯科材料はどんどん進化しているのに、肝心の歯科保険の中身が全く進化していません。むしろ退化している感じです。

私の歯科医院を設計して頂いた大木先生のブログにも書いてありましたが、今はインターネットで事前に情報を探し出して、歯科情報をインプットされて来院される患者さんが多いです。

しかし、歯科の情報に関しては、自費の高い診療ばかりの情報が氾濫しています。

私も、要求が高く、それなりのイメージを抱いて経済的負担も覚悟されている患者さんが来院された場合は、自信を持って自費の診療をおすすめするのですが、すべての患者さんがそうとは限りません。

歯医者は痛くなってから来院するという方がほとんどです。私も現在、虫歯があり、歯科医院に通院する一人ですが、確かに医療費の高騰は頭が痛いとことです。自分自身が医者であってもです。

そのため、患者さんの希望する少しでも料金の負担が少なく、良い治療をという望みは良く理解しているつもりです。

ですから、私が出来る範囲(保険診療の規定の中で)で、精一杯の技術と材料を使っています。歯を削るバーというもの、歯の型を取る材料、手間、すべて自費のものと同じものです。保険でカバーできない材料や技術は歯科医院で自腹を切っているのが現状です。

そのため、患者さんにも自信をもって保険の治療をおすすめしております。違うのは、かぶせる材料が違うだけです。(家でいえば、屋根が違うだけと思ってください)

たぶん、他の歯科医院でも同じ気持ちで取り組んでいると思います。

すこしでも早い時期にこのことに、お役所の方も気が付いてもらって、良い方向へ改善出来ればと願ってやみません。

2006年10月10日 (火)

こだわりの品

先週の中日に東京へ遊びに行ってしまったので、今週末の連休はなるべく家でじっとしていました。

しかし、なんにもしていなかったと言うわけでは無く、久しぶりにジムへ行きました。

最近は、疲れが溜まってきたり、ストレスが溜まってくると、無性にジムへ行って汗をかきたくなります。

私は、全く人付き合いと言うのが下手で、しかも、多くの人と長い時間しゃべっていると、どんどんストレスがたまり、本当に一人の時間が恋しくなります。

そんな時にジムは最適です。最近、自分の体調を上手くつかんでジムで運動出来るようになったので、ジムに行くとスッキリと疲れが抜けます。本当に「抜けていく」という感覚です。

ジムのトレーナーも、私の体の特性が分かってきたのか、色々とアドバイスしてくれます。まず、軽くウォーキング。次にマシンを使って体に力が入らなくなるくらい必死に負荷を掛けます。最後にバイクに乗って1時間。じっくりこぎます。これで大体2時間ぐらい。

最近は、このバイクの時に読みかけの本を持っていきます。小難しい経済誌や医学書は全く向きません。痛快なハードボイルド系があっています。小説の中の話が山場を迎えてはらはらする場面にさしかかると、バイクの回転数もどんどん上昇していきます。気持ちがぐんぐん乗って調子よくこいでいくと、最終的には300~400カロリーも消費していることがあります。

最後はお風呂にゆっくり入って帰ってきます。これで本当に気持ちも体もリフレッシュしているのが分かります。

そんな連休を利用して、長野のおじさん達がゴルフのために私の地元を訪れました。

おじさんも医療を仕事にしているため、かなりストレスが溜まると思います。ゴルフはストレス解消のためかなとも思います。

夕食を私のうちに食べにきたので、母を交えて楽しくおしゃべりすることが出来ました。

そんな時にこんな相談を受けました。

「実は、夫婦そろって、好みの歯ブラシが手に入らなくて困っている」と言うのです。

どれどれとその物を見せてもらうと、おじさんのが探しているんものは私の歯科医院にも在庫がありました。それはほんとにラッキーでした。その歯ブラシはとてもよく売れる物なのです。

問題は、おばさんの方の歯ブラシでした。この歯ブラシ、実は私がおばさんにあげた物だったのです。以来、この歯ブラシでないと歯が磨けないと言うほど気に入ってもらったみたいで、ずっと探し回っていたそうです。

実は、その歯ブラシ、うちの歯科医院では全く売れず、取引をやめてしまった商品なのです。もういらないからという理由でおばさんに在庫をすべてあげたのを覚えています。Haburashiya_1915_5501792

そんなに使いやすいのなら、また取り扱おうかなとも考えています。

おばさんには、また入荷させて送ってあげるつもりです。

そういえば、開業したての頃、よく友人から地元で手に入らない歯磨き粉を頼まれたことが有りました。

もし、このブログをお読みの方で、メーカーと品番がおわかりの方がいれば、私が変わって歯ブラシや歯磨き粉を探してみますので、ご一報ください。

2006年10月 9日 (月)

生フェデラー観戦記2(木曜日)

観戦当日は、あいにくの天気。

前日は早めの就寝で、英気を養ったのですが、天気が曇りだと気分も空回りぎみです。

私の目的はフェデラーだけです。

友人の話によれば、フェデラーは今回の目玉で第1シードだから、おそらく天気が悪くても大丈夫だろうということ。

今回の会場となっている有明コロシアムのセンターコートは開閉式の屋根が付いているので、センターコートで予定されてる試合に関しては雨の心配がないのです。

フェデラーがセンターコート以外での試合は考えられないとのことなので、まず試合は見られることができるというわけです。

ホテルで今日の予定を考えている時、チケットを手配してくれた友人からメールが入りました。

「フェデラーの試合は第3試合に予定されているよ」とのこと。

1試合を90分くらいと考えて、3時間の余裕があります。しかも試合が10時からだから、かなり時間的に余裕があります。

ホテルをチェックアウトし、横浜駅前でゆっくり朝食をとりました。

だんだん、雲行きも怪しくなり、ついに雨が降り出しました。

妻は少し横浜駅前を見てから行くということで、先に出発しました。

横浜駅から京浜東北線を使い、大井町まででて、そこから、りんかい線に乗り換え10分。国際展示場駅に着きました。

いままで利用したことのない駅ですから、地理的に詳しくありません。

地域地図を見つけて場所を確認して出発しようとしたところ、後ろから知らないおばさんに声を掛けられました。

「有明コロシアムはどちらかしら?」

「え、あ、あっちです。」

急に知らない人の声を掛けられたので、びっくりしてしまい、左方向を指さしてしまいました。

そのおばさんは、大急ぎで、左の方へ走っていきました。

もう一回地図を確認したところ、有明コロシアムは右方向だったのです。左方向は国際展示場。

すぐに後を追おうとしたのですが、すでに米粒ほどの大きさになっていました。

「なんて足が速いのだろう」と変なところで感心してしまいました。

もう追いつけないし、私も友人を待たせているので、心で「ごめんなさい」と思いながら会場に向かいました。

会場に着いてまずびっくりしたのが、今日は休日ではなく、平日だということです。今までのジャパンオープンの場合、平日はあまり人が入らず、閑散としているのが常なのですが、今日はとても混んでいるのです。

友人と落ち合い、そのことを訪ねると、「やはりフェデラー効果で、こんな事のなっちゃっているのだよ、現に君だってここに来ているだろ。」

ごもっとも。

とにかく雨が降っているので、観客がセンターコートに集中しているのです。本来ならセンターコート以外のコートにも観客がばらつくため、混み合っているという印象はすくないのですが。(帰宅後、新聞で確認したのですが、シャラポア選手の持つ平日観客動員数を遙かに越える観客動員数だったとか。新記録らしいです)

チケットの管理も今大会は非常に厳しそうです。

絶対にチケットは無くさないようにと注意を受けました。一度離れた座席に再び戻る時もチェックがあるのです。

自分的には、時間的余裕をとって会場入りしたつもりでしたが、それでもぎりぎりかな~とも思っていました。

センターコートでの第1試合森上選手とフランスのFEDOSSOVA選手の試合がファイナルセットまでもつれ込み、思いの外時間がかかり、試合は第2試合の杉山選手の試合の最初から見ることが出来ました。

今回友人に取ってもらった席は、関係者が座る席だったらしく、ものすごく良い席でした。周りには、よく雑誌で見かける顔もちらほら。

しかし、私はそんなことには全く興味がないので、試合をかじりつくように観戦しました。

間近で見る杉山選手は、本当にスマートで、テレビで見る印象と全く違っていました。フットワークも良いし、あきらめないでボールに食らいつく姿は感動すら覚えました。

試合はファイナルで杉山選手が勝つことが出来ました。会場は満場で杉山選手を応援しています。相手のキング選手が本当に気の毒に思えました。_604

しかし、いつもは逆の立場にある杉山選手の事を思うと、勝負の世界は厳しいなと思いました。

試合後、急に会場内がざわつき始めました。

会場にいる松岡修三がマイクを使い大声で、「フェデラーが来ますよ!最近彼はウォシュレットに凝っているらしですよ~」と言っていたのには苦笑い。

初めて生で見るフェデラー選手の感想は、「本当にやる気があるのかな?」と思うほどの落ち着きようです。

対戦相手は前回のこの大会の優勝者ムーディ選手。かなり強そうです。

練習が始まってもフェデラーのテンションが低いのです。かるーく球を打っている感じ。_607

試合が始まってその訳が分かりました。彼は試合が始まっても全くテンションが上がらない感じなのです。しかし、それはテンションが上がっていないのではなく非常に冷静なのです。

相手のムーディ選手はサーブアンドボレー主体のかなり攻撃的なテニスをします。何度もフェデラーは追い込まれるのですが、その都度冷静な配球で相手の逆を丁寧に付いていくのです。

ムーディ選手はかなりサーブが早くてフェデラーは手こずっていると思うのですが、見た目は、「さっきベッドから起きてきました」という感じ。

相手のムーディ選手は肩で息をしている感じなのですが、フェデラーは新聞でも読んでいるかのようにリラックスしているのです。肩の力が全く抜けているのです。

しかも球の配球が絶妙。同じフォームから緩い球、速い球等をくりだし、ミスが少ない。

相手を良く観察しているのがよく分かります。こんな球を打ったらイヤだろうなという球を、いやらしいほど的確に打つのです。

たぶん、フェデラーはテニス以外の仕事に就いたとしてもおそらく良い成績を上げたろうと思います。落ち着いていて、冷静で、クレバーだからです。

ジュニアから中堅ぐらいのレベルの時、フェデラーは気性の激しい選手だったそうです。何かのきっかけでこの精神的な安定を得られたのだと思います。どんな相手でも自分の実力をフルに引き出せる能力が備わったのでしょう。

毎回同じ事を考える自分にうんざりなのですが、「今回もお金を払ってでも見る価値があったな」と思いました。

人様からお金を頂いて生活している私も、患者さんに「お金を払ってもらえる事をしてるのか?」と自問自答したとき、非常に恥ずかしくなりました。

フェデラーのおかげで、自分自身を振り返る事もできました。今回はこれが考えれただけでも来た甲斐がありました。

フェデラーは、今大会、イギリスにヘンマン選手を破って優勝をとげました。優勝スピーチで「来年も日本へ戻ってきたい」といっていたので、来年も応援に行きたいと思います。

2006年10月 8日 (日)

生フェデラー観戦記1(水曜日)。

先日の水・木を臨時でお休みを頂いて、東京へ行ってきました。

その理由なのですが、実は皆さんには申し訳ないのですが、テニスの大会を観戦してきました。

私も開業して3年半が経ちましたが、仕事がらみではなく、プライベートで仕事を休んだのはまだ2回しかありません。ほとんど仕事を優先して、娯楽は後回しにしてきました。

しかし、今回はだけは我慢が出来ませんでした。

理由は、テニス世界ナンバーワンプレーヤーのフェデラー選手が来日をするからです。

今回、仕事を休んでまで、テニス観戦に行こうと思ったきっかけは、歯科医師の友人達と話をすると、自分の疲れやストレスの話題の集中してしまいます。実は、私もそのことに関して言えば、非常に実感があり、今回思い切って休んでリフレッシュしようと思ったのです。

すこし過去へさかのぼると、今まで、会場まで足を運んでテニスの国際大会を観戦したことは何度もあります。しかし、それは、まだ学生時代で、まだ現在ほど責任の無い時代でした。

大学生の時は、朝から晩まで部活、テニス漬けの毎日でしたので、他の趣味といえるものもなく、自動的に趣味もテニス観戦でした。

当時の世界トッププレーヤーが東京へ来日したときは、必ず見に行っていました。

ステファン・エドベリ、レンドル、サンプラス、アガシ、グラフ、ナブラチロワ等々・・。

今でも目を閉じると当時の鮮やかなプレーが目に浮かびます。

その時感じた感想は、「やはり、このすごいプレーはお金を払っても見る価値あるな~」というものでした。

最近は、もっぱらテレビ観戦。しかもテニスは時差の関係やテレビの関係で深夜に放送する事が多いのです。昔のように遅くまで起きてテレビを見る体力もないし、ましてやビデオに録画してまで観戦する気力も衰えています。

しかし、フェデラーの試合は別です。無理に夜中まで起きて観戦していました。とにかくプレーに無駄がないのです。しかも非常に緊迫した場面でも落ち着いているし、余裕があるのです。ショットは正確だし。

地元に帰ってきて、10年ぶりにテニスを本格的に始めてみようと思ったのも、彼の試合を観戦したのがきっかけでした。

フェデラーが日本に来日すると知ったのは、今年の4月頃です。スケジュールを確認すると、何かと立て込んでいる時期です。でも、まだ先の事なので、4月の段階で10月のスケジュールを先に取ってしまいました。チケットもテニス関係の仕事をしている友人の早いうちからお願いしました。

しかし、8月になっても9月になってもチケットが取れないというのです。やはり、フェデラーが初来日するということで、既にチケットが完売状態だというのです。直前になってやっと確保したという返事がきました。

本当は、2日連続で観戦したかったのですが、1日分しかチケットが取れないということだったので、初日は細々としたものを東京で買いそろえたいと思いました。

学生の事から使っている同じルーズリーフのノートがちょうど無くなってしまったのです。

昔は地元でも簡単に手に入ったのに、最近はどこにも売っていないのです。

東京の大型文房具店へ行けば、たぶん手に入るだろうと思い、出かけていくと、何とそこにも売っていない。

仕方が無なく、お店の人にルーズリーフの商品番号を伝えました。お店の方が調べてくれたところによれば、既に製造を中止しているとのこと。

どおりで、最近手に入れずらいと思っていました。

このルーズリーフは学生の時、友人が使っていたものです。その友人はとても頭が良く、成績も常に上位でした。何度か勉強を教えてもらった事があります。その時に、ノートを見せてもらったのです。

そのノートの取り方がとても良くて、私も真似をさせてもらいました。授業中にそのノートは作っているとのこと。教授が授業中に教えている事を必ず質問形式にしてノートを取っているのです。

たとえば、「~は、~です。」と教授が言えば、すぐに友人は、「~とは、何か?~に付いて延べよ」とノートにまず記入してから、ノートを取るのです。授業を受けながら、試験問題も一緒に考えているのです。

友人は、自分のノートの取り方を考えたうえで、じっくりノートを選択し、現在のノート(ルーズリーフ)へたどり着いたそうです。

それ以来、私も同じルーズリーフを使っていました。しかし、廃盤になってしまったので、お店の人に似ている物をさがしてもらいました。

全く同じというわけではないのですが、“とても似ている”という感じのルーズリーフがあるということなので、それを注文しました。

注文の場合、5冊まとめてじゃないと無理ということなので、5冊送ってもらうことにしました。

その後、今晩の宿泊場所である横浜へ向かいました。

天気は大雨。明日の観戦は大丈夫かな少し心配になりました。

明日へ続きます。

2006年10月 7日 (土)

ガムを噛んでストレス解消!

去年のパシフィック・リーグ優勝の「ロッテ」というチームは、ガムの会社としても有名ですが、昨年の優勝の陰にはガムが原因かもしれません。

話に聞いたところのよると、ロッテのベンチにはガムが常駐してあって、選手が常にガムを噛める環境にあるということ。また会社側が選手にガムを噛むことを推奨しているというのです。

なぜ、ガムを噛むとスポーツの成績があがるのでしょうか。

そんな疑問に、斉藤滋先生がこんなコラムを書いていました。

「よく噛むとストレスに負けない気持ちが湧いてくる」

ストレス解消のひとつとして「やけ食い」と言うのがあります。

精神的な圧迫感や障害があると、交感神経が緊張し、カテコールアミンと呼ばれる一連の物質が脳内や血液中で増えます。

「やけ食い」はこの緊張状態から脱出する行動として知られています。

また、野球では大リーグの選手だけでなく、監督もガムを噛んでいます。

これも極度の緊張状態を和らげ、ベストの運動能力や知力を発揮させる効果を実感しているからです。

さらに、湾岸戦争に従事した米軍兵士の携帯必需品のひとつにガムがあり、強い恐怖心を抑制したことでも有名な話です。

これらの実験的証拠のひとつとして、ストレス物質のひとつであるドーパミン測定のデータがあります。

ストレス刺激があると正常の脳内ドーパミン含有量は増加しますが、噛みしめると明らかにドーパミンを減少させます。

この実験が示すように、誰でも経験するストレスを上手に回避するすることは、大切な生活の知恵であり、よく噛むことはストレス解消にも非常に効果的といえます。

しかし、ストレス解消には、「やけ食い」は効果ありますが、「大食い」による胃腸障害や肥満等多くの問題があるのでやめたほうがいいですね。

参考文献 「かむ力 生きる力」 斉藤滋著 デンタルダイヤモンド社

2006年10月 6日 (金)

シェーグレン症候群

本日は、鶴見歯科大学 斉藤一郎先生の書籍の中から、シェーグレン症候群についてご紹介いたします。

シェーグレン症候群は、目の乾き(ドライアイ)と唾液の分泌低下(ドライマウス)を主症状とする自己免疫疾患のことです。

今から10年前の調査では、1対13.7の割合で、圧倒的に女性に発症することが報告されています。

年齢分布は、40歳~60歳の更年期女性が中心で、20歳代にも見られます。

性ホルモンのバランスが悪くなる時期に発症する方が多いようです。

原因は不明で、根治するのが難しい病気でもあります。

この病気を専門とする科は膠原病内科ですが、内科の中でも認知度が高いとは言えず、同じく口の乾きを症状に持つ糖尿病として診断されてしまうケースもあると言います。

シェーグレン症候群患者の約20パーセントが慢性関節リウマチを合併しているといわれており、関節リウマチ患者の中にはかなりの数の潜在患者が含まれている事が予想されます。

関節リウマチはシェーグレン症候群同様、自己免疫疾患で、日本全国で約70万人いると言われています。やはりリウマチも圧倒的多数は女性です。

また、シェーグレン症候群の患者さんの中には、SLE(全身性エリテマトーゼス)を合併するケースもまれにあります。

SLE(全身性エリテマトーゼス)は、発熱、全身の倦怠感、体重減少などさまざまな症状をもたらす膠原病です。

従って、更年期を迎えた女性で、口や目の乾きを感じた場合は、シェーグレン症候群である可能性が高いといえるかもしれません。

参考文献 ドライマウス 斉藤一郎著 日本評論社

2006年10月 5日 (木)

白熊ランツのお片づけ

おばさんのおかげで、ハリーと再び仲直りをすることができました。(

しかし、ランツが消しゴムの事でムキになったのには理由がありました。

それは、おばさんが決して裕福でないことを、ランツは知っていたからです。

また、おばさんによけいなお金を使わせてはいけない。

こんな気持ちがランツにはあったのです。

実は、白熊の世界では大きな問題が起こっていたのです。

人間界での二酸化炭素の排出量が多くなり、地球全体で温暖化現象が起きていたのです。

白熊の主食はアザラシの肉なのですが、温暖化のために、北極の氷が固まらないため、

氷の上でアザラシを捕まえる時間が非常に短くなり、食べ物が少なくなっていたのです。

そのため、白熊の世界は深い霧の中にあるように元気がありませんでした。

しかし、そのような込み入った現状はランツには理解できません。

そのため、ランツは考えました。

これからは、ものを大切に使うのはもちろんのこと、物をなくさないようにするには

どうしたら良いかを必死に考えました。

ランツは自分の持っている物、おばさんと共有しているもの。学校から借りて使える物。

自分で欲しくても何か代用出来る物、我慢できる物。

ひとつ、ひとつノートに書いていくと、案外生活に必要なものは少なくて良いことが分かりました。

このリストの中で、自分がしっかりと責任を持たなくてはならないものは、自分の持ち物だなと考えました。

「なくさないためにはどうすれば良いだろう。また友達も持っているものを自分のものと言えるにはどうしたら良いのだろう」

ランツは必死に考えました。

そこで、おばさんの知恵を借りることにしたのです。

おばさんの持ち物をじっくり観察してみることにしました。

おばさんの持ち物にはある特徴がありました。それにはしっかり名前がしっかりと書いてあるのです。

名前が書けない財布の様なものには、「この財布を拾った方は、・・・・・・・まで届けてください」と名前と住所が書かれた紙が小さく入っていました。

そこでランツは自分の持ち物に名前を書いていきました。

すべての持ち物に名前を書き終わったところで、周りを見渡すと名前を書いた本や、物が散乱していました。

これをもとの場所に戻さなければなりません。

そうすると、不思議な事に気が付きました。

本や物には大小さまざまな大きさがあり、そのまま収納すると、整理棚の中は大きさが不揃いで、大変取り出しにくいのです。

そこで、ランツは大きな本や物は大きな本や物で集め、小さな本や物は小さな本や物で集めて収納しました。

ランツは学びました。少し目線を変えるだけで、本や物の並びを変えるだけで、こんなに取り出しやすく、使いやすくなるなんて。

しかも、物をなくさないようにしようと思い、名前を書いて、並びを変えただけで、気分がスッキリしているのが分かりました。

また、他にも良いことがありました。

今まで無くしていたと思っていた、ちいさな鉛筆削りが、大きな本の裏に落ちていたのです。

そこにおばさんが部屋に入ってきました。

「さあ、お腹がすいたでしょう。今日は色々学んだみたいだね。お茶でも飲みましょう。」

2006年10月 4日 (水)

本日、臨時休業いたします。

今日と明日の2日間、お休みをいたします。

6日(金)は、朝9時より通常診療をいたします。

患者さんにはご迷惑をおかけいたします。

しろくま歯科院 院長 猪狩弓彦

2006年10月 3日 (火)

プロポリス

本日は、ミツバチのお話です。Mitubachi

我々人間は、口の中に唾液腺というものを持っていて、そのおかげで、口の中の唾液で潤わせることが出来ます。

虫にも唾液腺をもっているものがたくさんいて、色々な形で唾液を利用しています。

例えばミツバチは巣を修理したり補強したりするのに、プロポリスと呼ばれるものを作ります。

ミツバチが、ポプラ、ブナ、マツといった植物の木の芽、つぼみや傷口からにじみ出ているネバネバした樹脂などを集めてきて噛み続けますと、樹脂が唾液中の酵素と混ぜ合わされ、その一部が他の物質に変化していきます。

変化した物質をプロポリスといい、50パーセント以上は樹脂ですがその中に30種類以上の化学物質が含まれています。

ミツバチの巣では、このプロポリスをふんだんに使って補強されていますので、その中の「フラボノイド」という物質の殺菌作用により伝染性の菌などが殺され、非常に清潔な環境を保つことができます。

ミツバチがどの木から樹脂を集めたかによってプロポリスに含まれる物質も異なってくるわけで、最近プロポリスが健康補助食品として話題になっているのは、その中に濃縮されているこのフラボノイドという化合物のためです。

これは、広く植物に分布している植物色素の総称で200種類以上あり、野菜や果物にも含まれています。

赤ワインを飲むと心臓病の予防にもなる、と話題になったことがありますが、これはその中に入っているフラボノイドの一種の効用という報告もあります。また、菌類に対する抑制作用を持つものもあって、例えば消臭用としてガムに配合されて市販されてきました。

フラボノイドの生体内での消化吸収のメカニズムは十分に解明されていませんが、フラボノイドがたっぷりと入ったプロポリスを飲みやすく液状や錠剤にしたものも売られていて、ジュースやお茶に溶かして飲む事により健康保持の効能をうたったものも有るそうです。

今日は唾液の働き(人間以外)をご紹介いたしましたが、またいつか紹介いたします。

参考文献 「唾液は語る」 山口昌樹 高井規安著 工業調査会

2006年10月 2日 (月)

秋の気配・・・。

昨日、那須までドライブへに行ってきました。

ゆっくりとくつろいでいると、外はもう暗くなってきていました。

「もう7時くらいかな?」と思い、時計を見るとまだ5時。

日もだいぶ短くなっていました。

今日も、こちらの地方は雨です。

涼しいというよりは、寒い感じです。

皆様、お体には十分ご自愛下さいますよう。

2006年10月 1日 (日)

クランベリーに感謝しよう!

今日はDENTAL TRIBUNE紙からのレポートをお伝えします。

私は、クランベリーというフルーツを見たことも食べたことも無いのですが、皆さんはしっていますか?

今日はそんなクランベリーと歯の関係の話。

「感謝祭に食卓を囲んで感謝されるのは、バクテリア退治力を持つクランベリージュースかもしれない。」

そう語るのは、クランベリージュースが齲蝕予防(虫歯予防)の重要な鍵を握る事を発見した歯科研究者達です。

ロチェスター大学医療センターの口腔生物学者、Michel Koo歯学博士率いる膀胱感染症の強力な武器となっているクランベリージュースの特性に、齲蝕予防効果をも期待できることを発見しました。

Koo博士は、クランベリージュースが歯に対してテフロンのような役割をする、つまり、齲蝕(虫歯)の原因となるバクテリアが歯の表面に付着しにくなることを発見したのです。

病原菌であるミュータンス連鎖球菌にとって、粘性がすべてであります。

糖の摂取による齲蝕のほとんどは、このミュータンス連鎖球菌によるものであり、その後、酸を分泌することによって歯に穴をあけるのである。

「クランベリーが尿路感染症を予防する理由のひとつは、膀胱の表面に病原体が付着するのを抑制するからであると科学者の間では信じられている。おそらく、バクテリアが粘着分子を使って歯に付着する口のなかでも、クランベリーは同様に働くのではないか」とKoo博士は言います。

Koo博士のチームはクランベリージュースがグルカンで知られる歯垢の形成を阻止する証拠も発見した。

タイル工が煉瓦の壁を作るのにセメントを使うように、バクテリアは、グルコシルトランスフェラーゼという酵素を使って歯垢を作り、すぐに歯を覆うべとべとした要塞を形成してしまう。

バクテリアにとってその要塞はまさに安全地帯であり、そこで糖を食べ、成長し、酸を大量に生産する。

Koo博士のチームは、クランベリージュースがこれらの酵素を抑制し、また、増殖していくべとべとした要塞に、他のバクテリアが粘着するのを防ぐことによって、歯垢の形成を防ぐことを発見しました。

「クランベリージュースの何かが齲蝕の抗原体を不活性化させるのです」とKoo博士は言います。

しかし、だからといって、「齲蝕予防のためにすぐにスーパーのジュース売り場へ行こうなんて考えないで欲しい。」とKoo博士。

クランベリージュースに含まれる糖分が齲蝕を引き起こすこともあるし、クランベリーの持つ自然な酵素が齲蝕の直接的な原因になることもあるからです。

Koo博士は、クランベリージュースの大量消費を提唱するよりも、ジュースの中に含まれる齲蝕予防効果を持つ化合物を分離し、それを歯磨剤や口腔洗浄剤に直接添加出来るようになる事を期待しているのです。

Koo博士は、このジュースに含まれる最も保護能力のある化合物分離のために、植物病理学者であり、ラトガースにあるブルーベリー・クランベリー研究・普及センター所長であるNichol Vorsa博士と緊密に協力し研究を行っています。

Koo博士は言います。

「クランベリージュースに齲蝕予防効果があるからといって、食卓でマッシュポテトやロールパン、パンキンパイなどの炭水化物を多く含む食品を食べることで引き起こされる齲蝕を防ごうとクランベリーに手を伸ばすのは考えものだ。」

齲蝕予防のためにKoo博士が推奨するのは、伝統的な方法です。

食後には歯を磨くこと、頻繁に間食をしないこと、糖分の多い食物は避けること、口腔洗浄剤を使うこと、定期的に歯科検診を受けることであると言っています。

結局のところ、クランベリージュースはある程度の齲蝕予防効果は有るかもしれないが、日々のまじめな歯磨きが一番だと言うことかもしれません。