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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2006年10月 5日 (木)

白熊ランツのお片づけ

おばさんのおかげで、ハリーと再び仲直りをすることができました。(

しかし、ランツが消しゴムの事でムキになったのには理由がありました。

それは、おばさんが決して裕福でないことを、ランツは知っていたからです。

また、おばさんによけいなお金を使わせてはいけない。

こんな気持ちがランツにはあったのです。

実は、白熊の世界では大きな問題が起こっていたのです。

人間界での二酸化炭素の排出量が多くなり、地球全体で温暖化現象が起きていたのです。

白熊の主食はアザラシの肉なのですが、温暖化のために、北極の氷が固まらないため、

氷の上でアザラシを捕まえる時間が非常に短くなり、食べ物が少なくなっていたのです。

そのため、白熊の世界は深い霧の中にあるように元気がありませんでした。

しかし、そのような込み入った現状はランツには理解できません。

そのため、ランツは考えました。

これからは、ものを大切に使うのはもちろんのこと、物をなくさないようにするには

どうしたら良いかを必死に考えました。

ランツは自分の持っている物、おばさんと共有しているもの。学校から借りて使える物。

自分で欲しくても何か代用出来る物、我慢できる物。

ひとつ、ひとつノートに書いていくと、案外生活に必要なものは少なくて良いことが分かりました。

このリストの中で、自分がしっかりと責任を持たなくてはならないものは、自分の持ち物だなと考えました。

「なくさないためにはどうすれば良いだろう。また友達も持っているものを自分のものと言えるにはどうしたら良いのだろう」

ランツは必死に考えました。

そこで、おばさんの知恵を借りることにしたのです。

おばさんの持ち物をじっくり観察してみることにしました。

おばさんの持ち物にはある特徴がありました。それにはしっかり名前がしっかりと書いてあるのです。

名前が書けない財布の様なものには、「この財布を拾った方は、・・・・・・・まで届けてください」と名前と住所が書かれた紙が小さく入っていました。

そこでランツは自分の持ち物に名前を書いていきました。

すべての持ち物に名前を書き終わったところで、周りを見渡すと名前を書いた本や、物が散乱していました。

これをもとの場所に戻さなければなりません。

そうすると、不思議な事に気が付きました。

本や物には大小さまざまな大きさがあり、そのまま収納すると、整理棚の中は大きさが不揃いで、大変取り出しにくいのです。

そこで、ランツは大きな本や物は大きな本や物で集め、小さな本や物は小さな本や物で集めて収納しました。

ランツは学びました。少し目線を変えるだけで、本や物の並びを変えるだけで、こんなに取り出しやすく、使いやすくなるなんて。

しかも、物をなくさないようにしようと思い、名前を書いて、並びを変えただけで、気分がスッキリしているのが分かりました。

また、他にも良いことがありました。

今まで無くしていたと思っていた、ちいさな鉛筆削りが、大きな本の裏に落ちていたのです。

そこにおばさんが部屋に入ってきました。

「さあ、お腹がすいたでしょう。今日は色々学んだみたいだね。お茶でも飲みましょう。」

2006年8月20日 (日)

白熊ランツ

白熊ランツは、今3歳。

まだ生まれて間もないころに、お母さんとはぐれてしまいました。

ランツはおばさんに引き取られて生活するようになりました。

ランツは考えました。「あまりおばさんに迷惑をかけてはいけない」

それからは、ほかの白熊のおばさんのまねをして、何でも自分でやってきました。

他の白熊の子どもより、かなり遠回りしてきたけれど、

きちんと自分で納得して生きてきました。

そんなランツ、編み出した知恵は、多くあります。

その知恵の多くは、おばさんから学んだものです。

おばさんはいつも口癖のように言ってくれる。

「自分のお母さんのようになんでも言ってきていいんだよ」

そんなランツがハリーと勉強をしていた時のこと

ランツが自分の大事にしていた消しゴムがないのに気がつきました。

その消しゴムは、もう角がとれてまん丸で、とても小さいけれど

程良くやわらかくなり、とても消しやすく、お気に入りの消しゴムでした。

「ハリー、ぼくの消しゴム、しらない」

「しらないよ、ランツ」

「この教室には、ぼくとハリーしかいないんだ。消しゴムがなくなったのなら、ハリーが取ったのに決まっているよ」

「ランツ、本当にぼくじゃないんだよ」

その日は、ハリーにだまされた気持ちで一杯になって、泣きながら家に帰りました。

ランツはその夜、おばさんにすべてをしゃべりました。

ハリーが消しゴムを取ったのに、ぼくをだまして「取ってないと言い張った」ことを。

おばさんは黙って聞いていました。

そして、その日ランツが着ていたつなぎを調べ始めました。

そうすると、コロンと消しゴムが床に落ちてきたのです。

消しゴムはランツのポッケに入っていたのです。

ランツはもうびっくりしたのと、ハリーに悪いことをしてしまった後悔で、

泣きたくなりました。

おばさんはいいました。

「ランツ、人(熊)を疑う場合は、まず自分を疑ってみることだよ。なくしたものは案外、近くに隠れていることがおおいからね」

「ランツ、おばさんと一緒にハリーの家へあやまりにいこうね」

おばさんは、ハリーの家に持っていくビスケットを作る準備を始めました。