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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2023年7月28日 (金)

ヘンリーシャインジャパンのデンタルショーに行ってきたよ。

もう1ヶ月も前の事になってしまうのですが、ヘンリーシャインジャパン(元の岩瀬歯科商会)のデンタルショーに行ってきました。

場所は宇都宮市にある「マロニエプラザ」です。

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以前、このブログにも書いたのですが、この日はいわきで開催された大学同窓会総会の次の日に開催されたのです。そのため、私は総会の開催されているいわきには宿泊せずに帰宅したのです(とほほ)。

当日、出来るだけ早い時間に開場へ到着して、出来るだけ早めに帰宅したかったので8時半には自宅を出発。昨日の帰宅が遅かったのと、疲れで、運転中に何度の寝そうになってしまいました。出かける時に購入したアイスコーヒーが直ぐに無くなってしまうほどがぶ飲みして眠気を覚ましながらの運転でした。

50歳を越えてから、無理な運転はしないようにしているので休み休み会場に向かったら、予定の時間より大幅に遅れての到着となってしまいました。

会場ではヘンリーシャイン福島の齋藤支店長と待ち合わせをして、デンタルショーの中を回って貰いました。

事前に見てみたい器具を言ってあったので、順繰りに見て回りました。

最初は、近々導入を予定しているセレック。前回話を聞いたときよりも大幅に進化していて、頭の処理が追いつかない。しかし、前日に同窓会総会で関根先生がこのCAD/CAMの話を詳しく説明してくれていたので、他メーカーとの違いや優位性に着いては十分理解出来ました。あとは予算と設置スペース等の練り上げが必要だと思います。当院の将来が凄く楽しみです。

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次に見に行ったのは、印象用機材。印象とは口の中の歯の型を取る事を指します。その印象の材料を連和する機材が立て続けに故障してしまったので、もう10年以上使い続けている機材達なので、ここで一気に新品と交換する事にしたのです。機材はすでに決まっていたので、後は簡単な事務手続きだけを済ませました。

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その後は、歯科衛生用品(当初は購入予定では無かったけど、大幅値下げをしてくれたほで、エアスケーラーを2本購入)、矯正器具をいくつか購入しました。

基本的に安い機材達では無いので、何ヶ月も前から検討を重ねていたものです。

今回は計画性をもって購入出来ました。

とても良い買い物が出来ました。齋藤店長ありがとうございました。

2023年2月13日 (月)

jizai

私の専門は噛み合わせ治療なのです。暇があれば顎関節症の勉強や本を読むくらいに好きなのです。

それと外科も大好き。多分ダイナミックな手技(歯を動かしたり、抜いたり、インプラントを埋めたり)が性に合っているのでしょう。

それに引き換え歯の根の治療は普通です(苦笑)。

嫌いとまではいかないのですが、目が悪くなってしまってからは細い細い根の形態を根気強く探り当てていく治療が大変なのです。

私は根の治療は手用ファイルが8割、残りの2割をNitiファイルといった感じなのです。

このファイルというのは、根の中にこびりついた感染物を取り除く根専用のヤスリの様なものです。

歯の根の形態が単純だと手用ファイルでもきちんと根の中をヤスリがけの様に感染物を除去出来るのですが、複雑な根管形態だと形状記憶合金のNitiファイルで形成するのですが、あまりに複雑な根管に力を掛けると破折してしまう恐れがあるので、十分な診査が必要なのです。

そのため、びびりな私は安易にNitiファイルを使うことに躊躇していたのです。

何か良いファイルが無いかと、KOデンタルの今泉くん(友達のKOデンタル今泉くんがまた当院の担当になってくれました!!)に相談した所、私の歯科の主治医でもある石川先生(烏山市 めちゃ治療が上手)が使用している新しいNitiファイルを紹介してくれたのです。

それが、この「jizai(ジザイ)」というファイル。本当に粘土みたいにグニャグニャとしていて、破折しづらく、複雑な湾曲根管にも「じざい」に入っていくのです。

本当に凄いNitiファイルなんです。

このファイルのおかげで、根の治療が楽しくなってきました。

紹介してくれてありがとう今泉くん!!

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2022年10月31日 (月)

X-ガイド!!

今月中旬に当院でノーベルバイオケアの最新のインプラントガイドシステムの「X-ガイド」の研修会が行われました。

わざわざ当院に運び込んで貰い、半日掛けて実習&研修を行ったのです。

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YouTube: X Guide animation de Nobel Biocare






このXーガイドは今までのガイドシステムと何が違うのかといえば、今まではガイドをCTを用いて設計作成し、口腔内にガイドを設置して、そのガイドにそって手術をするというものでした。

しかし、ガイドの欠点といえば、ガイドがずれてしまったり、患者さんの開口量が少なかったりしたらガイドが口の中に入らないといった欠点がありました。

しかしこのXーガイドは口腔内に大きなガイドは入れる必要は無く、X線を駆使して埋入部位をコンピュータが指示し、ドリルが骨の中に入っていく過程も見ながら手術が行えるので、口の中で危険な部位があれば避ける事が出来るし、途中での設計の変更も可能。かなり安全性が高いガイドシステムなのです。

欠点といえば、かなり機材が大きい事と、慣れるまでに多少のトレーニングが必要な事。

でも魅力的な機材であることは間違いないです。近いうちに導入できればと思います。

2022年9月27日 (火)

どれを選んで良いか分からない・・・。

何年か前は、私が使っているソニックケアという電動歯ブラシの換えブラシには互換性が無く、今使っている機種の番号を控えていって、お店にある歯ブラシ相対表を見ながら探して購入するって感じでした。

今回も奥さんから、ソニックケアの交換ブラシを購入せよ!とのご命令が下りましたので、ヨドバシカメラに購入しにいったのです。もちろん、過去の事がありますので、奥さんの使っている機種の写真を撮影して。

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で、換えブラシのコーナーに行って、いつものごとく互換表や相対表といったものを探したのですが、そんなものどこにも無い。「あれ、あれ (;゚ロ゚) 」って焦っていると、こんな表示を発見したのです。

「 フィリップスソニッケアーの全ての電動歯ブラシに対応しています キッズシリーズ除く 」

って。そうなんだ、かなり便利になってきたのね。

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今、ほぼ全てのIT関係のジャックやコネクターが「 タイプC 」に統一されていて、iPhoneだけが未だに「 Lightning 」にこだわってるって不評ですものね。

と言うことは、売っているブラシ全てに互換性があるということはどんな換えブラシでもOKってことだよねって嬉しくなってきました。

しかし、ここで問題が。

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ソニックケアの換えブラシの数が半端ない。どれを選んで良いか分からない位ある。

困った末に奥さんへ電話。「ブラシの数が沢山の種類があってどれにしたら良いか分からない」とSOS。

「こんなに多いとどれを選んで良いか分からないよ」というと、「あなた、歯医者でしょ?」といわれ、会話終了でした。

奥さんの主治医である私が、奥さんの口の中の状態を考え選べばよいだけでした。

それにしも、歯医者も迷うこの商品ラインナップ。一般の方が自分にぴったりのブラシを選べるかは甚だ疑問。もし心配ならいちどご質問をしてください。

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2022年5月18日 (水)

セファロ分析の事(昨日のつづき)

昨日セファロ分析を研修を受けたことにより精度が上がった気がするというブログを書きました。

もう一度おさらいすると、セファロ分析というのは患者さんの横顔のX線の写真上に計測点を打ち、その計測点どうしを結んだ線で出来た角度を計測して分析する方法です。

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写真を見て貰えば分かると思うのですが、顔の中を沢山の線が交叉するのです。

計測後半は、どの線が目的の線なのか分からなくなってしまうのです。

そこで、「frixin ball」というボールペンを何色か購入してきました。

このfrixin ballというボールペンは付属の消しゴムで線を消せるのです。とっても便利(笑)

色を変えるので、計測のミスも減るし、間違えたら消しゴムで消せるし。

このボールペンを使ってみた感想ですが、「こんな便利なモノが欲しかった」という感じ。

最近で一番良い買い物!!

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2022年2月10日 (木)

舌ケア。

よく患者さんから、舌苔ブラシ(舌の上についた汚れ)のおすすめは?と聞かれていたのですが、おすすめしたい商品が無くて、「当院には置いていないので、ドラッグストア等で探してみてください」って言っていたのです。

ところが、最近、これは!!という医療器具をヘンリーシャインの斉藤支店長に勧められました。

それが「舌ブラシ 舌ケアプレミアム」という舌苔ブラシ。

自分でも使ってみましたがかなり「ゴソッ」と汚れが取れます。

ちなみに、舌の汚れを除去する事により得られると考えられるのは以下の3つです。

1:口臭が気になる方

口臭の原因の一つは、口腔粘膜の剥がれた粘膜のかす+唾液成分+食べかすなどのタンパク質に口腔内細菌が掛け合わされると揮発性硫黄化合物が発生して出来ます。

この揮発性硫黄化合物は舌の上で最も多く作られるのです。

2:味覚がおかしい!

舌には味蕾(みらい)というブツブツがあり、食べ物などの味を感じる事が出来ます。しかし、舌苔が蓄積すると味を感じにくくなってしまうのです。

3:誤嚥性肺炎や感染症のリスク軽減

舌苔が蓄積すると虫歯や歯周病の原因になってしまいます。舌磨きで細菌の増加を抑えることは、誤嚥性肺炎やインフルエンザ、風邪、感染症などの予防にもなります。

お勧めです。当院で販売していますので、良ければ是非ご自分で確かめてください。

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2021年12月23日 (木)

自分の体で試す。

先日「自分の歯を自分で治す」という記事を書きました。

その次の日にまた同じ部位の歯が痛み出し、夜中に再び自分で麻酔して鏡を見ながら治療しました。

今度は残念ながら歯が破折してしまっていました。自分で前歯を抜歯したのですが、どうせ駄目になってしまった歯だし、今後はどうやっても自分で対処出来ないと悟りましたので、院長室から歯根破折の論文を持ってきて、破折歯を元に戻す手術を行ってみる事にしました(ダメ元で・・・苦笑)

自分で抜けた歯を丁寧に消毒して、出血している歯肉を止血、消毒して、とある材料を用いて丁寧に抜歯窩へ戻し、30分以上押し込む方向を間違えない様に圧迫していました。

出血も完全に止まり、違和感が少し残りますが、今まで感じていた歯が動く様な不快感は全くありません。抗生物質と痛み止めを飲み早めに就寝しました。

次の日にビクビクとしながら起床したのですが、まったく不快感がありませんし、抜けた歯も歯肉の中でびくともしません。もちろん排濃も出血も不快感も皆無です。

患者さんには何度も行っている処置ですが、いざ自分でその術式を試してみて、その材料の生体親和性の高さに感心し、論文の術式の正確さに驚きました。

自分の体を使って実験したのですから、今後は患者さんにも自信をもって勧める事が出来ます。

ただ、一度割れてしまった歯なので、今後何かの人工物への置換は必要かとは思いますが。

歯科の材料って本当に凄い。凄さは前から知っていたけど、これ程までに違和感が消失するものかと・・・。

嬉しい誤算。

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2021年12月22日 (水)

マウスは劣化する。

下顎水平埋伏抜歯(親知らずが横になって埋まっている状態)や埋伏智歯(埋まっている親知らず)、上顎埋伏智歯(上顎の埋まっている親知らず)などは、手術室にて処置を行います。

手術を開始する前に、手術によって起こる可能性のある副作用や麻痺の危険性が有ることを説明します。

その説明の時に患者さんのCT画像と親知らずと神経が分かりやすく立体化された模型を使うのです。

CTの画像を診てもらいながら神経の位置や筋肉の位置、骨の位置、親知らずの生えている方向などを説明します。

この2年くらい、CTの調子が悪くて中々思うように画像が動いてくれなかったのです。

何度も使用しているマウスの電池を交換していたのですが、動きが渋い。

youtubeのゲーム実況では、こういった状況の事を「動きがカクカクとしている」と表現します。

ところが、先日説明しようとマウスを操作すると、今までの不調和が嘘の様に画像が自分の意志に沿うように動きます(youtubeでは「動きがヌルヌル動く」と表現します)。

突然のCTの調子の回復にビックリしつつ説明をしていました。もちろん、画像がヌルヌルと自分の望む様に動きますので説明時間もかなり短縮しました。

理由を探ってみると、マウスが新しいモノに変わっていました。

CTの不調和はマウスの劣化だったのですね。

マウスは劣化する消費系のガジェットだったのですね・・・。

もっと早く交換すれば良かった。CTは8桁万円なので、調子が悪くても中々交換する踏ん切りが付かないのですが、不調の原因がマウスだったとは。

少し嬉しくなってしまった年末です。

これからはストレス無く説明出来そうです。

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2021年11月16日 (火)

電池の寿命?、本体の接触不良?

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10年以上前から裸眼(眼鏡だけ)の診療は難しくなってきたので、必ず拡大鏡を付けての診療となりました。

10年前はかなり拡大鏡にもこだわっていて、かなり高価で重い拡大鏡を使用していたのですが、ここ5年くらいは値段も手頃で軽い「キムライト(通称チョンマゲライト)」を好んで使っています。

ただものすごく軽いので、万が一落としてしまったりすると直ぐに壊れます(苦笑)。

本当にこれがないと仕事が出来ないので、バーゲンの時に本体とか付属品等を買いだめしているので大丈夫なのですが。

これは本来の仕事は拡大鏡では無く、強力なライトなのです。だから1週間で3回くらい電池を交換する必要があります。一日8時間点けっぱなしなので当然ですよね。

当然、このライトの電池は充電式なので今は4つの電池をローテーションで使っています。

ただ、この電池、少し持ちが少なくなってきた電池が幾つかあるのです。

一応、電池の使い始めの日付は記入しているのですが、どうしても使用回数の多いもの、少ない物とバラツキが出てしまうものです。

診療中に急にライトの点灯が消えたり、点滅してしまったり。

使用期限が切れたと思った物は新品に交換するのですが、どれも交換したばかりで電池が古い(不良品の可能性も捨てきれない)というのは考えずらいのです。本体の接触不良の可能性も充分考えられます。

一番最悪なのは(時たまあるのです・・・泣)、持ち場を離れられない手術中にライトが切れると最悪です。一応手術用ハロゲンライトは使っているので大事には至らないですが、それでも見づらくはなるので。

悩ましいです。

いっそのこと、全てのシステムを新品に変えてしまおうかとも思っています。

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2021年11月 4日 (木)

CEREC

近年の歯科用金属の高騰の煽りを受けて、重い腰を上げねばならないと、打開策(金属に変わるモノ)を求めて宇都宮のプチ勉強会(といっても、業者とのマンツーマンだったけど)へ参加して来ました。

この器具は「セレック」といって口腔内スキャナーとレジンやセラミックのブロック体をその場で削り出して「歯」を作成するというもの(基本一日で作成出来るといううたい文句)。

もう既に多くの歯科医院で導入されている器具ではありますが、当院では技工士さんが3人も常駐しているので、要らないと思ったいたのです。

しかし、歯科の時代の波に取り残されるのも恐怖を感じていたのも事実なので、今後はかなり前向きに検討していきたいと思っています。

当院は技工士さんがいますので、平均的に歯科医師だけ常駐の場合のセットでは無くて、技工士さんが使用出来るグレードの機材を導入しなければ行けないのでかなりの割高(かるく超高級車が買えるくらい)なので慎重に金融機関その他の関係者さんと相談しないといけません。

それにしても凄い性能だし、院内の診療システムも変更しないといけません。

問題が山積みです。

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2021年9月15日 (水)

一気にすべて交換。

昨日の話の続きでは無いですが、診療においても細かい箇所が見えづらくなって来ていたのです。

しかし、診療に関しては「目」だけのせいでは無かったのです。

開業いらい、ずっと歯科用ミラーのヘッド部分(鏡になっている丸い箇所)を交換もせずにつかっていたのです。

だから、鏡の箇所に傷がついたり、曇ったりしたりして見えずらくなっていたのです。

そこで、思い切って全てのミラーを交換しました。

だいたい5〜60本くらいかな(自分で思っているよりも少なかった)。

それと掴みづらいピンセットも全て破棄して新しいピンセットと交換しました。

やはり新しい歯科用ミラーは曇りもせず良く見える。

よくもこんなに見えずらいミラーで診療していたなと自己反省。

今後は3年事に新しいミラーへと交換する事にしました。見えずらいミラーだけ交換すると、どれが新しくてどれが古いのか分からなくなるので、一気に毎回交換する事にします。

細かい事ですが、これで少しは診療の精度が上がるはずです。

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2021年7月 6日 (火)

コロコロ歯ブラシ。

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なぜか昔から、この形状(コロコロ型)の歯ブラシを見つけると、無条件で購入してしまいます。

この形状の歯ブラシを開発した方と少しだけ絡んだことがあり、それが縁で使い始めました。

開業当時は、当院でも販売していたのですが、いつの間にか需要が無くなり、販売も止めてしまったのです。

私は歯科医師なのに、この形状の歯ブラシの医学的根拠(いわゆるエビエデンス)は、全く分からないのですが、使っていると気持ちが良くなり、歯肉出血等も無くなるのは事実です。

今回は、アティ郡山で開催中の TOKYU HANDS TRUCK MARKET

にて見つけました。何だか癖になる感覚。

皆様も是非試してみてください。

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2021年3月21日 (日)

最近のお気に入り。

最近私が好んで使っている歯ブラシは、EBISUさんのプレミアムケアW62という歯ブラシ。

これは奧さんが偶然購入してきてくれたのですが、ヘッドの後ろが「舌クリーナー」となっていて、ブラッシングする度に舌クリーナーが口腔内の粘膜を刺激してくれて、とても気持ちが良いです。

また植毛の中に「ステインリムーバー毛」という歯面の汚れを落としやすい構造の毛が入っているみたいで、これまたよろし。

大型ドラックストアならどこでも購入出来ると思いますので、気になる方は是非。

ただ、難点はすこし繊細さには欠ける気がするので、歯周病がかなり気になる方には向かないかも。

そんな方は歯科医院推奨の歯ブラシを購入してください。

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2021年1月26日 (火)

これからの必需品。

妻の眼鏡のフレームを構成しているネジが、馬鹿になってしまい、幾ら締めても直ぐに緩くなるという症状がだいぶ前から出てきていました。

なかなか眼鏡屋さんに行くことが出来なかったのですが、週末、ちょっとした空き時間が出来たので、二人で修理に伺いました。

今回の用事は、妻の眼鏡なので、私は手持ち無沙汰で店内の眼鏡を物色していたのです。

眼鏡って見ていて飽きないのです。なにせ、眼鏡歴がもう四半世紀を超えていますので(苦笑)、体の一部なのでどんな眼鏡が自分に合うのかいつも興味深々なのです。

手持ち無沙汰の私を見かねて、お店のスタッフの方が、私に「ご主人さまの眼鏡も良かれば、メンテナンス致します」と声を掛けてくれたのです。お言葉に甘えて、眼鏡をメンテナンスして頂く事にしました。

妻の眼鏡はネジのを噛ませる間の「ワッシャー」という部品が変形していたとの事でした。

ワッシャーってもの凄く大事な部品なのです。薄さ何ミリという小さな部品なのですが、精密器具には欠かせない部品なんです。

お陰様で妻の眼鏡の調子も良くなり、大変満足しました。

時間を同じくして、私の眼鏡のメンテナンスも終了しました。その際に新発売の曇り止めを使用しましたと教えて貰いました。

眼鏡を掛けてみて、そのクリアな視界と全く曇らないレンズに驚愕しました。

もう、早速お買い上げでした(ZEISS AntiFOG Kitという商品)。

眼鏡は第二の目であり、商売道具です。

良い物にはお金を掛けてもまったく惜しくないです。良い物を紹介して頂きありがとうございました。

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2021年1月 2日 (土)

頭の痛い問題が解決しました。

昨年の事になります。

この何年かで医院の機材をリニューアルしていて、どんどん機材の不調が減っていき、診療に集中出来る様になってきました。

ただ、全ての機材をリニューアルする訳には行かないので、だましだまし使用してる状況です。

ここ最近の一番の悩み事は、CT用のパソコンの不調でした。CT本体のパソコンは11月に交換したのですが、各ユニット(診療台)ごとのパソコンは、不調が続いていたのです。特に第一手術室のパソコン。

1ヶ月に1回の故障が、週一回になり、最後の方では2、3日に1回の割合で故障していました。初めは私が直していましたが、最後の方は、直りづらくなり、ほとほと頭を抱えていたのです。

そして、ついに新しいパソコンが届きました。CTの画像を診るのが一番の目的なので、パソコン内のグラフィックボードが優秀なパソコンでないといけません。

そこで、パソコンメーカーの方と相談した結果、ゲーム用パソコンは、グラフィックボードがしっかりとしていて、安価なので、いかがでしょうか? との事でした。

納入時間も短いし、安いし。

ただ、問題は外見がゲーム用なのでかなり派手なのです(全く院内に合ってない・・・😭)。

でも、かなりサクサク動いてくれて快適です。

これで、当分CT関係のパソコンには悩まされなくて大丈夫です。

多分、4年くらいは。。。

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2020年12月16日 (水)

感染拡大防止支援を受けました。

政府が打ち出した「医療機関・薬局等における感染拡大防止等の支援」というものがあります。

事業内容は「新型コロナ疑い患者とその他の患者が混在しない動線確保など院内での感染拡大を防ぐための取組を行う医 療機関・薬局等について、感染拡大防止対策等に要する費用の補助を行う。」というものです。

補助額としては、病院・・・200万+5万円×病床数、有床診療所(医科・歯科)200万、無床診療所(医科・歯科)100万円、薬局、訪問ステーション、助産所70万円で、対象経費は感染防止対策や診療所体制確保等に要する費用という事になっています。

当院は、「無床診療所」に該当します。国から支給される場合、必ず期限が設定されていますので、急いで対策を打たなければ乗り遅れてしまいます。そこで、当院では担当のスタッフを決めて準備して頂きました(担当に及川さん、本当にありがとうございました)。

準備が早かった事もあり、すんなりと支援を受けられました。当院では、「ハンドピース用の滅菌器」とそれに伴うハンドピース、スケーラー等々を100万円分希望しました。支援を受ける前でも相当数確保してあったのですが、あればあるほどありがたいので、とても助かりました。

そのハンドピース滅菌器の説明会が11月中旬にありました。メーカーの担当者(ナカニシの中村さま)に直接来て頂き、懇切丁寧な説明を受けました。中村さまありがとうございました。

また、今回、スピーディー支援を受けらたのは、岩瀬歯科商会の斉藤くんのおかげでもあります。

斉藤くん、いつもありがとうございます。

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2020年12月 8日 (火)

本日はクライアントパソコン購入の話。

昨日はCTのサーバーのパソコンの交換の話を書きましたが、本日はパソコンのクライアントの話。

CTはCTを起動し、動かしているサーバーと、各診療室へ設置さているクライアント(患者さんを治療するために画像を映し出すパソコン)からなっています。

当院は、サーバー1台、診療ユニット5台分、カウンセリング室、院長室にそれぞれクライアントパソコンが設置されていますから、8台のエックス線関係のパソコンが起動しています。(それ以外にもCAD・CAM用、技工用、受付用、レセプトカルテ用、私が使用しているパソコン複数台など、何台パソコンがあるか分からないくらいです)

実は、サーバーのパソコンは突然悲鳴を上げて、交換と相成ったのですが、クライアントパソコンの中の1台がずっと調子が悪かったのです。

私がチョコチョコと修理してきたのですが、その修理の間隔が短くなって来ていて、こちらも井津壊れてもおかしくない感じだったのです。

そこで、思い切ってクライアント用のパソコンも1台交換しようと思いました。メーカーの方に必要なパソコンのスペックを聞いて、購入するべく動きました。

簡単に説明すると、本体のサーバーはCTメーカーが用意するのですが、クライアントは各歯科医院が用意するというのが普通です。クライアントパソコンの数は、歯科医院ごと違いますから。

当院で使用しているCT用のパソコンはDELL製なのです。だから、ネット上でも購入する事が出来ます。

メーカーさんから貰ったスペック表を元にしてやれば簡単です。

しかし、これにはテクニックがあって、絶対に購入する時はパソコンメーカーの方を相談しながら購入した方が有利です。

やはりスペックは安全を最優先していますので、色々なオプションや保証がわんさかと盛り込まれた値段になってしまいます(つまり高いのです)。

そのため、今回も購入する際は仙台のサポートデスクにまで行くことにしました。

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娘がコロナを心配して、新幹線に乗らない方が良いのでは?と言ってくれましたが、新幹線を利用すると40分で到着するので、新幹線を利用する事にしました。

最近は月1で木曜日を休診日にしているので、その日を利用しました。

サポートデスクで、メーカーの方と相談して購入したのですが、CTメーカーさんの出したスペック以上のパソコンが10万円も安く購入出来ました(笑)。

仙台のお店が開店するのと同時に入店して、2時には自宅に戻っていました(やはり新幹線は早い)。

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2020年12月 7日 (月)

CT用パソコンの交換

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先月の事になるのですが、懸念事項だったCT用のパソコンを新しいものに交換することが出来ました。

調子が悪いと思ってから、壊れるまではあっという間でした。

一時は、全く起動しなくなってしまい、患者さんをお断りしなければならない日もありました。

特別注文のパソコンなので完成までに1ヶ月以上必要なのです。

本当にこの1ヶ月は長かったです(汗)。

薄氷を踏む思いとはまさにこのこと。

メーカーさんも私達の思いを分かって頂いていて、良くやってくれました。休日2日を利用してようやく設置することが出来ました。

やはり一番時間が係るのは、データのバックアップだと思います。

何しろ1万人以上の画像のデータが入っているHDを移植するのですから・・・。考えただけでも冷や汗が出ますよね。

設置以来安心して仕事が出来ていますから、交換して良かったと思います。

私がCTを導入して5年以上が経ちますが、その間にソフトもバージョンアップしたようで、とても使いやすくなっていました。

やはり進化は凄いです。

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2020年11月11日 (水)

ソニックテクノという歯科用カメラ。

この診療用カメラが壊れてしまいました。これは私が矯正を始める時に購入したカメラなのです。

矯正を始めるに当たって、指導者から「このカメラを買いなさい」と指定されて購入したものなのです。

当時、結構購入するのが大変で、どうしてこんなに高級なカメラで無ければ行けないのかと疑問に思ったけど、勿体ないからガシガシと使い込むこと6年。

途中、使いすぎで壊滅的な故障になるも、予備機と修理で何とか乗り切りました。

最初は値段の高さに仰天したけど、今では納得の値段で、この位の性能なら仕方が無いと思い、購入するのに全くのためらいは無くなりました。

多分新しいカメラを追加購入する事になると思いますが、出来るなら修理でもう一度復活して欲しいです。

しかし、カメラの開発速度(特にレンズ)は、昨今のYoutube人気も相俟って恐ろしく早く、すぐに部品は絶版になって新しい物に取って代わる様になってしまいます(つまり、古いレンズの部品はすぐにメーカー欠品になるということ)。

今回ばかりはもう修理難しいかな。

ちなみに私が歯医者になって始めて購入した「メディカルニッコール」という恐ろしく高性能な医者用のレンズは、今では天文学的値段になって、今もマニアには人気のものなのですが、今でもこっそりと大切に保管しています。

カメラ愛好者としては、大切な宝物。

とにかく、仕事でも私生活でもカメラに触れていれば幸せなのです。だから、カメラの故障はとても胸が痛みます。

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2020年7月17日 (金)

3代目。

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昨日のブログで健診初めにヘッドライトの電池が切れたという話をしました。

実は、私以前の健診の際も健診中にヘッドライトの電池が切れてしまった事があり、非常に困った事が有ったのです。

それ以来、ヘッドライトの電池を前日に交換したとしても、健診の朝には新しい電池に交換する習慣を身につけたのです。

ですから、健診当日もキチンと新しい電池に交換してきたのです。

だから、健診の初めに電池が切れた事で、使っている電池の寿命がきたのだと思ったのです。

そのため、健診終了後に電池のスペアも兼ねて健診している郡山東高校の駐車場に停めてある車の中から岩瀨歯科商会の齋藤君にLINEで電池の注文をした位です。

で、直ぐに自宅に戻ってヘッドライトの電池を新しい物に交換してテストしてみると、「あれっ💦!?」

ライトが点灯しないのです。新しい電池に替えたのに。

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何度も何度も点検したのですが、結論は、電池では無くて、ヘッドライトが故障してしまったのです。

まあ、壊れるのも無理はないです。

毎日、毎日手荒く使っているので。

色々とヘッドライトや拡大鏡を試したのですが、この拡大鏡が一番私は使いやすい。

軽いし、ヘッドライト(拡大鏡付き)の中では安いし。

そのため、ないと仕事が出来ません。

だから、常にスペアを一つ常備していたのです。

スペアが無いと思うとゾッとします(冷汗)。

もうこのヘッドライトも3代目です。今度は丁寧に使います。

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大体1年とちょっとしか持たないのです。今度は2年は持たせたい(切実)

2020年6月27日 (土)

レンドルとラケット。

診療している時に気がついたのですが、いつも使っているコンポジットレジンのパッケージの形態が変わっていました。

コンポジットレジンとは、白い粘土(医療用プラスティック)の様なもので、特殊な青い光を当てると固まる材料です。我々はコンポジットレジンの頭文字をとってCR(シーアール)と略語で読んでいます。

私の個人的な考えなのですが、あまり新し過ぎる物は使わない傾向にあります。

使い始めてから副作用が出たら怖いので、ある程度使用年度が過ぎて安全性が実証されているものが好きです(だから未だにインプラントは新しいものが使えない。。安全第一なため昔から殆ど同じインプラントばかり)。

それと、再現性の問題です。

歯の寿命は大体4〜50年くらいあるのですが、材料の寿命はそれほど長くはありません。

そのため、歯の寿命が来る前に材料の寿命が必ず来ますので、再治療と言うことになります。

患者さんは以前と同じ様にと望まれる場合が多いので、材料のメーカーや品番を新製品が出るたびに変えていたのでは以前と同じように色調の歯の色を出す再現性が無くなってしまうのが怖いのです。

カルテに色調の品番さえ記入して置けば、同じ色のCRが使えて、術者の私も安心です(安全性は確保出来ていますので)。

写真の左が当たらしい形態のCR、右は従来の形態のCR。

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で、なんで私がこんな事を書いたかと言えば、ちょっと診療するときに形態が変化していたために、戸惑ったからなんです。

こんな逸話があります。

私が高校生の頃なのですが、私はその時の趣味はテニスだったのですが、海外のプロのプレーを観るのも大好きでした。

私が一番記憶に残っているプレーヤーと言えば、マッケンローとレンドルです。

マッケンローはネットに出て攻撃的な感覚重視のテニス。レンドルは堅実に守りを固めて確実に射貫くいわば型にはめるテニス。

基本的にどちらも痺れるほどかっこよかったです(笑)。

お小遣いを貯めて、皆で東京にレンドルの試合を観に行った事を今でも覚えています。

で、レンドルは型にはめてカチッとテニスをするプレースタイルだったのですが彼には悩みがありました。どうしてウィンブルドンで優勝出来なかったのです。

今でこそラケットの発達で後方でラリー戦が当たり前ですが、当時はラケットが今ほど発達していませんでしたから、身体的に優れた選手が自分のプレースタイルや戦術を変えて試合に望ま無いといけませんでした。

そのため、サーフェイス(テニスコートの種類、芝だったり土だったり、コンクリートだった)の違いで得手不得手があったのです。

レンドルは守りの選手なので、土のサーフェイスの様に球足の遅いテニスには強いのですが、球足の速い芝のウィンブルドンは苦手だったのです。

晩年はついにラケットを変えて、攻撃性の高いプレーを目指しました。

ちょうど長年契約していたアディダスとの契約が切れる時だったため、日本のミズノとの契約をむすんだのです。ウィンブルドンで勝つために。

その時、レンドルがミズノにラケットを作るときに条件として出したのが今まで使用していたアディダスGTX-PROの柄の部分の形態を新しいラケットのミズノ・イワンレンドルタイプを作るときに同じ形態にして欲しいとオーダーしたのです。

バックハンドのテイクバックの時の感覚を同じしたいという理由で。

徹底的に型にこだわるレンドルらしい職人気質な感じがします。

振り返って調べて観ると、アディダス以前に使用していたクナイスルのラケットの柄も同じ形態をしているのです。

やはり、プロになるとコンマ、何ミリにまでこだわるのだなと思った経験があります。

私もレンドルほどではないのですが、やはり同じ診療スタイル(道具だったり、やり方だったり)にはこだわりたいと思います。

最初レンドルの写真がアディダスのラケットの時のバックハンドテイクバック。次がミズノのラケットでのテイクバック。

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2019年11月25日 (月)

たぶん好みの問題。

歯科の治療を毎日行って生計を立てているのですが(笑)、85%は殆ど同じ治療ばかりです。
インプラントや矯正や手術などといった特殊な治療は15%くらいなものです。
その中でCR(コンポジットレジン)といわれる治療はたぶん治療の中でも一番多い部類かもしれません。
CRとは、粘土の様な白色のプラスチックで、ブルーの特殊な光を当てると固まります。

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その性質を利用して、虫歯で空いた穴を埋めたりするのです。
そのCRの材料も年々改良を重ねられていて、どんどん性質が良くなり、本物の歯の様な色を呈する様になりました。
ただ、なぜか昔発売になった材料が私の好みで、全く新しい材料は使わなくなってしまいました。昔発売になった材料でも納得の行く色合いを歯に表現出来ているので、発売中止になるまでは、このままで良いのかなって思っています(古い材料っていっても使用期限が古いって訳ではありません)。
で、そのCRという白色の材料を固める機材をLED光照射器というのです。

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形はペンタイプとガンタイプの2種類です。
しかし、いまはペンタイプが主流です。新製品もペンタイプばかり。
で、困った事に私はこのペンタイプが苦手です。
たまに手からスルッと落ちてしまう事があるのです。ガンタイプの様にしっかり把持が出来ないのです。
たぶん、10年位前に指の手術をしてから握力が弱くなってしまったのが原因だと思うのです。
だから、医院には幾つかの光照射器があるのですが、そのほんとがペンタイプ。
私の好きなガンタイプは一つしかなくて、壊れないように大切に使っています。
このままだと、たぶん近い将来はペンタイプ1沢になる気がしてとても怖いです。
今のうちに買いだめしとこうかな(笑)

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2019年9月 8日 (日)

やはり学ぶことは楽しい

郡山歯科医師会の学術理事に任命されてから、30歳代の毎週研修会に参加していた頃を思い出して、研修会にどんどんと参加したり、申し込んだりしています。
最初、学術理事のお話を頂いた時は、有り難い話だけど、自分には無理だなって感じてしまったのです。
それは、今私が自分の臨床で行っている治療方がかなり自分の臨床にマッチしていて、もう新しい診療は要らないって思ってしまったのです。
新しい診療や技術を覚えるよりも、今行っている臨床の深みを増した方が絶対良いって思ったいたのです。私の行っている臨床はかなりマニアックで難しいので新しい技術を覚える余地(脳みそのスペースが無い)がもう無いって思っていたのです。
だから、学術理事のような最新で、若いDRに有益な情報なんか分からないし、歯科医師会自体をリード出来る様な知識も無いって思っていたのです。
でも、考えて見れば、これは自分が苦手な分野の裾野を広げるチャンスかも知れないと思い直しています。
今までは絶対行かないだろうなと思えるような研修会等には参加もし込みを行っています。
多分、自分の臨床にはあまり良い影響は無いだろうけど(スタイルが固まっているので)、歯科医師としての見識は上がるかもしれません。
まあ、やはり学ぶ事は楽しいですね。
最近、改めてそう思います。

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2019年8月30日 (金)

水の量

6月に診療室の5台あるユニット(歯の治療をする椅子)のうち、4台を新品に交換いたしましたのはいぜんのブログで述べた通りです。
以前のユニットの状態は、既に壊れてしまっている状態を誤魔化し、誤魔化し使用していたため、歯を削る際に噴射される水が途中のホースから溢れてしまい、患者さんの顔にかかるし、床は水浸しになるしで、肝心の歯には水があまり噴射されなかったので、歯を削るバーの回転量を少なく調整して、歯への負担を考えながら削っていました。
それが何年も続いていたのです。
それが、新しいユニットになった途端、エンジンやタービンから噴射される水の量が多くてびっくり(これが正常の水の量だと思うのですが...)。
水が大量(何度も書きますが、これが普通)に歯に吹き掛かるので、歯と接触しているバーに熱がたまらずに痛みが出ず、本当に快適です。
しかし、よく5年くらい水が出ない状態で診療していたなって自分でも驚き。
やはり新たしい機材は効率が良く、治療が進むので、古い物は廃止し、新しい機材に投資した方が患者さんのためになりますね。
勉強になりました。

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2019年8月12日 (月)

非常事態

先月のインプラントの手術のあった日のドタバタした話です。
私はインプラントの手術はガイデッドサージェリーというコンピュータで設計したガイドを持ちいて手術をするようにしています。
インプラント用のガイドというのは、インプラントを埋入する際に使用する形成ドリルの角度、深度等をコンピュータで計測してCAD/CAMにて削り出しで患者さん一人一人オーダーメイドで作成する口腔内装着用マイスピース型手術補助器具です。
この器具を用いる事により、インプラントの手術の失敗はほぼ99.9%無くなります(ただ、術者のスキルの問題で埋入する際のドリルの扱いで0.1%の失敗があります)。
このガイドを作成してインプラントを埋入する事は、現在ではスタンダードな事になりつつありますが、それはあくまで複数本の埋入で用いる事が殆どです。1本でこのガイデッドサージェリーを用いる先生はまだまれです。
しかし、私はインプラント1本の埋入からこのガイデッドサージェリーを使用しています。やはり、施術中の余計なストレスから解放されますし、目標到達深度と正確な傾斜角度が確保されると治療終了後のメインテナンスが大変コントロールしやすく、術後のインプラントの安定向上に一役買うことが出来るからです。
しろくまのインプラント治療費は高いというクレームが入りますが、材料費の高い最高級のインプラント本体(ノーネルバイオケア社のインプラント)と最高の安全を確保する為には、やはりこのガイドサージェリー(作成費がかなりかかります)を使ったインプラント手術は欠かせないものとなっています。私にとって(安全はお金に変えられませんから)。
ガイデッドサージェリー手術のもう一つの利点として手術の直前まで、設計を行ったパソコンで手術のシミュレーションを繰り返し、繰り返し行う事が出来ます。
何度も、何度も、何度も、何度もです(笑)
だから、実際の手術をする時には患者さんの実際の骨の形が頭に入っていて、迷わずに手術を行えます。
ただ、CTのデータは患者さんの骨の軟らかさ如何によっては、ガイデッドサージェリー用のパソコンに投影されないこともあるので、注意が必要なのです。
ですから、手術中もガイデッドサージェリー用のパソコンを手術室のモニターに接続出来る様にしてあって、手術中もそのモニターを確認しながら手術を丁寧に進めます。
その日もいつもの手術の朝のルーティンに従って、メインのパソコンから手術室に持ち込むノートパソコンにガイデッドサージェリー用のデータを移そうとしました。
しかし、なぜかデータが移せないのです。
私が長年使用しているガイド用のパソコンはもう10年以上使っている年期の入ったノート(現在メインで使用しているパソコンの前のメインのパソコンでした)なのですが、それがいつの間には寿命を迎えてしまった様なのです。ウンともスンとも言わず、沈黙したままです。
「あちゃ〜〜、やっちまったな〜」と思っても後の祭り。
手術は午後いちで予定されています。
すぐに、メーカーのノーベルバイオケアの担当さんに連絡。
しかし、間の悪いことに私の担当さんは現在、仙台と山形の県境にいるらしく、当院に来ることは当然無理。
仕方が無くこの日は、ガイドの情報なしで手術しないといけないかなって思いました(基本的には手術室に持ち込む先生はまれなので、無くても十分信頼性は充分です。私が心配症なだけ)。
でも、この担当さん、電話で新しい私のマックのノートパソコンにインストールを試みる事を提案してくれました。
診療中の時間が限られた中、メールと電話を駆使して、なんとか新しいマックにガイドのソフトをインストールすることに成功しました。
無事に手術に間に合いました。もちろんその日の手術も問題なく大成功したのは言うまでもありません(笑)。

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2019年8月 5日 (月)

ついに解決 

何度も何度も悩まされていた第二手術室のパソコンが新しいパソコンに交換されました。
今年に入り、定期的に故障してその度に私が修理していました(もう、パソコンの修理はそこそこ出来るようになってしまいました・・・苦笑)。
故障を修理していて分かるのですが、パソコン本体に埃(ほこり)が多く入ってしまうとパソコンが故障してしまう事が多いみたいなのです。
当院では多くのパソコンを使用していますが、故障しないパソコンはキチンと専用の防塵ケースに入っています。故障が多い第一手術室と第二手術室はどちらもパソコンむき出しなんです。
しかし、このパソコンもすでの5年以上経過しているので、ホコリ以外の原因もあるのかもしれないですね。
とにかくどんどん院内の古い機材が一新していくので、とても仕事がやりやすい。
やはり、新しい機材はいいね。
私の体もそろそろ新品に交換しようかな。
かなりのガタが来ているので(笑)。

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2019年8月 2日 (金)

新兵器を投入!!

昨日もお伝えしましたが、郡山歯科医師会の理事に就任しました。
そのため、沢山の会議に出席しなければなりません。
私が理事なので、会議では多くの議題が登りますし、それをその場ではメモし、自宅に持ち帰り、整理する必要があります。
何度もこのブログでもお伝えしている様に、私の特技はパソコン等のキーボードのブラインドテクニックなのです。頭の中に思い描いた文字を瞬時にキーボードを見ずに打ち込む事が出来ます(誤字脱字は多いですが、それは後で直します・・・苦笑)。
今となっては手書きのメモよりも、キーボードで打ち込んだ方が速筆が出来ると考えました。
昔は大事な会議等はパソコンを持ち込んでいたのですが、流石にバッグが重くなってしまう事に耐えきれなくて、最近はずっと手帳にメモを書き込んでしました。
手帳の大きな利点は、一人で企画を考えている時や頭の中の整理をしたい時に抜群の威力を発揮するとおもっています。
しかし、会議や講演では手帳では速記が出来ないのです。私。
見直したときに何を書いたか分からない。。。。位に文字が乱れてしまいます。
そのため、パソコンを持ち込まないと行けないのか・・・と悩んでいたいのです。
そんな時に、ツイッター上で、「Pomera」というメモに特化したキーボードタイプのデジタルメモツールを多くの方々(特に、作家さん、ブロガー、編集者等々)が日常的に使用している事が判明。
私も実際の物が見てみたくなり、宇都宮に出張で行った帰りのヨドバシカメラにて、実際に手にとってみました。
大変、小型で重くもなく(但し、パソコンに比べてです)、持ち運びにも便利なので、私も即、購入しました。
これで、学術講演会中のメモ等に活躍してくれると思います。
まあ、機材に関してはいかに持ち主が活用するかが問題なのですが(使えるようになるまで、何度でも練習する事が大事)

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2019年7月11日 (木)

ついにリニューアル!!

16年使用したユニットから新しいユニットに交換が終了して、ついにリニューアル出来ました。
今回交換したユニットの大きな特徴は、タービンという、いわゆる「キ〜〜〜ン!!」という耳障りな音を発する切削器具は一切つけませんでした。
5倍速エンジンという音が静かな切削器具をつけています。
ユニットは全部で4台分交換したのですが、一台は、車椅子の対応をしていて、ユニット自体が回転して、患者さんが乗り入れしやすい仕様となっています。特徴としては、ダブルサクション(唾液や血液を吸う機材が二つ付いています)で、トリプルエンジン(切削器具が3つ)。
二つ目は、シングルサクションですが、スケーラー(歯石を取ったり、歯内両方をしたり)が2本付いています。3台目と4台目は同じ使用で、外科をメインに考えた仕様になっています。特徴はダブルサクション仕様で、ダブルスケーラーです。
私は、開業して一台だけ別会社のユニットに浮気しましたが(故障ばかりでもう絶対にこのメーカーのものは買いません)、昔からずっと長田(OSADA)のユニットばかりなのです。
親父やおじいちゃんが使っていたのも、OSADAだし、大学病院もOSADAでした。
このメーカーのユニットは、とにかく丈夫なのです。
車でいえば、一昔前のボルボって感じ(これは私の意見ではなくて、先輩が昔言っていました)。
壊れない。欠点は、かっこよくないこと(苦笑)。
まあ、かっこよくても診療には関係ありませんから。
リニューアルした当日は、まあ、疲れました。
ボタンがたくさん付いていて、全くわからない。
前日の説明会の時にキチンときておけば良かった。
これで、当院の壊れそうな機材は殆ど交換できました。
エアコン、ユニット、技工室、パソコン(この事はいずれブログにアップしますね)、レセプトコンピュータ。
機材が安定しているのはうれしい事です。

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2019年7月10日 (水)

リニューアル前日!

院内への新しいユニットが設置が6月24日の月曜日の午前中に完了しました。
午後からは従業員を召集して、メーカー(オサダ)さんによる新しいユニットの説明会が開催されました。
やはり、以前使用していた機材とは戦力が明らかに違うため、私は戸惑ってばかり。
手動中心の前回と比べて、電動の動きが多いので体的には省エネなのですが、患者さん目線で作られた動きのためか、動きがスムーズ。悪く言えば「遅い・・・」。
せっかちな私には、少々「慣れ」が必要かもしれません・・・。
従業員の皆様も積極的に質問してくれて、院長の私としては大助かりです。
これから最低でも10年以上はお付き合いしていくユニットですので、大事に使っていきたいと想っています。

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2019年6月21日 (金)

重合器!!

当院の第1技工室に技工用光重合器(GC LABOcure)が入りました!!

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これは、被せものに白いプラスチックを付ける時に使う機材です。
今まで使っていた光重合器は開業とほぼ同じ時期に入れていたので、かなりお疲れになっていて、年に数回故障するようになってしまったのです。
以前、ネットのオークションで新品を格安で見つけていたのですが、落札出来ませんでした(残念)。
で、今回、最新の光重合器を第1技工室に入れたのです。
これで、ストレスなく技工士さん達が仕事をしてくれる様になると思います。
今までの重合器は、壊れた訳ではないので、第2技工室の方へ移動になりました。
これで、第2技工室の技工士さんもわざわざ第1技工室まで行かなくても良いので、また仕事効率があがりますね。良かった。
働き方改革!!!!(笑)。

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2019年6月 5日 (水)

マルチパーパス。

当院に出入りしている業者さんは多々あれど、自分で売って、自分で直すってマルチパーパスぶりを発揮するのは岩瀨歯科商会の齋藤君。
最近、どんどんと成績を伸ばしているとの噂を耳にするけど、「痒いとこまで手が届く」を通り越し、「将来痒くなるであろう部位」までを指摘してくるのは凄い。
まあ、何でも「ハイハイ」って引き受けるので、こっちも遠慮無くお願いして、それに釣られて歯科材料を注文してしまうという罠にはまったと気がつくのは、ずいぶん経ってから(苦笑)。
まあ、向上心が強く、やる気があるから仕事をどんどんとこなす姿は、見ていてすがすがしい。
令和に変わり、行政の書類も全て「平成」を破棄し、「令和」の書類に替えなければ成らない時でも、さっと、行政から貰って来て、さりげなく渡してくれたり。
先日、新しい技工の機材の打ち合わせで、技工部の黒澤君から、「この機材の、この特殊効果は当院のすでにある機材でまかなえるから、一つランクの下のスペックで充分です」と言われてしまったのはご愛敬(笑)

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