しろくま歯科医院 WEBサイトへ

しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
calender

2024年3月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
AED
当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

最近のトラックバック

アーカイブ

リンク



« 2011年8月 | メイン | 2011年10月 »

2011年9月30日 (金)

台風の爪痕

先日は、休診日でした。

最近、早起きなので車が渋滞していない朝方にサイクリングに出かけることが多いのです。

昨日は、今回の台風で川が氾濫し、大きな被害を出したと思われる場所に出かけてきました。

その場所は、もう完全に水は引いていたのですが、その道沿いはだいたい3割ほどのお店しか開業していませんでした。

ほとんどの飲食店、カーディーラー、お店等が浸水した店の片付け、および修理を行っていました。

私の取引のある歯科材料屋さんに聞いたところ、この道沿いにある歯科医院では大きな被害にあったようで、当分仕事が出来ないとのこと。

本当に災難で、可哀想で、同業者として辛くなりました。

なんとか立ち直ってもらいたいものです。

話は変わりますが、昨晩もかなり多きな地震がありました。

福島はいつになれば平穏な日が訪れるのでしょう。。。。。。。

2011年9月28日 (水)

落ち込んだり、持ち直したり(笑)

刺激を受けようとして、よく、同業者のブログを覗きに行きます。

東京で開業しているスタディーグループの仲間のブログが多いのですが、昨日はちょっと焦りました。

まあ、華やかな場所(東京の一等地)がら、大きなプロジェクトを何件も進行中との記載。もう存分活躍している姿が目に浮かびます。

反面、現在の私は、予防を中心とした地味だけど大切な仕事をこつこつをこなしている感じ。

かなり負けず嫌いな私。しかし、求められているものが違うのだからそれはそれで仕方がない。

などと、焦りや落ち込みをしつつ、現実に目を向け持ち直す日々を続けています。

しかし、地味で大事な仕事を続けていたも、いつでも大きなプロジェクトを手がけられるように、勉強は怠らないようにしないといけないなと思っています。

11月までは学会や研修会シーズンが続きます。

まだまだ忙しい日々です。

2011年9月27日 (火)

落ち着く作業

今月は連休が多くて、とても気分的に落ち着きません(苦笑)。

休み自体は大歓迎なのですが、仕事のペースが乱れるのが一番疲れます。

逆に、かなり忙しいときは、肉体は疲れますが、精神的には充実してます。

しかし、暇な時や、ペースが乱れている時は、体は楽ですが、精神的に疲労困憊となる場合が多いです。

今週に入って、全く仕事のペースがとれないまま、昨日仕事に突入してしまったので、後半かなり疲れてしまいました。

これではいけないと思い、院長室の掃除を始めました。といっても簡単なものです。

本の整理をし、いらないプリントや配達物を処分し、床にぞうきんがけをしたくらいです。

時間にして約5分くらい。

やはり、物が散らかっているのは、心の乱れと一緒です。

部屋をかたづけると、とても気分がスキッとします。

昨晩は、子供のおもちゃと、自分の部屋の小物も整理しました。

今晩は、明日のゴミの日に合わせて、読まなくなった雑誌を一気に捨てようと思っています。

また気分もすっきりするのかな~。

楽しみ。

2011年9月26日 (月)

福島復興の予感

娘の大運動会が終了した秋分の日の午後、奥さんと二人で郡山駅前に買い物に行きました。

私の目的は、リニューアルオープンした『ヨドバシカメラ』に行くため。

私は、各都市へ出向くと必ず、地元の大型家電量販店に出向きます。やはり男なんで家電が大好きなのです。

多くの都市の家電量販店を見てきましたが、今回、駅前に出来た『ヨドバシカメラ』はどこにも負けていませんでした。

商品の数、質、店員の接客態度等々。地下1階から2階までの3フロア。東北最大級とのこと。

今、福島は大変な時期で、出て行く企業が多い中、駅前の一等地に再オープンしてくれて嬉しい限り。その日は、駅前の道はずっと渋滞しており、ヨドバシカメラの周りは常に人であふれていました。周りのお店もその影響か、普段より賑わっているようでした。

最近元気のない郡山駅前でしたが、ちょっとだけ復興の兆しが見受けられました。

とても嬉しい限り。

がんばれ福島!!

2011年9月24日 (土)

娘の運動会へ

Dsc01146
Dsc01126
いつもなら、幼稚園の隣の学校の大きな校庭を使って、幼稚園の大運動会を開催しているのだそうです。

でも、今年は郡山郊外の大きな体育館。

運動会など、自分の運動会を含めても、もう20年ぶり。そりゃ戸惑います。

しかし、毎晩娘が幼稚園で練習してきたお遊戯を目の前で見せられると、親としては目頭が緩みます(バレナイように、、、、、)。

とても元気に走り回り、喜声をあげる子供たち。

こんな幸せないよね。親としては。

よく頑張った子供たちに周りの親御さんも皆満足げ。そりゃそうだ(笑)。

親御さんの中には、私の患者さんも何人もいて、とても恥ずかしかったけど。。。

帰りに大きなメダルをもらって来ました。

娘はそのメダルを朝まで首から提げていました。

君はパパの金メダルだよ。Dsc01158_2

2011年9月23日 (金)

明日の見えない毎日だから

ここのところの当医院の特徴として、連休になると患者さんのキャンセルが続いたり、予約が入らなかったりして、割と閑散としてしまう時間があります。

なぜだろうと思っていたのですが、5月以降にこのような傾向なのです。

とくに晴れている日のキャンセル率がとても多いのです。

よくよく考えてみたら、晴れている日は、子供をどこかへ連れて行って、遊ばせているのではないかと思い当たりました。

現在、福島では外で思いっきり子供を遊ばせることは難しいので、出来るだけ子供との時間がとれる時は、家族で出かけているのでは。。。。。と推測しました。

これなら納得です。

歯の治療も大事ですが、子供とふれあう時間はもっと大事です。

どんどん遊んであげてください。

私もこれから、娘の運動会へ行ってきます(笑)。

2011年9月22日 (木)

台風大丈夫でしたか?

昨日の台風、とても凄かったです。

特に、夕方の6時以降は特にひどく、当院にたどり着くことが出来ない患者さんもいらっしゃいました。

夜には、大雨の中、地震もあり、ちょっと生きた心地がしませんでした。

ほんのちょっと先では避難勧告もでましたし。

どんなにがんばっても自然の脅威には勝てませんね。

こんな時は、自宅でおとなしくしているのが一番ですね。

今日は晴れると良いな。

2011年9月21日 (水)

理解していたつもりでも。

愛知県日進市で行われた「にっしん夢まつり・夢花火」にて、東日本大震災の被災地応援のため予定されていた福島県産花火の打ち上げが、放射能を心配する市民の抗議で取りやめられたことがわかりました。

先日も、福岡県で福島物産を販売するイベントで同じようなことが起こりましたし、京都でもしかり。

まあ、口では福島を庇護する言葉が出てきても、いざ身に降りかかると思うと拒絶反応。

こうなることは理解していたつもりでも。

抗議した県のすべての人が言ったわけではないだろうけど、ちょっと辛い。

わかってはいたけど、同じ日本国内で露骨な差別行動は辛いですね。

私は、同じ立場になったとき、そうならない言動を心がけようと思う。

2011年9月20日 (火)

忍びの国

Photo
有楽町駅前の大型書店にて、『児玉清の本棚』という特設コーナーが設けてあって、その中にあった一冊。

児玉清氏はとにかく無類の本好き。多くの本を読んでいる中で、特に面白いと思った本が集められていた。

で、本書。

この本は、伊賀の国の忍者が織田信長の次男信雄との合戦(天正伊賀の乱)を書いた忍者物。

私は歴史小説も大好きで、真田太平記(13巻もある長い長いもの)の中にも忍びの者を“草の者”と表現していたっけ。でもどの小説の忍者もかっこよく、主に従順な姿が印象的。

しかし、この「忍びの国」の忍者たちはまったく違う。

忍者の仕事を請け負うのは理由は、ずばり「金」。金を払ってくれる人がいれば請け負った仕事が終わるまでの関係。

実に泥臭い。しかし、人間くさい。裏切り、騙しあいなんでもあり。

この小説は、所々に古文書からの記述が織り込んでおり、しっかりとした史実に基づいた話ということがわかる。嘘っぽい忍法ものではないのだ。

著者の和田竜さんの本は、「のぼうの城」についで2冊目だけど、肩肘張らずすらすらと面白く読めてしまう。目の付け所が独自というか、変わった視点。歴史小説にエンターテイメント性を持たせる小説では、現在ピカイチなのではないのだろうか?

小旅行などに持って行きたい上質小説いかがですか?

2011年9月19日 (月)

八木山動物公園へ行ってきました

昨日の日曜日は、家族で宮城県の八木山動物公園へ行ってきました。

結構早朝に出発し、早めに動物園に到着したのに、すでに長い渋滞wobbly

車の中でぐずる子供をなだめつつ、何とか動物園入り。

私、もう季節は秋だと油断し、暑さ対策を何もせずに来てしまったことを激しく後悔。

もう、暑くて暑くて、汗が滝のように流れます。

髪の毛など、シャワーを浴びたかのような状態。もう笑ってしまうような状態。

どうも暑いのは私たちばかりではないようで、イライラしたお父さんが子供を叱りつけるところを何度も見ました。暑くて、しかも人が多くいて通行が大変なのに、子供が走り回ったり、『ジュース飲みて~』なんて言われてしまうとイラッとしてしまうのでしょうね。

私、この八木山動物公園初めて来ましたが、とても良い動物園でした。上野動物園は、何度も出かけていますが、あそこまでスケールが大きくなく、「そうそう、この動物が見たかったの」という動物たちが、しっかりと仕事をしている(きちんと動き回っていてくれる)。しかも動物たちとの距離が近い。

困ったのは、通路が狭くて、でこぼこなので、ベビーカーが通りづらい。

でも、子供たちに初めてシロクマを見せてあげることが出来て、とても良かった(笑)Dsc01117

子供たちにも、今日は放射能関係ないから、靴下脱いでサンダル履いていいよって言えてのも嬉しかったし。

子供たちもたくさん走り回って、十分休みを満喫したみたい。Dsc01108

良い日曜日。

2011年9月18日 (日)

最強マフィアの仕事術~マイケル・フランセーゼ著

先日出かけたJHエンドシステムに向かうため、東京駅に降り立ったとき、時間があるので本屋で見つけた本。008_b

多くのビジネス書を読んできたけれど、この本が一番実践的で信頼に値すると思った良書。

マフィアの仕事術だから、どうせ人をだましながら稼いでいるのだろうと侮ってはいけない。

この著者マイケル・フランセーゼという人物は、当時、ニューヨークを拠点とするマフィアの一つに最年少で幹部にまで上り詰めた人物で、週に600~800万ドルも稼いでいた人物である。

マフィアの基本はハードワークである。しかも、目標を定め、計画を立て、それに向けて最大の努力をする。

しかし、これだけではまじめなサラリーマンと同じ。思想が違うのだ。ほとんどのマフィアは、イタリアの政治哲学者マキャベリの「君主論」を読み、その思想を実践しているという。

この本の中で何度も出てくるマキャベリの思想は。。。。

『誰のどんな行動も、結果によって判断される』

『残酷で非常な行為を繰り返さないために、一撃でしとめるべし』

『軽い傷を負わせただけでは仕返しされる恐れがある。攻撃するときは、復讐される心配がなくなるまで徹底して攻めるべきだ』

『ダメージは一撃で与えよ。相手の苦しみは減り、反撃もされにくい。恩恵は少しずつ与えよ。そうすれば、ありがたみを長く味あわせられる』

『愛されるより恐れられる方が安全である』等々。。。

この「最強マフィア~」の本に魅入られてしまった私は、『マキャベリの名言~矢島みゆき著』という本まで購入してしまった(笑)Photo
その本の帯に書かれていた言葉は、「弱者が生き延びるために。強者が勝ち続けるために」と書かれていた。

しかし、彼も収監され、マフィアを引退してからは、生き方や考え方が徐々に変化してくる。

マキャベリの思想から、ソロモンの思想へと。

マキャベリの思想では幸せになれないと考えるようになり、最後にはソロモンの思想での生き方を実例を入れながら紹介している。

しかしながら、この本は、税金の話から、成功、失敗に至るまで自分の生き方を実例に出しながら力強く語りかけてくる本なので、かなり満足度が高い本だった。

たぶん、仕事に行き詰まったら、何度も読むかも。

そんな本。

2011年9月17日 (土)

朋あり遠方より来たる

故事百選のなかの言葉に、『朋あり遠方より来たる』という言葉があります。

~心の友と呼べるような親友が遠くから訪ねて来てくれるのは、大変嬉しく、楽しいものです。特に同好の志を持つ者が集まって来ることは人生を豊かにします。~

という意味だそうです。

先日、埼玉から大学の講座が一緒だった吉田君が遊びにいてくれました。

遠いところからわざわざ私を励ましに来てくれたのです。

ほんとにありがたい事です。

そこで、福島の歯科の現状を話し、埼玉での歯科の事情、埼玉の歯科医師会に在籍している共通の先輩のお話などを聞かせてもらいました。

大変、楽しく、面白くきかせていただきました。

お互い同じ年頃の子供がいるので、子供の教育の話をしたり、それはそれはきりがありません。

お昼には、近くの天ぷら屋さんに、私の奥さんと息子を連れ添って食事に行きました。

帰りが遅くなると大変だからと気を遣ってもらい、彼は3時前には新幹線にて帰って行きました。

短い間でしたけど、久々に寛げた休日でした。

今度は私が遊びにいきますね、吉田君。

2011年9月16日 (金)

JHエンドシステム再受講3(実習)

JHエンドシステムの2日目。

前日に、明日のことを考え早々と床につき、朝は余裕をもってホテルをチェックアウト。

予想では、会場に30分前に着く予定でした。

ところが、乗り換えで、反対方向の電車に乗ってしまい、大幅に時間をロス。

着いたときは、時間ぎりぎりでした。

もちろん、私が一番最後。私が会場に入るなり、実習が始まりました。

3日目は、最初に簡単な説明が行われ、後はずっと実習でした。Dsc01003

前日の講義の内容をあまたで復習しながら、手を動かして行きます。

昨日の講義の内容と実際に手を動かしながら確認していくと、頭の中で理解がどんどん進みます。

同時に自分の謎と勘違いもどんどんと解明されていき、わくわくするような高揚感があります。

この時間が一番楽しい。Dsc01004

午後に入ると、平井先生がマンツーマンで、じっくり教えてくれます。

この実習で使われる模型は、同じ模型ですが、ちょっとずつ誤差があるらしく、実習を行う先生により状況が異なってきます。

そのため、多くのシチュエーションがあります。

私が行った場合と隣の先生が行った場合には、作業内容が異なってきます。ですから、いろいろな治療法がそのたびにわかり、とても参考になりました。

私は、自分の指導が終わってからも、ずっと先生のそばに陣取り、ずっと飽きずに平井先生の指先を凝視していました。

平井先生からの指導によって、次にユニットに移り、タービンを用いて、模型の形成を行うことになる。この場合、各インストラクターが回ってくれるのだが、このとき非常に不快な出来事がありました。

私は一番最初にユニットに座り、実習を開始するまえに、模型をじっくりを目視しながら、確認作業を行っていました。そばにいたインストラクターが、その行為を《実習の仕方がわからない駄目な受講者》と写ったのか、とつぜん、口頭試問のような質問をしてきました。その後は、やることなすことケチをつけてきます。まったく実習が先に進みません。なんでそんなことするんだと毎回行ってくるので、ついに、

「先生、私は受講生なのでわからないのが当然です。わからないから確認しながら先へ進みたいのです。理解も確認もせずに先に進むわけには行きません。先生の言っていることは十分理解できますが、まず実習をさせてください」とすこしキレてしまいました。

そのインストラクターの先生は、自分がやり過ぎたことに気がついたのか、どこかへいってしまいました。

次にきたインストラクターは、「まずやってみてよ」といいながら、最後に私の注意すべき点を指摘してくれました。そして、私の実習模型を身振り手振りで解説しながら訂正してくれました。

今度はとてもよく理解できましたし、インストラクターの先生に感謝もすることができました。Dsc01006

最後は、また平井先生による個人レッスン。一人一人根気よく丁寧に教えて回ってくれます。

私のところへ来たとき、平井先生は、「よく頑張っているね。理解は出来ましたか?」と肩をたたいてくれました。とても感激です。

最後に、この実習で使用した材料の説明がありました。

前回は、あまり必要性を感じなかったのですが、今回実習に参加してやはりこの器具は購入しておこうと思い、メーカーの方に聞いてみました。

そしたらなんと、もう取り扱いのない欠品商品だということ。もともとクラフト用の器具だそうで、歯科用ではないとのこと。

FISKARS ハート型ハンドパンチ1/8Img57076483

どなたか、お持ちの方でいらない方は譲ってくださいhappy01

講習が終わり、一日集中していたので、とても空腹でした。とにかくラーメンが食べたくて、錦糸町の町を練り歩きました。しかし、ラーメン屋さんはどこにもない。荷物は重いし、疲れたので駅前にある「つばめグリル」さんに飛び込み、トマトのサラダと、ハンバーグを子供みたいにがつがつ食べました。

Dsc01012

Dsc01015

帰りの新幹線は、なぜか全く混んでなく、ゆっくり読書を楽しむことが出来ました。

とても満足な2日間でした。

2011年9月14日 (水)

JHエンドシステム再受講2(初日)

JHエンドシステム初日。

当日は、朝5時半起床。7時最初の新幹線にて上京しました。場所は錦糸町。

東京スカイツリーもよく見えます(笑)Dsc00999

研修は10時から。しかし、8時45分に東京駅についてしまったので、本屋をぶらぶらと。

ここで、思いがけない面白い本を購入。後ほど、この本についてもご紹介いたします。

初日の研修は、平井先生の講義が中心。

前半は、咬合状態が全身およびエンド(根の治療)の状態に影響するということを中心に症例を見ながらの研修。

正直、この午前の講義だけでも聞いた甲斐があるほどの内容。

午後は、根の治療に関しての詳しい講義。

材料学から始まり、その理論、実践まで実に深い内容。

後半は、先生自ら、JHエンドシステムについて実演してくれました。Dsc01000_2

ここで、自分の臨床についての疑問を質問。的確に実演でお答えください、大満足。

早朝から緊張しっぱなしでしたので、かなり疲れた初日でした。

明日へ続く。

2011年9月13日 (火)

JHエンドシステム再受講1(受講までの道のり)

先週末、待ち焦がれたJHエンドシステムを再受講してきました。

JHってなにかというと、この根の治療のシステムを開発された平井順先生の頭文字のことです。

この根の治療(専門用語でエンドといいます)は、とにかくシステマチックで優れた治療だと思います。

私は、補綴と言って、入れ歯やインプラントなどが専門なのですが、根の治療がいつも苦手でした。何度かトラブルも経験しています。

しかし、2年前にこのシステムに出会ってから、エンドに対する理解がとても大きく進みました。

自分の考え方が変わるというのは、とてお大変なことですが、とても大事なこと。いままで培ってきた技術を捨て去り、まったく新しいシステムに変えてしまうのですから。お金もたくさんかかるし、従業員の教育も時間を見つけて行っていかなければならない。

そのシステム交換を2年前に行いました。エンドに対する大きなトラブルも減ってきて、成績も向上してきました。しかし、どうもしっくりこない。もう一度ブラッシュアップするために再受講に踏み切りました。

しかし、このJHエンドシステム。講習会の数が少なく、しかも希望者も多いので、研修会に参加するだけでも一苦労。2年かかったといのは、実はこの時間だったのです。本音をいえば2年前に何度か連チャンで行きたかった・・・。

いよいよ楽しみな受講が始まります。

明日へ続く

2011年9月12日 (月)

歯痛で死亡

インターネットの中に見つけた記事。

【9月7日 GlobalPost】米オハイオ州シンシナティの男性(24)が8月31日、歯の感染症で死亡した。同市の大学病院医師が語った。

 死亡した男性、カイル・ウィリスさんの遺族は、米NBCテレビの系列局WLWTテレビに対し、ウィリスさんは2週間前に親知らずが痛み始めたと語った。歯科医は、親知らずを抜歯する必要があると告げたが、ウィリスさんは当時無職で無保険だったため、抜歯をしなかった。

 その後ウィリスさんは頭痛と顔のはれに悩まされ、緊急治療室に搬送された。

 おばのパティ・コリンズさんは、WLWTテレビの取材に「(医師らは)抗生物質と痛み止めを与えた。でも、ウィリスは抗生物質を買うお金がなかった。そこで痛み止めだけもらった。でも彼に必要なのはそっちではなかったのよ」と語った。

 痛み止めは効果があったものの、感染は拡大し、最終的にウィリスさんの脳に達した。

「歯科医に行って歯痛を治療しておくべきだった。そうすればこんなことにならなかった。みんながその教訓を得たわ」と、コリンズさんは語った。

 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の歯科医、アービン・シルバースタイン氏は、ABCテレビに対し、「歯の病気が深刻な症状をもたらすことを人びとは知らなさすぎる。問題は目で見える部分だけではないんだ。多くの人が歯の疾病で命を落としている」と語った。

 カイル・ウィリスさんは、米有名ミュージシャン、ブーツィー・コリンズのおい。(c)News Desk/GlobalPost.com/AFPBB News

日本は国民皆保険なので、痛みが出たらすぐに歯医者へ行きましょう。

2011年9月11日 (日)

緑の毒

201011000152
桐野夏生さんの新作『緑の毒』を読了。

桐野夏生さんの小説は、10年くらい前に『柔らかな頬』と『OUT』を旅行先に持って行き読んだことがあるのですが、楽しいはずの旅行が本の内容でとても暗くなってしまった思い出があります。

それ以来、何となく敬遠してしまった感じがありました。『東京島』も購入して、途中まで読んだのですが、読了出来なかった思い出もあります。

そのため、私には合っていない作者なのかなという気がしたのですが、今回の『緑の毒』の帯に書いてあった言葉に釘付けになりました。

「妻あり子なし、39歳、開業医。趣味ビンテージスニーカー収集。連続レイプ犯」

なんかいかにも面白そう。39歳開業医と言うところにとても惹かれました。自分の歳も近いし。また、開業医の心の闇が書かれていたらとても興味深いと思ったからです。

で、読んでみました。しかも桐野夏生さんの本なのに一気読み。(失礼coldsweats01

まず、屈折した心の描写がとてもうまい。開業医が持つ患者さんとのストレスがよく書かれていました。ライバル医院に対する怒り等々。

ちょっと他人事ではないな~と考えながらの読書。

この小説の中にも書いてあったけど、閑古鳥の鳴く医院を作るにはこの小説の中にあるような医者になればいいのだと思うほどの凋落ぶり。

やはり、医者は患者さん第一でないといけないと思う。自分の生き方、ファッションは、二の次。

小説のことはさておき、そんな事を考えさせてくれたこの本に感謝。

さて、この小説の主人公は、妻の浮気に嫉妬しながら、その嫉妬心を見ず知らずの女性をレプすることで、心の安定をみている38歳個人開業医である。医者になったことが彼の中での成功で、その後の医者と患者さんとの関わり合いについてはあまり興味がない。自分の医院の患者さんが減っているのは、あくまで自分のせいではなく、近くに同じ内科の医院が開業したことだと思い込んでる。あくまで自分本位。

本のプロットは、レイプする医者の話と、レイプされた側の生き方を丁寧に追っている章が順々に入っているのは読む側にとっては面白い。自分の欲望を満たすためにレイプという手段を取っている身勝手な医者と被害を受けたために人生を狂わされた女性の復讐劇。

感想として、普通に生活することがいかに尊いかということが改めてわかりました。他人の不幸を自分の幸福に変えてはいけません。

他人に迷惑をかけず、普通が一番です。普通が。

2011年9月10日 (土)

眼鏡がない。。。。

無人島に一つだけ持っていくとしたら。

それはもちろん『眼鏡』。

だって全く見えないのです。眼鏡がないと。

そのため、眼鏡には常にこだわって作ってます。

その位大事な物。

先日のことです。早朝軽く運動(また性懲りもなく始めました)をした後、汗だくになってしまったので、シャワーを浴びたのです。

そして、着替えをして、いざ眼鏡を探したら・・・・・・・眼鏡がない。

お風呂場、居間、書斎、ベッドルームすべてシャワーを浴びる前に行った場所はすべて探しました。

でもないのです。もう真っ青。もうすぐ仕事は始まるし。

ベッドの下や布団の下、はたまた寝ている子供の下とかいろいろ探しました。

そのとき、汗がまた緊張のため噴き出してきたので、フェイシャルペーパーで顔を拭いて、ゴミ箱に捨てようとしたとき、見つけました。眼鏡。

なんとゴミ箱に捨ててありました。眼鏡。

もう自分にあきれました。捨てた記憶もありません。

最近疲れているな~とは思っていましたが、ここまでとは。

休養が必要です。

2011年9月 9日 (金)

口角をあげて行きましょ。

当院の患者さんのピークを迎える時間帯はだいたい夕方の5時くらいからです。

その前の時間は、比較的緩やかに流れていくのですが、5時を超えると院内は徐々に戦争のような忙しさに変わっていきます。

とにかく、診療台から診療台へと走り回るように移動します。しかも、移動する何秒かで前の患者さんの情報から次の患者さんの情報へと頭を切り換えて行かなくてはならないので、頭も体もフル回転です。

そのときにカルテに前回治療した情報がきちんと整理されて書いてあるときは、たいてい良い流れで治療に入れます。しかし、前回の治療の情報がいまいちはっきりしないときは、とても時間がかかり、なかなか集中することが出来ません。カルテは非常に大事ですね。

衛生士さんや助手さんが私と患者さんが会話した内容をカルテに記録してくれているので、だいたいどんなニュアンスで前回は治療が終わったかもわかります。

でも、夜7時を超えると、さすがに体中疲れて動きも緩慢になってきます。いけないと思いつつ体は正直です(苦笑)。

そんなとき鏡で自分の顔を見ると、唇の端の口角が思いっきり下がって不愉快の顔になっています。これまたいけない。無理矢理にでも口角をあげていくと、なんだか気持ちもリフレッシュします。不思議ですね。

ですから、調子が悪いときは無理矢理笑顔にします。ちょうどバットマンに出てくるジョーカーのように。Photo

気持ち悪い?

2011年9月 8日 (木)

本日は診療日です。

本日は、木曜日で本当なら休診日なのですが、土曜日曜と研修があるために、本日は診療をします。

土曜日に来院される患者さんのほとんどは、土曜日にしか来られない患者さんがほとんどなので、土曜日を休診にすることは非常に心が痛みます。

しかし、たいていの研修会は、日曜のみか、土、日曜日の二日間というパターンがほとんどです。

講師の先生の都合で、週の中頃に行われるということもありますが、それは東北に住んでいる限りなかなか参加が難しいです。

しかし、木曜を診療して、週末しっかりと研修して、そのまま次の週に休みなしで仕事をしていくというのは、並大抵のことではありません。正直しんどくなってきました(苦笑)。

でも、この生活は常に刺激がつきまとうやりがいのある生き方なので当分(あと10年くらい)はやめないでしょう(笑)。

とにかく新しいことを学ぶって凄く楽しいのです。学生のころは全く気がつかなかったのですが。

2011年9月 7日 (水)

自分自身の配分、ペースが大事なのかも

私は、現在テニスはしていないのですが、相変わらず観戦するのは大好きです。

現在、ニューヨークではグランドスラム大会の一つ『全米オープンテニス』が開催中です。

私は、映画とグランドスラムテニスを観るためだけにWOWOWに加入しました(笑)。

ところで、自分ではテニスはしないため、テニスの観戦の仕方がだいぶ変わってきました。

テニスをしていたときは、ショットの打ち方とか戦略といったものをじっくりと見ていたのですが、現在自分がテニスをしないので、戦略といったものにはあまり興味がなくなってきました。

それよりも、選手のメンタル面の強さ、駆け引きといったものが面白くてなりません。

たとえば、だいたい勝つ選手というもにはパターンがあることに気がつきます。

最初から、最後まで淡々と自分のペースを崩さない選手。相手の選手よりも基礎体力がある選手。この二つが勝負には必要だということがわかってきました。

逆にいえば、精神的に崩れて自滅する選手、体力不足で足が動かなくなってしまう選手がたいてい負けてしまいます。

3セットマッチなら勢いで勝負出来ると思いますが、5セットの長期戦では小手先の技だけでは勝つことが出来ないのかもしれないですね。

人生も5セットマッチ。小手先の生き方だけでは行き詰まる。精神的に強く、淡々と生活することが大事なのかな?と思ったりもして。

テニスの試合の中に凝縮した世界を観た気がした今回の全米オープンテニスでした。

2011年9月 6日 (火)

いかに損傷を少なくするか。。。。を念頭において

Dsc00998_3最近のインプラント手術はCTスキャンを撮影して、骨の状況を十分に把握して手術を行うことが常識となっています。

当院ではまだCTが常備していないために、奥羽大学にてCT撮影を行っています。

CT撮影を行った後、インプラント手術シミュレーションソフト(ノーベルガイド)を用いて、骨の状況、インプラントの埋入位置、インプラントのサイズ等を慎重に検討していきます。

写真の患者さんは、上顎大臼歯に一本だけの予定なのですが、上顎洞という大きな空洞が上方にあり、インプラントを埋入する骨が少ないのです。

何度かシミュレーションを行った後、1箇所だけ、骨のある位置を見つけることができました。

インプラントシミュレーションソフトは、本当の手術をする前に、何度も疑似手術をすることが可能なことが、術者の安心と自信につながっています。

2011年9月 5日 (月)

努力は続けてこそ価値がある。

昨日は、歯科医師会において健康診断が行われました。

結果はまだわからないのですが、それは残念なものだったような気がします。

昨年の健康診断の結果が我が家に送られてきた際に、私は、一大決心をしました。

来年の健康診断は、良い値を残そうと思い立ったのです。

その日から、規律正しい生活をし、毎日きちんと運動をこなしました。

そして、3月11日。

自分の体の健康よりも、生きるということが大変になってしまい、今までの規則正しい生活はまったくやめてしまいました。

そうなんです。わたし、すべて大震災のせいにして規則正しい生活を放棄してしまったのです。

駄目ですね。

でも、立ち直りの早いB型ですから、また始めようと思います(笑)。

以前、トレーナーの丸山さんに言われたのですが、体を鍛えると心も鍛えられるとのこと。

今の私には、体よりも心をしっかりと鍛えたいです。そのためにも規則正しい生活を送ろうと思います。

今度は必ず。

2011年9月 3日 (土)

負けない生き方

大学時代のことです。

私は、体育会系のテニス部に所属していました。

私の一つ上に山本さんという先輩がいらっしゃいました。

山本さんは、いかにもスポーツ万能という感じの見た目で、とてもすがすがしい感じの方でした。

後輩の面倒もよく見るし、先輩受けも非常によい方でした。

テニスは、大学に入ってから始めたらしく、最初はそんなに強いという感じではなかったのですが、日に日にどんどん強くなっていきました。

私は、『運動神経のある人は違うな~』くらいにしか考えなかったのですが、その考えは違っていました。

彼は、人の何倍も努力することが出来る才能を持った方でした。

私は子供の頃からテニスをしていたので、そのころの貯金でなんとかテニスをしていましたが、山本さんにはあっという間に勝てなくなりました。

そんなときです。山本さんがテニスがうまい先輩に指導を受けていました(というか、叱られていました)。

『山本はフォアハンドが弱い。そこを突かれると試合には勝てないぞ』とこんな感じで。

確かに、山本さんの欠点はフォアハンドだろうなと思ってはいました。

その日の帰りに山本さんに声をかけられました。

『猪狩さ、明日から早朝に練習につきあってくれない?』とのこと。

先輩のいうことなので、嫌とは言えず、次の日からつきあうことにしました。

次の日の朝の6時くらいから、山本さんへの球出しを開始しました。

とにかく何球も何球もフォアハンドを打ちまくるのです。同じ練習を何日も。

私は朝早く、練習につきあうので午後の練習はもうくたくたです。

山本さんはケロっとして午後の練習もこなしていました。

1週間の間に山本さんは何本もガット(ラケットに張っている糸)を切っていました。

これはなかなか切れるものではありません。そうとう気合いを入れて、一本一本集中して打っている証拠です。

2週間後には山本さんのフォアハンドは弱点ではなくなっていました。

でも、朝練をしていたというのは誰にもしゃべっていないのです。

“当たり前のように出来ます”みたいな顔して。

私はそのとき思ったのは、運動神経が良いというのは、隠れた努力の裏打ちがあってこそだなと思いました。

山本さんは、そのうちサーブもボレーもどんどんうまくなっていきました。またどこかで練習していたのでしょう。

山本さんは勉強もよく出来ました。たぶん、同級生に気がつかれないように勉強していたのだと思います。

今山本さんの歯科医院も大変繁盛なさっているということです。たぶん人知れず努力しているのだろうなと思います。

そのとき学んだ生き方は、今私の参考になっています。

私の部活生活は決して華々しいものではなかったですが、多くを学ぶことは出来ました。

2011年9月 2日 (金)

郡山市の人口

昨日の休日は、比較的ゆっくりと過ごすことが出来ました。

しかし、休みと言っても私だけ。娘は幼稚園だし、妻はその準備で普通の平日と同じ。

でも、せっかくの休みということなので、お昼ご飯は外で食べようか。。。。ということに。

お店に向かう車の中で聞いたラジオによると、福島県郡山市の人口が、震災以後2万人も減少しているとのこと。

詳しい理由は調査中とのことですが、明らかに福島第一原発が原因。

私の患者さんでも多くの方が転居して行きました。

正直毎日不安が募ります。

引っ越しも念頭にいれておかなければ。