しろくま歯科医院 WEBサイトへ

しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
calender

2017年7月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
AED
当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

最近のトラックバック

アーカイブ

リンク



« 2006年2月 | メイン | 2006年4月 »

2006年3月31日 (金)

噛む健康学6

前回の「噛む健康学」にて、良く噛むことにより物理的に十分な力が顎の周辺の細胞に加わると、歯がいっそう強くくっつくようになり、歯が丈夫になります。という概要をお伝えしました。

それに関連した実験を神奈川歯科大学の佐藤貞雄教授が行っています。

まず、ウサギの歯にバネを装着し、歯に常に物理的な力がかかる状態にして実験をしてみたところ、骨芽細胞(骨の表面にあって骨をつくる細胞)への栄養の取り込み量が増加している事が分かりました。

つまり、栄養とまったく関係ないバネの力が、栄養の摂取量を増加させたのです。今度は逆に、歯に加えられる力を減少させて実験を行っみたそうです。

この実験にはラットを使いました。ラットの臼歯の噛み合わさっている部分を削り取り、噛み合わせが出来ないようにしたと言うのです。

すると、歯と骨をつなぎ合わせている歯根膜細胞(歯根膜繊維:歯と骨をつないでいる繊維 歯根膜細胞:歯根膜繊維をつくる細胞)の合成能力は12時間で約3分の1に低下し、3日間で、細胞の合成能力はほとんど消失してしまったのです。これは3週間たっても回復しなかったそうです。

これをまとめると次の様になります。

歯に物理的な力を加えると、顎(あご)の表面で骨を作っている骨芽細胞が栄養を積極的に取り込もうとして、骨をつくる作用が活発になります。反対に、歯に加えられる力が無くなると、顎(あご)の骨と歯をつなぐ役割を果たしている歯根膜細胞の糖合成がされにくくなるのです。

つまり、歯に物理的な力が加えられれば、歯と顎(あご)の骨はより強く結びつき、力が加えられなければ、歯と顎(あご)の骨との結合力が弱くなり、歯がぐらぐらしてくるのです。

つまり、良く噛む(歯に力を良く伝える)人の歯はますます強くなり、噛まない人の歯はどんどん弱い歯になってきてしまうのです。

参考文献 NHK出版 「よく噛んで食べる」 斉藤 滋著 

2006年3月30日 (木)

ホワイトニングについて

昨日は、歯の汚れは内因性のものと外因性のものがあるとお伝えしました。Dscf0100_1

外因性の変色の場合は、歯の表面に付いた汚れや茶シブを落とすクリーニングをすることである程度は白さが戻りますが、それには限界があり、本来の色以上には白くはなりません。

加齢のように内側から変色してくる場合も、歯のクリーニングだけでは白く出来ず、歯を漂白(ブリーチング)して白くする必要があります。

この方法をホワイトニングと言います。Dscf0154_1

以前にもこのブログで書いた覚えがあるのですが、この「ホワイトニング」とは実は偶然の産物なのです。

10年以上前にある歯科の先生が過酸化尿素と水素を使って口の中の消毒をしようと試みました。その時、偶然にも歯が白く変色していたと言うのが「ホワイトニング」の始まりです。

もともと消毒から始まった事ですから、ホワイトニングを行っても、歯の劣化や歯肉を悪くすることはありません。

ホワイトニングの原理ですが、歯に対して酸化還元反応を起こさせます。

歯の中には着色の原因である「有機性着色物質」というものがあります。歯に過酸化尿素を酸化還元反応させると、「フリーラジカル」という長く連なった着色物質を分断する働きがおこります。これがホワイトニングの原理です。

ホワイトニングには2種類あります。

歯科医院で行うことが出来る「オフィスホワイトンング」と自宅で行う「ホームホワイトニング」です。

しろくま歯科医院では両方おこなっていますが、まずは、「オフィスホワイトニング」をおすすめしています。

なぜかと言えば、早く白くなるということと、値段が「ホームホワイトニング」に比べて安いのです。

「オフィス〜」の欠点は、早く白くなるのですが、術後24時間は色の付いた食べ物を食べることが出来ないのです。

「オフィス〜」は短時間で着色を落としますので、歯の表面の皮膜がとれます。そのため、歯の中の水分が出てしまい、不足しがちです。

その結果、歯自体の吸水性が良くなってしまい、色の付いた水分等を歯が吸い込んでしまうのです。

「ホームホワイトニング」はその点、歯の表面の皮膜を取らずに白くしていきますので、特に色が付き易いと言うことはありません。時間とお金に余裕がある場合にはこちらの方が良いかもしれません。

少し宣伝をさせてください。しろくま歯科医院では結婚をする証明書をおもちの場合、ウェディング割引を行っています。もし、結婚式が間近なカップルがおいででしたら、白い歯で新しい門出を祝ってみてはいかがでしょうか?

詳しくは、しろくま歯科医院のホームページをご覧下さい。

2006年3月29日 (水)

アンチエイジング5

だんだん、暖かくなってきました。

気分もなんだかうきうきしてくるのが分かります。

今日のアンチエイジングの話は「白い歯」についてです。

大昔の女性は「お歯黒文化」と言われる様に、歯を黒く塗る風習がありました。

これは、人前で大きな口を開けて笑うのはみっともない、歯は人前では見せる物ではない

という考え方から口元を隠したりしました。

現在は、グローバル化が進み、多くの異文化と接する機会が増え、その中でコミュニケーションの大切さを大事にするようになってきました。

コミュニケーションの第一歩は笑顔から始まります。白い綺麗な歯は笑顔に一番必要なもだと思います。

その白い歯ですが、歯の美しさを考えた場合、歯には「色・形・機能」の3つの要素がそろっていることが大事です。

しかし、加齢と共に歯の色の変化はそのうちでも特徴的です。

加齢と共に歯の色は黄ばみを増し、くすんだ色になってきて、口元が暗く映ります。口元から白くて綺麗な歯が見えれば、口元は明るくなって最高の笑顔になり、魅力も出てきます。

また、歯を白く綺麗にすると、大きな自信が生まれ、行動も積極的になり、いつまでも若々しく輝くことが出来るようになると思います。

白い歯で形や歯並びが良く、良く噛めていることが、アンチエイジングの大事な要素になります。

それでは、加齢で変色した歯の色をどのようにして白さを取り戻したら良いのでしょうか。

歯の変色には内因性の変色と外因性の変色があります。

加齢による変色は内因性の変色で、歯の内部から色が変わってくる場合です。

原因は歳を重ねるごとに、長い時間を経て歯の表面のエナメル質が摩耗してきて、中の象牙質の黄褐色にすけて見えるようになるためであったり、象牙質そのものの色が虫歯や神経の病気により変色するためと言われています。

また、外因性の歯の変色としては、オレンジジュース、お茶、コーヒーなど、お茶のシブや果汁が歯の表面の細かい亀裂や溝に沈着してしまったり、赤ワイン、リキュール等の色の付いた飲み物、カレーやキムチなどの色の濃い食品の粉末などが歯に着色しておこります。

煙草のヤニも歯の着色を増強します。また薬品では、うがい薬のイソジン、虫歯予防で使うフッ化物第一スズ(サホライド)なども、歯を変色させることがあります。

これからは、結婚式シーズンや進学、就職のシーズンがやってきます。是非、素敵な笑顔で新しい出発をしてみてはいかがでしょうか?

明日はその手助けが出来ればいいのですが、「ホワイトニング」についてご紹介いたします。

2006年3月28日 (火)

小さい反逆者

今日は、「ニューズウィーク 日本版 0歳からの教育」から、子育てについての話です。

この記事はこういう見出しで始まっています。

「小さな反逆者の対処法教えます」

子どもには、個人差があるけれども、生後18ヵ月から3歳頃までは第一次反抗期に入ると言われています。

この時期の子どもは、言われたことにことごとく反抗します。「いやー」の連発に、親は心理的にまいってしまいます。

しかし、第一次反抗期は情緒と社交性の発達にとっては重要な段階なのです。

この時期、「子どもは一個の人格、独立した個人として自己を確立しようとします」と育児専門家のローレンス・ボルダーは言います。

子どもは1歳までは世話をしてくれる人との絆づくりに一生懸命です。話したり歩いたりするようになると、自分がある程度、自立をした存在だと気が付きます。

バージニア州に住むドリンダ・ウィリアムズさんも、今は6歳になる息子リードの反抗期に手を焼きました。2歳の時、8ヵ月もの間、車のチャイルドシートに座るのをいやがったのです。

「えびぞりになって泣き叫ぶの。毎回バトルだった」

だけれども、抵抗しても結局はシートに座らされる。思うようにいかない現実に子どもは戸惑い、自分はまだ一人では生きていけないと悟ります。

「自立しはじめた子どもは、制約にぶつかって、それと折り合いを付けることを学びます。」と、心理学者のアリシア・リーバーマンさん。

子どもの反抗にいらいらしないための最良の処方箋は、親が考え方を変える事だそうです。それは、調べによると親は子どもの行動を誤って解釈していることが多いそうなのです。親も子どもの目線に立って考えるべきなのかもしれません。

子どもの成長に伴う反抗期は、親にも成長の機会を与えるようですね。

コツをつかんで上手に乗り切りましょう

・良い面を褒める

遊びやおしゃべりの中で、前向きだったり、積極的な面があれば、それを褒めてあげましょう。

・質問はしない

「お風呂に入ろうか?」と聞けば「いや」と言われるのがオチ。「色塗りが終わったらお風呂に入るよ」などと言い切るのがよいです。

・ルールをきめる

問題行動はまず1回注意する。それでも駄目なら椅子に座らせ、静かにさせるなどの方法で対処してください。

・代わりを用意

子どもがリビングの壁に絵を描こうとしたら?無理にやめさせるのではなく、古いシーツをぶら下げるなど代わりのものを用意すればよいです。

・きっぱり命令

大人びた話し方をする3歳児でも、まだ分別はないのです。くどくど説明せずに、簡潔に命令したほうが効果的

・「だめ」はほどほどに

「走っちゃだめ!」「触っちゃだめ!」と大人は「だめ」を連発しがち。否定的な言葉よりも、「こうしよう」というお手本をみせましょう。

・気持ちを楽に

大変だけど子育てはいつかは終わる。とりあえず、子どもにも自分にも寛大に。

2006年3月27日 (月)

試してみます。

先日、AERAの特集を取り上げました「口角女」。

そのなかで、現在売れているという「フェイササイズ」という本が、本日Amazonより届きました。4584187150

当たり前ですが、これは女性をターゲットにした本であることが分かります。

しかし、とても私の仕事に役立てそうです。

歯科審美の治療やホワイトニングの初めに、このフェイササイズ(つまり、顔の体操のこと)を行って、覚えてもらい、治療期間中自宅で行い、歯の完成と共に笑顔も一緒に作っていく。

このような事が出来れば良いと思っています。

それには、まず自分がこの「フェイササイズ」が出来ないといけないので、じっくり練習してみます。

今後、自分の顔がどの様に変わったか、レポートします。

2006年3月26日 (日)

生みの苦しみ

多くの作家が出しているエッセーを読むと、自身の作品の書き方が書いてあるときがあります。

私の好きな村上春樹氏は、早寝早起きをモットーとし、毎日のジョギングを欠かさないそうです。

ある時、彼は大作家の先生に言われたそうです。

「小説は、不摂生な生活から生まれるものだ。健康な体からは、良い小説は生まれにくい」と言われたそうです。

その時の村上氏はこう答えています。

「私は、自分の健康に気を付けている。早寝早起きの健康な生活から、不摂生な膿が小説の中に出ていくと思う。」

考え方は色々です。

最近はイチローしかり、村上氏しかり、とてもストイックな生活が成功を収める鍵かもしれません。

「まずは、自分が健康で幸せな成功を収めることで他人を幸せにすることができる。」

と言ったところでしょうか。

小説を書く時のポイントとして、多くの作家が述べているのは、読者の心をつかむことが出来る「書き出し」をどうするかということです。

あるていど、良いスタートダッシュが出来れば、するすると文章がでてくる見たいです。

今、しろくま歯科医院は新しい小説を書こうとしている時期なのかもしれません。

最初の「書き出し」に苦労している状態です。

ここを乗り越えれば、またするするといくのでしょうか?

今は、がんばる時期だと、毎日自分に言い聞かせています。

生みの苦しみってやつでしょうか?

2006年3月25日 (土)

さくらの開花予報

東北ではまだまだ寒さが厳しいときが多いです。

この寒さは東北だけのものかと思いきや、先日出張で行った京都も非常に寒かったです。

しかし、朝京都にいて、夜福島へ帰ってくると、寒さの質が違うことに驚きます。

福島の寒さは「キーン」としたもので、体が慣れてしまっているので、むしろ心地よかったりするのですが、京都の寒さは、じんわり体の芯から寒さが広がるような寒さでした。

同じ盆地でもここまで地域によって違うものかと、少しびっくりしました。

そこで、「桜の開花予報」。Sakura2006_4

地域の寒さの違いを肌で感じた後、桜の開花予報を見ると、桜の気持ちがとても良く分かります。

桜だって寒いと寝てますよね。

桜も寒さに敏感なのかしら。

2006年3月24日 (金)

落ち着かない

このところ、イライラしてしまったり、落ち着かなかったりしていました。

いつもなら5分で行える処置が10分掛かってしまったり。

気が付くと、身の回りも少し汚れていました。

あるべき物が、あるべき場所にない。こういった状況。

思い切って、時間をたっぷり取り掃除。

あるべき物をあるべき場所に。

少し寒かったけれども、窓全開で換気。

空気を入れ換え、部屋の中が代謝された感じ。

いつの間にか心の中のもやもやもが占領していた場所に、

あるべき物がかえってきていました。

ここで反省。余裕のない生活は、室内に現れる。

私の場合。

実にわかりやすい。

2006年3月23日 (木)

口角女

AERA 3.13号に興味深い記事が載っていました。

「口角女と首女のハルマゲドン」

なんともまあ、すごいタイトルです。最近、「口角」と「首元」を気にしている女性が増えているようなのです。

私は「首元」は専門外なので、「口角」の部分だけ少しまとめて紹介いたします。

現在、東京の女性に「顔体操」の講習会が賑わっているようなのです。

ここに集まる女性は、人材派遣会社に登録している女性が中心。講師は整骨学治療コンサルタントの勝山浩尉智さん。

勝山さんは言います。

「口角が下がっていると、老け顔になっちゃいます。それに不満顔。逆に上がると、若々しく、活力のある人に見えるんですよ」

以前に口角について、説明した事があります。ここでもう一度おさらい。

口角とは上唇と下唇の合わさるところ。つまり口元。この口角を斜めに上げるのが、今女性達の間でブームになっているのです。

そのためのエクササイズについて図解入りで書かれた本が静かなロングセラーになっています。「フェイシャル・エクササイズ」という本です。(早速私も注文いたしました)Rip08_1

「あなたの魅力を限界まで引き出す技術」の著者でイメージコンサルタントの五十嵐かほるさんも、自身の自己啓発セミナーなどで口角を上げることを勧めています。

「口角をかげる効果としては、①若々しくみえる②人から嫌われない③言葉がはっきり外に出る、などがあります。口角を上げていると交渉もスムーズに行くことが多いのです。ただ、目が笑っていないと不自然なので、普段自分がどんな顔をして笑っているのかを知ることが大切です。」

つまり、口角が上がった女性は「出来る女」の代名詞になっているようです。

笑顔アドバイザーの諏訪ゆう子さんは、「口角を上げることは、外見だけではなく、内面の充実にも効果がある」と言います。

口角をつり上げてほおの筋肉、大頬骨筋(だいきょうこつきん)と目の回りの筋肉、眼輪筋の外側を動かすと、脳が活性化し、楽しい気分になるという米国の心理学者の実験結果もある。

諏訪さん自身も20代で離婚、リストラを経験し、落ち込みから表情筋が動かなくなってしまった。そんな時、ある笑顔教室の存在を知り、「わらにもすがる思いで」ひたすら口角を上げて、笑顔になる練習を繰り返したそうです。

「私が無表情で人と接していたから、人間関係もうまくいかなかったのです」(諏訪さん)

化粧品会社も黙っていません。女性の化粧のポイントのひとつである口元は、いままでは基本的に「色使い」の歴史でした。しかし、「メークでも口角上げを」と、コーセーは今春、自己投資意識の高い女性をターゲットにしたブランド、インフィニティから新製品を発売しました。コンセプトは「幸福顔」。口角がキュッと上がってほほえみのたえない口元というわけ。

口角が上がって見える口紅の塗り方を店頭でも積極的にアドバイスしています。

「男性と互角に働くため、太い眉に赤い口紅など、かつて女性たちは強い化粧で武装していました。時代は変わって、現在は、たとえ高収入の女性でも、にっこりと微笑み、かわいらしさや優しさなど、普遍的な女性らしさを表現するようになったのでは」とはコーセー広報室。

この論でいくと、「仕事ができる」だけでなく、「優しさ」「かわいらしさ」「美しさ」、さらに「内面の充実」を兼ね備えた、勝ち組女性への「最終兵器」、それが「口角」ということのようだけれども、はたして弱点は無いのだろうか?

そもそも男性はそう見ているのだろう。

ある男性(33)は話します。「口角が上がってわかりやすい『にっこり』も良いけど、その一歩手前の表情の方が微妙で好きですね。」

別の男性はもっと複雑。「女性の人は勘違いしているようですが、男性がビビッとくるのは、左右両方の口角が同じように上がっている人じゃない。どちらか片方だけが、ぎゅっと上がっている女性なんです。たとえば、結婚間もない頃の雅子さまとか、最近だとフィギュアの荒川静香選手とか。きりっとした顔が緊張感から片方だけ歪む、そのアンバランスが良いのです」。

別に口角が上がっていなくてもきれいな人ばかりじゃない、と言いたくもなるが、日本顔面学会会長の原島博東京大学教授がこの説を補足します。

「CGなどで左右対称の顔にすると、のっぺりとしたつまらない顔になっちゃう。と言うことをご存じですか。左右対称は、動物に多いのですよ。例えば魚は左右対称でないと泳ぐときに曲がってしまうから。進化するにつれて、左右対称ではない部分が増えてきます。また非対称でちょっとずれがあったほうが、何かを訴えているよに見えます。その人の個性が出て魅力的は表情になるのです。片方だけの口角上がりがいい、というのはそういうことでしょう」

顔や表情の認知研究でしられる吉川左紀子京都大学大学院教授(認知心理学)はこう話します。

「自分の表情を気にする人が増えていると言うのは驚きですね。自分の身体を意識的にコントロールするようになってきているのですね。本来、表情というのは、向き合って話している時に、例えば緊張が解けてふっと出た笑顔や、困ったような顔に相手の「人柄」が見えて、相手の魅力を受け手なりに認知していくものなのです。でも今は、この『人柄』とつき合う時間がない。たった1回で『自分はこういうものです』と伝えなければならないことも多い。そんな社会の表れでしょう。」

「ただ私は、口角を上げようと努力したり、笑顔の練習をする事が悪いことだと思いません。形から入ることを出発点として、初対面の人に、たとえ練習した笑顔でも、にっこり笑ってみせる。その気持ちが大切なのです。」

2006年3月22日 (水)

AED

3月17日付けのニュースにこんな物がありました。

駅員、自動体外式除細動器で迅速手当て 「心肺停止」男性救うhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060317-00000021-san-soci

現在、多くの場所にAED(自動体外式除細動器)が設置されるようになってきました。_272

写真は、先日東京駅の新幹線ホームで見かけたものです。

早くこうしたAEDの設置を各公共施設、駅、病院、開業医に広げていって欲しいものです。

2006年3月21日 (火)

虫歯に関するたべもの

当然の事ながら、虫歯になりやすい食べ物があると言うことは、もちろん皆さんしてしっています。03108

しかし、「これは虫歯になりやすいのでは?」と思っていても実はそうでもないと言うことがあります。今回は虫歯になりにくい食べ物について。

しかし、これはあくまで、歯磨きをちゃんとちているという条件付きですけど。

虫歯になりにくい食べ物

野菜(ニンジン、キュウリ、キャベツ、セロリなど)

甘くないので、口腔細菌が付きにくいです。食物繊維が歯に付いた汚れを落としてくれます。

豆類(枝豆、インゲン、エンドウ豆等)

・果物(リンゴ、イチゴ、すいか等)

お菓子に比べてほのかな甘さがあります。リンゴは食べた後、歯の間に残る量が少ない食べ物。イチゴには虫歯になりにくい成分のキシリトールが多く含まれています。

・おにぎり

同じ糖質でも甘いお菓子より、歯にも体にとってもおやつにぴったり

・チーズ

歯を丈夫にするカルシウムが豊富です

シュークリーム

洋菓子の中では比較的砂糖の少ないものです。しかし、食べ過ぎは禁物

せんべい

甘みが少なく、虫歯になる確立の少ないお菓子です。

・無糖ヨーグルト

チーズと同じでカルシウム一杯

・クラッカー

せんべいと同じで、歯に残りにくいお菓子です

・ゼリー

オレンジゼリー1個(100g)に含まれる糖分は10g前後。他のお菓子に比べれば甘みが少なく、歯にくっつきにくいものです

・プリン

カスタードプリン1個(100g)に含まれる糖分は12g程度。ゼリーと同じく甘みが少なく、歯にも残りにくいお菓子です。

こうして見てみると、意外な物が結構多いですよね。正直挙げてみてびっくりしました。

参考文献 小学館 子どもの歯をじょうぶにするQ&A64

2006年3月20日 (月)

本日休診いたします。

本日は、私の家族の用事があるために、1日休診させて頂きます。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

22日(水)から通常診療を行います。

23日(木)は通常は休診ですが、今週は診療を行います。

しろくま歯科医院 

院長 猪狩弓彦

2006年3月19日 (日)

よくもそこまで・・・

毎週1回の割合、ジムでトレーナーの先生について膝の治療を行っている事は既に述べました。

仕事が終わってから、大急ぎで食事を取り、時間ぎりぎりにジムへ駆け込んでいます。

すでに2ヵ月近く通っているのですが、筋力が格段につき、疲れにくい体になってきました。しかし、このジム通いなのですが、出かける前は非常に憂鬱です。

毎回、毎回、非常に辛いのです。辛いというか、きつい。大学のテニス部でもこんなにきつくなかったです。

しかも、たいていスポーツを習慣としていくと、体が慣れてつらさが無くなってくるものなのですが、毎回、毎回負荷を増していき、同じマシンの動きでも、座る位置を変えたり、グリップの握り方を変えたり、足の角度を変えたりしてつらさが倍増するのです。

「あ~、このマシンは先週かなり出来る様になったから、今週はバッチリ」

なんて思っていると、そのマシンは、全く形相を変え、悪魔の様に私に襲ってくるのです。

「私を甘く見るな!まだまだこんなものではないぞ~!」って感じに。

先日は、全くマシンや器具を使わずに、体の移動だけで負荷をかけて行きました。

一見、ただ座っている様にしか見えないのですが、足の筋肉がぷるぷるとふるえてきます。

本当にこのトレーナーさんは、いろいろな事を考える物だなと半ばあきれながら、拷問に耐えていると言う感じです。

「このトレーニングは、スポーツ選手だと、アップ程度です。頑張ってください」

「(心の中で)私は、選手じゃないですから~~」

アップどころか、あっぷあっぷって感じで、ただただ時間が早く過ぎ去ってくれる事ばかりを祈っているのです。

しかし、「はい、今日のトレーニングは終了です。お疲れさまでした」

と言われると、

「はい、お疲れさまでした。また来週もお願いします。」

と言ってしまう しろくま先生でした。

2006年3月18日 (土)

噛む健康学5

私は「顎関節症(がくかんせつしょう)」を仕事の中心(ライフワーク)においているのですが、今日は、「噛む」ことと、顎(あご)にはどのような関係があるのかについて考えてみたいと思います。

前日本咀嚼学会理事長の斉藤 滋先生は言います。

「噛む」にはまず歯と顎の骨が丈夫でなければなりません。歯と顎が弱ければ、「噛む」事すら出来ないのです。そして、驚くべきことに、「噛む」ことそれ自体で、歯と顎の骨の結合力が強くなることが化学的に分かってきました。

斉藤滋先生が言われる、「良く噛むことによって歯と骨が強化されるメカニズム」をこれから説明していきます。

生物の基本単位である細胞が活動するためにはタンパク質、糖質、脂肪、ビタミン、ミネラル、ホルモンといった栄養が必要です。

しかしこれだけでは決して十分ではありません。細胞が本来もっている働きを発揮するためには、栄養だけではなく細胞に加えられる機械的(物理的)な力が必要であることが分かってきました。

例えば、噛むときには、食物は強い力(最大で1㎠あたり体重の2~3倍㎏)で砕かれて細かな粒子になり、胃に飲み込まれて行きます。

この噛む力は噛み合っている歯全体に伝えられ、歯を支えている歯根膜繊維(コラーゲン繊維。歯と骨をつなぐ繊維)や顎の骨の細胞に伝達されます。

これらの力はさらに、顔の筋肉を介して前頭骨、側頭骨、頭頂骨など頭蓋骨全体に次々と伝達され、骨の中にある細胞を圧迫したり牽引したりします。すると、骨をつくる細胞の新陳代謝が活性化され、活発に栄養やカルシウムを摂取して、頭や顔全体で密度の高い丈夫な骨を作り始めるのです。

逆に、虫歯や歯周病のために十分に噛めない場合、あるいは歯が無くなってしまった場合には、歯の周囲の骨は急速に消失してしまいます。

つまり、栄養をとっても、噛むことによる力が加わらなければ、栄養分が細胞に吸収される効率が上がらず、活発に骨を作らなくなるのです。

噛む事は、食物を良く粉砕して消化を助けるだけでなく、物理的な力が骨や歯に伝わってともに丈夫になっているのですね。

この話は次の「噛む健康学」へと続きます。

2006年3月17日 (金)

教えられました

先日の事です。

しろくま歯科医院の受付でのことなのですが、患者さんに非常にご迷惑をおかけしてしまいました。

事の内容は明らかにすることが出来ないのですが、明らかにこちらのミスでした。

こういった事態は、普段の生活が少し注意散漫になっている証拠だと思います。

この事をきっかけに、またひとつ勉強させてもらいました。

また、「こうして欲しい」と言った要望もあれば教えて頂きたいと思います。

今後もさらに努力を重ねてまいります。

当事者の患者さん、また、他の患者さんへ多大なるご迷惑をおかけしてしまった事、重ねてお詫び申し上げます。

2006年3月16日 (木)

日本料理は素材が主役

東京都認証NPO団体のDOH(デンタルハイジニスト&オーラルヘルスセラピー協会)が発行している「歯から始まる健康と医療」という本があります。

その中に、食に関して非常に興味深い一節がありますので、今日はそれをご紹介いたします。以下にその中からかいつまんでご紹介します。

日本料理は素材が主役

おいしさの基本因子には、食べる人の身体的、精神的状態、あるいは食習慣や食体験、食環境などの二次因子、そして「噛んで味わって」はじめて美味しいという情動を引き出す一次因子、味やにおいなど食べ物の化学的性質、温度、硬さ、粘着性、弾力性、形、大きさなど食べ物の物理的性質が挙げられます。

実は「おいしい」という情動が生じるのは、それを引き起こす基本的因子がさまざまに複合して、人の五つの感覚-味覚・視覚・嗅覚・聴覚・触覚-に訴えることから始まるのです。

世界の料理で共通して言えるのは、もちろん「味覚」ですが、それでも特徴を挙げれば、フランス料理は香り(鼻-嗅覚)、中国料理は味(舌-味覚)、日本料理は盛りつけ(目-視覚)とされており、それぞれのお国柄があります。

西欧の食文化と日本の食文化について簡単に比較をしてみたいと思います。

日本の食文化は、自然の物をそのまま食前に運んでくる事です。

西欧の食文化は、物を作り出す。創造の中で色とりどりに複合味を作り上げる事です。

日本の料理では、食べ物の味、その一物の味というものを壊してはいけない、と言うのが基本にあります。

外国の方が私の家に来ると、朝食で、小さな器に入ったいろいろな料理が出るため、なんて日本人は贅沢なんだといいます。

確かに私がアメリカにいたときは、パンのトーストとバターとジャム、目玉焼きにベーコンと青野菜が一品くらい。毎日同じでした。

日本の朝食は、旅館に行っても、お皿の数がたくさんある。なんて贅沢だということになるわけです。

しかし、贅沢だといっても決して物を混ぜていない。ひとつひとつのものが、ひとつひとつの器に主役として出てくる。天然の配合、まさにその通りです。

日本の料理は主体が魚ですが、「生で食べ、焼いて食べ、煮て食べ、それで駄目なら捨ててしまえ」と言うように、まず生で食べることからです。

たとえば、刺身は生の魚を包丁で切って、醤油とわさびで食べますが、フランス人に言わせれば、どこにでも売っている醤油とわさびだけで食べるなんて文化ではないと反論されます。

ですが、決してそうではありません。魚の旨味は、捕ってすぐが旨いわけではありません。絞めてどのくらいの時間で一番旨味が出るのか、しかも歯ざわりをうしなわないですむのか。これは板前さんの絶妙な判断が必要です。私たちは、何気なく出されたものを食べているようではありますが、そういう奥深い技術の結果、美味しいものを食べているといえます。

このように、山から取れたもの、海から取れたもの、畑から取れたもの、その食材の色、形、歯ざわり、歯ごたえ、香りを壊さないように食膳に運んでくるのが日本の食文化です。

包丁の入れ方も、たとえばさいの目切りだとか、千六本切り、あるいはささがき、蛇腹切り。末広切り、茶筅切りなどがあり、いろんな包丁の入れ方で食素材の自然を活かした形でテーブルに運んでくるわけです。

また日本はソースに匹敵するダシの文化を持っていますが、ダシは決して表に出ることはなく、主役を演じる事はありません。常に脇役で、食素材を活かすためにダシが取られています。鰹節、煮干し、昆布、あるいは昆布と鰹節をあわせて取るということをしています。

したがって、基本的には食素材ひとつひとつの「らしさ」を失わないようにお料理をするのが、基本的に日本の食文化です。

歯ざわり、歯ごたえ、これについても、どちらかというと日本人のほうが微妙な感覚をもって楽しんでいるといえます。

聴覚については、日本人は音を楽しんで食事をしますが、世界のどの国もそういう楽しみ方をしません。食事中のどんな音も嫌う西洋では、まったく考えられない食事の楽しみ方なのです。

さらに、日本料理は見映えを非常に大事にします。つまり、盛りつけの工夫がすばらしいということです。

昨今は日本のコックさんが大勢フランス料理を勉強しに行くようになって、器も多少、変わったものを使うようになりました。盛りつけも食べる人の方向へ向けます。

しかし、基本的には盛りつけ、器についてはバラエティに富み、多様性があるのは日本の食文化のほうです。

日本料理は目で食べるともいわれ、食素材の形、色に合わせて、器選びに始まり、杉盛り、重ね盛り、俵盛り、平盛り、混ぜ盛り、寄席盛り、散らし盛りなど、あくまでも客人に向かって料理を引き立てる事に大きな心配りがされます。

情緒的、非対称的、立体的に盛りつけます。また使われる食器も、九谷焼、有田焼、備前焼、織部焼など、いろんな器があり、さらに異質な陶器も使われて、ひとつの会席料理のコースが出されます。

西洋料理の盛りつけは、合理的、対照的、平面的で、使われる食器も同じ器の同じ飾りの形式の126ピースのものが使われるのが、一般的なフルコースです。

ある意味では、ヨーロッパの食事はシンメトリーになっています。あるいは統一の美と言えるでしょう。食器などを考えてみますと、整然とした美しさがあります。

それに比べて、日本料理は破調の美、流動感、変化の美を求めている食文化です。盛りつけには7つくらいの基本がありますが、生け花に通じる、盛りつけの美しさがあります。

輪切り、半月切り、いちょう切り、みじん切り。ツマとして出てきたり、あるいは主役として出てきたり、カットの仕方でさまざまに変わります。

いつも何気なく料理をみていますが、このようにしっかりと西洋と和食の違いを比べてみると、日本食には独自の文化があることがうなずけます。食事は舌で味わって食べるものですが、確かに見た目が悪いと食欲が起きないのも事実です。

今回は私もこのレポートを読んで深く料理の奥深さを感じました。

2006年3月15日 (水)

腰痛再び

ここ何日かブログの内容が短くなって見ているのには訳があります。

常に微熱があり、前屈みでの作業が長いためか、腰痛が再発しそうな気配です。

休まず続けてきたジム通いもついにとぎれてしまいました。

体重はどんどん落ちてきているので、体の負担は軽くなっているはずなのに、

腰痛の気配があると言うことは、たぶんまだ私の腹筋と背筋のバランスが悪いのでしょう。

痛い所だけ鍛えると、バランスが悪くなるため、じっくり腰を据えて筋トレに精をだすしかなさそうです。

ここ何日かはトレーニングを軽めにして十分睡眠を取ることに専念しようと思います。

2006年3月14日 (火)

救命・救急処置講習会

先週の土曜日に、歯科医師会主催の「救命・救急処置」の講習会に参加してきました。

これは、主に救命処置と「AED(半自動体外除細動器)」の取り扱いを講習しました。

救急医療にはどの様なものがあるのか簡単に説明すれば、

1・一次救命処置(BLS)

2・自動体外除細動器(AED)

3・二次救命処置(ACLS)

があります。しかも、現在は一般の人が1と2(BLSとAED)は行っても構わない時代になってきています。

これは、人が倒れたとき、数分放置すればすぐに死に直結してしまうという現実があるためで、我々医療従事者が収得するのはもちろん、一般の方もやはり手技だけは覚えておいた方が良いと言われています。

1の一次救急処置(BLS)にはどの様なものがあるかと言えば、

  • Airway           気道確保
  • Breathing       人工呼吸
  • Circulation     心マッサージ
  • Defibrillation   除細動

今までは、救急処置のABCと言ったのですが、最近はこれにD(除細動)が加わりました。

実際に、BLSとAEDを、奥羽大学麻酔学講座関先生に習いながら、実習を行ったのですが、様々なシチュエーションではそれぞれの処置にいくつかの配慮が必要だったりするため、実習と分かっていても非常に舞い上がってしまい手こずりました。_269

様々なシチュエーションに付いては、例えば診療室だったり、プールだったり、道ばただったりといつ、どこで、このような状況に陥るのかわかりません

例えば、プールでは体が濡れているためAED(自動体外除細動器)を使う前に良く体を拭くとか、体毛が多い人の場合は、側にあるテープなので体毛を除去するとか、心臓にペースメーカーの入っている人の対応とか、冷静になれば分かることが、たぶん現場では分からないと思います。

またどこにでもAEDが設置されているとは限らないために、AEDの前処置(BLS)をしっかり行わなければいけない事を今更ながら再認識しました。

しろくま歯科では以前からAEDを設置していますが、改めて重要性を認識いたしました。Photo_aed

2006年3月13日 (月)

睡眠が一番

土曜日から日曜日にかけて、大幅に体調を崩し、

時間の許す限り眠っていました。

今朝になり、体調が完全に戻っていることを自覚しました。

疲れと緊張がこのところ続いていたので、その反動がでたのかもしれません。

やはり、体調不良には睡眠が一番かもしれません。

今週も頑張ります。

2006年3月12日 (日)

オペ&ホワイトニングルームオープン

先週から、新たに手術対応型のハイジニストルームがオープンしました。_263

完全個室ですので、滅菌を要する大きな手術、ホワイトニング等の専門性を有する

処置は、今後この部屋をしようして行っていきます。

よろしくお願いします。

2006年3月11日 (土)

BGMは何を聞く?

たくさんの歯科医院を見学した訳ではないのですが、他の歯科医院では診療室でどの様な音楽をかけているのか、全く思い出せないのです。

以前週一で通っていた先生の所は、クラシックの様な気がしたし、私の義兄の所はCDで音楽をかけていたはずです。

他の先生の所ではどの様な音楽をかけているのでしょうか?

私の診療所はUSEN放送が入っているのですが、聞いている音楽はFMラジオです。本当は私もクラシックとか流した方が良いと思うのですが、大学の頃から同じFMラジオをずっと聞いているので、ほぼ習慣化してしまっているのです。

私の住んでいる地域では、関東のラジオが入らないために、USEN放送にて聞いています。

ラジオの良いところは、番組によって今だいたい何時くらいか検討が付くのです。

この番組のこのコーナーが始まったから、だいたい今5時位かなとか、そろそろ終わる時間だなとかです。

ラジオの悪いところは、たまに歯科医院では不適切な内容が流れることです。これはもうどうしようもありません。

しかし、大学時代と変わらぬラジオが、放送対象外地域でも普通に聞けるようになったことは非常に良い時代になったのだな~と思っています。

2006年3月10日 (金)

ママ、おしっこ。

大学時代に、私はテニス部に入部していました。その時、恐ろしく知己に富んだ先輩がいました。

彼は酒が強く、頭も良く、そしてテニスは弱かったのです(苦笑)。

その先輩は体力が合ったので、とても厳しい練習・合宿には不平不満は言わず、ひょうひょうと練習をこなしていました。

彼は、頭の悪い私を捕まえて、私にもよく考えれば分かる問題を時たま出してくれました。

その問題がこれです。

「おい、猪狩(私の名前です)。これ分かる?」

「は、はい?」

「子どもが言いました。ママ、おしっこ

「???????」

「させ、この子は何歳でしょうか?」

彼は、私たちを夢中にさせる天才でした。勉強はすればするほどおもしろいよって教えてくれたのです。さて、皆さんも考えてみてください。この子は何歳?

ニューズウィーク日本語版「0歳からの教育」にその答えがあるかもしれません。

デラウェラ大学ゴブリン教授は「赤ちゃんはこうして話す」によれば、「妊娠7ヵ月頃には胎児はすでに母親の会話に耳を傾けている」と言います。

「こんにちは、赤ちゃん。今日も元気?」と話しかけるたびに胎児の心拍数は上がるときのです。しかも話し終わると心拍数は下がるのです。

赤ちゃんの不思議はまだまだ続きます。生後4日の赤ちゃんも母親と別の女性の声を聞き分け、生後2週間ほど経てば、父親と別の男性の声を区別出来るのだそうです。少なくとも生後6ヵ月までは、環境よりも本能が主要な役割をはたし、赤ちゃんが言葉を学ぶ力は遺伝子に組み込まれているのだそうです。

耳の聞こえない赤ちゃんでも、初めの6ヵ月間は普通の赤ちゃんと同じように「あー」とか「うー」と言った声を出したり、喉を鳴らしたりします。

言葉を身につけるには、まず耳で聞く必要があります。親は、我が子の聴力に問題がないかどうか注意しなければなりません。

生後3ヵ月までなら、大きな音に驚いたり、両親の声を聞き分けたり、音のする方に目を向けたりするはずです。音楽に耳を傾けることもあるかもしれません。

耳に異常がなければ、言葉は驚くほど急速に発達する。生後4~6ヵ月では「ママママ」「パパパパ」といった音が出ます。6~7ヵ月になると、意味を伴わないシンプルな音節も発音できるようになります。

次の段階では、「ボ」で「ボトル」、「カ」で「カップ」を意味するようになる。親がこれに反応してその意味したものを取ってやると、赤ちゃんがまた同じ事をいう動機になります。

9~10ヵ月頃には、言葉ではない形で親と感情を共有する事に関心をもつようになります。例えば親におもちゃを持ってきたり、助けを求めたりします。

1歳になるころには、最初の言葉が出ます。その後、語源は飛躍的に増加します。よちよち歩きの頃には。「ジュース のむ」や「びん ない」など、単語を積み木のように重ねて話し始める様になります。

赤ちゃんは生まれつき、あらゆる言語を発音する力があります。それが生後2~3ヵ月から母国で使われる特定の音に耳を合わせて行きます。

日本人がRとLを区別出来ないのが良い例です。8~10ヵ月の日本人の赤ちゃんなら、二つの違いを聞き分けられます。しかしその後、そうした音を耳にしないと違いが分からなくなります。日本語と英語のバイロンガルの家庭で育てれば、RとLを区別する力は残ります。

赤ちゃんの話す力をのばすポイントは色々あります。大切なのは赤ちゃんの目をしっかりと見つめながら話しかけることです。本を読んだり、文字や絵を描くことは、文字と話言葉のつながりを理解させるのに役立ちます。

まとめ

0~3ヵ月

物事や人間の声に反応します。泣いたり笑ったりします。「あー」「うー」「くー」などの声を出します。

4~6ヵ月

「ばぶばぶ」「なんなん」などの喃語が出始めます。興奮したり、不快な時には声をだして表現します。紀元の良いときには喉をごろごろと鳴らします。

7~12ヵ月

「アップアップ」「ビビビ」などの繰り返し音を出します。色々な音声のまねをします。明瞭でなくても、「バイバイ」「ママ」などの言葉を1つ2つ話します。「だめ」という言葉に反応する。「いないいないばあ」のような相手のいる遊びを楽しめる。指さしや身振りで、欲しい物を表現することが出来ます。

1~2歳

1歳半までに語源は50ほどになります。2歳児が話す内容の50%は、見ず知らずの他人にも理解できます。「パパきた」といった2言語を話し始める。

2~3歳

3歳児が話す内容の75%は、他人にも理解できます。3歳までには、質問と答えという会話が出来るようになります。短い文をたくさんはなします。

3~4歳

4歳児が話す内容の90%は他人にも理解出来ます。「なぜ」とよく訪ねる様になります。整った分を話すが、「スパゲティ」「アルミニウム」などの長い単語はまだ苦手です。

さて、冒頭の「ママ、おしっこ」。いくつか分かりましたか?上記の文章を頼りに推測すればだいたい2歳以上といえますが、一人でトイレに行けないので、2歳前半といったところでしょうか?

2006年3月 9日 (木)

プロテイン事始め

ジムでの会話です。D411590h_m2

「先生(私の事です)、筋肉少し張っているみていですが、少し筋肉痛ですか?」

「はい。最近少し疲れが抜けなくて、筋肉痛も持続しやすいです。」

「・・・・・・・・・・」

「な、なにか問題でも?」

「そうですね、少し、始めましょうか」

「な、何をですか?」

「プロテイン」

「プロテインですか?」

「ええ。プロテインです。ご存じの通り、タンパクです。吸収の良いタンパクなので、筋肉の疲労や増強に役立つのですよ。」

「あの、ロッカーでみんなシャカシャカ振っているやつですよね。」

「そうです。私も毎日飲んでいますよ。」

「どの様なプロテインが良いのですか?」

「これは、私の持論なのですが、美味しいプロテインの方が吸収が良いように思います」

「そんなものですか?」

「それは、わかりませんけど、そんな気もします」

と、言うことでトレーナーさんのおすすめのプロテインを購入しました。

実は、私の勝手な思いこみなのですが、どうもプロテインってうさんくさい感じが抜けないのです。逆に太ってしまう様な気がして。

でも、今年は「体に良いことは全部やってみようイヤー」なので、トレーナーさんの言うとおり実行に移す事にしました。

トレーナーさんが言うのは、無酸素運動の後にプロテインを飲んで、その後有酸素運動を行いましょうと言うことだった。

早速、その日の筋トレのメニューをこなした後、プロテインを説明書通り、粉スプーン2杯に対して、水200cc加えて、「シャカシャカ」とシェイクしました。

スムージーになったそん液体からは、説明書通りバニラの香りが漂ってきます。

「割と美味しそうだな。」と思い、一息で飲み干しました。

「おえ~~~」はっきり言って美味しいものではありませんでした。

感想は「乾燥した稲を粉にして飲んだ感じ」。色々考えましたが、これが一番適していると思います。

プロテインを飲み干した後、また有酸素運動(バイク)をやりました。

次の日、体に変化が出ていました。全く筋肉痛がないのです。

しかも少し汚い話ですが、快便なのです(食事をしながらの方はすいません)。

もしかしたら、これは良い物なのかもしれないと密かに思い始めています。

また、プロテインに関してはご報告いたします。

2006年3月 8日 (水)

初めての歯磨き

初めて自分の子どもを出産し、喜びもつかの間、毎日が驚きと不安の毎日。20060120siro1

私が子どもを育てているのか、それとも子どもに私が育てられているのか・・・・。

お母さん、お父さんがお子さんの「歯」に関して、多く質問が寄せられている事を少しずつ解説して行きたいと思います。

第一回は「初めての歯磨き」です。

子どもの頃の歯磨きの目的は、あくまで虫歯予防です。大人の様に歯周病を気にしなくても良いですから、歯が生え始めてから歯も磨き始めると言うことになります。

しかし、1歳までに歯磨きが十分でなかったと言っても、虫歯になるケースはあまりありません。といっても放置しておいて良いと言うわけではありません。

最初の歯が生えはじめる生後7~8ヵ月ころから、口にふれる練習も兼ねて、食後は濡らしたガーゼで歯を拭いたり、乳歯用の歯ブラシで歯のケアを心がけてください。

上下の前歯が出てくる1歳半頃になると、離乳食も開始して、歯に汚れもたまりやすくなります。

この時期になったら歯ブラシを用意しましょう。歯の生え始めの時期は、色々な物をなめるのが盛んな時期なので、歯ブラシを口に入れてもあまり抵抗する事は少ないみたいです。

歯ブラシに慣れさせる意味でも、食べたら「歯ブラシを持たせる」「口にくわえさせる」などして、徐々に歯磨きの習慣を付けていくようにしましょう。

・仕上げ磨きはどうするの?いつまで行えば良いのでしょう。

歯の汚れは、口に歯ブラシをしゃぶっていたり、お湯や水でゆすいだとしても、簡単には落とすことは出来ません。

やはり、大人によりきちんとした仕上げ磨きは必要かと思います。では年齢的にどの時期にはどの様なケアが必要か見ていきましょう。

2歳くらい・・・・お父さん、お母さんが全面的に磨く「保護者みがき」の時期です

6歳くらいまで・・・・・子どもの磨き残しを補うための「仕上げ磨き」が必要です

6歳いこう9歳くらいまで・・親が子どもの歯磨きあとの口の中をチェックする「点検磨き」の時期と言われています。

ではやり方です。「保護者みがき」「仕上げみがき」の方法は、まずお父さんかお母さんが足を広げて座り、足の間に子どもを仰向けに寝かせます。

そのとき、子どもの頭を両太ももでしっかり固定します。頭の側からのほうが口の中がよく見えます。

子どもがいやがって暴れるときは、両方の足とひざを使って、子どもの手と足を押さえつけるようにします。

実際に磨くときですが、歯ブラシを軽く歯に当て毛先の弾力を利用して、やさしく磨きます。ゴシゴシと力まかせにこするのは、歯や歯肉を傷つけるばかりで、かえって細かい汚れはとれません。子どもが痛がって、ますます歯磨きを嫌になってしまうことがあります。

とくに痛がるのは、子どもの上くちびるをめくると裏側の真ん中当たりにある上唇小帯と言われるヒダに歯ブラシが当たったときです。

子どもの場合、このヒダが歯の近くまであり、歯肉も軟らかいので、痛いのです。Jyosin_1

それを防ぐために、仕上げ磨きをするときは、上くちびるの内側を歯ブラシを持っていない方の人差し指で上から押さえ、このヒダをガードするようにして磨きます。

参考文献 子どもの歯を丈夫にするQ&A64 小学館 羽田宣裕著

2006年3月 7日 (火)

3つの心がけ

Ichigo21 ニューズウィーク・日本版の中から今日は子どものおやつについてご紹介します。

カティア・コラレス・ヤコス医師、クリストファー・ダガン医師(共にボストン小児科)らは言います。

「子どものおやつは欠かせません。もちろん、間食のしすぎは良くないけれど、上手に工夫したおやつを1日に2~3回なら、子どもにとってプラスになります。賢いおやつのポイントは三つのTです。タイミング(時間)、トータル(総量)、タイプ(種類)です。」

では、この三つのTを順に見ていきましょう。

・タイミング

外から帰ってきた子どもは、目に付いた物を手当たり次第に食べがちです。体にいい物を手に取るように先手を打っておきましょう。

果物を盛ったかごをテーブルの上に、野菜スティックを冷蔵庫の目に付く場所に置く。棚の中にはクッキーや清涼飲料水の代わりに、天然炭酸水やナッツ、ドライフルーツ、全粒粉クラッカーを用意しておきます。

何より大切なのは、だらだらと食べ続けないこと。おやつの時間は10分~20分と決めて、その後は体を動かすようにします。

・トータル

スーパーなどで売られているスナックは1袋に大人2~3人分の量が入っていることが多いです。

子どものおやつの適量は、年齢や運動量によって変わりますが、一般的には1~2種類の食品群を組み合わせて1分だけ取るのが鉄則です。パッケージの栄養成分表をチェックして、特大サイズの罠から子どもを守りましょう。

・タイプ

「何を食べるか」も重要なポイントです。手軽な加工食品は脂肪や糖分、塩分だらけで、栄養分や食物繊維が足りないこともしばしばです。出来るだけ加工処理されていない物、ビタミンやミネラルが豊富で、添加物が少ない物を与えたいですよね。おすすめのメニューをいくつかご紹介

・リンゴにオレンジやマンゴー、ブドウなどをミックスして食べる。プレーンヨーグルトに無駄物を入れてもよい。

・果物にジュースやヨーグルト、低脂肪乳を混ぜ、ミキサーにかけてスムージーにする

・オレンジジュースやバナナなどの果物を凍らせて、アイスキャンディー風に

・食物繊維たっぷりのシリアルに低脂肪乳をかけて食べる

・全粒粉のパンやクラッカーびナッツバターや果物をのせて

・新鮮なトマトやニンジン、ピーマンなどに低脂肪のディップやドレッシングを少量添えて

・ポテトチップスの代わりに、ブレッドスティックやピタパンを。バター抜きの自家製ポップコーンもおすすめ

私の子どもの頃を思い出すと、いつもそばにおばあちゃんがいて、常にお煎餅とかチョコレート、飴などをもらっていた記憶があります。

よくからかわれたのは、「歯医者の息子なのに、虫歯ばっかりだ~」と言われていました。当然小太りで疲れやすかったです。

この時の小さな肥満が、今こうして体調管理に多くのお金と苦労を背負っている事を考えると、情報のある今は、それを生かして健康に育てていくのも親の責任かもしれませんね。

2006年3月 6日 (月)

切磋琢磨

昨日は、久々に母校の勉強会へ参加してきました。

私はこの勉強会をとても楽しみにしていました。学友や諸先輩に会えたり、ご無沙汰の大学のことを聞きたいと思っていましたので。

今回の勉強会は「臨床・画像診断と咬合診断」というものでした。

先日、西村先生のところへ打合せに行った時も診断の重要性を再確認してきたのですが、今回はその診断がメインの講義だったので、何日も前から身を引き締めてかかろうと決めていました。

今回、参加する前に思っていたことは、今回勉強意する画像診断や咬合(かみ合わせ)診断は、未熟ながら毎日行っているものです。もし、私が知っている域を超えない内容なら、今までの診断に間違いがないと胸を張って明日からの診断に、さらに自信がもてますし、未知の内容が含まれているのなら、さらに知識をつけて診断の幅を広げることができると、どちらに倒れても悪いものにはならないと思っていました。

前の晩に新幹線の時間をチェックし、時間に余裕を持って望んだはずでしたが、私が使っている新幹線時刻表が少し古い物だったらしく、予定していた新幹線が無く、次の新幹線の東京着の時間が9時16分だというのです。勉強会開始が9時30分ですので、たぶん間に合わないだろうな~と少し焦ってしまいました。幸い、新幹線は時間通り東京に着き、奇跡的に乗り継ぎがばっちり決まって、時間ぎりぎりに会場入りする事が出来ました。

講義の内容は、良い方へ裏切られ、大変実りの多い勉強会になりました。

我々歯科医師はまず、患者さんと接する時には問診と言って、患者さんの症状を聞き出し、X線撮影を行います。その後、問診とX線写真を元に診断を下して治療というプロセスへ移って行きます。文章で書いてしまえばどうってことないのですが、これを実際に行うときは、すべてを瞬時に頭の中でまとめて行きながら、最終的な診断を下して行くのです。

しかし、与えられた情報だけですべてを決めていくのですから、十分な意志の疎通が出来ていないと間違った判断をしてします可能性もあるのです。

昨日の講習では、まず、歯科医師が患者さんに対して欲しい情報を上手く聞き出す様に誘導していくことも大事だと言っていました。

「だって、そんなこと患者さんは言っていなかったよ」なんて医療裁判の時に言ったって後の祭りだと言うことです。

それと、X線写真を見て診断を下すときでも、十分な情報が得られていない場合が多いと思った方がよいということ。撮影した写真では不十分だと感じだ時は、患者さんに説明して少し撮影角度を変えたりして、十分な情報を得られる手がかりをつかむまで検査を続ける必要があると言うことを学びました。

しかし、こちらの撮影技術が未熟なために何度も撮影し直すのでは、よけいな被曝量が増えてしまうので、こちらの技術向上・鍛錬が必要だと感じました。

それと、逆転の発想なのですが、病的な組織を診断するには、正常な組織像を理解するという事がもっとも大事だと言うことです。

冷静に考えれば当たりまえのことなのですが、こうしてお金を払って、当たり前の事を習うというのはすこし複雑なことです。いかに日頃さぼっているかが分かります。反省材料です。

時代の流れを感じる事が出来る勉強会でもありました。昔、父が診療をしているとき、私に自慢したものです。「この機械は口の中全体が写真で撮る事ができるんだぞ。」とX線装置を購入した当時言っていました。

想像するにその当時パントモグラフという口の中全体が撮影出来るX線装置は最先端の機材だったのです。私の開業した当時はデジタルX線という、画像が瞬時に出来る機材が最先端でした。あれからわずかな年数しか立っていないのに、既に最先端と言う感じでは無くなってしまいました。

今後、それも近い将来(機材の値段が下がればということですが)、開業の際には、院内にX線CTスキャンが当たり前の時代が来るのかもしれません。昨日の説明によれば、そう遠くない未来には実現しそうです。とにかく凄い情報量ですし、一度の撮影ですべての情報を得られるというのは魅力的です。

咬合の診断に関しては、やはり多くの考え方が存在するのと同じ様に、私が行っている咬合の理論とは少し違う感じがしたので、診療で使うにはまだまだ多くの考察が必要かもしれません。

2006年3月 5日 (日)

アンチエイジング4

私がいつも注目していた選手に元シアトルマリナーズの長谷川選手がいました。彼は独自のクイックな投球モーションで相手バッターを見事に抑えていました。

彼が常に行っていた事は、自分の投球フォームを必ず見直す事と、野球を楽しむこと、それと腹式呼吸でした。マウンドに上がると極度に緊張し、体が硬直してしまいがちですが、彼は腹式呼吸と常に笑顔(負けているときでも)を保ち、「自分は大丈夫」とマインドコントロールを心がけ、相手バッターにも決して焦っている事を分からせない落ち着きを保っていました。

長谷川選手はどの様な場面でも腹式呼吸を使っていたようです。野球の時、トレーニングの時、講演の時、奥さんと言い争いの前(笑)とか。

今回は、体の小さな日本人でもこれさえ使えば太刀打ちできるという腹式呼吸に付いて取り上げます。

今回も「日経おとなのOFF」から取り上げます。

腹式呼吸を使ってわずかな時間で若返る事の出来るそうです。

普段、生活をしている時の呼吸は、全く意識されることはありません。そこで鼻から吸うことを意識しながら腹式呼吸をするのです。たったこれだけで見違えるほど代謝効果を上げてくれるうえ、「今よりベルトの穴1つ縮めることも可能です」。こう語るのは健康科学アドバイザーの福田千晶氏です。加えて精神的な落ち着きをも得ることが出来るというのです。

ところが、一口に「腹式呼吸」と言っても、普段から心がけないと、なかなか身に付かないものらしいのです。逆に言えば、一度体得してしまえば、いかなる時でも使える利点もあるのです。

腹式呼吸をする姿勢は、立っても、座ったままでも構わないそうです。しかも、「朝昼晩と1日3度、リラックス出来たと思える回数でよい」そうです。

まず、鼻からゆっくり吸って、口から吐く。その時、おへそを背中に引き寄せる感覚で吸い込んでゆきます。肩を上下させずに吸うと、より効果は高いです。

「コツがつかめてきたら、いつでも腹式呼吸が出来るように心がけましょう。走ったり、階段などで息が切れているときには、なおさら意識してみましょう。息を吐く時は腹部が出やすいので、腹をへこます感覚で吐ききることが大事です」(前出の福田氏)

生活の中で呼吸法を意識したい場面は食事中にもある。咀嚼中は口呼吸になりやすく、胃の中に空気を取り込んでしまいます。これがゲップの原因にもなります。姿勢を伸ばし口は閉じて噛むこと。これだけでも立派な腹式呼吸になります。

自然に腹式呼吸が身についてきたら、腹筋の鍛錬にも応用が身に付きます。椅子に座った状態で両足を地面から10センチほど離して呼吸してみましょう。実際に試してみると、相当な腹筋で支えなければ続けられない事が分かるでしょう。

このように、腹式呼吸は日常のちょっとした時間を使うだけで良いのです。

腹式呼吸を日常の生活に取り入れるメリットは2つあります。太らない体質を作ることと、姿勢の矯正になることです。

呼吸によって横隔膜が上下、前後に動くために、腹筋に刺激が伝わります。これには内臓をマッサージする効果もあります。単純な仕組みではありますが、「常に内臓に刺激が加わるために、余分な脂肪が付きにくくなります。」(前出の福田氏)

実際に腹式呼吸をして分かるのは、腹筋がかなり刺激されることです。これらに連動して、肋骨の間にある肋間筋や臀部(おしり)の筋肉も使われる事にきずきます。

裏を返せば、姿勢が正しくなければ、腹式呼吸の効果は望めないともいえます。

姿勢を美しく保つためには、もともと腹筋が腹筋が果たす役割は大きい。例えば、腹筋の機能を正常に保てれば過食を抑える事も出来る。姿勢が悪いと胃は縮む。このため食後に姿勢を正した際、初めて食べ過ぎた事に気が付くはずです。

こうした本来の腹筋の機能を回復させるためにも、腹式呼吸は一役買います。なにも激しいトレーニングばかりで腹筋を鍛えなくても良いということです。

呼吸法が変われば、口元が自然に閉まり、表情も引き締まります。さらに姿勢が良くなることで背筋が伸び、相手に与える印象も良くなるはずです。

私も、良く噛む意外に、腹式呼吸も取り入れてみようかと思います。

2006年3月 4日 (土)

鬼の夢

これは本当の話です。268

「鬼の夢」というのは私が大学院2年目から3年目にかけて良く見た夢なのです。

その頃の私は、大学院でもっとも研究を進めなければいけない時期でした。

私の研究は簡単に言えば「入れ歯を作製している途中で、どの程度変形するか」というテーマでした。

この研究は患者さんの歯を使わせて頂いたり、動物実験をする訳ではないので、かなり気が楽な研究ではあるわけですが、自分が手を抜いたり、ミスしたりすると、とたんに研究データに悪い値が出てしまうという難点もありました。

患者さんや動物舎の時間を気にせず研究出来るというメリットはありましたが、研究用の模型を作るのに半日、データを取りつつ計測を重ねていくのに2日かかります。またこの研究は1個のデータを取り終わると、すべて模型が壊れてしまい、もう一度研究用の模型を作り直さなければならないのです。

そして1個から出るデータの数が約800近くあり、それをコンピュータに入力するのにも2~3時間近くかかりました。それで初めて1個のデータとなるわけですが、もちろん研究用の模型の個体のばらつきがありますから、10個、20個と計測して行くわけです。

私が所属していた医局では大学院を卒業するまで、最低2~3回の学会発表をしなければいけないという決まりがありました。

私はその頃、3年目に突入していましたので、そろそろ教授から学会発表の打診が来ました。もちろん、教授の決定は絶対です。「いや~、まだデータが・・・・・」なんて思っても決して言葉に出すことは出来ません。

「はい、分かりました。よろしくお願いします。」 こう答えるしかありませんでした。

「猪狩君、じゃあ、来週研究成果を見ようか。」

つまり、来週までに今までのデータをまとめてある程度の形にしなさいと言うことです。

その頃教授と1対1で研究を見てもらう事を、私の講座では「まるけん」と言っていました。

遠い昔、先輩が研究の「研」の上を○で囲んでおいたことが由来と聞いています。

その「まるけん」の日程が決まり、私はその日に向けて猛烈にデータの整理を始めました。ほとんど徹夜に近い感じです。

「まるけん」の当日に教授に研究データを見てもらいました。教授は少し苦い顔をしながらこういいました。

「う~ん。少しデータのバラツキが見られるね。少し実験方法を変えてもう少しデータを取って見ようか?」

「は、はい(激汗)」

「じゃあ、再来週が学会の締め切りだから、来週の頭にもう一度見ましょう。」

「あ、ありがとうございました」

その日からまた研究用の模型を作る日々が始まりました。もちろんデータもとり、コンピュータにも入れ、グラフにまとめるのです。

毎日、良いデータが出るまで続くのです。果てしなく。

その頃です。「鬼の夢」を見たのは。

私がいるのは河の辺です。そこで石をうずたかく積んで行くのです。そして石が積み終わるか、終わらないとき、そばの山から赤鬼と青鬼がダッシュでやってきて、私が積み上げた石を蹴飛ばすのです。

その夢は毎日、毎日続きました。よくテレビで見るように「ガバッ」と布団から汗だくで起きあがってしまうのです。

その夢は大学院を卒業するまで見続けました。今は全く見なくなったのですが、あの当時は本当に寝るのが怖かった気がします。

2006年3月 3日 (金)

噛む健康学4

このブログで、何度も何度も「噛む」事の重要性を訴えて来ているのですが、では、自分は本当に噛んでいるのかを再確認し、「噛む」事によってどんな変化が現れるのかを実証して見ようと思いました。Letuce3e

この「自分でも噛んでみようプログラム」を始めたのはちょうど1ヵ月前からです。

初日~10日目

・分かっていても、噛むことを忘れ、飲み込んでしまう事が多い。

・自分自身に言い聞かせ、意識しないと持続して噛む事が難しい。

11日~20日目

・ほとんど意識しなくても良く噛める様になってきた。しかし、好物の唐揚げを食べたときには、いつもの癖でご飯と一緒に口にかき込んでしまう。

21日~30日目

・無意識に良く噛めている。口の中で食物が粥状になっているのが自分でも分かる。それと、今まで5分くらいで食べていた食事が20分~30分近く時間がかかる。家内からは「食べているとき無口になった」と言われた。

・正直、口の中で早く粥状になってしまう物は、食べていてつまらないと感じるようになる。キャベツとかレタスとか、歯ごたえのある物を好んで食べている感じがする。

・食べるのに、口を良く動かすせいか、食べている途中にとても疲れてしまい、食べるのが嫌になってしまった。おかげで、時間がかかる割には食べる量は半分になった。

・口の中に長く食物を入れているせいか、脂っこい物を食べられなくなった。ポテトチップスやエビフライなどは油っぽすぎて気持ちが悪くなった。タルタルソースが原因だろうか?なぜかトンカツは大丈夫。

・いままで、熱いお茶が少し苦手だったが、冷たいペットボトルのお茶よりも家で入れたお茶の方が美味しく感じる。

・私は生まれつき腹痛が食後に起きやすいため、必ず食後に整腸剤を飲んでいたのだが、全く腹痛が起きなくなった。しかも快便である。

・今はジムに通っているので、体重は落ちやすいとは思うのだが、最近また落ちなくなっていた。しかし、最近また徐々にではあるが体重が落ちてきた。

・食事に時間がかかるため、面倒くさいという理由から間食が全く無くなった。そのためお腹がすいて朝目が覚めるようになってしまった。

これが、良く噛む様になってからの体の変化です。これが良いのか悪いのかは、まだ何とも判断が付きかねますので、もう少し食事日記を付けて自分自身を観察したいと思います。体重もジムに通い出してから5キロ落ちました。コーチからもそろそろテニスを再開しても大丈夫との返事も頂いています。少しうれしくなってきました。ではまた来月「噛む(実践編)」を紹介します。

2006年3月 2日 (木)

患者さんの言葉

毎日、多くの患者さんと接していると、自分でも気がつかなかったことが多く発見できます。Hatsukoi_1

歯科医師になりたての頃は、今より知識(国家試験レベル)があふれていたのですが、それは教科書レベルの、臨床とは少し遠い知識(もちろん自己考察、診断の際には非常に役に立ちます)ばかりで、患者さんの言い分より、自分の内面と対話していた様に思います。

初診でお見えになった患者さんとは十分時間をとってお話をさせていただくのですが、そのときの会話が非常に自分の診療に役に立っています。

たとえば、何人かの患者さんが同じ病名の病気だったとしても、患者さんにとってははじめての病気がほとんどなわけで、それぞれ自分の痛いところ、気になるところを表現するニュアンスはそれぞれが違います。重い感じがする、鈍痛がある、指で押すと痛い、・・・・・etc。

患者さんは必死に自分の症状を訴えてくるのですが、それらを頭の中で順序良く整理していくと、患者さんの痛みのつらさが頭の中に浮かんでくるようになりました。

昔は、「この歯は神経がないのだから、痛いわけないだろ」だとか、「実際に調べてみても上下の歯は当たってないから噛み合わせが高いわけない」、「入れ歯が痛いといっても、どこにも入れ歯の傷が見えないから、たぶん患者さんの思い過ごしだろう」とか思っていました。

しかし、口腔内というのは、実は敏感な様に見えて、鈍感なところもあるということがわかってきたのです。患者さんの言葉通りに丹念に言われた場所をチェックしていくと、患者さんの指し示した場所よりちょっと奥に、訴えているような傷があったり、入れ歯があたって痛いという場所をじっくり指で追っていくと、口の開け閉めの際に当たっていることがわかったりと、やや鈍感な口腔内のため訴えている場所がかなりアバウトなことが多いのです。

そのため患者さんの訴えていることは100%正しいと自分で決めつけて診断を行うことにしています。そのため、入れ歯の調整にも患者さんが納得していただけるまで通っていただくことにしています。

そこで、最初に言った、今までの同じ病名の患者さんが訴えた言葉を覚えておいて、順に聞いていくのです。たとえば、初診のときの会話はこんな感じです。

「先生、ここの歯が痛いのです。」

「ここですか?重い感じですか?」

「重い感じではないです。」

「では鈍痛という感じですか?」

「鈍痛って感じでも無いです。」

「では、歯肉をこうやって(実際に押してみる)、押すと痛いですか?」

「そうです、その感じです。」

同じ病名でも患者さんにとっては、住んでいる環境、言葉、生活習慣で訴える表現は違います。多くの患者さんを診せていただいて思うことは、患者さんの目線に立って診査・診断していくことが、患者さんを救う早道になるのだなと思います。

今ではひとつの病名に対しては、どのような表現があるのかということを、手帳にまとめているのですが、かなり限定されてきました。

痛みを早く解決していくには正確な診断名が必要です。そのためこれからもたくさんの患者さんの訴えを素直に聞いて、自分の中の診断能力を高めていかなければいけないと思っています。

毎日、患者さんによって多くの事を学ばせてもらっています。

2006年3月 1日 (水)

国家試験合格発表当日

何回かに分けて大学での思い出を書きたいと思います。Top_p04

私にはとても大事にしている友人がいます。

彼とは大学時代は全くつきあいが無く、しかもお互いに「なんだ、あいつは!!」みたいに思っていたのです。

彼は大学時代から頭が良く、私が「なんだあいつは!!」と思っていたのは、単なるひがみでしたけれども。(私はいつも単位ぎりぎりで、先生のレーダーには引っかからないステルスみたいな感じでした。)

その彼とは大学を卒業してから同じ講座(医局)に入りました。その講座は局部義歯の講座でした。

私の卒業した当時、私の大学は国家試験の合格発表は、大学の所属する講座にて合否を確認するというとても恐ろしい現実がありました。

受かれば良いけど、落ちたら目も当てられません。すごすごと荷物をまとめて内定の決まっている講座を去らなければなりません。歯医者でないものをおいておくほど大学は寛容ではないですから。

国試の発表の日は今も忘れる事が出来ません。

その日は担任の先生から、

「国試の発表は12時頃。何かあれば必ず本人に連絡を入れるから必ず連絡を取れるようにしておくこと」

という連絡を受けていました。一応、自己採点では合格の目安が付いていたのですが、そんな物全く当てにできません。

その当時出回り始めた携帯電話を白衣のポケットに入れて落ちつきなく「電話が鳴らないでくれ~」という思いで待っていました。

12時を回ったか、回らないかくらいです。突然私の携帯電話が鳴り始めました。頭が急に真っ白になり、背中に冷や汗が流れました。

「やっぱり、国試駄目だったか~」と思い、電話に出ました。

「あなた、どうだったの?」既に歯科医師になっている姉からの電話でした。

「も~、勘弁してよ。今、合否分かるところだから。後で連絡するよ。」

母が気が気では無く、姉に合否の確認をさせていたのでした。

とりあえず、不合格の連絡では無かったことにほっとしつつ、深呼吸すると、うしろから肩を叩かれました。

「本当に今度こそ駄目だ(激汗!!)」と思って振り返ると、先の友人が立っていて、

「猪狩先生、おめでとうございます。」と言ってくれました。

今まであまりしゃべったこと無かったのに、国試対策委員の彼が真っ先に心配してくれているであろう私に教えてくれたのです。本当にうれしくて、すぐに実家に連絡を入れたのを覚えています。(このブログを書きながらも、思い出すと涙がでます)

彼とはその後、プライベートから仕事に関してもすべてオープンに相談出来るくらい親しくさせてもらっています。

どうして大学時代に一言も話さなかったのに、今はこうして仲良くさせてもらっているのか?本当に人生、何がきっかけで友情が芽生えるのか分かりませんね。

すくなくとも、あの国試発表の日は患者さんを助けなければいけないという使命感ににた責任と何者にも代え難い友人を手に入れた最高の日でした。