しろくま歯科医院 WEBサイトへ

しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
calender

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
AED
当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

最近のトラックバック

アーカイブ

リンク



« 治療中・治療後に気をつけること | メイン | 象牙質知覚過敏症発症のメカニズム »

2007年7月24日 (火)

歯育Q&A

今回は、池田市歯科医師会と母親Q&A検討委員会の方々が出版された「すぐ役立つ歯育て支援Q&A」からお届けいたします。

Q1:歯をあまり磨かないのに虫歯にならない人がいるのはなぜですか?

A:虫歯に成りやすいかどうか(カリエスリスク)は一人ひとりことなります。リスクの低い人の中には、歯を磨かなくても虫歯にならない人がいます。

Q2:兄弟の上の子には虫歯が全然ないのにどうしてしたの子は虫歯になるの?

A:兄弟でもカリエスリスは異なります。また、一般的に下の子は、上の子と一緒に早い時期から甘いものを食べ始めることが多いことも関係していると思われます。

Q3:歯磨きと虫歯は関係ないとおもうのですが?

Q4:虫歯にとてもなりやすいのです。歯を磨く以外に予防はないですか?

Q5:歯を一生懸命磨いているのに次々虫歯に虫歯になります。なぜですか?

A:歯磨きと虫歯は関係がります。しかし、歯磨き以外のカリエスリスクを左右する因子にも影響を受けるので、歯磨きをしなくても虫歯にならない人もいれば、歯磨きをしていても虫歯になるという人もいます。歯磨きをしても虫歯になるという人は次のことをチェックしてみてください。

  1. 正しく磨けているでしょうか?歯の真ん中ではなく、歯肉との境目やかみ合わせの溝など隅々を磨くように心がけてください。磨き残しがないかを確認するために、プラークを赤く染め出す染色液を使ってみることをおすすめいたします。
  2. フロスを使っていますか?歯と歯の間のプラークは、フロスでないと取れません。幼児にも使えるホルダー付きのフロスもあります。フロスの使い方を是非教えてもらってむださい。
  3. フッ素を利用していますか?フッ素は歯質を強化し、虫歯菌の酸生産能を抑えます。フッ素入りの歯磨きを利用したり、定期的にフッ素塗布をおすすめいたします。
  4. 甘いものを多く食べていませんか? お子さんが自分で勝手に食べていませんか?幼児期は母親が食べる量を管理するようにしてください。
  5. だらだら食べをしていませんか?あまり甘くない食べ物でも、だらだら食べることは問題になります。テレビを見ながら、あるいは遊びながらスナック菓子を食べ続けていると危険です。

Q6:歯の質は遺伝しますか?

A:個人個人の歯の質を検査する方法はありませんが、おそらく遺伝すると思われます。

Q7:カリオスタッドってなんですか?結果が悪ければ虫歯になるのですか?

A:「う蝕活動性試験」と呼ばれるもので、プラークの酸産生能を評価する試験です。結果が悪ければ、虫歯に成りやすいともいえますので、口腔清掃、食生活の見直しなどが必要となります。

参考文献 すぐに役立つ歯育て支援Q&A 井上祐子/田村康治監修 クインテッセンス出版

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。