歯科診療の行く末
年間に歯科にかかってお亡くなりになる患者さんというのは、ゼロでは無いという報告があります。
先日も東京で、大きなオペがありました。処置中は止血に成功したのですが、帰宅、就寝後に再出血があり、喉に血栓を作り、窒息死を起こしてしまうという痛ましい事故がありました。
この部位は、術後に出血する傾向のある部位で、非常に慎重を期す必要があったのですが、帰宅後という事もあり、油断してしまったのでしょう。
この部位に関する手術の文献を昨晩調べてみたのですが、術後出血の可能性を大きく示唆する文脈がありました。
この先生は多くの手術を成功させ、手術の記録を自慢げに語るところがあったように記憶しています。
たぶん、気持ちの張りが失われ、自己に油断が生じたのでしょう。
私たちが、この事故から学べることは、もっと診査・診断を的確に行い、常日頃の勉強を怠らないことを天は教えてくれます。
手術に慣れ、大御所と呼ばれる先生が起こしてしまった事故です。我々発展途上にある未熟なDRは、さらなる努力を患者さんは望んでいます。
このことを大切に今後に繋げていくことが我々の使命でもあります。
私 患者側として、前向きな常に勉強している先生に
お世話になりたいと心掛けて、そうしています。