本日はすこしバタバタしています。
このブログを書いている日は、2月27日の朝です。
本日は、昼からお手伝いを兼ねて、インプラントの手術の見学へと行ってきます。
最初の手術から見学させていただいている患者さんなので、
毎回、師匠の石川先生や三森先生が誘ってくださいます。
ありがたいことです。
また、近々このときのことはレポートします。
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2008年2月29日 (金)本日はすこしバタバタしています。このブログを書いている日は、2月27日の朝です。 本日は、昼からお手伝いを兼ねて、インプラントの手術の見学へと行ってきます。 最初の手術から見学させていただいている患者さんなので、 毎回、師匠の石川先生や三森先生が誘ってくださいます。 ありがたいことです。 また、近々このときのことはレポートします。 2008年2月28日 (木)浜の勉強会 全身管理偏2ヶ月に1度の割合で行われている、「浜の勉強会」 今回は、M先生が「全身管理」について講師を務めました。 会場はいつものお寿司屋さん。 当日は、幹事のW先生は欠席でしたが、変わりに大病院で口腔外科部長をしているM・M先生が愛弟子のT先生を伴って出席されました。 メンバーはいつものとおり、いわきの渡辺先生を中心とした、I先生、M先生、西間木先生、O先生、私です。 今回は、地元歯科医師会の重鎮M・M先生がいらっしゃるので、たぶん講師のM先生はやりづらかったと思うのですが、とても良い講演でした。 次の日からすぐに臨床に使えそうなものばかりでした。 次回は私が講師を務める番なので、何をしゃべろうか考えなくてはなりません。 2008年2月27日 (水)気合いを入れた時にそれはやってくるもう慣れっこなのですが、私の使っているブログのシステム、たまに機嫌が悪くなるときがあるのです。 それは、せっかく書いたブログの保存に失敗するのです。 私のミスで、書いたブログが無くなるのではなく、ブログの機嫌が悪くて、消えてしまうのです。 しかも、気合いを入れて長々と書いたときに限って。 まあ、そういう時もあります。 2008年2月26日 (火)余裕を持つことはとても大事先週、材料の発注ミスがありました。 届いたインプラント材料がまったく別の材料でした。 さっそく、メーカーに問い合わせ、急ぎで材料が届いたのです。 しかし、この材料も注文したものではありませんでした。 私はかなりせっかちなので、だいたい1ヶ月前に手術の準備を済ませてしまうのですが、 今回はこのせっかちが幸いしました。 手術は2週間先だからです。 余裕をもって準備をすることの大切さを改めて認識しました。 よかった 2008年2月25日 (月)ポラロイドカメラの衝撃このニュースはかなりショックでした。 デジタルカメラという時代の流れに乗り切れずに、ポラロイドカメラのフィルム生産の中止が決定されたとのことです。 ポラロイドカメラは仕事でもプライベートでもたくさん使っています。 仕事では、患者さんに治療前と治療後で比較の写真を渡したり、ホワイトニングの効果をポラロイドで撮影して渡したり。 非常に便利で良かったのだけれども・・・・・・。 どうりで最近、ポラのフィルムが手に入れられなくなっていたのですね、はぁ~ しかし、ポラのフィルムが無くなってしまうと、仕事に支障がでるので、昨晩のうちに、インターネット上のポラのフィルムを探し回り、買いだめしました。 でも、これも届くかどうか分からないそうです。 私と同じ考えの方がおおいのですね。 届くといいな~ 2008年2月24日 (日)なにが患者さんにとって大切な情報なのか常に考えている事は、「どうしたら、患者さんに納得してもらえる説明をするか」ということです。 最近は、患者さん説明用ツールがたくさん販売されています。 特に歯周病の説明のプログラムは、多くの歯科医院さんで採用されている優れものがあります。100万円越えの高いソフトなのです。 私もそのシステムの購入を考えました。 しかし、どうも歯科医師にはわかりやすい優れたソフトだなと思うのですが、患者さんには少し難しいのかなとも思いました。 それと、あまり心がこもっていないような気がして(あくまでも個人的にですが・・・)、そのソフトの購入は断念しました。 やはり、自分にあう説明用グッズは、自分で作るしかないのかなとも思っています。 やはり、自分だけが満足できる自己満足の治療よりも、患者さんが納得出来る歯科治療を目指したいです。 2008年2月23日 (土)歯ブラシオリジナルパッケージ先日、しろくま歯科医院の歯ブラシオリジナルパッケージが仕上がって来ました。 中に使う歯ブラシは、実績のある歯ブラシなので、その点は心配ありません。 歯科医院にお目見えするのは、やく4月頃になるとおもいます。 いまから楽しみです。 2008年2月22日 (金)人ごとではない突発性難聴本日は、日本経済新聞平成20年2月9日分「元気悠々」からお届けいたします。 人ごとではない突発性難聴 ある日突然、片方の耳が聞こえなくなる「突発性難聴」。 はっきりした原因も分からず、有効な治療法も確立していないこの病気は「そのうち治るだろう」と軽くみると、取り返しのつかないことになりかねないのです。 いわば時間との勝負。早めの診療と、心身を安静にし、過労とストレスを早く除去することです。 「実は去年、耳の検査をしてもらったのだけど、左耳は完全に機能しておらず、治療の術はないと診断されたんだ」 歌手の浜崎あゆみさんがブログにこう書きつづったのは初年のこと。大晦日のNHK紅白歌合戦に出場した直後の「告白」だけにファンは衝撃をうけました。 「病院に行こうと思ったのは、自分の耳に確実に異変が起きているのを感じたから。(中略)ぶっちゃけ私は、心のどこかで、手術なりを受ける時間さえ取りさえすれば、また聞こえる様になるんじゃないかと思っていた」。 彼女自身も所属事務所も病名は公表していないが、症状は深刻です。 難聴とひと言で言っても、コンサートやヘッドホンでおおきな音を聞いたことで発症する急性音響性難聴や、爆発の破裂音などで耳を痛める音響外傷、さらに、長年、騒音が激しい工場や職場で起こる騒音性難聴など様々。なかでも、理由もなく、誰でも起こりうる病気が突発性難聴です。 突発性難聴は、健康で耳の病気を経験した事のない人が、ある日突然、片方の耳が聞こえなくなる病気です。急激な難聴の悪化に、ほとんどの患者は発症した時期を「何月何時の何時頃」とはっきり覚えているのがこの病気の特徴でもあります。厚生労働省のが指定する123ある難病の一つに数えられ、1993年の国内の推定患者数は年間約2万4千人でしたが、2001年は3万5千人と増加傾向にあります。 「両耳同時に聞こえなくなるケースはまれでほとんどの人は耳鳴りを伴います。しかも遺伝的な要素もありません」とは同省の調査研究班班長で東京医科歯科大学大学院の喜多村健教授。 男女の差もなく、強いて言えば発症前にストレスや疲労感を抱えていたことが多いくらいです。 典型的なケースはこうです。20代後半のあるサラリーマンは、時間外勤務と寝不足が続いたある日、朝起きると左耳が詰まった感じがし、耳鳴りが響きました。起きあがるとふらつき、しばらく様子をみていたけれど、改善する気配がないため、病院に駆け込みました。医師は入院治療をすすめ、結局1週間治療を行った結果、聴力はなんとか8割まで回復したといいます。 では、原因は何か?一般的に唱えられているのは「ウィルス感染症」と内耳血管のけいれんや血栓などによる「内耳循環障害説」の二つ。 前者では内耳の蝸牛(かぎゅう)がウィルスに感染したとして、副腎皮質ホルモンなどのステロイド剤を投与します。 一方、循環障害説では、耳の血管が細くなり、必要な酸素が運べなくなり機能が低下したと想定。血液中の酸素濃度を増加させるための高血圧酸素療法や、血管を拡張させるための治療が施されます。両療法を同時に行う“カクテル療法”もあります。 「ただ、治療は発症から2週間以内に始めるべきだ。これを過ぎると改善率が下がることもある」と早期の受診を呼びかけるのは慶應大学医学部の小川郁教授。医師に安静が必要だと診断されたら、仕事を休める環境に即座に身をおくこと。休めない人は、思い切って入院するうなど、医師と相談し早い段階で対応を決めるよう忠告します。 それでも、治療を受けて完治するのは患者の3~4割程度。1~2割のケースは治療を受けても症状は変わらないといいます。残りの患者は、難聴や耳鳴りなどの症状が多かれ少なかれ残ってしまうだけに早い対処が求められます。 原因が明確ではない以上、これといった対策はないのですが、耳を大切にする方策としては、大きな音で音楽を聴くなど、耳を酷使することは普段からさけること。さらに、循環障害の引き金となる生活習慣病には気を付けるほか、自分の体と“会話”をし、ストレスをためないように心がけるしかなさそうです。 2008年2月21日 (木)顔の感覚器官本日は、西原克成先生の「これだけで病気にならない」からお届けいたします。 顔の感覚器官は脳の出生器官 発生学的にみると、顎と口腔と鼻腔は、原始脊椎動物である軟骨魚類のエラ(鰓)の骨から発生したもので、これらは内臓頭蓋とよばれます。 したがって、「エラの張った顔」という表現は学問的にも正しいのです。 エラは呼吸用の内臓器官であり、系統発生学では「鰓腸(さいちょう)」といいます。 嗅覚神経の終末は内臓頭蓋の鼻腔に広く分布していますが、その根元は大脳の最先端に属しており、味覚とともに鰓腸内臓系の化学物質を感受する受容器官(感覚器)となっています。 これに対して、大脳・小脳・延髄と眼(視覚器官)・耳(聴覚・平衡器官)は、頭蓋神経系に属しており、神経頭蓋あるいは脳頭蓋とよばれます。視覚の眼と内耳の聴覚・平衡感覚は、ともに脳の突出した器官であり、脳の一部を形成しているのです。 このほかにも、顔面の皮膚には触覚器官があり、歯もまた重要な感覚器官です。視覚も聴覚も触覚も、すべて鰓腸由来の顎口腔系という内臓器官に隷属する感覚器官であって、脳の末端の出生器官なのです。 もともと脳は筋肉のためのシステムであり、筋肉のない生物には神経がありません。脳脊髄神経と感覚器官と内臓平滑筋と横紋筋は他がたがいに切ってもきれない関係にあります。 脳は、大脳辺縁系(内臓脳といわれています)と、大脳新皮質と小脳(内臓脳に対して体壁脳といわれます)とに分けられます。 参考文献 これだけで病気にならない~「顔と口の医学」 西原克成著 祥伝社 2008年2月20日 (水)家庭内での感染を防ぐには本日は、日本経済新聞平成20年2月9日分の「家庭常識」の(折々の知恵)からお届けいたします。 発病者にも他の家族にもやさしい過ごし方 風邪やインフルエンザが蔓延するこの季節。家族の誰かがかかり、その後一家にうつり、枕を並べてしまうという事態を食い止める対策はないものでしょうか。 「お姉さんのインフルエンザを今度は弟がもらちゃって」。東京都練馬区在住の会社員山野さん(40、仮名)は長引く看病に、仕事のやりくりが大変だと困り顔。兄弟や自分にまでうつると目も当てられません。 子にうつされる母 興味深い数字があります。日本臨床内科医会インフルエンザ研究班の副班長で川崎市の小児科医、廣津伸夫さんが調べたものです。2001~2006年の5シーズンにインフルエンザに感染し、廣津さんが診た患者約1600人のうち、610人が家庭内感染にかかわり、家族内に感染率は9.7%でした。 市中感染率は約4%なので、家族間の感染は高いです。なかでも子供にうつされた母親は約75%に上ります。 感染予防策の第一は予防接種を家族全員で受けること。接種効果に疑問をいだく人もいますが、国立感染症研究所感染症情報センター(東京・新宿)の主任研究官で医師の安井良則さんによると、感染を防ぐことは出来ないが、ある程度、発病を阻止するし、重症になるのを防ぐことは出来るといいます。 次ぎに発病者にはマスクをしてもらいます。市販されているガーゼマスクやサージカルマスクでいいです。 インフルエンザはくしゃみなどの飛沫(ひまつ)で感染するため、マスクで飛沫の量を減らせます。他の家族もマスクをします。発病者はふすまなどで仕切った別室で寝起きして、タオルを共用しないなど家庭内でもあるていど隔離したほうが良いでしょう。 タミフルを飲んだ後の異常行動やインフルエンザ脳症といった不測の事態もあり得るので、「子供が発病した場合は、母親など看病する人はそばで様子を見る」ほうがいいでしょう(安井さん)。 ふすま程度で、と侮る事なかれ。「03年に開業以来、他の子供にうつった例は一件もない」と話すには、病児を預かる専門施設みるく病児保育室(熊本市)の永野和子室長。同じ病気の子供だけ集めて部屋をふすまでしきって隔離します。担当の保育士は手洗いやうがいなどを徹底し、効果を上げているといいます。 この冬も猛威を振るったノロウィルス感染症も怖いです。嘔吐(おうと)した時の飛沫などからも感染し、感染力も強いです。流行時期に家族の誰かが嘔吐したら、ほかの家族とは別の部屋で安静にさせ、タオルや食器などを消毒せずに共用しない。 嘔吐物の処理に当たるときはゴム手袋をして、汚れた衣類などをまとめ、その箇所を50~200倍に薄めた塩素系漂白剤で消毒。使った手袋はすべてビニール袋に入れて密閉し、二重に包んで捨てます。もったいないけども、洗うと今度は洗面所などにウィルスが飛び散り、感染する恐れがあります。 流水で手を洗う 手は液体石けんを使い流水で洗い流します。また、発病者が嘔吐した場合は、部屋の空気を入れ換えます。 「看病にあたる機会の多い母親はどうしてもうつりやすい」と安井さん。結局は免疫力を高めるしか手だてはありません。免疫系の活力を引き上げるというアミノ酸のシスチンとテアニンを配合した補助食品も近頃販売されました。 マクロミルを通じ、20~50代の子供がいる女性1000人にインターネットにて感染対策を聞いてみたところ、1位は「マスクをしてもらう」(721人)でした。以下、「温かくして早く寝る」「咳(せき)やくしゃみをするときは口を押さえてもらう」「室温を保ちながら空気を適度に換気する」などが続きました。 知っているようでしらないうつさないための知恵。地道な作業を徹底して積み重ねれば、少なくとも看病する人以外への感染は防げるはずです。 食事はどうする? 熱が高く食欲がない時。「スポーツ飲料など糖分が入った水分を十分にとらせる」とは廣津さん。繊維の多いオレンジジュースなどは避けます。 無理に食べさせることはないといいます。気になるのは口当たりが良くカロリーもあるアイスクリームなどがいいです。 嘔吐する風邪のときはあわてて水を飲ませがちですが、これもダメです。「余計に嘔吐してしまうので、まずは吐き気止めの処置をしてもらう」と安井さんはいいます。 嘔吐を繰り返すと脱水症状を招きやすいので、落ち着いて対処することが大切です。 2008年2月19日 (火)インプラントの歴史2昨日の続きです。 インプラントの歴史2 ブローネマルクシステムによる治療を最初に受けたのは、ヨスタ・ラーソンという34歳の男性でした。生まれつき病気のために顎の骨が弱く、歯も数本まばらに生えていただけで、食事や会話に不自由な生活を余儀なくされていたのです。 彼は、ブローネマルクにとって初めての治療であることを納得した上で、上下の顎にインプラントを埋入する手術を受けました。 結果は見事に成功。ラーソン氏は新しい人工の歯で、それまでの悩みを解消する事が出来たのです。彼のインプラントは、40年以上経った晩年も問題なく機能していましたが、残念ながら他界してしまいました。 ブローネンマルクはラーソン氏に対する治療の後も、旺盛に治療と研究を続けました。そして1977(昭和52)年、ブローネマルクのグループは、1965~1975年の10年間に行った症例についての報告を世界に向けて報告したのです。 対象となったのは211名(235顎)で、ラーソン氏のように上顎あるいは下顎の歯が1本もない無歯顎の人達でした。なかには上下顎の歯が1本もない人たちもいました。埋め込まれたインプラントは全部で1618本にのぼります。その後も研究は続けられ、1981(昭和56)年に発表されたデータでは2768症例にも上りました。 この発表は、歯科学会に一大センセーションを巻き起こしました。治療成績が非常によかったからです。発表によると、確立期(インプラントのデザインや治療法が確立した以降の時期)では、治療完了後、5年経過したインプラント残存率は、上顎81%、下顎91%、つまり100本のインプラントのうち、上顎では81本が、下顎では91本が残ったのです。 この発表に、当時の研究者や歯科医師の多くは、高い成功率に驚きながらも、「金属が生体のなかで生かされるわけはない」と懐疑的な反応をみせました。 また、この時のデータは、無歯顎患者のみを対象にした研究結果だったので、部分的に歯のない、つまり天然歯がのこっている口腔でも有効なのかどうか、疑問視する声もあがりました。 しかしその後、アメリカの各大学においても実験が繰り返され、ブローネマルクの報告、つまりチタンと骨との結合は科学的に正しいと認知されるに至ったのです。 そしてそれ以後、様々なメーカーが続々とチタン製インプラントの開発に取り組んだのです。 1998年(平成10)、チタン製インプラントについての様々な功績が評価されたブローネマルクは、スウェーデン政府からノーベル賞に値するグランドプライズ賞を授与されています。 このように歯科治療に画期的な貢献をしたブローネマルクは、現在、ブラジルで隠居生活をしていますが、ノーベル賞が授与されないのが私には不思議でなりません。 参考文献 よくわかる歯科インプラント治療 加藤大幸著 現代書林 2008年2月18日 (月)インプラントの歴史 1本日は、加藤先生の著書「よく分かる歯科 インプラント治療」から、インプラントの歴史について2回にわけてお届けいたします。 インプラントの歴史 乳歯、永久歯に続く第三の歯を人工物で作る試みが、20世紀後半になって盛んに行われるようになりました。 インプラントは入れ歯のように歯肉に不安定に乗せるのではなく、顎の骨に直接植え込む方法ですから、しっかり噛むことが出来ます。 ただ、この方法も決して新しい考え方ではなく、失った歯を人工物で補うという試みは古くから行われていました。 インプラントの起源をたどると紀元前までさかのぼることが出来ます。 また、最近、紀元100年頃の古代ローマ人の頭蓋骨が発見され、上顎骨に植立された鉄製のインプラントが見つかりました。このことは、歯が欠けた後の治療法として昔からある程度の普及をみていた事をうかがわせますが、20世紀後半になるまでデンタルインプラントは一般的な方法ではありませんでした。 その理由は、骨の中にしっかりと植立しておくことの出来る材料・手術法が見つからなかった事にあります。 インプラントが現在のように普及する発端は、チタン製インプラントが登場した1960年代以降です。 それまでエメラルド、鉄、金、サファイア、コバルト、クロム合金、ステンレス、アルミニウムなど多様な素材が有望視されましたが、結局は期待通りの結果を出すことが出来ず、淘汰されて行きました。 現在、インプラントといえばチタン製を指し、おそらく今後も、チタンは主流で有り続けると思います。その特質とは、骨との親和性が高く、強固に結合する性質を持っていることです。このチタンの登場によって、インプラントに大きな飛躍が訪れたのです。 チタンと骨が結合することに気が付いたのは、スウェーデンの学者で、応用生体工学研究所所長のペル・イングヴァール・ブローネンマルク教授です。 1952(昭和27年)年、ブローネンマルクは、スウェーデンのルンド大学医学部で、骨が治癒する過程で骨髄が果たす役割について研究しました。ある日、ウサギの脛骨(すねの骨)にチタン製の生体顕微鏡用の器具を埋め込み、内部を観察する実験を終えて、その器具をとりだそうとしたところ、不思議なことが起きました。 強く引っ張っても、器具が骨から外れないのです。よく見ると、骨と器具のネジがぴったりとくっついていました。器具はチタン製でした。これ以前に使っていた別の金属で出来た器具では、骨と癒着したことなどいちどもなく、ブローネマルクは「チタンは骨とくっつく」という性質を初めて知ったのです。しかし、当時はこの性質を何かに応用できるとは考えなかったようです。 1960年、イエテボリ大学の解剖学教授となったブローネマルクは、血液循環の研究に取り組みました。生体内において血球がどのような働きをしているかを探るために、今度は人源を対象にした実験に着手し、チタン製の生体顕微鏡用器具を被験者の腕に埋め込んで、血流の観察を試みたのです。 これをきっかけに、ブローネンマルクは、チタンの新たな性質に興味を抱くようになりました。それは、チタンが骨だけでなく、軟組織(結合組織、上皮など骨以外の組織を軟組織といいます)に対しても親和性が高いという性質です。 観察は数ヶ月にも及びましたが、取り外した後、の軟組織には何の異常も見られなかったのです。これは、チタンが生体に拒絶されなかった事を意味します。 この偶然の発見から、ブローネンマルクはチタンがさまざまな医学的領域に応用出来る可能性があると考え、犬の顎にチタン製のインプラントを埋め込む実験を開始、数年にわたって繰り返し行った動物実験の結果から、チタン製インプラントが骨と強固に結合することを確信し、これを「オッセオインテグレーション(Osseointeration)」と名付けました。 Osseとは「骨の」、integrationnとは「結合」を意味します。そして1965年、いよいよ人間への応用に踏み切ったのです。 明日へ続きます。 参考文献 よくわかる歯科インプラント治療 加藤大幸著 現代書林 2008年2月17日 (日)体はとても大事本日は、休日です。皆さん如何おすごしでしょうか。 このブログを読まないまでも、開いてくれる読者の患者さんには本当に頭が下がります。 ありがとうございます。 最近、自分の体の調子が思わしくなく、思うようにいきません。困った物です。 娘が生まれて、責任感が増してくると自分の体の管理は非常に大事だなと思うようになっています。 私が毎日読んでいるブログがあるのですが、そのブログの主の方も最近目を怪我をされました。最近復帰されたのですが、普通に見えると言うことのすばらしさをとてもうったえていました。 とても健康になりたいとは思いませんけど、普通でいたいとは思うのです。 2008年2月16日 (土)記録の重要性ここ1週間ほど、訳あって症例の記録写真の整理をしています。 写真の数が約4000枚くらい。 大学の頃の先輩や頑張っている同僚はたぶんもっと記録を撮っていると思うので、枚数的にはまだまだなので、威張れる枚数ではないと思うのですが、自分としてはかなり頑張ったと思います。 開業してからの2年間は、とにかくがむしゃらに診療をしていて、記録するまでの余裕がなかったので、枚数がかなり少なかったのですが、それでも1000枚は撮っていたと思います。 いま、その開業当時の1000枚はありません。一台のパソコンで、患者さんの写真記録、事務仕事、プライベートなどすべてをその一台で行っていて、また最悪な事にバックアップを全く行っていませんでした。 そのパソコンが悲鳴を上げるのは時間の問題でした。「シュ~」っと音を立てて、完全に壊れてしまいました。 その時の経験から、パソコンは用途に分けて使うことにしました。患者さんの記録写真は、カルテと同じく私の財産ですから、写真記録用に思い切ってマッキントッシュを購入しました。 このマック、写真保存用にしか使わないので、4年前に購入したのにもかかわらず、全く壊れる気配がありません。その間ウィンドウズは2台壊れているので、私としては、最初の初期投資はかなり上手くいったと自負しています。 現在、そのマックに貯まった写真の整理をしています。 患者さんに説明用としても利用できますし、一番の利用方法はやはり、自分の勉強のためです。 毎日多くの患者さんの写真を撮るので、その編集もとにかく大変のです。でも、休日にコーヒーを飲みながら優雅に編集しています。趣味も少ないのでこれでいいと思います。お金かからないし。 今は、新しいホームページに掲載したい症例を検討しています。ついつい本来の仕事を忘れて見入ってしまうのが欠点ですが。 2008年2月15日 (金)ニワトリの歯本日は、ハヤカワ文庫 エドゥアール・ロネが書いた「変な学術研究1」からお届けいたします。 ニワトリの歯 科学者は次々に新しい事に挑戦して、未知の世界を切り開いていく。 それは、古くから言い伝えられた諺や、生活の知恵にもあえて逆らって、これまでの慣習や常識を覆すこともあった。 しかし、いつでもよい結果が得られるとは限らない。たとえば、アンドゥイエ(ソーセージの一種。バカの意味もある)が自分の力で1000㍍も空を飛ぶようになったら、何が起こるだろう。「アンドゥイエが何本も空を飛んだら、お前が飛行隊長の隊員だ(おまえはものすごいバカだ の意味)」という諺のとおり、この世はバカの飛行隊長であふれてしまうのである。 だが、そうはいっても、科学者というのはやはり無謀なもので、古くからこの諺に挑戦する輩が本当に出てきた。 2003年6月にリヨンの高等師範学校が、ニワトリに歯を生やすことに成功したと報告したのである。これを聞いて、人々が不安をかき立てられたのも当然だった。 「ニワトリに歯が生える」とは「金輪際ない」という意味だ。 人から無理な要求をされたら、「ニワトリに歯が生えたらやりましょう」と言って、婉曲にことわるのだ。 実際、世の中には、給料を上げてくれとか、貴重な品物を貸してくれとか、無理な相談だが簡単には断割り切れない要求がたくさんある。それなのに、本当に「ニワトリに歯が生えたら」、そういった要求がもはや断り切れなくなるではないか!これは大問題である。 いや、その問題はさておき、リヨンの高等師範学校ではどのような実験がおこなわれたのだろうか? ニワトリに歯を生やすためには、マウスの胚が利用された。より正確にいうと、マウスの胚が幹細胞としてニワトリの胚に提供された。より正確にいうと、マウスの胚が幹細胞としてニワトリの胚に提供された。 その結果、この胚には切歯を生やす遺伝子が与えられて、それと同時に嘴を作る遺伝子が失われたという。もっとも、この胚は生き延びなかったので、実際にニワトリに歯が生えたわけではない。しかし、可能であることが分かったのだ。 それにしても、この実験にはどんな意味があるのか。実験の責任者エフティオ・ミトシディアス博士によると、「今から数百年前に、ニワトリの祖先にさかのぼる始祖鳥には歯列があった。しかし、歯の形成に関わる遺伝子のいくつかが、進化の過程で次第に消滅してしまった」というように説明している。 なるほど、ニワトリの祖先は歯をもっていた。おそらくご先祖さまたちは、ローストチキンを作る時に、かみつかれないように苦労したことだろう。 さて、ミトシアディス博士のグループは、この研究が「歯科治療の革命」への道を開くことを特に強調した。重い歯の障害を持つ患者に、乳歯を生えさせることが出来るかもしれないというのだ。とはいっても、それはまだ口約束にすぎない。実現の可能性も怪しいものだ。何しろ、「ニワトリの歯が生えたら・・・・」ということなのだから。 その一方で、この種の実験はすでに2002年9月ころから始められている。ボストンのフォーサイス研究所の研究者達が、子豚から取り出した歯の幹細胞を基にして、豚の歯をネズミの腸の中に生やすことに成功したのである。 これは独創的な実験であると評価されたと同時に、むしろ、科学研究はどんな事でもやりかねないという証拠にもなりました。明日にはシマウマの肛門に臼歯が生えるかもしれない。 そしてもちろんニワトリは、コルゲート歯磨きの広告に出てきてニッと笑って見せるだろう。 このような形で研究が進んでいったとしたら、結局、ニワトリには歯が生えるのだろうか?そうなったら、我々は無理な要求を断る時や、守るつもりもない約束をするときに、聖グラングランにお祈りするしかない。聖グラングランは、放蕩の生活のあとで悔い改めて罪を償い、ブレストで亡くなった成人で、誠実な人物だったが、大酒のみだった。 しかし、一人の娼婦が広い心をもって彼を正しい道に導いたので、残りの半生を伝導師として、ブルターニョ地方の北のフィニスティール県のために捧げたと伝えられる。 だが、実在が証明されていないので、聖人カレンダーの中に「聖グラングランの日」は定められていない。そのため「聖グラングランの日までに」と言って約束をごまかすことができるのだ。 そう、ニワトリがダメでも聖グラングランがいるので、まだだ丈夫だ。 だが、油断は出来ない。そのうち、もしかしたらヴァチカンの古文書保管人が地下室から聖グラングランの存在を証明する文書を発見するかもしれない。 そうなったら、我々はどんな要求にも従い、どんな約束も守られなければいけないことになる。そんな日が来たら、我々はいったいどうすればよいのだろう。 2008年2月14日 (木)インプラントの打ち合わせにいってきました。昨日、昼にインプラントの患者さんの打ち合わせで、にしむら矯正歯科へいってきました。 お昼時のお休みの時間に、申し訳ありませんでした。 私の無理なお願いに、丁寧に作業してくれた西村院長先生、本当にありがとうございました。 しかし、にしむら先生の診療所はきれいで、びっくりしました。 患者さんへ説明するための環境はぴかいちです。 本当に素晴らしい。 是非見習いたいものです。 今後もよろしくお願いします。 2008年2月13日 (水)なんだか忙しいです。最近、ありがたい事にとても忙しいです。 理由は非常に簡単。やることが多いからです。 この忙しいのは、患者さんを診ることが忙しいという意味ではありません。 患者さんは何人診ても、まったく苦にはなりません。 診療後の準備がとても多いのです。まずはインプラントの準備です。 インプラントの準備は手術前に多くの準備を必要とします。 まず、模型診断、次ぎに血液検査、CTスキャンの画像診断を行い、それらの資料を時間をかけて、頭の中にイメージを作っていきます。 この作業が非常に大事なのです。トレーシングペーパーを用い、いろんな角度を検証しながら自分で絵を描いていくのです。 なんども眺めて、眺めて、眺め倒すと頭の中に鮮明に手術時の手順、インプラントの埋入角度、深度が分かってきて、危険な神経や血管を避けて入れられるイメージと自信ができあがります。 今月末から再来月にかけて、立て続きにインプラントの手術がつづくので、この準備がまずあります。 それから、いま「しろくま歯科医院」のHPを新しくする準備をしています。来週その打ち合わせがあるので、その準備も。 東京からわざわざ来て頂けるので、それまでに、自分の希望の内容や検討しなければならない用件、それから今後展開して行きたいものの準備までもを来週初めまでに完了しなければならないのです。 まあ、仕事が趣味みたいな所もあるので、あまり気になりません。夜仕事をしながら飲むコーヒーや紅茶の銘柄を今度探しに行こうかなと思っています。 2008年2月12日 (火)入れ歯にならないための秘訣本日は、青山健一先生の著書「よくわかる家庭の歯学」からのお届けです。 入れ歯にならないための秘訣 ☆磨く回数よりも磨く内容 「一日に何回もブラッシングをしているのに虫歯が出来てしまう。」とか「一日に何回磨けばいいのですか」といった質問を受けることがよくあります。 そういう質問に対する答えとして、たとえば家の掃除をするときに、一日中掃除機をかけたとしても、真ん中ばかりの掃除では、角のホコリや細かい汚れは取れません。 隅々まできれいにするためには、掃除機できれいにしにくい場合は、ぞうきんを使ったり補助的な細かい器具を使わなければなりません。 歯磨きも同じで、一日何回ブラッシングをしているという自己満足とか、歯磨き剤の爽快感を味わいたいのであれば、それはそれで結構ですが、虫歯や歯周病予防のために汚れを取り除きたいのであれば、回数が問題ではありません。一日一回だけでも十分な効果が期待できる場合もあります。 3分の適当な磨き方をするのなら、一日一回だけでも丁寧に細かい場所まで時間を掛けてきれいにする方が断然効果的です。 ブラッシングの回数や時間はあくまで目安であって、それが正しい方法なら時間をかけただけの効果はありますが、間違ったやり方では、いくら時間を掛けても意味がありません。 試験勉強であまり大切でないところを一生懸命勉強している人は、いくら勉強時間をかけても合格点がとれません。歯の磨き方もこれと同じで、歯の表面ばかりをきれいにしている人は、一日中磨いたとしても、虫歯と歯周病の予防には無意味なのです。 どこが試験に出やすい重要な部分なのかは、専門の先生に聞けばそのポイントを教えてくれます。これと同じで、どこに汚れがたまりやすいかは、歯科医師、歯科衛生士などの専門家に教えてもらうのが一番です。 ☆食後にガムを噛むことの効果 食後にガムを噛むことは、虫歯や歯周病の予防のためにとても良いことです。それは食事中に口の中が酸性になり虫歯になりやすい環境であったのが、ガムを噛むことによって唾液が排出されて、口の中の酸性のph がより中性に近づくからです。 もちろんブラッシング出来る状況なら、その方がより効果的ですが、外出先などでブラシを持ち合わせていないときは、せめてガムを噛むことによって虫歯を予防しましょう。 その際は、キシリトール入りのガムでないと、逆に虫歯を促進してしまいます。それは後にアメをなめるにはいくら唾液が出てもアメの糖分が口の中を酸性状態にしてしまうのと同じで、糖分を含まないキシリトールのガムである必要があるのです。 ☆虫歯予防とフッ素の関係 フッ素やキシリトールが虫歯予防に有効だということが、一般にも浸透してきました。しかし、欧米などの先進国に比べて十年以上遅れてやっと浸透したという感じです。 今まで、日本は虫歯後進国といわれ続けてきました。フッ素が虫歯予防に有効なことは、欧米などでの実績をみてわかってはいたのですが、多量のフッ素によって歯に白斑が出てきたり、大量に摂取すると体に良くないという考えで、厚生省はなかなかフッ素の導入に踏み切りませんでした。 それが時代の流れで、虫歯予防にフッ素が当然のように使われてきて、虫歯の患者さんは確実に減りました。 米国では、十人に一人は一本の虫歯もありません。虫歯の減っているのは明らかにフッ素の効果なのです。米国では水道水にフッ素を含ませてみたり、妊娠の時からフッ素のタブレットを飲んだりして、フッ素の摂取にとても積極的です。 ☆フッ素効果の高め方 最近の歯磨き剤にはほとんどフッ素が入っています。フッ素は、歯の表面の再石灰化を促進し、初期の虫歯ならばフッ素によって治ってしまうのです。 口の中は、虫歯になろうとする酸(脱灰)と、それを治そうとするカルシウム(再石灰化)などが綱引きをしている状態です。 ただし、フッ素の働きを最大限に活用するためには、歯にフッ素を長く停滞させなければならず、歯磨きの粉の中に研磨剤などと一緒に入ったフッ素では、うがいをすることによってフッ素も流れ落ちてしまうので、フッ素の効果を最大限に求めるならば、フッ素だけの歯磨き粉で、それに応じた方法で使用しなければなりません。ですから使用上の注意などを歯科医院で聞いてから使用するほうが、より効果的でしょう。 参考文献 よくわかる家庭の歯学 青山健一著 桐書房 2008年2月11日 (月)食べる健康ダイエット本日は、加藤大幸先生の「究極の歯科治療」からお届けいたします。 食べる健康ダイエット 昔から若い女性にとってダイエットは一大決心でした。今や、男も女も「やせ願望」を持ち、やせるための涙ぐましい努力をしています。いつまでも美しく若々しくありたいという願いがダイエットにつながっているのはもちろんですが、最近は生活習慣病を予防するためにも減量が必要という認識が広がっています。 大人が太りやすい時期は、ある程度決まっています。 男性ならば就職や結婚、女性なら妊娠や出産を機に太りだす場合が多いのです。中高年になると転勤や引っ越し、退職がきっかけになることがあります。いずれにしても、いったん太ってしまうと簡単にはやせません。 断食したり、甘いものや脂っこいものを控えたり、果物やサラダばかり食べたり、あげくの果てに拒食症になる人もいます。 また、食べるものも食べないで一時的にダイエットしても、ほとんどはリバウンドしてしまいます。5年の期間で見ると、95%くらいはリバウンドするというデータもあるほどです。 ダイエットに安易な方法はありません。 一時的にやせられてもそれを維持させることは、やせる事よりも難しいのです。派手な謳い文句のやせ薬や脂肪吸引、極端な断食などの過激なダイエットに走ると、身体に害を与えてしまい、むしろ太りやすい体質になることもあります。結局、生活習慣病を変容させなくては、どんなダイエットも失敗に終わるのです。 しかし、安全で効果的、そのうえ簡単に生活習慣病を変容させることが出来る方法があります。それは、良く噛んで食べることです。 良く噛んで食べた場合、カロリーがすぐに体温として、放散されていきます。これを食事による体熱放散(DIT:Diet induced Thermongenesis)といいます。 この体熱放散は、まったく噛まないときと比較すると、良く噛む方が倍以上も高いのです。たとえば流動食で直接、胃に送り込ませた場合は、この体熱放散は少なくて、食べたカロリーは体脂肪として、どんどん蓄積してしまいます。 以前、日本大学相撲部の田中監督とお会いしたときに、「力士は太るために食べ物を一切噛まずに飲み込む」とお聞きしました。ちゃん料理は手軽に作れて、飲み込むのみ都合のよい食べ物であるそうです。このことは、噛まないで食べると太ることを意味しています。 10歳くらいまでに、水泳やマラソンなどの有酸素運動を継続的に行っていた人は、自律神経がよく発達して体熱放散がスムーズに行われます。ですから、いわゆるやせの大食いは、自律神経が発達している人に多いのです。 また、良く噛んで食べる人は、味覚や食感などの感覚が刺激されて自律神経の活性が高まり、体熱放散も強くなります。 生活習慣(ライフスタイル)を変容させるには、あまり過激な目標を立てずに、ぜいぜい半年間に体重の5~6%を減量できたら上出来だと考えてください。1ヶ月に1~2㌔の減量を目標にして、半年は続けるのが適当でしょう。 そのためには、まず、良く噛んで食べること。最低20回は噛むようにしてください。そして、通勤は車に乗らない。エレベーターは使わない。という具合に、自分で決めて、それを継続して実行することが重要です。そうすれば半年後には、あなたもスリムで健康な身体になっているはずです。 参考文献 究極の歯科治療 加藤大幸著 現代書林 2008年2月10日 (日)ガムの味は何分続く?本日は、日本経済新聞 平成19年10月27日分に掲載された「生活物語」の中のニッポン適量考からお届けいたします。 ガムの味は何分続く? ストレスの多い現代社会。 ガムを噛んで心を落ち着かせる場合も多いです。そこで、気になるのがガムの「味持ち」の時間。 味はどのくらい続くのかーーーー。 味覚には個人差があるが、記者(38、男)が毎分90回前後かみ続け、ガム一枚(一個)を捨てたくなった時間を比べてみました。 まず気が付いたのがミント味とフルーツ味の違い。 板ガムタイプのロッテのロングセラー、グリーンガムと梅ガムは、それぞれ5分半と4分でした。他社商品の同じブランドも、ミント系の方がフルーツ系よりも長い結果でした。 ガムの味は砂糖やキシリトールなど糖原料の甘みを主成分に、香料などを微調整して作り込みます。フルーツの風味を出すのが酸味料です。けれども「酸味料は酸っぱいために添加できる量が限られ、口溶けもしやすい」(ロッテ)。 このため、噛みはじめは風味が強いが、すぐに味が薄くなりやすいのがフルーツ味のようです。 もちろん、最近はその商品も味持ちは長くなっています。きっかけは人工甘味料の普及です。 従来は3~5分が主流でしたが、粒ガムのクロレッツXPオリジナルミント(キャドバリー・ジャパン)、キシリッシュ・クリスタルミント(明治製菓)は、違和感なく十分以上噛んでいられました。 メーカーにとって、「味を長持ちさせるのは永遠の課題」(キャドバリー)。 砂糖の約200倍の甘みがあるアスパルテームなどの高甘味度甘味料を簡単に口溶けしないように加工し、甘みを徐々に出させる工夫などをしています。 米国には30分もつという商品もあり、「口腔内賞味期限」に競争はまだまだ続きそうです。くれぐれも食べ過ぎにはご用心。 2008年2月 9日 (土)インプラント体験記(CTスキャン偏)いままで何度かこのブログにも書いて来ましたが、私は、いま先輩の先生にお願いをして歯の治療をしています。 どんな治療をしているのかといえば、インプラントです。 本当は、インプラントにするつもりは無かったのです。時間とお金がかかりますし、それに恐怖心があったからです。 しかし、自分が患者さんに提供している医療を、自分が体験するというのは、非常に有意義だということは、過去の経験で分かっています。 先日も奥歯が痛くなったときに、患者さんの訴えていた症状を体験することが出来ましたし、インプラントも自分で体験していれば、その患者さんの状況(体、精神、経済)をみておすすめしたり、他の治療法をおすすめできると思ったからです。 目標としては、今年中にインプラントを完成させたいとは思っていますが、私のわがままで治療が予定通りに進んでいません。 でも、私の担当医の高原先生がしっかりとした仮歯を入れてくれているので、生活には全く問題がありません。 で、先日、休みを利用して、奥羽大学へCTを撮影しに高原先生と出かけました。 インプラントメーカーの担当者も2名来ていて、奥羽大学の放射線科の先生も初めての試み(今回は、特殊な診断機器を利用するのです)のようで、しきりに、担当者へ質問をしています。 で、CT撮影。私は極度の閉所恐怖症。以前にこのブログでも書きましたが、MRI撮影の時も怖くて怖くて仕方がなかったのですが、今回のCT撮影はたったの2分であっさりと終わりました。 いささか拍子抜け。 今後は、今回撮影したCTを元にインプラントの診断へと進む予定です。 2008年2月 8日 (金)医師が学ぶ「告知術」本日は、日本経済新聞平成19年11月18日の「医療」に掲載された記事です。 医師が学ぶ「告知術」 「治らないのですか」「死ぬのですか」。 ガン患者から聞かれた時、医師はどんな言葉を返すべきか-。 ベテラン医師でも困る場面ですが、患者の心情に気を配りながら、病名や再発などの悪い知らせを上手に伝える「告知術」を医師に学んでもらう国の取り組みがスタートしました。 今月(平成19年11月)8,9日、仙台国際センター(仙台市)で開かれた研修には全国から16人の医師が参加。 模擬患者を使ったロールプレーでは、ガン患者の心のケアの専門家から「沈黙の時間を共有することも大事」「決して患者を見放さないことを伝えるべき」などの指摘がありました。 山形県立中央病院(山形市)の斉藤博医師(59歳)は「専門用語を無意識に使っている事に気が付いた」。関西医科大枚方病院(大阪府枚方市)の宮崎浩彰医師(44歳)は「若手にスキルを伝えたい」と話していました。 * * * 歯科でも最近は「メディカル・インタビュー」という同じような学問が生まれています。ただ病気を治すだけではなく、心のケアも忘れてはいけないということなのかもしれません。 2008年2月 7日 (木)食後高血糖本日は福島民報平成19年11月25日のサンデー健康の中の健康歳時記からお届けいたします。 食後高血糖 糖尿病。 誰でも知っている病気ですが、正しく理解している人は以外に少ない。一昔前では「いったん発症hした糖尿病は治らない」といわれました。 今は違います。 生活習慣病によって起こる2型糖尿病は、早朝にきちんと対処すれば、確実に発症前の状態に戻せると専門家が保証しています。 2型糖尿病の最初の兆候は、まず食事の後だけ血糖値(血液中のブドウ糖の量)が上昇する「食後高血糖」として現れます。空腹後も、食後も、いつでも血糖値を正常域に保つ能力を耐糖能といいますが、対糖能に乱れが生じ、食後のみ血糖値が高くなります。 この時期に適切な治療を受け、糖尿病を発症させた生活習慣病を改めると、発症前の状態に戻せるといいます。つまり「糖尿病が治る」訳です。 それには食後の血糖値を知る必要があります。正常な人なら空腹時の血糖値は70ミリグラム~100ミリグラム、暴飲暴食の後でも140ミリを超えることはまずありません。が、食後またはブドウ糖75グラムを水に溶かして飲む経口ブドウ糖負荷試験二時間後の血糖値が200ミリグラム以上だと「糖尿型」とされます。 2008年2月 6日 (水)患者さんの言うとおりつい先日の事です。 その日は、家族でお好み焼きを自宅で行っていました。 だいぶ焦げてしまった豚肉を噛んだときです。 「ズキッ」 急に左下の奥歯が痛み出したのです。 私だけでは無いと思うのですが、歯科医が一番かかりたくない病気の一つに歯痛が挙げられます。 だって、知識はあるので、ある程度予想は出来ますが、治療の内容も予想が出来るからです。 もう、一気に血の気が引きました。 そ~っと噛んでみても、また「ズキッ」と同じような痛みが走ります。 その歯は15年以上も前に大学の先輩に治療してもらった歯です。 すでに神経は抜かれていて、きちんとした治療がしてあります。 と、言うことは、再発か?と不安がよぎります。 その夜は、週末の夜だったので、診療所はすでに閉めてしまいました。 もう面倒くさいので、丁寧に歯磨きをして、痛み止めと腫れ止めを飲んで様子を見ることにしました。 次の日に、最近撮影したばかりの自分の歯のレントゲンがあることを思い出しました。 研究用のパソコンを立ち上げ、自分の歯のレントゲンを詳しく調べました。 内心ほっとしました。特に悪い像は映っていなかったのです。しかし、歯周ポケットが他の歯に比べて幾分深いかもしれません。 そこで、痛みが出た前の日の記憶が蘇りました。 私、その痛みが出た歯にデンタルフロスを使っていたのです。 しかも、プラークが溜まりやすい右上を掃除した後に、同じフロスを使って、今回痛みが出た歯をフロッシングしていたのです。 他の歯の細菌を別の歯に移植してしまったのでしょう。たとえ、同じ口のなかでも歯が違うと菌の宿主が違うのかもしれませんね。 そのため、痛みが出てしまったのです。 原因がわかったので、丁寧に歯を磨いて十分な消毒を行い、食事も反対側の歯を使うことにして様子をみることにしました。 次ぎの日にはすっかり痛みも引いて、通常に状態に戻りました。 ところで、歯医者が自分の歯に痛みが出るのは非常に有効かもしれないと思いました。 なぜなら、この神経がすでに抜かれている歯が今回、とてもしみたのです。 神経がないので、しみないと思っていました。 患者さんが神経の無い歯をしみるといっていたのは本当だったのです。 このメカニズムはどうなっているのか分からないのですが、分かる先生がいれば是非教えてください。 私の歯は今は、全くしみないので、今度患者さんに聞かれた時は、自分の体験を言ってみようとおもいます。 2008年2月 5日 (火)噛み合わせによる頭痛、肩こりについて本日は、長坂 斉先生の「アンチエイジング 歯のかみ合わせ力」からお届けいたします。 頭痛、肩こりについて 噛み合わせ異常から起こる全身症状で一番良く知られているものとして、頭痛があげられます。 頭痛の起こりやすい箇所は偏頭痛(右または左肩から首にかけて)、また、後頭部痛(後頭部が重く、ボーっとした感じがする)で、専門医を受診しても原因が見当たらないなどといわれることが多く、肩こり、首こりなどをともなっている場合があります。 これらの症例で、時として顎関節の症状を伴い、そのような人は、同時に歯科を受診し顎関節と診断されるのです。 このような頭痛の原因は左右顎関節の異常運動にあり、特にかたがみをしている場合に多く見られます。また、左右どちらかで噛む癖がある場合、毎日の咀嚼習慣により、噛み癖のある側の噛む面のすりへりが起こり、当然左右の高さにズレが生じてきます。 そのあたりから左右および前後の頭の位置のズレが生じ、そのズレで自然に頭を支えようとする筋肉の緊張が生じるのです。 その緊張が持続することにより筋肉緊張性頭痛が発生し、筋肉の肩こりや首こりが発生することになるのです。 例えば、右のかみぐせがある場合、肩こりの部位は左に多く発生するのはそのためです。このような場合、左右均等に噛む練習をすることで、その症状がかなり緩和されます。また噛み癖は、右、左だけでなく、右奥(大臼歯部)と左手前(犬歯、小臼歯部)などというように不定に噛む癖があり、そのような場合、右、左と頭痛の位置が定まらず、頭、頸部と広域に発症することも多いのです。 いずれにしても頭痛、肩こりにおいては、噛み合わせ治療を行い、左右および前後で均等に噛む訓練を行うことにより、その症状の軽減が起こることが多いのです。 このような場合、噛み合わせ異常による関連頭痛、および噛み合わせ異常による関連の肩こり、また顎関節関連症状をして歯科治療の対象となります。 このような症状がある時点での聴力検査を行うと、頭痛および肩こりの反対側の聴力低下(右に肩こり、頭痛がある場合、左の聴力の低下が多い)が顕著で、噛み合わせ治療後、再度測定を行うと聴力の低下側の向上など左右差の減少が確認され、同時に頭痛、肩こり症状が起きていることに気づくのです。 以前、このブログでも書きましたが、聴力の変化の原因は、左右の噛み合わせ異常による関連筋が協調運動することで、左右耳の付近の血流が均等化することによる内部リンパ圧の正常化が原因と考えられています。 このようなことから聴力は噛み合わせのセンサーであるということで、最近、歯科治療を行う上で最もすぐれた噛み合わせの客観的な診断法となっています。 参考文献 2008年2月 4日 (月)乳歯バンク今日は、昨年12月7日付け、日本経済新聞12月7日の〈テクノロジー〉からの抜粋です。 名大が「乳歯バンク」設立 乳歯の中から、骨や神経などさまざまな細胞に成長する幹細胞を取り出して再生医療の研究に役立てようと、抜けた乳歯を集める「乳歯幹細胞研究バンク」を設立したと名古屋大の上田実教授らが発表しました。 大学や公共機関がこうしたバンクを開設するのは世界で初めてといいます。 乳歯バンクは、名大病院などの患者から提供を受け、乳歯の中の歯髄から幹細胞を分離して保存し、再生医療の研究に役立てることが目的。将来は、子供のころ抜けた乳歯を保存しておいて、高齢になって骨折した際に骨を再生したりする可能性があるといいます。 期待したいと思います。 2008年2月 3日 (日)これは凄いぞ!よい買い物をしたときと、余計な物を買ってしまったときは、すぐ分かります。 良い買い物をしたときは、かなり生活のモチベーションが上がりますが、余計な物を購入してしまった時は、テンションが下がります。へこみます。 富士通のSCAN SNAP S510。 これ、なに?って事なのですが、ひと言で言えばスキャナーです。 つまり、書類を電子化する機械です。 このスキャナー以外にもスキャナーは持っているのですが、このスキャナーの凄いところは、本当に小さくて、簡単な事。 スキャンにかかる時間もプリント一枚なら数秒です。しかも両面同時。 いままで、捨てきれなかった書類をすべてスキャンしてしまい、電子化に成功しました。どこかにしまい忘れがちになりそうな書類もすべてスキャンしてしまったので、パソコン上で一発で検索できます。 また、材料屋さんからもらった新製品のチラシも以前は律儀にパンチングしてファイルにとっておきました。今は、このスキャンに通して、チラシはすぐにゴミ箱です。今後は、チラシだけ借りてスキャンして返しても良いかもしれません。 このスキャンが楽な理由に、スキャン後のコンピュータの操作がまた簡単なこと。これはとても大事なことで、シンプルな操作はミスが減らせるのです。 このブログを読んでもらってわかるとおり、もうテンション上がりっぱなしです。 2008年2月 2日 (土)かなりの運動不足年末から現在まで体の調子がいまいち優れないのです。 それは、内蔵系ではなく、腰や膝といった骨格系のほうなのですが。 私は今でも週一でルネサンス郡山でトレーナーの丸山さんに指導していただいているのですが、去年までは「鍛えてもらっている」という感じなのですが、今は「調整してもらっている、治療してもらっている」と言った方が当たっています。残念ながら。 丸山さんとのトレーニングの内容は、平均するとこうです。 ・最初、10分間自主トレーニング(ジョギング、バイク) ・体のマッサージ ・筋トレ だいたい、マッサージ半分、筋トレ半分という感じだったのです。 しかし、最近のトレーニングは、マッサージが大半で、筋トレはなくなり、きつめのストレッチに変わって来てしまいました。 原因は簡単です。私の運動不足から来る体の不調からです。今の状態で無理な筋トレは危険だと判断されたのです。 しかし、筋トレをなくして、ストレッチに変えても、かなりのきつさ。以前はこのストレッチ後に筋トレに入っていたと思うと、ぞっとします。 現在の私の体はまったく動かず、膝を伸ばすだけでも痛みが走ります。 原因は極度の運動不足と普段の無理な体勢での診療が挙げられました。 私も一念発起して、頑張るぞと思います。 でもさっそく次の日に行くはずだった「ヨガ」のコースをいきなり寝過ごすあたり、今年も先が思いやられます。 2008年2月 1日 (金)どうなったら歯は抜かれてしまうのか?本日は、熊谷先生の著書「歯科・本音の治療が分かる本」からお届けいたします。 どうなったら歯は抜かれてしまうのか? ・抜歯の基準 抜歯は「歯」の死です。でも、自然な死ではありません。ほとんどの歯は、歯科医の判断で抜歯されます。では、どういう状態になると歯は抜かれてしまうのでしょう。 抜歯の基準は「学会で決まっている」というわけではありません。基準となる研究データがあるわけでもありません。抜歯しなければ治らない痛みがあるようなとき、たとえば歯が縦に割れているような場合は抜歯となります。ほかに方法がないですから、こういうケースは例外です。 根の先に膿の袋(歯根嚢胞)が出来て治りにくくなっているときにも多くは抜歯されていますが、これは根の先を外科的に開いてきれいにすれば治ります。歯周病がひどくなって歯が縦横に揺れるようになった時も抜歯されていますが、丁寧なブラッシングで歯肉の状態を良くすることは出来ます。そのような状態で自然に脱落するまで抜かないでおくか残すべきかは、それにつづく処置によって決まるのです。ですから抜歯の判断は、ケースバイケースです。 たしかにひどい炎症をそのままには出来ませんから、体の害を考えて抜歯すべきときはあります。しかし、抜歯につづく治療計画があやふやな時に、とりあえず歯を抜いてしまうというのは困ります。 抜くか抜かないか、何を根拠に判断するのか 重度の歯周病になった歯でも、両側に健全な歯がある時には比較的早く抜歯すべきでしょう。そのままにしておくと周囲の骨に悪い影響が及ぶからです。それに両側に歯があれば、抜歯後ブリッジにすることで対処出来るからです。同じように歯周炎になっていても、残りの歯の数が少なくなっていたら抜歯は急ぎません。もしも噛み合う相手の歯があるならば、歯を切ってわずかな根っこだけでも残したいと考えます。入れ歯の支えにするためです。 逆にインプラント(チタンの人工歯根)を使った治療計画であれば、抜歯の判断は速くなります。インプラントを予定するときは、歯を支える組織がある程度残っていても早めに抜歯して、インプラントを植える環境を良くする方法が良いと考えるからです。総入れ歯にするときも抜く判断は比較的早めでしょう。 抜歯後に処置をするつもりがないなら、特別具合が悪くない限り急いで抜歯する必要はありません。特別具合が悪くない限り急いで抜歯する必要はありません。救急の場合を除いて、とりあえず抜歯してからの事ですから後の事を考える、という治療の進め方はしないのです。 治療の進め方が抜歯の基準を左右するのですから、抜歯するかどうかは患者さんも参加していっしょに決めるのがほんとうです。正しい抜歯の判断はかかりつけの歯科医でないとできない、といってもよいでしょう。 どれだけ悪くなっても歯を抜きたくない 歯周病の患者さんの中には、どれだけ悪くなっても歯を抜きたくないと思っている方がいます。とくに医療不信に強い方にその傾向があります。そういう場合には、可能な限り歯を残すことになりますが、見かけや具合の悪さをある程度犠牲にすることになります。ひどい歯周病では、歯は残したいが見かけもよくしたいという要望はかなえられません。 患者さんの希望が強いと、歯医者さんもついつい振り回されて治療方針を見失ってしまうことがあります。しかし、ひどくなった歯周病や根の先に膿が溜まった状態をそのままにしておくことは、不快なだけでなく、体の健康に大きな障害になります。手ひら大の膿んだ傷をそのままにしておくことが健康によいか考えてみてください 参考文献 歯科・本音の治療が分かる本 熊谷 崇著 法研 |
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