医師が学ぶ「告知術」
本日は、日本経済新聞平成19年11月18日の「医療」に掲載された記事です。
医師が学ぶ「告知術」
「治らないのですか」「死ぬのですか」。
ガン患者から聞かれた時、医師はどんな言葉を返すべきか-。
ベテラン医師でも困る場面ですが、患者の心情に気を配りながら、病名や再発などの悪い知らせを上手に伝える「告知術」を医師に学んでもらう国の取り組みがスタートしました。
今月(平成19年11月)8,9日、仙台国際センター(仙台市)で開かれた研修には全国から16人の医師が参加。
模擬患者を使ったロールプレーでは、ガン患者の心のケアの専門家から「沈黙の時間を共有することも大事」「決して患者を見放さないことを伝えるべき」などの指摘がありました。
山形県立中央病院(山形市)の斉藤博医師(59歳)は「専門用語を無意識に使っている事に気が付いた」。関西医科大枚方病院(大阪府枚方市)の宮崎浩彰医師(44歳)は「若手にスキルを伝えたい」と話していました。
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歯科でも最近は「メディカル・インタビュー」という同じような学問が生まれています。ただ病気を治すだけではなく、心のケアも忘れてはいけないということなのかもしれません。
美しいお話 思いやりでしようか。