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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
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2011年2月28日 (月)

やはりすごい。

昨日は、日暮里のインプラッテクス本社にて、白鳥先生の『ピエゾサージェリーハンズオンセミナー』に参加してきました。2154_2

ピエゾサージェリーとは何かというと、歯槽骨という骨を切断する機材です。今まではボーンソウというのこぎりのついてエンジンでカットしていたのですが、切断面の損傷がすこしあって、予後に痛みや腫れが出る場合がありました。

しかし、ピエゾという機材は、特定の周波数を使い骨を切断するのでほとんど切断面の損傷が無く切断出来るのです。自分の歯科医院に導入して約3ヶ月たちますが、骨切りを伴う処置(親知らずの抜歯、歯根端切除術)に使用しています。

今までは大きな腫れを伴う親知らずの抜歯も今までの半分以下の腫脹ですむようになっています。とても可能性のある機材なので、もっと診療のバリエーションを増やしたいと思い、参加を決めました。

この研修会は、研修会内容をビデオ録画してもよいということ。そのため、この研修会の申し込みが出てすぐに申し込みました。メーカーの方に確認したら一番目ということ。このメーカーの研修会は申し込み順に前の席なのです。録画するのは前の人の頭が邪魔にならずに録画出来ます。

しかし、会場に着いてみると、一番末席(汗)。

あれ、どうなってんだ?研修会を一回パスしてまで獲得した一番前の席のはずが一番うしろ・・・・。

無償に腹が立ってきました

そこへ、友人の宮田先生が隣の席に座りました。

『猪狩先生、おはようございます。先生が来るのわかっていたから、私の隣の席にしてもらいました。えへへ』

私『・・・・・・・・・・(心の中で大泣き)』

で、肝心の講習は、大変すばらしいものでした。

エビデンス(科学的根拠)を示しながらご自分の症例を詳しく説明してくれる。

卵をつかったサイナスリフトの実習もよかったです。私のいままでの手術ではバーを用いてサイナスの手術を行っていたのですが、今後はピエゾを用い、安全に手術を行っていく自信がつきました。

たぶん、同じ講習会にまたこようと思っています。

最後に、白鳥先生と写真を撮りました。かなりのミーハーです。2173

 

2011年2月27日 (日)

白鳥先生のピエゾセミナーに来ています。

今朝は、朝7時はじめの新幹線に乗り、日暮里にあるインプラテックスに『白鳥先生のピエゾサージェリーセミナー』に参加しています。

多少疲れがあり、眠いですが頑張りたいと思います。

もう少しでセミナーが始まります。

非常に楽しみです。

また報告します。

では。

2011年2月26日 (土)

パソコンの再セットアップ

東京へ研修へ行った帰り有楽町にあるビックカメラへ立ち寄りました。

目的は、動画編集ソフトを購入するため。

なぜ動画編集ソフトを購入しようかと思った動機は、いままで撮りためた手術や治療の時に撮影した動画を編集しようと思ったからです。

地元にも大型電気店はあるのですが、種類が少ないのです。いろいろと比較検討してみたいと思い、東京で購入しようと思ったのです。

しかし、東京の電気量販店はソフトの数が多すぎる。一度、すべてのパンフレットをもらい近くのスターバックスへ。

コーヒーを飲みながら、じっくりとパンフレットを熟読し、自分のパソコンスキルや値段を検討し、購入すべきソフトを決定。

もう一度、ビックカメラへとって返し、目的のソフトを購入しました。

昨日、そのソフトをメインのパソコンにインストールしようとしましたが、インストールできません(汗)。

このソフトにインストール際に必要なファイルがどうもパソコン内で壊れているようなのです。何度修復を試みてもだめでした。

せっかく、ソフトを購入したのに、使えないなんてとても残念です。どうしても使いたかったので、パソコンのOSを一度初期化して再セットアップを行うことにしました。

この初期化という作業を一度でも経験された方なら理解していただけると思うのだけれど、大変に面倒くさく、ストレスのかかる作業。

でも、何度も経験しているのである程度なれてしまった。

つまり、ごちゃごちゃ考えないで、さくっとリセットした方が精神的に楽なのです。

初期化で行うことは、まず、作業リストを作成することが一番重要。

そのリストを元にバックアップの手順を確認し、再インストールするソフトを準備。

次に、掃除。

再セットアップの際は、ソフトの箱やら説明書やらが散乱して、訳がわからなくなるので、余計なものはいったん片づけて、十分なスペースを空けておく必要があるのです。

患者さんがだいたい終わりに近づいた6時半より初期化を始めました。

インターネットを回復し、バックアップしておいたメールを戻し、ソフトを再インストールし、機材の点検を終えたのが夜12時半。

そこから、新しいソフトのインストールです。かなりどきどきです。

これで駄目だったらつらいな~~。

でも、無事インストール出来ました。

あ~よかった。

今週は明日も東京へ研修会だし、かなり無理をしているので相当疲れてますが気分を入れ替えてがんばろうっと。

2011年2月25日 (金)

とても刺激的な内容でした。

今週の水曜日は、午後を休診にして三好先生の『ノーベルガイドプランニング教室』に参加してきました。

1月は、予定があり参加出来なかったのですが、今年初めての参加。

このセミナーは、それぞれの先生が、自分の症例を持ち寄って三好先生に自分の症例を診てもらい、参加者の先生方とディスカッションするという趣旨。

今回のセミナーは、いつもの雰囲気とは違い、すこしピリピリと緊張感が強く、とても刺激的でした。

講師の三好先生は、下っ端の私がいうのも変ですが、とてもパワーアップしている感じがしました。

去年と明らかに違うのは、インプラントを埋入手術するときに、1本、1本を真剣に検討し、患者さんのために検討するという姿勢が見られたこと。

今までももちろん患者さんのために真剣に取り組んできたのですが、これからは、自分のスキルを過信せず、必ずガイドを言われる正確な手術が行われる器具を注文し、適正に埋入するということです。

このブログを読んでいる方は『そんなこと当たり前じゃないか』と言われると思いますが、現実は、経費を浮かせるためにCT撮影をしなかったり、3D画像診断をしなかったりという先生が多かったのです。

三好先生も、CT撮影をされずに、下顎の神経を切断されてしまった患者さんを診察したそうです。

先生曰く『CTさえ撮影していれば。手抜きさえしなければこんな事にならなかったのに』と大変残念がっていました。

三好先生に教えを請うている私は、先生の姿勢に大賛成です。

私は、必ずCT撮影を行い、3D画像診断を行っていますが、今後は、これにガイドサージェリーを追加しようと思います。

多少患者さんからチャージする料金が高くなろうとも、安全、健康には代え難いと思います。料金的に拒否なさる患者さんには、粘り強く説得しないといけません。患者さんのためなので。

2011年2月23日 (水)

本日午後臨時休診になります。

本日は、久々に参加の『ノーベルガイドプランニング教室』の参加のため、午後は休診になります。

ご迷惑をお掛けいたします。

明日の木曜日は、休診日のため、金曜日から通常診療になります。

しろくま歯科医院

院長 猪狩

2011年2月22日 (火)

ガムを噛んだ後、正答率15%アップ

YAHOO!の中の記事に毎日新聞の噛み合わせに関する記事が載っていました。下がその抜粋です。

食べ物をよくかむことは、消化促進や肥満予防につながることが知られている。最近は脳の働きとの関係の研究も進み、心身の健康へのプラスの効果など、咀嚼(そしゃく)の重要性がさらに注目されている。【大場あい】

 「よくかんで食べるということは、人間の健康にとっては、いいことずくめの行為だ」。脳と咀嚼との関係について詳しい小野塚實・神奈川歯科大教授は強調する。料理や器の見た目(視覚)、味、香りなどの五感への刺激に加え、かむという行為で脳に刺激を与えられるからだという。

 小野塚さんらはこれまで、65歳以上の高齢者1000人以上を対象に、かむことと記憶の関係について調べてきた。64枚一組の写真を覚えてもらい、一部を差し替えたもう一組の写真を見て「同じものを見たかどうか」を答えてもらうテストで、約2割の人はガムを2分間かんだ後に記憶してもらったときのほうが、かまずに記憶したときより正答率が15%以上アップした。

 東北大などが仙台市内の70歳以上の高齢者約1200人を対象に実施した調査では、健康な人は平均14・9本の歯が残っていたのに対し、認知症の疑いのある人は9・4本だった。脳をMRI(磁気共鳴画像化装置)で調べると、歯が少ない人ほど、記憶に関係する海馬付近の容積が減少していた。小野塚さんは「歯を使ってかむという行為自体に、認知機能にプラスの効果があるのではないか」と見る。

   □   □

 泰羅雅登・東京医科歯科大教授(神経生理学)によると、よくかむからといって、アルツハイマー病や脳血管疾患など認知症の原因を予防できるという根拠はないものの、脳に刺激を与え続ける一つの方法にはなりうるという。

 脳からあごを動かす筋肉に信号を伝える「三叉(さんさ)神経」は、歯ごたえなど歯や口の粘膜の感覚を脳に伝えるルートでもある。三叉神経は、覚醒(頭がさえた状態)をコントロールする「脳幹」と呼ばれる部分につながっているため、何かをかんで脳幹に刺激が伝わると脳の覚醒につながるという。泰羅さんは「ガムをかむと頭がすっきりするといわれるのは、三叉神経を介したこうした働きも関係している」という。

 だが、かんで食べるという行為は非常に複雑で、脳との関係についてはまだ分からないことも多い。例えば、あごと舌では、それぞれ動かしたときに働いている脳の領域が少し異なるという。泰羅さんは「咀嚼は、大脳の内側の大脳辺縁系がつかさどる本能的なシステム(生きるために食べること)と、大脳新皮質がコントロールする人間の意思や理性に関係するシステム(楽しんで食べること)の両方が、うまくバランスをとっていると考えられ、非常に興味深いメカニズムだ」と話す。

   □   □

 「よくかむこと」の目安として、厚生労働省などは「一口30回」を例に挙げている。だが、「数えるのが面倒くさい」という人も少なくない。猪子(いのこ)芳美・日本歯科大新潟生命歯学部講師は「食物繊維を多く含む食品をメニューに加えると、意識しなくても30回の咀嚼と同程度、食べ物をかむことができる」と提案する。

 猪子さんらは、健康な成人男女12人にピーナツ(2粒)と生のニンジンの角切り、それぞれ約2グラムずつを食べてもらい、咀嚼回数や咀嚼に関係する筋肉の動きなどを調べた。咀嚼回数を指定しなかったとき、のみ込むまでの咀嚼回数は、ピーナツが平均24・5回、ニンジンは27・1回だった。ちょうど30回咀嚼した場合と比べると、ピーナツの場合だけ咀嚼時間が短く、筋肉の活動量も少なかった。

 猪子さんは「どちらも歯ごたえのある食品だが、ピーナツはすぐに砕けて、のみ込めてしまう。一方、食物繊維の多いものは、かんでもなかなか小さくならないので、時間をかけてかむことになる。咀嚼回数を増やすことに一生懸命になるのではなく、繊維を多く含むものをメニューに取り入れて、食事を楽しむ中でしっかり食べ物をかんでほしい」と話す。

2011年2月21日 (月)

顔の歪み

今朝、いつものようにNHK朝のテレビ小説『てっぱん』を見ていたのですが、その後番組で噛み合わせが狂うを顔がゆがむという特集が組まれていました。

人間は、生まれてきたときから顔が変形して生まれてくる赤ちゃんというのは希です。

外からの影響があったから顔の変形が起こってきたのです。

一番大きい影響は、外からの外圧。例えば片噛み、頬杖、うつぶせ寝。

また、合っていない歯科金属も左右の噛み合わせの位置がずれますので、歯ぎしりの原因となり、顎関節症、または外骨症、顔の歪みといった症状になってきます。

しかし、テレビの中に私を正しい噛み合わせの理論に導いてくださった日本大学新潟歯学部の小出馨先生が解説で出ていてびっくり。

忙しい時間帯なのにしっかりと見入ってしまった(汗)。

2011年2月20日 (日)

なんとか捻出。代償あり。

昔は年間80本も映画館に通ったほどの映画好きでした。

大学の先生にも呆れられたほど。

それが今じゃ年間1~2本。

とほほな毎日です(泣)。

しかし、鑑賞したい映画は山積みで、決して減っているわけではない。

そこで、レンタルを利用する訳ですが、このレンタルを鑑賞するのも一苦労。

最近の映画は、平気で人が死んだり、淫らなことをするので、とてもじゃないけど子どもの前では見られないし、第一、子どもがじっと座って映画など見ません。じゃれついてくるし。

しかし、見たい映画は無意識にレンタルしてしまい、返却期限が迫ってくる。

そこで、子どもが寝た後に見る事に。

しかし、結局見始めるのは深夜から。

ここから眠い目をこすって映画を鑑賞しています。

次の日の寝不足を代償にして・・・・。

2011年2月19日 (土)

こんな日が年に1~2回あります。

昨日は、非常に珍しい診療日でした。

患者さんの来院人数はいつもと変わらなかったのですが、私が担当した患者さんは10名にも満たなかったのです。

ほとんどの患者さんが口腔内の清掃やメンテナンス。

4人いる衛生士さん達はフル回転で頑張ってくれていました。

おかげで私はゆっくり骨休みが出来ました。

2011年2月18日 (金)

次が見えてくる

昨日は大学同窓の食事会でした。

2ヶ月に1度の割合で、同じ地域に住む同窓会の先生方と親睦を深める食事会のようなものがあります。

まあ、お互いの近況を報告しあい、協力しあうことを確認します。

そこで、ある先輩の相談を受けました。

その先輩先生は、今まで勉強にはあまり熱心ではありませんでした。しかし、去年の暮れあたりから、歯科医師会の先生方の影響で、研修会等に通うようになったのです。

研修会に通うと、自分のレベル、歯科界での立ち位置(自分がどのくらいのレベルなのか?)などが分かって、モチベーションが上がるのですが、その先生も、とてもモチベーションが上がったようです。

口腔内を撮影するためのカメラはなにが良いとか、エックス線の器材はどんな物がよいとか、先輩先生から受けた質問を皆で討論しました。

しかし、こういう話しあいはとても良いです。

勉強をしたことで、自分の実力の現状が分かり、それによりモチベーションや意欲が上がり、目標が出来き、その目標を達成するための目的ができたのですから。

やはり、どんなことであれ、向上心を持ちどんなことでも勉強すれば先の目標が生まれ、それをクリアすると、次の目標が表れる。

どんどんと皆で成長し、高めあえれば最高なのですが。

ともかく、良い傾向だと思いました。

応援したいです。

2011年2月16日 (水)

医科との共存を考える

先日の休日歯科診療にいった際に、待合室に置いてあった医科用の雑誌に医科と歯科の連携の記事が載っていました。

十分に時間があったので、メモってきた資料をここに書き出してみたいと思います。

◇全身の疾患と関連する口腔領域。歯科治療で改善する事例

これまでの医科・歯科連携というと、高齢者のQOL向上を目的にした口腔清掃や義歯の調整、さらには摂食・嚥下障害リハビリテーションなど、主に“食べる”という限られた機能に視点が置かれてきました。

もちろん、こうした連携は大切ですが、歯や顎は食べるという機能以外にも全身のさまざまな器官機能と関連しています。

内科

・糖尿病、IGA腎症、動脈硬化性疾患・・・・歯周病治療、歯性感染病巣治療 

・睡眠時無呼吸症候群・・・・スプリント療法、パタカラ療法、咬合治療

・偏頭痛・・・顎関節治療

・誤嚥性肺炎・・・・口腔ケア、咬合治療、欠損補綴治療

・肥満・・・咬合咀嚼効率改善治療

整形外科

・運動器有痛性疾患、運動障害(主に関節原性、まれに神経原性)

・・・・・・・・・・・・・咬合治療、顎位改善治療、欠損補綴治療(義歯など)

・関節性リウマチ・・・歯性感染病巣治療、咬合治療、顎関節治療

皮膚科

・アトピー性皮膚炎、難治性貨幣状湿疹、難治性汗疱症皮膚炎、難治性口角炎、等々

・・・・・・歯性感染病巣治療、歯科金属除去術、う蝕治療、咬合治療

リハビリテーション科

・脳卒中性運動器・感覚器の機能障害・・・・咬合治療、欠損歯補綴療法

・摂食・嚥下障害・・・咬合治療、歯科的装具機能補完治療、パタカラ療法

精神科

・認知症・・・欠損補綴治療(主に義歯治療)、咬合治療、パタカラ療法

耳鼻咽頭科

・ベル麻痺・・・パタカラ療法、咬合治療、欠損補綴治療、歯冠修復、歯科金属除去術

・難治性めまい、難聴・・・・・欠損補綴治療、歯冠修復、咬合治療、顎位改善療法

眼科

・視力低下例一部・・・・顎位改善療法、欠損補綴治療

こうして、医科との連携を考えるとまだまだ歯科が医科界の中で貢献できる範囲は広そうです。

今後は、我々歯科医師が声を大きく発して、医師の先生達に呼びかけても良いかもしれないですね。

参考文献 CLINIC BAMBOO 2009.AUG

2011年2月15日 (火)

雪かきのコツが分かってきました。

開業して、こんなに雪かきの多い年は初めてです。

しかし、雪かきを何度も続けていくと、雪かきの作法、手順があるということがよく分かりました。

やたら目ったら雪をかいても、体力が消耗してばかりで、まったく雪かきが進みません。

いろいろ考えて、必要最低限の雪かきを先行して行い、余裕があればその他のところを行うという考えにきりかえました。

まず、一番最初にやるべき所は、自分の駐車場ではなく、人が通る道路の雪かき。出口が出来るということと、雪をかくべき道筋が見えます。

次に、駐車場の中の車が停まる場所のみ。

次に人が駐車場の中を歩きやすいよいに通路を。

ここまで約20分で出来ます。

今までは1時間半もかかっていました。しかも疲労困憊状態で。

今は、この基礎の雪かきを終わったあと、余裕があれば他の場所という具合。

何事も何度も行うとそこにルールと秩序が出来き、テーマも見つかるのです。

バレンタインデー

昨日は、バレンタインデーでしたね。2149

私も従業員の皆さんから、素敵なケーキを頂きました。

とても心がこもっていて嬉しくなりました。

しかし、何歳になってももらうのは照れくさいですね。

皆さんありがとうございました。

2011年2月14日 (月)

ブログのネタがないときは・・・。

ブログを書くことは、朝の習慣になっているので、書かないと気持ち悪い。

しかし、書くネタがないときも多いのです。

そんなネタが無いときは、いくつかの歯科医の先生が書いているブログを読みに行きます。

同業者ですし、目の付け所はたぶん同じだと思うので。

そこで思わぬ発見があり、モチベーションが上がったなんてこともしばしば。

でも、ブログを書く生活をしていると、周りのどんなことにでも感心を持つようになるので、この習慣は自分にとって、かなりのプラスです。

書くスピードは今後落ちる可能性がありますが、ずっと書き続けて行きたいですね。

2011年2月12日 (土)

休日歯科診療

昨日は、建国記念日で国民の休日でしたね。

私はちょうど休日歯科の担当になっていたので、開始時間の30分前に診療所入りしました。

朝から、受付には大勢の患者さんでごった返しています。

『あちゃ~、今日は当たり日だよ』と思って控え室へ向かいました。

休日医療は、内科、小児科、歯科の3科が行うのですが、時間の9時になっても呼ばれるのは、内科と小児科の先生ばかり。

小児科の先生は、お昼のご飯時以外は全く帰ってきませんでした。

内科の先生も9割は診療室へ行っていたと思います。

で、歯科はというと、9時間近く滞在して、たったの3名。これは国民の口腔ケアがうまくいっていると喜ぶべきか、残念とみるか。

しかも、この3名の中には、『歯石とってください』という風変わりな患者さんも。

休日歯科はあくまで救急処置なので、メンテナンスは出来ないのですが・・・・。

休日診療は、使い慣れない環境で、最善の処置を行わなければいけないので、とても緊張するのです。

いつもの慣れた薬も、器材もないので。

そのため、待ち時間は緊張しっぱなしです。

昨日は、ほとんど待ち時間だったのですが、とても疲れました。

しかし、本はたくさん読むことができました。

ブラキシズムという歯ぎしりの専門書と、新撰組に関する小説(これはいずれブログで紹介します)。あと、待合室に置いてあった医科用の本。

この医科用の本がとても参考になりました。これも、メモってきたのでいずれ紹介したいと思います。

最後に、笑い話になるとはおもうのですが、トイレに向かった際に、急に靴が軽くなったのです。靴をみると両方の靴底が剥がれている。この靴、とても履きやすいのですが、クレープソールといって、長いこと履いていると靴底が加水分解をおこし、剥がれてしまうのです。この靴で2足目。しかし、今剥がれなくても。。。

まあ、10年も履いてますから、しょうがないですね(笑)Img_0061

2011年2月11日 (金)

本日は休日歯科診療の当番です。

今日は建国記念日ですね。

国民の休日です。

私は、休日歯科診療の当番なので、1日頑張って救急の仕事をこなしたいと思います。

まったく暇な場合に備えて、参考書と読書用の本を持参したいと思っています。

2011年2月10日 (木)

餅は餅屋に

私、歯医者のくせに医者嫌い。

しかし、今後は積極的に医者に掛かろうと思っています。

それは、妻の助言から始まりました。

手首の腱鞘炎が酷く、仕事も私生活もままならなくなってきても、医者には行こうとしませんでした。

『どうせ、固定して、安静にって言われるに決まってるよ』

って思っていました。

そこで、妻が、

『あなたは、歯医者でしょ。同じ事を患者さんに言われても反論するでしょ。毎日専門に診ている先生の意見は大事でしょ。その意見があなたと同じならそれで良いじゃない。』

言われてみれば、その通り。

で、整形外科に言ったのは、以前のブログの通り。

今は、ものすごく良くなりました。

行って良かった(笑)。

餅は餅屋ってことですね。

2011年2月 9日 (水)

すべては自己責任です。

いつも、頭を悩ませている問題があります。

初診で来院された患者さんの中に。

ごくたまにいらっしゃるのですが、『歯が痛いのはすべて歯医者の責任だ』と言わんばかりに怒鳴る患者さんがいます。

確かに、歯科医師の不手際でご迷惑をお掛けしている患者さんがいないわけでは無いのですが、まだ治療も開始していない患者さんの歯が痛むのは、患者さん自身の責任です。

あとは、治療をドタキャンして、何ヶ月も来院せず、痛くなったと怒鳴るのも患者さんの責任です。

きちんと通院されていて、それでも治らないので怒鳴る、というのは筋が通っているのですが、通院もしないで痛みが出ても責任はとれません。

以前、同じような事をこのブログで書いて、かなりの反発を受けましたが、こればっかりは私の方が筋が通っているような気がします。

2011年2月 8日 (火)

噛み合わせ(咬合)の理論は難しい

昨日このブログでお伝えした研修会が終わり、懇親会へ移行した時の話です。

懇親会の良いところは、研修会では聞けなかった話を直に講師の先生に聞けることや、他の先生の意見を交換出来る所だと思っています。

若いときは、この研修会の後の懇親会が嫌で仕方がなかったのですが、今は、積極的に参加しています。

その懇親会でのこと。

噛み合わせの話になりました。一般の方には分からないと思うのですが、咬合(噛み合わせ)はほとんど宗教のようなもので、いろいろな理論があります。

そこで、私の噛み合わせと違う咬合理論の先生とお話する機会がありました。

非常に興味深い話でした。

正直、自分の噛み合わせに疑問をもったほど、説得力がありました。

まあ、私は一介の開業医なので、良いと思った方にさっさと鞍替えすることなんて簡単です。

早速、自宅に戻り、その噛み合わせ理論を勉強しようと思います。

自分との噛み合わせ理論との共通点は有るはずですから、もっとよりよく発展してくれればと思っています。

それにしても奥が深い。

2011年2月 7日 (月)

W&I研修会(インプラントグラフト編)

先週末は、いわきの歯科医師会にて、私たちのスタディーグループW&I歯学研究会の研修会を行いました。

今回の講師は、岩手にてご開業されているなかさと歯科医院の中里滋樹先生をお招きして、『インプラント治療におけるボーングラフト』という演目で講演をお願いしました。2146

講演の内容は、インプラントをする際には、必ずインプラントを下支えをする骨が必要なのですが、その骨が少ない場合は、グラフトと呼ばれる骨の移植が行われます。

現在の主流は、人工骨を用いて移植を行う場合が多いですが、中里先生は、自家骨(患者さん自身の骨)を用いて移植を行うのが特徴です。

先生自身が大きな病院の口腔外科出身のため、腰にある腸骨といわれる場所からの骨を採取し、口腔内に持って行くるといった大きな手術を要するものから、患者さん自身の口腔内から必要最低限の骨を採取し、移植するという小手術までご教授していただきました。

また、この症例は、病院と連携した方が良いとか、この症例ならば自分の歯科医院でも行えるといった、指針をしめしていただき、大変参考になりました。

私は、司会進行も同時に行っていたので、精神的に大変疲れました。

ただ、多くの先生方に熱心に聴講していただいたので、代表の渡辺先生、メンバーの高原先生、西山先生も大変喜んでおりました。2148

次は、5月に予定していますので、また頑張りたいと思います。2147

2011年2月 6日 (日)

パニックになりました。

先週の診療中の事です。2007041605168437jijpintview001

夕方6時半以降に、パニックに陥りました。

私の診療所はユニットが4台あるのですが、そのすべてが埋まり、しかし、どれも緊急性が高く、治療に時間が掛かる患者さんばかりなのです。

どこから手を付けたらよいか、パニックになりました。

こんなこと久しぶりです。

落ち着いて、緊急性の低い方に説明し、緊急性の高い順に治療を行いました。

結局、終了時間を1時間オーバーして終わることが出来ました。

ちょっと怖かったです。

そんなときの抜歯に限って、骨と歯が癒着して抜けないのです。

なんで?

2011年2月 5日 (土)

今日は午後臨時休診になります。

本日の午後は、私たちのスタディーグループW&Iの研修会をいわきにて行います。

そのため、午後は休診になります。

ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いします。

しろくま歯科医院

院長 猪狩弓彦

2011年2月 4日 (金)

大忙しの休日

昨日の日記です。

2~3日前から、右手首の痛みが尋常ではないので早朝から整形外科へ。2145

以前通院していた整形外科は、かなりの数の患者さんがいるため、今日は敬遠。

なぜなら、本日は予定が多く入っていて、午前中をつぶす訳にはいかないのです。

私が今回訪れた整形外科は、とても良かったです。直ぐに診てくれましたし、説明がとても丁寧でした。距離はちょっと離れているけど、今後はここにお世話になろうと決意。

で、肝心の私の症状は、やはり『腱鞘炎』。

仕事の影響か、パソコンのしすぎか。

他になんの原因も考えられないので、どっちかかと。

で、治療に関してなのですが、仕事を休むわけには行かないので、腱鞘炎の部位にステロイドの注射をしてもらいました。

注射は、職業柄毎日患者さんに打っていますが、自分に打たれるのは久しぶり。歯の注射は大体痛みが予想出来るけど、腕の皮膚の上からの注射はまったく予想出来ない。しかも予防注射ではなく、痛みのある患部に打つわけだから。

歯科の場合、痛みのある場所の注射は痛い場合が多いので、勝手に『かなり痛いにきまっている~』と思い込み、心の中で震えていました。

しかし、見栄っ張りなので、『では、先生、注射の方お願いします』などと、心にもないことをつい言ってしまった。

注射の準備をする間に、今までの私の患者さんの事を考えてしまいました。私が親知らずを抜く前の患者さんの気持ちはなかり怖かったのだろなと反省。

皆さん、怖がらせてすいません。

で、実際の注射はずーんと重い感じはしたけど、まったく痛くありませんでした。

その後は、症状が軽くなり、動きやすくなりました。油断は禁物だけど。

予想外に早く終わったので、次の予定まですこし時間があったので、本屋さんへ。そこで、本を何冊か購入して、併設の喫茶店へ。

1時間ほど読書をして、自宅へ。

自宅へ戻り、家族と食事へ。食事の後、子どもを郡山の開成にある『ニコニコこども館』へ。

娘、息子を思いっきり遊ばせました。帰り際に娘がきちんと挨拶できるようになったことに父は感激。良い思い出になりました。

それから、自宅の車の調子がかなり悪いので、車のディーラーをいくつか回りました。第一候補の国産のディーラーがなんと休み。これは買うなという暗示か?

すっかり疲れてしまい帰宅。

7時から歯科医師会の協議会とがん検診の講習に参加しますが、まだすこし時間があります。

そこで、家の駐車場で、娘とシャボン玉をして遊びました。

その後、歯科医師会の講習が終わり帰宅しました。くたくたになりながら、『疲れたので、熱いお風呂でゆっくりしよう』とずっと考えていました。

裸になって、入る直前で、整形外科の先生が言っていた言葉を思い出しました。

『今日はお風呂禁止ね』

2011年2月 3日 (木)

歯医者のたまご

昨日、近くにある歯科大学の学生さんが来院しました。

口内炎が酷いとのこと。

口内炎だけ診てくれればよいとの要望。

その学生さん、現在試験真っ最中とのこと。

開口一番、その学生さんは言ってきました。

『僕の家、病院やっているんで、口内炎だけ診てくれればいいです。お父さんから口内炎の薬、処方してもらったのだけど、全然効かなくて』

かなりの上から目線。

その若い学生さんの口の中を見て直ぐに原因がわかりました。

酷い歯周病なんです。

歯石だらけ。

歯石が多い部分に触れている部位が見事に口内炎になっている。

試験のストレスも加わっているのかもしれないですね。

口内炎の薬が効かなければ、レーザーを照射するのもいいかもしれないと提案すると、

『痛いの嫌なんです』

・・・・・・・・。

将来歯科医になる学生さん、まず歯科医師になるのだから、自分の歯ぐらいしっかり磨きなさい。君だけでなくて、歯科医のお父さんも笑われちゃいますよ。親に恥じかかせるなよ。

2011年2月 2日 (水)

診療料金

先日、インターネットの中の記事に『歯科の治療費が高いので、保険拡大を』という記事がでていました。

全国保険医団体連合会は27日、歯科医療に関する初の「1万人市民アンケート」の結果を発表しました。

時間や費用を理由に、治療せず放置している人は4割近くに上ったとのことです。

同連合会は「歯科に自然治癒はなく、欠損したものは戻らない。早期発見、早期治療のためには、自己負担を下げて受診しやすくする必要がある」としています。

アンケートの『歯は全身の健康にとって大切か』との問いには、「とても」95.3%、「少し」4.1%と、100%近くが大切と回答、歯と健康との関連に対する理解が進んでいることがうかがえました。

保険の利かない治療があることについては、91.6%が「保険の利く範囲を広げてほしい」と回答。窓口負担が「高い」は52.7%、「適当」は41.6%でした。

治療せず放置している所があるかでは、36.6%が「ある」と回答。特に20~50代では4割を超えました。理由は「時間がない」が52.0%で最多、次いで「費用が心配」34.5%、「治療が苦手」32.1%でした。

確かに、歯科は外科領域(痛いというイメージ)だし、通院回数は多いし、かなりイメージは悪いかもしれませんね。

昨日の患者さんの中には、「先生、最初にお断りしておきますが、世間はこのような状況ですので、お金は持っていません。」と言われてしまいました(苦笑)。

ただ、歯には寿命があります。患者さんは、若い頃の自分と、今の自分を比較されて「自分は歯は強いはずだ」という思い込みがある方が多いような気がします。

歯が悪い、でも痛くない→痛い→怖い→痛くなくなった→かなり痛くなった→歯医者へ行く、そこで抜歯を宣告される→怖くなって行かない→口腔内が手の付けられない状況に→高額な治療費

上記のような負のスパイラルに巻き込まれてしまう前に、治療が安いうちに早めの受診をおすすめいたします。

それが自分とサイフを守る秘訣です。

2011年2月 1日 (火)

インプラント使い回し事件のその後

ちょうど1年前ほどに『インプラント使い回し事件』というものがありました。

ことの発端は従業員の内部告発で院長が1日に何本かはインプラントの使い回しを行っていたと証言したことによります。

先日、この歯科医院が廃院したとの新聞記事を読みました。

なぜ、この院長はこのような事をしてしまったのでしょうか?

この歯科医院のブログを読んだことがありますが、とても自分の贅沢を自慢しているかのような品がない印象を受けた記憶があります。

院長はお金が欲しかったのでしょうか?

インプラントはお金になると考えたのでしょうか?

正直、インプラント治療はすばらしいものです。しかし、同時にその後のメンテナンス、管理を慎重に進めなくてはならないのです。患者さんの覚悟も十分に必要な治療なのです。

実際の治療に関しても簡単に進めるものではありません。口腔内の歯周病を管理し、う蝕を無くし、CTを撮影し、患者さんの血液検査をし、麻酔科と連携し、初めて治療が開始できます。

この問題の院長は、初診の時、インプラントの説明と同意も無しに、23本ものインプラントを埋入し、後で高額な治療代を請求していたという事実もあるそうで、その患者さんは、治療後に歯肉と頭の痛みにずっと悩み続けていたとのことです。

実際の話をします。しかし、この話は当院でのことです。インプラントの治療費は確かに高額です。でも高い材料費、人件費(麻酔の先生、従業員)、インプラントの日は他の患者さん等を治療せず、半日対応に当たるなどのことを考えると、とても割の良い治療ではありません《苦笑》。精神的な負担もかなりのものです。

でも、このくらいデリケートに患者さんを扱っていかない限り、成功率を高めることは出来ません。私は。

この豊橋の先生は、何を求めていたのでしょう。結局、自分の歯科医人生を早めてしまいました。

この先生は、今後どのように生活をしていくのか。

歯科医師会や被害者に控訴されてしまうのでしょうか・・・・・。

加害者は自分の事を考えず、被害者の救済の道を考えて生活していってもらいたいです。

神様はしっかりみているのですね。

人生にごまかしは利きません。

と、私は1年経った今、もう一度この問題を考えてみました。