やはりすごい。
昨日は、日暮里のインプラッテクス本社にて、白鳥先生の『ピエゾサージェリーハンズオンセミナー』に参加してきました。
ピエゾサージェリーとは何かというと、歯槽骨という骨を切断する機材です。今まではボーンソウというのこぎりのついてエンジンでカットしていたのですが、切断面の損傷がすこしあって、予後に痛みや腫れが出る場合がありました。
しかし、ピエゾという機材は、特定の周波数を使い骨を切断するのでほとんど切断面の損傷が無く切断出来るのです。自分の歯科医院に導入して約3ヶ月たちますが、骨切りを伴う処置(親知らずの抜歯、歯根端切除術)に使用しています。
今までは大きな腫れを伴う親知らずの抜歯も今までの半分以下の腫脹ですむようになっています。とても可能性のある機材なので、もっと診療のバリエーションを増やしたいと思い、参加を決めました。
この研修会は、研修会内容をビデオ録画してもよいということ。そのため、この研修会の申し込みが出てすぐに申し込みました。メーカーの方に確認したら一番目ということ。このメーカーの研修会は申し込み順に前の席なのです。録画するのは前の人の頭が邪魔にならずに録画出来ます。
しかし、会場に着いてみると、一番末席(汗)。
あれ、どうなってんだ?研修会を一回パスしてまで獲得した一番前の席のはずが一番うしろ・・・・。
無償に腹が立ってきました
そこへ、友人の宮田先生が隣の席に座りました。
『猪狩先生、おはようございます。先生が来るのわかっていたから、私の隣の席にしてもらいました。えへへ』
私『・・・・・・・・・・(心の中で大泣き)』
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で、肝心の講習は、大変すばらしいものでした。
エビデンス(科学的根拠)を示しながらご自分の症例を詳しく説明してくれる。
卵をつかったサイナスリフトの実習もよかったです。私のいままでの手術ではバーを用いてサイナスの手術を行っていたのですが、今後はピエゾを用い、安全に手術を行っていく自信がつきました。
たぶん、同じ講習会にまたこようと思っています。
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