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しろくま先生のブログ
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2009年10月14日 (水)

絵本「はがぬけたらどうするの?」の書評

本日は、日本経済新聞2009年10月9日分の『こころの一冊』からお届けいたします。

「はがぬけたらどうするの?」~分化の多様性を知る一歩~

《かいだんぶんこ の後藤啓子さんのテキストです。》

歯が生え替わる時期になると、日頃は目立たない子供も注目の的になります。

「この歯、動くんだよ」

と言うと

「見せて」と、皆が口の中をのぞき込むからです。

ある時「僕、歯が抜けた」とやってきた男の子に「その歯どうしたの?」と聞くと、

「下の歯だから屋根に投げるんだけどね、うちはマンションだからベランダから投げた」と答えました。

これは乳歯が抜けたらどうするか、世界の64の地域の66の風習や言い伝えを紹介した本です。

日本のように屋根に投げるほかに、枕の下に置いて妖精やネズミが持って行くのを待つ国、パンや肉の中にいれて動物に食べさせる国、畑に植える国、金や銀のペンダントやイヤリングにする国、お日様に向かって投げる国といろいろですが、同じ風習が近い国のものとは限りません。

風習は違えど、いずれも確かな子供の成長を喜ぶ心が伝わってきます。

子供に風土や分化の薫りを意識させる一歩になりそうです。

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