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しろくま先生のブログ
しろくま歯科医院より歯にまつわる楽しいお話や、
毎日のケアについてのアドバイスを載せていきます。
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当院では、心停止の救命措置に必要なAED(自動体外式除細動器)を設置しております。

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2016年6月16日 (木)

全ての医療機関の役目とは

日本以外の先進国、特にアメリカでは国民皆保険が適応にならないために医療費が馬鹿高いのです。
そのため、大きな病気や怪我、むし歯や歯周病になる前に予防を行い、高い医療費にならないために患者さん自ら体の自己防衛を行っています。
日本は、国民皆保険で医療費が高額では無いために、「痛くなったら、悪くなったら」という悪しき文化が根付いてしまっているために、日本人は文化が発達しているのにも関わらずむし歯が先進国中最も多いのです。
「日本人の歯はなぜそんなに汚いんだ。臭いんだ」という日本の歯科医師としてはとても恥ずかしい評価が諸外国では定説となっています(ガックシ↓)。
そのため、最先端の歯科治療を掲げている歯科医院は、すべて予防歯科の方向へシフトしています。
これは、大変評価出来る事実なのです。
当院でも最近取り入れてきた事なのですが、子供が将来起こるべき口腔内の悪い症状を事前に発見し、成長発達前に方向転換(小児矯正)してあげるということも必要になってきています。

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ただ、全ての医院が予防、予防と声高に叫んでしまってもいけないと思っています。
予防はおろそかにしてしまったけど、これからの生活の為に頑張りたいという方のお手伝いも重要だと思うのです。
私の思う、全ての医療機関の役割とは、ズバリ、『予防と生活の質の向上』です。
予防を行わなかったばっかりに、口腔内の状況が思わしくなく、噛むことが出来ない方を救うのも医療機関の役目です。もちろん、こういった方を教訓にさせて貰い、勉強させて頂き、未来へ繋げる予防も行っていきますが、「生活の質を上げる【よく噛める】」お手伝いもしっかりとしなければいけないと思っているのです。
この仕事についたからにはしっかりと頑張りたいと思います。