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しろくま先生のブログ
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2006年6月 9日 (金)

歯から始まるQ&A(その他)

歯から始まるQ&Aの3回目です。(1回目2回目はこちらから)

本日の歯科に関する質問は、すこし特殊なものを選んで見ました。たぶんとても参考になると思います。

本日も、DOH編著 歯から始まるQ&A 内科医が答える「歯と健康」から抜粋してお届けいたします。

Q: 昨年から不安神経症の治療を受けるようになりました。安定剤などを内服してますが、歯科の担当医には内緒にしています。最近歯の治療を受けている時に、ちょっと息苦しい感じがしますが、歯科の担当医にも伝えるべきでしょうか?

A:息苦しくても、息苦しくなくても伝えた方がよいでしょう。

どうしてあなたが、歯科治療の際に息苦しさを自覚するようになったのか、ここで解決することはできません。不安神経症の症状かもしれませんし、歯科治療の際に椅子に寝そべったため呼吸がしづらかった可能性もありますし、ひょっとしたら何らかの循環器・呼吸器系の疾患が原因かもしれません。

何であれ、治療に関して自分が感じたことは、担当医に伝えるべきです。あるいは、治療には明らかに関係のない私生活のことなど、ちょっとした言葉をやりとりしていくことは非常に大切だと思われます。なぜなら、そのような些細な会話を交換していく過程で、医者-患者関係が成立していくからです。

このような、人何となく大丈夫だな、という信頼関係を、ラポールと呼んだりすることがありますが、ラポールが築かれた上に初めて、世にいう「インフォームド・コンセント」などの、専門性の高い会話が成立します。

逆にいえば、ラポールの得られていない状態でいきなり専門用語が出てきても分からないでしょう。

あなたが、不安神経症の件を伝えられなかったというのは、何かしら伝えたくなかった訳があるのでしょう。不安神経症というと、高血圧や骨粗鬆症などとちがって、言い出しにくいことがあるかもしれません。おそらく、まだその担当医とは、そこまでのラポールが得れれていないのかもしれません。

しかし、伝えたくないこともあるでしょうから、伝えられない自分を責める必要はありません。何となく言いそびれてしまったことは、話してみようかなと思った時が伝え時です。その時に話せばよいと思います。きっと担当の歯科医は、喜んで聞いてくれると思いますよ。

Q:歯科治療の途中で、心療内科を紹介されましたが、なぜですか?

A:心療内科との併用が必要だった可能性と、あなたの症状が診療内科の疾患だった可能性があります。

歯科治療の過程で、心療内科との連携が必要になることがありますが、これは大きく2つに大別されます。

1つは、患者さんのを歯科で治療していく際に、心療内科からの治療も同時に必要になる場合です。例えば、過換気症候群。心理的・身体的なストレス刺激を誘発因子とはしますが、明らかに刺激とは不釣り合いに大げさな過緊張状態が惹起されます。

歯の治療といえば、音から匂いから嫌なことだらけと相場が決まっています。診療台の上に寝ているものの、腹筋はガチガチに硬直し、両手は握り拳で、口を開けることなどできるわけはありません。駄目な人にとってはとてつもなく苦手でしょうから、過換気症候群を起こすのも無理はありません。

過換気症候群が起こってしまったら、ペーパーバック法などで対処すればよいので、多くは1時間ほどで治ります。しかし、毎度毎度、歯科の診療台の上で発作を起こしていては治療が進まないので、過換気症候群の予防あるいは、徹底的治療を、心療内科の医師に頼むことになります。

もう一つは、患者さんの症状が、歯科医学的な原因で生じているのではなく、精神的な疾患であった場合です。例えば、口臭。口臭を訴えてくる患者さんの多くは口臭恐怖症(自覚的口臭)で、心理的・精神的要因が大きいと考えられます。

この場合でも、口の中の清掃を行って、歯磨き舌磨きとうがいを、こまめに行うように指導します。

また原因不明の歯や舌や顎の痛みも、精神的な原因で起こる場合もあります。これは、通常の歯科の治療をしても治りませんし、その点を理解している歯科医は、すぐに歯の治療に取りかからないとのことです。つまり、歯科だけでなく、診療内科との両方から積極的なチームアプローチで多方面からの治療が可能になります。

いずれのケースも、他科とのチームアプローチは、患者さんにとって大変有益な結果をもたらしてくれると思います。

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その時担当医に告げてから診療していただく。
その勇気は自分の為になるのですから。

by わいわいわい | 2006/06/09 9:53:50

歳だけは少しだけ変えてもいいですか?


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