歯のミュージックフェスタ!!(???)
毎年、歯の健康習慣(6月4日付近)に、郡山歯科医師会、郡山歯科衛生士会、郡山技工士会、市、および協賛メーカーさん主催で「歯の健康フェアー」という催しが開催されます。
「歯の健康フェアー」って一見、何てことない言葉なのですが、私の脳みそがこの言葉を覚えるのをかたくなに拒否するのです。つまり、直ぐに言葉に出てこないのです。
「歯の大感謝祭」だっけかな?イヤイヤ横文字使ってたから、「歯のミュージックフェアー」だっけ?
「ミュージック」って事はないだろう、なんかお祭りっぽいイメージだったな??フェスティバルか?といった馬鹿なやり取りを頭の中でぐるぐると駆け巡り、2〜3分くらい掛けてやっとこさ「歯の健康フェアー」にたどり着きます(苦笑)。
当日の朝も息子に、「今日はどこに行くの?」と聞かれたので、またいつもの様に頭のなかでぐるぐると思考が回転し始め、ついに寝起きということで、「あ〜〜〜〜歯科医師会の集まり」で強制終了させてしまいました(笑)。本当に何で歯の健康フェアーという言葉を忘れてしまうのだろう??
歯の健康フェアーは地域の人々と唯一歯に関してお話や関心を持って貰えるチャンスなので歯科医師会も気合い入っています(他の組合もです!!)。おそろいのベストを揃えて出迎えます。
しかし、このベスト無茶苦茶暑い。秋から冬にかけては良いかも知れませんが6月の天気の日はかなりのものです。始まる前から汗だらだらです。他の歯科医師会の先生方はどうかな?と見渡してみると大汗をかいているのはどうやら私一人みたいです。真面目にダイエットしなければいけませんね。恥ずかし。
私が今回担当したのは「咬合力テスト」と「ジョンソン&ジョンソン説明」という2つ。
「咬合力テスト」は特殊なガムを1分間噛んで貰うと、色が変わってきてくるという優れもの。
咀嚼すれば咀嚼するほど、緑のガムが赤色へと変色してくるのです。
このコーナーを担当した際に、一番実感したのは、日本語って難しいな〜と言うことです。
「ガムを噛んでください」って説明するとたいていの患者さんは口の中に放り込み「もぐもぐ」とガムを咀嚼してくれますが、中にはガムをただぎゅーっと噛んでいるだけって患者さんもいます。
我々も「噛んでください」って言っているので、その患者さんの解釈も間違っている訳では無いのですが、そこで無言のやりとりがあるのです。
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私「ハイ、ではこのガムを1分間噛んでください(笑)」
患者さん「はいはい、噛めばいいのね」
患者さんただガムを必死に噛むだけ(上下の歯で思いっきりガムを挟んでいる状態)
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心の中の私「あのさ〜、わかるでしょ?ガムだよ、ガム。噛むでしょう、普通?もぐもぐするでしょう?もぐもぐ」
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患者さん「これでいいの?これでいいの?」
私「あ、いやいや、咀嚼してください。もぐもぐと噛んで頂きたいのです(笑)」
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といった検査をおよそ3時間こなし、私は次の「ジョンソン&ジョンソン説明」へと向かいました。
前の晩に役割分担表を読んでいると、娘がやって来て、「パパ、このジョンソン&ジョンソン説明ってなに?」って聞いてきたので、「アメリカにいる本当に有名なジョンソン兄弟がやっと郡山にやって来る事になったから、まだ知らない郡山の人々にジョンソン兄弟の偉大さをパパが説明するんだよ」って嘘ぶっこいちゃいました(笑)。
多分、メーカーのジョンソン&ジョンソンの歯科用商品の説明かなと思ったのですが、やはり思った通りでした。ブラシとデンタルフロスそれにマウスウォッシュです。我々の歯科業界に無くてはならないものばかり。
しかし、そこは太っ腹のジョンソン君、説明を受けた患者さんに豪勢なプレゼント。本当に凄い。来年は是非、「歯の健康フェアー」に言ってジョンソン&ジョンソン説明を受けましょう。私も欲しかった(本音)。
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