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2009年9月 5日 (土)

子どもの歯列が悪くなる原因

本日は柴田征紀先生の著書『子どもの歯ならび基礎のきそ』よりお届けいたします。

★歯列が悪くなる原因

むし歯と同様、親御さんが気になるのはお子さんの歯ならびだと思いますが、一般的に歯ならびが悪くなる原因を大きく分けると遺伝的な要因と後天的な要因とがあります。

遺伝的な原因として歯の大きさや形、歯の生える時期、あごの骨の発育のしかたなどがあります。

後天的な原因にはむし歯などのために生え替わる時期より以前に、乳歯が抜けてしまった場合などがあります。

そのままにしておくと、失った歯の後の歯が前の方に移動して、あとから生えてくる永久歯の邪魔をすることがあるためです。乳歯を早期に失った場合にはすぐに適切な処置をすることが肝心です。

逆に永久歯が生えてきているのにもかかわらず、乳歯やその歯根が残っている場合も永久歯列が悪くなる原因になります。

ですから、乳歯が永久歯へと生え替わる時に、スムーズに移行することが重要だといえます。乳歯がむし歯などになった場合に早めに歯科医院で処置をしてもらうようにしましょう。

★癖によって歯並びが悪くなることがあります。

小さい頃から正しい姿勢や正しい食べ方を身につけることは歯列、顎の発育などにとても重要で、よく噛んで食べるということが基本です。

よく噛むことはそれだけ顎を動かすことになるので顎の発達を促し、咀しゃく筋も発達します。

逆に片側の奥歯だけで噛む癖(片がみ)や頬杖をする癖があると、歯列や顎の発育がアンバランスになる原因になります。

むし歯があると痛いので逆の奥歯ばかりで噛むようになり、片がみになりやすいので、むし歯などはすぐに治すようにしましょう。

そのほか、生活上の悪い習慣としては指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、口呼吸などもあります。

こうした習慣は歯列の乱れやかみ合わせを悪くする原因ともなります。ひいては顎の骨の成長にも悪い影響を及ぼすので、こうした癖に気づいたら注意してあげてください。

ただ、あまり厳しくしても精神的にストレスになってしまうので、お子さんの負担にならないように、時間をかけて気長に見守ってあげるようにしましょう。

参考文献 子どもの歯ならび基礎のきそ 柴田征紀著 海苑社  

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