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2007年9月 2日 (日)

呼吸も噛み合わせの異常を引き起こす

本日は、日本デンタルコンシェルジュ協会の佐伯健太郎先生の著書「噛み合わせが教える健康の秘訣」からお届けいたします。

呼吸も噛み合わせの異常を引き起こす

歯は食事をするときに使うものと思われています。

食べ物を咀嚼するのは1日に1時間程度。しかし、呼吸は24時間休みなく続けなくてはなりません。

歯の噛み合わせの異常を考える場合、呼吸が歯に与える影響を無視することはできません。患者さんに、いつ噛み合わせのトラブルに気がついたかという統計をとったところ、朝の時間帯に起こったという答えが圧倒的多数を占めていました。

つまり、噛み合わせの異常は、睡眠時間の呼吸行動からも引き起こされているのです。

人が眠りにつくとき、全身の筋肉が弛んでリラックスした状態になりますが、顎の筋肉も例外ではありません。

仰向けに寝た場合、下顎と舌が下の方に落ちるために気道が狭くなり、呼吸がしづらくなってしまいます。そこで無意識のうちに落ち込んだ下顎を前方に出して気道を開き、鼻呼吸をします。そのときの噛み合わせは、下顎が落ちないように下の中切歯(真ん中の歯)の前に出す、受け口のような状態になっています。この状態を「下顎前方位」と言います。

しかし、左右の歯の高さが違ったり、歯並びが悪いために噛み合わせに問題があると、うまく噛み合うことができません。そのような場合、気道を確保するために、下顎を左右や斜めにずらして前に出し、無理に噛み合わせたりします。

ずらした顎を固定しようと横向きに寝ると、顎はさらにずれてゆがんで行きます。下顎を前方に出す途中に高い歯があれば、歯ぎしりでその歯を削って顎を前にだそうとします。就寝中、毎日このようなことが繰り返されたら、顎がゆがむだけでなく、歯も傾いたり、削られたりして噛み合わせの異常がますます進み、やがては背骨も歪んで身体全体のトラブルにつながります。

また、噛み合わせの異常によって睡眠中に十分に呼吸が出来ないと、血液中の酸素が不足し身体に大きな影響が現れます。特に大量の酸素を必要としている脳は、呼吸障害によって機能低下や機能不全、場合によっては意識障害や認知症などの症状を起こしかねません。

参考文献 元気で生きるために 噛み合わせが教える健康の秘訣 佐伯健太郎著 メディア・ポート

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