おしゃぶりや指をやめられないのはなぜ?2
昨日の続きです。
指しゃぶりについての2回目です。
★指やおしゃぶりに変わるものを
ターナー博士によれば、親のなかには、おしゃぶりや指のかわりに愛着の対象となるものを与えるのに成功した人もいます。
それは、子供が指しゃぶりを始めたときに差し出される毛布だったり、ぬいぐるみの動物だったりします。もちろん、子供の気持ちが指やおしゃぶりから新しい愛着の対象へと移るには少しばかり時間がかかるし、しばらくの間はその両方が必要かもしれませんが、中にはすんなりと移行できる子もいます。
★かわりに食べものを与えるのはよくない
親の中には、指やおしゃぶりをやめるご褒美として食べ物を与える人がいます。長い目でみれば、妙な時間にものを食べるという不健康な習慣をみに付けるくらいなら、指やおしゃぶりをしゃぶっていた方がずっと良いでしょう。食べ物で解決しようとしないことです。
★おしゃぶり派なら
おしゃぶりの長所は、指のようにいつもそこにあるわけではない点です。日中は決まったときだけおしゃぶりをしてもいい、と取り決めをかわせることも多いようです。例えば、「おしゃぶりはベッドのなかだけ」と言い聞かせて、昼寝や夜の就寝時だけおしゃぶりを持たせるというやり方もあります。
★手を忙しくさせておこう
ターナー博士は、両手を使う活動をさせて、子供の探索欲や知識欲を利用する方法を勧めています。色を塗るとか粘土で遊ぶという手作業をすれば、両手がふさがって指しゃぶりが出来ません。
指人形をしたり、お姫様ごっこで手袋を付けたり、歌に合わせて手をたたく遊戯をしたりしても同じ効果が得られます。
★力づけ、励まそう
もし、子供自身が、おしゃぶりを使ったり指をしゃぶったりする時間を減らすことに同意したら、ちょっとした進歩を見逃さずにほめ、つまずきは見て見ぬふりをしましょう。子供が指しゃぶりをやめようという気になったというのは進歩ですが、それを達成するにはしばらく時間がかかるかもしれません。
参考文献 「うちの子、どうして同じ服ばかり着たがるの?」 ジェイナ・マーフィ 草思社
孫の男の子が入学まで、お気に入りの毛布がないと
寝付けなくて、それは、チュッチュ毛布 といい、
来る時はいつも持参でした。
その子も4年生、久しく持参しなくなりました。