おしゃぶりや指をやめられないのはなぜ?1
今日は、「うちに子、どうして同じ服ばかり着たがるの?」ジェイナマーフィ著からお送りします。
おしゃぶりや指しゃぶりをやめられないのはなぜ?
夜、両手両足をまるめて、うつぶせになり、親指をしゃぶりながら深い眠りについている子供の姿を見ると、赤ちゃんの時代を思い出して、いとおしさを感じるでしょう。
ところがその指しゃぶりやおしゃぶりも、日中に目にすると、残念ながら親のストレスや不安の種になりかねません。おしゃぶりは不潔になるし、他人の非難の目や身内からの批判的なコメントを受けやすいのです。親指はやはり不潔になるし、さんざんしゃぶられて赤くなり、炎症を起こすことさえあります。
幼い子供が、小児科医や歯科医が「非栄養吸綴(栄養をとる目的ではなく、ものを吸うこと)」と呼ぶその種の行為をなかなか辞められないのは、それで精神的な安定が得られるからだとテリ・ターナー博士は説明します。
ある意味で、それは素晴らしいことでもあります。なぜなら、まだあまりにも未成熟な子供が、怖いとき、疲れたとき、刺激が強すぎる時に、自分で自分をなぐさめる方法を見つけたのですから。
親の手助けなしにそういう事ができるのは、社会的に見れば、一つの強みといえるのです。けれども一般的には、指しゃぶりやおしゃぶりに眉をひそめる人も多いのも事実です。
2歳未満の子供の「非栄養吸綴」にもっとも批判的な歯科医の多くも、子供の顎は柔軟なので、指しゃぶりの影響はほとんど残らないだろうと考えていますが、一部に、2歳を過ぎると過蓋咬合(下の歯が上の前歯の奥で噛み合う状態)が起こる可能性があるというという考えをする人もいます。
一方、それ以外の医師(歯科の専門医も多く含まれる)は、遙かに寛容で、とくに小児科の多くは、子供が十分に大きくなるまで指しゃぶりに干渉しないように勧めています。
「5歳前後までは、指しゃぶりやおしゃぶりが医学的に大きな問題になることはなさそうです。5歳ごろから、私たちは歯への影響を本気で心配しはじめますが、5歳といえば、子供が指しゃぶりをやめるために積極的に協力できるようになる年齢でもあります。」とターナー博士は言います。(*3歳という説もあります)
それまでの間は、子供の指しゃぶりやおしゃぶりを必要以上に気にしないことです。指しゃぶりを見ても、叱ったり、子供のいるところでその癖について話し合ったりするのはやめましょう。
精神安定を得るために吸綴行動をする子供について普遍的な真理があるとすれば、周りの大人が大騒ぎをするほど、子供ごその癖を辞めるのが難しくなるということです。
子供にまだその心構えが出来ていないうちに、無理矢理吸綴行動をやめさせようとしても(しゃぶる指の場合はとくに)失敗するのは目に見えています。されに子供の心に不安を植え付ける事にもなりかねません。
指しゃぶりに頼る子供を相手に、親が出来ることはほとんどありません。全米小児歯科医学界によれば、3歳までには、おしゃぶりを使ったり指をしゃぶったりする子供の数は、およそ20%にまで減っていると言います。その20%の子供も、5歳になるまでには大部分が指しゃぶりをしなくなります。
明日へ続きます。
おしゃぶりの思い出は少ないのですが、
哺乳瓶を与えて寝せるという事をして
今 反省 反省・・苦笑