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しろくま先生のブログ
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2006年7月17日 (月)

指しゃぶりやおしゃぶりは、歯並びに悪い?

お子さんの「指しゃぶり」について悩んでいる親御さんがたくさんいらっしゃいます。今日はそのため、良い説明の本がありましたので、それをご紹介いたします。

以下全文です。参考にしてください。

指しゃぶりは、3歳ぐらいまでの乳幼児にとっては自然で意味のある行為です。

このくらいの年齢の子どもは、寂しさや不安を感じると、自分の指をしゃぶる事によって、気持ちを落ち着かせます。

いってみれば、自前の安全な精神安定剤のようなものです。

指しゃぶりの問題は、前歯が前に出る「上顎前突(出っ歯)」や上下の前歯の噛み合わない「開咬(かいこう)」になるなど、噛み合わせに悪い影響が出やすいことです。

その結果、前歯で食べ物をかみ切れなくなったり、とくに言語獲得期の3歳過ぎには、サ行、タ行の発音がはっきり出来なくなったりします。

また、指しゃぶりが直っても、飲み込む時に舌を前へ突き出すなどの悪い動きを覚え、それが一生続く事になります。

このため、3歳になったら「赤ちゃんみたいだね」と、日頃から優しく注意して、指しゃぶりはいけないのだと意識させることが大切です。

ただ、寝る時の指しゃぶりはなかなか直りません。自然に直らずに、4歳を過ぎても指しゃぶりをしている時は、どうして指しゃぶりをしているのか、子どもと話し合います。

子どもが「指が好き」だと答えたら、早いうちの改善は難しいでしょう。

その場合は、手や指を使う遊びを教えたり、外遊びで体を動かせるようにします。

指しゃぶりを叱らずに、やっていない時に褒めてあげると、子どもは自信がついて、辞めようとがんばります。

私も、指しゃぶりの相談をよく受けます。その時は、ひたすら辞めさせるように努力してくださいとしかいえませんでした。しかし、小児歯科専門の義兄に相談したと事、3歳くらいまでは、強く言わないほうが良いと言うことでした。3歳前だとなぜいけないのかが理解出ない可能性が強いとのことでした。

この問題は、非常に興味があるので、今後も追っていきたいと思います。

参考文献 こどもの歯をじょうぶにするQ&A 羽田宣裕著 小学館

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開咬も矯正で治らないことはないですからね。ストレスを与えない方が良いのかもしれません。私の先輩で指しゃぶりをやめさせたものの、強いストレスのせいか、チック症(首を動かすあれ)を併発してしまった話を聞きました。

福岡から帰ってきて今ブログを見ました。「ペンギン」話、よく覚えていらっしゃいましたね。私のペンギン好きは続いており、子供は「皇帝ペンギン」のDVDが好きです・笑。


これ、丁度夕べ考えてた話題でした。

小児心理学とか
発達心理学とか、そういったものと
併せて考えないと
大変なことになると思いました。
心理学者と歯科医師との
対談などあれば面白いと思うのですが…
無いでしょうねえ…。
須田先生もおっしゃっているように
精神の安定や発達に影響が
あるかもしれませんし。
深いですよね…。

by さらこ | 2006/07/17 11:11:19

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