元気な老人
高齢者が寝たきりになるきっかけの多くは、何らかの原因で入院して、入れ歯をはずされ、口から食事が出来なくなったり、点滴栄養補給になることがあげられます。
このような状態になると、口からの刺激がなくなり、脳の血流が低下し、精神活動意欲を喪失してしまいます。
その結果、食べる意欲も、ベッドから起きあがる意欲もなくしてしまうと言われています。
逆に、寝たきりでいた人が、入れ歯を装着して少しでも自分口から食べる努力をしたことで、徐々に体力と気力が回復して、数ヶ月後には起きあがれるようになったという例は数限りなくあります。
口から食べることは、脳に対する刺激の入力のひとつなのです。
ことに、体の各部から感覚情報を受けとる大脳皮質の感覚運動野・補足運動野・連合運動野などは、その3分の1が口やその周辺からの感覚入力を受けています。
つまり、口やその周辺からの情報は脳に入力され、身体活動の重要な役割を果たしているのです。
口が元気な高齢者には、痴呆症も少ないのです。
食は生きる意欲の入り口です。いつまでも自分の口でしっかり噛んで味わうことが、長生きの秘訣です。
参考文献 かむ力生きる力 斉藤滋著 デンタルダイアモンド社
老いても健康でいるためにはまず
食べます、そして食べるための口を
長く保ちたい、
美味しくたべて長生き・・・ニコニコ・・・
解った、解った・・・磨くよ!
口は体の栄養:たくさん食べましょう
目は頭の栄養:たくさんの本を読みましょう