鳥インフルエンザ5
以前取り上げた「タミフル」の症状が、「インフルエンザ脳症」と酷似しているといいましたが、今回は、これを取り上げます。
「インフルエンザ脳症」は子どもが、インフルエンザに罹ったときに発症するもっとも重い合併症といわれています。脳は腫れて機能が低下し、意識障害が起こり、4人に一人は後遺症が残るといわれています。
インフルエンザ脳症が「タミフル」の副作用と似ているといわれる所以は、その前駆症状(病気の前触れ時期の症状)が非常に似ているのです。
以下にまとめて見ました。
1:泣き方、おびえ、不安
- 悲鳴を上げて目をキョロキョロさせておびえる
- 親が離れようとすると、「行かないで」と泣き叫ぶ
- 「怖い、助けて」といい、家族の名前を叫ぶ
2:視力、視覚
- 母親がそばにいるのに、「ママ、近くに来て」という
- 消えているテレビの画面を見て、「猫がくる」「怪獣がくる」と口走る
- 自分の手を見て、「ハムだ」「お芋だ」と言って噛みつく
3:言葉
- 突然意味不明の事をしゃべる。歌を歌う
- 呼びかけに返事しない
- 「ギャー、ギャー」などと、奇声や悲鳴をあげる
4:表情
- 目の焦点が合わない
- 目が上を向いたままになる、目がつり上がる
5:動作
- 立てない、おんぶの時に背中に捕まれない
- 頭をぐるぐる回す、片手を振り回す
- 狂ったように暴れる
6:睡眠
- 嘔吐を繰り返しながら、ずっと眠る
- 呼びかけに反応するが、目を開けていられない
ちなみにこれらの9割が事前に痙攣を起こしていたという報告があります。
また歯科でもインフルエンザ時に飲むと危険な薬がいくつか存在します。そのため、歯科治療を受ける際に、薬を使わなければいけない治療を受ける際は一言声をかけてください。
歯科もインフルエンザも早めの治療が大事です。
詳細にわかりやすくまとめてあるので、一般のみなさんにわかりやすいですね。
薬による副作用は恐いですね。歯科で知らずに鎮痛剤を出して、事前に医科(内科など)でニューキノロン系の合成抗菌薬を出されていると重篤な症状を出す場合もあるそうですからね。(最近は結核で保険適応でないクラビットを出すそうです。すでに学生時代に習ったものと違う!)
最近のニュースでは薬のアレルギー症状の既往を見落として死なせてしまったものもありましたからね。出す方も気をつけないといけませんね。