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しろくま先生のブログ
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2005年12月 9日 (金)

歯の歴史3

前回の歯科の歴史では、「縄文時代は虫歯が多かった」という話を書きましたが、今回は、「日本最古の虫歯予防手段」について。

日本で、最初に「歯を磨いた」と記されている本は、第64代円融天皇永観2年(984年)に丹波康頼(たんばやすより)が書いた「医心方(いしんぽう)」です。この本は、中国隋時代の巣元方(そうげんぽう)の「諸病源候論」を中心に。隋、唐時代の医書二百余冊、医師百余家の論を加えて完成した日本最古の医書で、現在国宝として保存されています。

この本の第5巻に、耳、鼻、目、口歯の諸病や口腔衛生法について書かれている。

その治齲歯痛方(むしかめはのいたきをちするほう)の項目に

「朝夕歯を琢(みが)けば齲にならない」

また「食事をしたときは数回含がい(うがい)をすれば、齲にならない」と書いてあります。

さらに、「鶏が鳴くとき(朝早くという意味)、常に歯を叩くこと三十六回、永くこれを行えば、歯は

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