ジャームエクトミー(子供の親知らず歯胚抜歯)
昨年末に娘(14歳)の右下の親知らず歯胚抜歯を行いました。
去年の10月くらいに娘の歯の状態を確認しようと久方ぶりにパノラマデンタル写真を撮影しました(全顎が撮影される大型のもの)。
その時に右下の親知らずの歯胚を発見したのです。
その前になぜ娘のパノラマ写真を撮影しようと思ったきっかけですが、すこし歯並びが崩れている感じがしたからです。案の定でした(苦笑)。
子供の親知らず歯胚は出来るだけ早い内に抜歯した方がいいです。親知らずがまだ完成していないですから歯の根の部分が出来ていないですし、第二大臼歯の接触も弱く、大きな歯列不正が起きていないですし、将来の口腔内の虫歯や不具合をかなりの確率で防ぐ事が出来るからです。
12月27日の診療終了時にスタッフの一人(本当にありがとうございました!!)に残ってもらい娘の手術を開始しました。
この小児の親知らず抜歯をジャームエクトミーといいます。当院ではいつもやっている処置なのですが、やはり自分の娘だと少し緊張しますね(苦笑)。
親知らずの場所にボール状の親知らずが骨の中に完全に埋まっているので、骨を除去してから取り出すのです。手術時間は大体10分くらいでした。親知らずの成長がかなり少なかったので、抜歯処置が楽でしたね。
縫合は4糸でした。写真一枚目が次の日の腫れの状態(右下)。少し内出血の様な状態がでましたので、右下顎の部位が変色してしまいました。
でも、娘の全ての親知らずを14歳で抜歯出来たので、かなり安心です。
これから第二矯正(何年か前に第一期矯正を行っているのです)をいつから開始するか検討します。
《 ちなみにジャームエクトミー(小児親知らず抜歯)は自費治療となります。 》
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