久々のフラップレス手術
以前、ブログにも書きましたが、最近はインプラント手術は月1で手術日を決めて行う様にしています。
今月の手術では、最近行っていなかった手術方を選択しました。
この患者さんは、顎関節症が進んでしまって口を大きく、長時間開けていられないということで短時間で手術が済むフラップレス手術を選択いたしました。
この手術の特徴は、歯肉を切開せず、インプラントの入る穴の部分のみ歯肉を切り抜き、その穴にぴったりとインプラントを埋入するという手術です。
このフラップレスの利点は、出血が少なく、手術時間の短縮化および術後の腫れや痛みが最小限というメリットがある傍ら、手術時に骨を術者が診ることが出来ないので、インプラントが適切に骨に入っているか確認出来ず、曲がって入ってしまうという危険性と、血管や骨の貫通などの失敗に繋がりやすいという大変危険な側面も持っています。
ただ、当院の場合は、全ての患者さんにガイデッドサージェリーの外科術式というコンピュータガイドシステムを用いているので、基本的には全く問題なく手術を終えることが出来ます。
ただ、出来ればしっかりと切開して安全を確認したうえで埋入した方法を今後も条件が合えば選択していきたいです。
しかし、時間も係らず、痛みも腫れも最小限なので大変アドバンスな治療ですが患者さんにとっては良い治療かもしれないですね。。
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