気になるけど治さない
本日は、福島民報8月12日のサンデー健康に記載されていた記事からです。
気になるけど治さない・・・低い歯並びへの意識
自分の歯並びに不満な人が多いのに、矯正治療を受けたことがある人ははわずかに10人に1人-。
日本臨床矯正歯科医会の調査で、まだまだ低い日本人の歯並びに対する意識が浮き彫りになりました。
「高額」「器具が目立つ」「子供が受ける治療」といった従来のイメージが治療へのハードルになっていることも伺われ、同歯科医会は「昔と比べ治療方は変わった。器具も進化して目立たなくなり、痛みも軽減されている。まず、矯正医に相談してほしい」と訴えています。
調査は7月中旬、全国の10~50代の男女500人ずつ計1000人にインターネットで実施しました。
「歯並びで第一印象が左右されるか」という質問に「思う」と答えた人は21%、「やや思う」は50%で、10人中7人が歯並びの重要性を感じていました。
一方で「自分の歯並びは良いと思うか」との問いに「思う」と答えた人は9%、「やや思う」は19%で、大半の人は自分の歯並びに満足していないことが分かりました。
しかし、歯並びについて歯科医に相談したことがある人は27%、矯正治療の経験がある人はわずか10%にとどまり、不満を抱えながらも行動が伴っていませんでした。
背景には、矯正治療に関する知識不足があるとみられます。透明で目立たない器具を知っている人は36%、器具の進化で痛みが少なくなっていること、歯肉が健康なら年齢にかかわらず、矯正治療を受けられることを知っている人はそれぞれ21%と17%で、いずれも認知度は低い結果になりました。
同歯科医会は、矯正歯科を専門とする開業医で組織され、現在の会員数は約460人。市民セミナーなど啓発活動に取り組んでいます。
矯正医療は長時間という思いがあります。
でも透明な器具とは驚きでした。