丈夫な歯を保つには・・・・。
本日は、日本経済新聞5月27日付けに載った新聞記事からです。
丈夫な歯を保つには・・・。
歯みがきに使う歯ブラシや歯磨き粉、洗口液。ドラッグストアへ行くと、口腔ケア用のさまざまな商品があふれています。
どれを使えばいいのか分からず、迷うこともおいでしょう。歯の健康を守るには目的にあったものを選ぶことが大切です。
歯ブラシは、毛の太さや硬さ、並び方などが異なります。硬いほど汚れを落とします。ヘッドの大きさは歯2~3本にあたる位が磨きやすいです。毛の並ぶ列が多いほど磨く時間が短くて済みます。
一番奥の歯が歯肉と接する側面部がもっとも虫歯になりやすいです。この奥歯は40歳以上の大半が虫歯だと言われています。
ライオンのオーラルケア研究所の氏家高志所長は「ここをケア出来るように歯ブラシを選び、当てる場所を意識して使うといいですよ」と助言します。
最近人気の電動歯ブラシは当て方などを正しく使えば効果的という意見が歯科医の間にも多い。
高速振動で発生する水の力によって、歯ブラシでは届かない汚れにも効果があるとの研究報告もあります。
鶴見大学の新井高教授が電動歯ブラシの効果を調べた世界中の研究を集めたところ、手磨きや電動歯ブラシ、超音波歯ブラシなどの効果に差はありませんでした。
「手で正しく磨くと5~6分かかるものが、電動だと約2分。ただ、道具よりも磨き方が重要であることにはかわりがありません」(新井教授)
中高年が気を付けたいのが歯周病です。歯肉がやせて歯と歯肉の間の溝が深くなり「歯周ポケット」が出来ます。
歯垢や汚れが溜まりやすく、歯ブラシではなかなか落ちにくい。毛が柔らかくて、毛先の細いタイプを選び、時間をかけてゆっくりと磨くといいです。
歯と歯肉に挟まれた「三角地帯」の汚れは特に磨きにくいものです。歯間ブラシで力をかけすぎずに回しながらすき間をきれいにする。最初は直径0.8㎜くらいが目安。すき間は場所によって違うので、一人で何本も使い分けるのが良いです。
歯間ブラシが入らない場所はデンタルフロスを使います。歯肉を切りやすいので歯科医に使い方を教えてもらいましょう。
洗口液~夜寝る前の歯みがき後に~
歯みがき効果を高めるために洗口液を使う人も増えてきました。歯周病、虫歯、口臭予防など用途別にありますが、口内の菌を減らしたり、除去しやすくするのが主な役割で、歯みがきの変わりになるものではありません。あくまで補助的なものと覚えておきましょう。
花王パーソナルヘルスケア研究所の前田室長は「使いすぎると口の中の善玉菌まで死滅してしまいます」と注意を促します。
新たに口内に入った細菌で炎症などを起こすこともあるといいます。就寝前の歯みがき後に使うのが良いでしょう。
歯磨き粉や洗口液は医師の処方する医薬品もありますが、大半は薬効成分を含む「医薬部外品」と含まないで口臭対策の清浄剤などからなる「化粧品」に分かれます。購入の際に、表示をきちんと確かめることも大切です。
良いからと、過剰にするべきではない。
という事を学びました。
福島県は4日、県内の15歳未満の子供の数が、4月1日現在で25万6908人と、前年同期に比べ1万5494人減少したと発表した。
県は、うち約1万人が東京電力福島第一原発事故で県外避難したとみている。
5日の「こどもの日」に合わせて発表した。県内の子供の数は1950年から減り続け、原発事故前は例年5000~6000人程度減っていた。このため、県は約1万人が原発事故による減少と分析した。県統計課は、「住民票を移していない子供を含めると、実際には1万人以上減っている可能性がある」としている。
県内の全人口(196万9852人)に占める子供の割合は、前年同期比0・5ポイント減の13・1%だった。
(2012年5月5日 読売新聞)