蛍雪の功
最近、自分と同世代、もしくは同世代よりも少し若い世代から歯の相談を受けることが多くなり、自分の歯もそろそろ若さに任せて放任していてはまずいと思うようになりました。
そこで、最近は、自分自身の歯をよく研究するようになってきました。
勉強でもなんでもそうなのですが、昔から物覚えがすごく悪くて、理解するまでの人の倍以上時間がかかります。
いまだに、歯の勉強は大学のころとまったく変わっていなくて、鉛筆でノートに清書して、何度も読み返さないとまったく覚えられません。パソコンの仕組みもそうやって覚えました。
今回、自分の歯も自分の手を動かして調べていようと思い立ち、衛生士さんに自分の歯型を取って貰いました。
歯型に混水比を間違えないように石膏と水を混ぜ、流し込み、きれいに模型を作るところから始めました。
今でもプラモデルなどを好んで作っていますが、やはり、手を動かしてものを作るというのは、とても楽しい。
きちんとした歯型の模型が出来たので、それを分析していこうと思いました。しかし、ここである考えが思い浮かびました。
丸山さんが言っているように、この模型を使って、ジムで使うマウスピースを作ろう。どうせなら、歯の治療も現在していることだし、歯を入れる前にホワイトニングをしてしまおうと思い立ちました。(つまり2つのマウスピースを作ろう思うのです)
この模型をマウスピースを制作する機械にセットして、作成してみました。
しかし、どうもうまくいかないのです。
そこで、技工士の鈴木君へ相談してみました。
その結果、マウスピースを制作するには、そのマウスピースの選択(ホワイトニング用か咬合治療用か)によって、模型の制作方法が違うとのこと。
その方法をじっくりならいました。
非常にびっくりしました。ただの模型なのに、ちょっとした手間をかけるだけで、効果に雲泥の差ほど出るのです。
私は、非常にうれしくなってしまいました。
鈴木君は最初にしろくまに入社したときは、まともに模型も作れなかったのに、今は、立派な技術を自信を供えている。ひとりぼっちで誰にも相談出来ない環境で、独学や努力でここまで来たんだね。本当によく頑張っている。
今回は、自分で学生の頃の様に技工の現場を少し覗いたおかげで、いろいろな発見や驚きを見つけました。
たまには自分で技工物を作っても良いかもしれないなと思いました。
身辺の事は通り過ぎがちですが、
ちょっと、振り返って,足をもどしてみると、
新しい発見や光るものが見えたりします、
蛍雪 好きな言葉です。
・・・蛍の光窓の雪・・・♪♪♪
衛生士の規格写真の練習で自分に歯肉の発赤を認め、ショックを受けています。(矯正をしたせいもあり)昔より歯間空隙が大きくなってきてプラークが溜まりやすくなっていました。年ですネ。