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2007年4月24日 (火)

咬合異常の原因

今回は、志賀先生の著書「噛み合わせと顎関節症 治療と予防」よりお届けいたします。

噛み合わせは知らないうちに狂ってくる-咬合異常の原因-

矯正を必要とする不正咬合があると、噛み合わせが著しく悪い状態にあることは明らかです。

しかし、一見噛み合わせが悪そうに見えない歯並びでも、噛み合わせに問題があることがありますし、本人が気づいていない噛み合わせの異常(以下では「咬合異常」という言葉をつかいます)もあります。

では、なにが異常咬合の原因となっているかを考えましょう。

原因の多くは、歯や顎を含めた口腔とその周辺の癖にあります。

虫歯や歯周病、あるいは口内炎などの口腔内の病気によって始まる片側噛みの他、歯ぎしり、歯の食いしばり、横向き寝、頬杖、舌の突き出し、口呼吸、唇を噛む癖などは、歯を摩耗させたり、歯並びや顎を変形させたりします。

虫歯などで、抜けた歯を放置したままにすると、その歯と噛み合っていた歯が咬合対象を失って咬合異常になることがあります。

さらには、不正咬合の矯正治療や咬合調整自体が不適切なために咬合異常がひどくなることさえあります。

咬合異常は、これらの中の一つが原因となることもあるし、複数の要因が重なっている場合もあります。また、咬合異常の原因として現れた症状を見分けにくいケースもあり、実にやっかいです。

参考文献 噛み合わせと顎関節症の治療と予防 志賀泰昭著 日東書院

咬合異常の原因の多さに驚きました。
毎日の暮らしも丁寧に生きようと思いました。


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