哺乳から始まる赤ちゃんの食生活
赤ちゃんの食事は母乳や粉ミルクから始まりますが、口の中が発達すつにつれてだんだんと大人と同じものを食べられる様になってきます。今日は、そこの所を見てみましょう。
食べるための機能は哺乳によって発達します。
哺乳の時、赤ちゃんは舌や頬の筋肉を一生懸命使っています。この運動が基本となって、顎や舌を上手に動かして離乳食を食べられるようになります。
舌と上顎とで乳首を固定し、舌のうねりでミルクを絞り出します。
哺乳タイムがふれあいタイム
食事の一番のポイントは、食を楽しむ事です。赤ちゃんの世話はなにかと忙しいものですが、哺乳時間はゆったりと心のふれあいを深める時間にしてあげてください。
哺乳の量は、一時的に減ることがあります。
3ヶ月頃になると哺乳の量が一時的に減ることがあります。これはお腹がいっぱいになったという感覚がわかるようになったためです。
それまでは、疲れるまで飲んでいたので、少し飲み過ぎの状態だったのでしょう。また徐々に増えて来ますから心配はいりません。
ミルクで寝かしつける習慣は止めましょう。
離乳食が始まってからも寝る前にミルクを与えていると、上の前歯を中心に虫歯が広がりがちです。眠っている間は唾液の分泌量が少ないため、特に虫歯になりやすいのです。やむを得ず寝る前にミルクを与えた場合は、ガーゼなどで歯をふいてから寝かせてください。
離乳は子供の成長に合わせて始めましょう。
赤ちゃんの顎や首まわりの筋肉はだんだん成長し、離乳食を食べる準備が出来てきます。周囲のお子さんや育児雑誌の体験記などについて比較してしまって早め早めにはじめがちな離乳食ですが、あせらず、赤ちゃんの様子を見て始めましょう。
離乳開始の目安
- 首がすわる
- 周囲の人が食べている様子に感心をしめす
- 口をもぐもぐ動かす
- 食べているものに手をのばしてくる
まず、ミルク以外の味やスプーンに慣れさせましょう。
離乳食を始める準備として、水で薄めた果汁や薄いスプーンで挙げてみましょう。味ならしのためにとほ乳瓶で果汁を方もいらっしゃいますが、糖分の取りすぎや虫歯つながりがちですからお奨めできません。
ほ乳瓶で甘いジュースを飲む習慣を付けるのはよくありません。
参考文献 よい歯を育てる食生活 佐々木龍二監修 昭和大学小児成育歯科学教室 著 わかば出版
思いだしますと・・・冷や汗
ごめんなさい。
うちの小僧、チーズ食ってますよ。前歯しかないくせに。