歯磨き6
つい先日の事です。
「先生、夜になると口が臭うときがあるよ」と家族に警告をもらいました。イエローカードです。
確かに、自分自身でも夕方終盤の診療の時、疲れから口が渇き、口臭があることは自覚していました。
しかも、こんな事も言われました。「先生は歯医者なのに歯磨きの時間が短い!!」
・・・・・・・・・・。レッドカードです。
全く持って面目ない話です。
その後、口臭はしっかり歯を磨くことや、口腔乾燥が起こった時に、適切に水分を補給することで、なんとか回復しつつあります。
今日は、自戒の念も込めて、一回の歯磨きの時間はどれくらい必要かということを考えて見ましょう。
歯の磨き方に関しては、以前このブログで紹介したやり方が良いと思うのですが、時間を今回は考えて見ましょう。
人間の歯は、だいたい28~32本生えているのが普通です(先天性に欠落している歯もあります)。今日は、一人28本と仮定して話を進めます。
歯はだいたい磨かなければいけない面が5面あります(表、裏、左隣、右隣、噛む面)。
1本で5面×28本ですから140面磨かなければいけないということになります。1面だいたい10秒だとしても1400秒。約23分です。5秒でも約12分。
毎日、朝歯磨きの時、朝の儀式のように歯磨き粉をブラシに付けて、口に入れて、1分以内に「ぐちゅぐちゅ」って行っても磨けている訳がないのですよね。
最近、水流を使って多数歯同時に磨ける電動歯ブラシ(ソニッケア等)が売れているのもうなずけます。
今回は、わたしも大いに反省しつつブログを更新しました。今日からまた自分の歯磨きを見直して見ます。
家族の忠告、家族あってのこと
家族のあたたかさ、思いやり、新鮮で美しい。
ははは。なかなか手厳しいですね。ご家族も…。