喉に魚の骨が刺さったら。
ほとんど、私の場合、経験がないのですが、一人だけ患者さんで喉に刺さった魚の骨を取った事があります。今回は、メディカル・トリビューンからのトピックをお伝えします。
小骨が刺さりやすい
のどに刺さりやすい魚の骨は、タイやサバなどの太くて大きな骨より、ウナギやイワシ、サンマなどの小骨が多いそうです。
刺さる場所は、外から見えるへんとうが一番多いが、時には、のどの奥の舌の付け根である舌根へんとうに刺さることもあります。
「これらの場所なら、局所麻酔を掛けて簡単に抜くことができるが、さらに奥の声帯の裏側の下咽頭に刺さると、刺さり方によっては、全身麻酔で手術することになります」(日本医科大学(東京都)耳鼻咽喉科・頭頚部(けいぶ)外科の中溝宗永講師)
いずれにしても魚を食べたとき、のどに痛みを感じたら、魚の骨が刺さったと考えて間違いないようです。しばらくして痛みが消えれば、多分、骨は抜けているので、受診する必要はないようです。
痛みが続くと、刺さったと思われる場所を指などで触って、自分で抜こうとする人がいたり、あるいは、ご飯の丸のみを試みる人もいます。
それでうまく抜ければよいが、刺さった骨の出ている頭の部分だけが折れて、残りの骨は粘膜の中に埋没して、痛みだけが残るケースも少なくない。
痛み続けば他の病気も
「痛みがどのくらい続いたら受診すべきかは、人によって違いますが、何日も我慢しないで、できるだけ早い受診を勧めます」と中溝講師。
幼児やお年寄りは、かむ力も弱いので、魚料理のときは、周囲の人が気を付けてあげると予防になります。また、お年寄りには、圧力鍋などで骨まで軟らかく煮るなどの配慮があってもよいかもしれません。
魚を食べないのに、食後に骨が刺さったようなチクチクした痛みが、2、3カ月以上も続く場合は、病気の疑いがあります。
中溝講師は「喫煙と飲酒歴が長く、量が多い人で、首にしこりがある場合は、のどにがんがあることが多いのです。すぐに専門医を受診してください」と話しています。
やはり、喉に魚の骨が刺さったら、歯科ではなく、耳鼻咽頭科に行った方がより正確に診断してくれそうです。
生活の知恵、毎日のことですから、私も何度か体験しています、やはり、ご飯をまるのみしました、次は,誤飲について、お願いします。
yyy様
コメントありがとうございます。
やはり、ご飯の丸飲みが手っ取り早いですよね。小さいときに母に教えてもらいました。
かなり前の記事にコメントさせていただきます。
刺さった骨の出ている頭の部分だけが折れて、残りの骨は粘膜の中に埋没して、痛みだけが残るケースも少なくない。
と有りますが、私の場合、9年前からこの状態です。骨の種類は、アジぐらいの細いものでした。又、喉のかなり下、右側で、奥のほうです。
放置していたらダメなのでしょうか。我慢は出来ますが、違和感は、取れません
ウサギ様
コメントありがとうございます。
例えば、奥歯が虫歯で歯が欠けていた場合、その欠けていた部位に長期間舌が当たっていると、潰瘍になり、最悪、癌化することがあります。
口腔内から消化器官まではすべて粘膜でできていますが、そこに長期間不良な違和感が続くのはあまり関心できません。
早めの専門医の診断を受けることをお勧めいたします。