ちょっとビックリした事。
先日の事なのですが、歯科医師の方達と少しお話する事があったのです。
私は基本的に人と群れないので一人で考察して行動する癖があるのです。
診療の事も自分で試行錯誤しながら長年診療を行ってきました。
しかし、噛み合わせの事と顎関節症の事は友人と大学の先輩先生のお陰で今の考え方を持つ事が出来たのです。
毎年、自分で研鑽も続けていますし、研修や講習会にも欠かさず出ています。実際治療が上手くいった患者さんも沢山いらっしゃいます。
で、集まった歯科医師の方々とどういった診療をしているかを自己紹介していったのです。
そしたら、私の噛み合わせの話をした時、とある先生が、
「あ、それは違うね」といったのです。
かなり若い先生で、その先生は自分の診療にかなり自信があるらしいのです。
でも、その先生が行っている診療は、私が若い頃に熱心に行っていた噛み合わせの治療で、その治療で行き詰まってしまって今の診療にたどり着いたのです。
たしかに私もその診療をしていた時には、自分の診療に自信を持っていて、何でも治せると思っていました。
その先生は自分が行っている治療が「完璧に治せる」もので、私の行っている治療が「違う治療」だというのです。
長年診療を行ってきて、「完璧な治療」というものは存在し無い事は良く分かっています。
限りなく完璧にやりたいなとは思いますが。
その先生の言動には苦笑いしか出来ませんでしたし、あまり近づきすぎると大やけどをおいそうだったので、今度はあまり近づかない様にしようと思いました。
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