気に掛けなくなった事・・・本。
大学で一人暮らしを始めたくらいから書籍が大好きになりました。
暇さえれば本屋へ行って文学の棚の前で何時間でも時間を潰したものです。
書籍というのは本棚に納めないといけないのです。
本棚というのは無限ではないので、図書館の様な無尽蔵な場所は別として、売れない本や販売から時間が経過した本はどんどん絶版になってしまうのです。勿論、面白い本は文庫化として後世に残りますが、それもいずれ消えていきます。だから、初版の本はとても儚いのです。
だから、本は買い逃した場合、一生手に入らない可能性があるのです。
しょっちゅう本屋に行く私は、そういった理由で、「好きな作家の本は絶対に買い逃さない」という自信があったのです。
ただ最近はめっきり本を読む時間が減ってしまいました(泣)。老眼というのもあるし、何より本よりスマホを手に取ってしまうのです。
以前は2週間に1冊の割合で本を消化していたのに、今年に入って読了した本はわずかに5冊。買い逃した本も相当数になると思います。
ただ嬉しい事に歯科関係の書籍は若いときよりも精力的に読み込んでいます。これは面白くてしょうがないのです。今までは憧れでしか無かった術式も手が動くようになって知識と理解が深まったおかげでどんどん消化出来ています。
趣味の読書も仕事で使う学術書も比例するようにどんどん読めれば良いのですが、そうわいかないのですね。
悲しい事ですが、本には気に掛けなくなってしまった。
最近のコメント