塵も積もれば・・・。
歯の治療は出来ればしたくありません。
日本の国民皆保険の制度のおかげで誰でも安価に歯科治療が受けられる様になってきました。
しかし、塵も積もれば・・・何とかで、日本の安い治療費でも虫歯の本数が多くなるとそれなりの多きな金額になってしまいます。
先日もとある患者さんに、治療する内容での保険の診療費をお伝えした所、ぼったくりと注意をされてしまいました(苦笑)。
断言出来ますが、保険治療は国で定めた料金設定なので、どこの診療所で治療しても殆ど変わりがありません。
今まで温厚な性格で良好な関係を築いていたのに、治療費の話しをすると良かった関係が崩れてしまう事がままあります。
自費治療の場合が殆どなのですが、その時は一時的に保険治療を行えば良いと思います。
今回のご注意は保険治療での治療費が高すぎるとのご注意だったので、ほとほと参りました(苦笑)。
歯のケアを疎かにすると体調を崩します。しかし、虫歯を放置しておいて悪化し、治療する箇所が多いと経済的にも負担が大きくなり精神的に体調を崩すことがあります。
早め早めのケアをお奨めいたします。
ただし、何度でも言いますが、保険治療は悪い治療ではありません。しかし、コンセプトが古いのです。インターネットにて最新の治療が紹介されていますが、そういった最新の治療は全て自費診療です。
保険治療は私の父親がやっていた頃の診療と殆ど中身が変わっていません。
何十年もの間、診療の中身が大きな変化がないのにも関わらず、歯科の保険点数は改定の度に大きく削られています。そのため、歯科医院に入ってくる医療費は微々たるものです。
ぎりぎりの中で歯科医院経営を行っている事もご理解頂きたいと思います。
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