錨を上げよ
今朝、百田尚樹著『錨を上げよ』を読み終えた。
百田尚樹さんが小説家になる前に書きあげておいた大作。また講談社創業100周年記念出版にもなっている。
この小説、以前このブログでも取り上げたが、とにかく長い。上下巻で約1200ページ。
しかし、この長さでないとこの小説の面白さ、内容は伝えられないと思う。とにかく桁外れ、とにかく面白い。
夢中になれた10日間でした。
小説の内容は、作田又三が生まれてから30歳になるまでの物語。何度も人生の苦境に立つがその都度、再起し、盛り返す。
しかし、その再起、盛り返すには人間の絆や愛などが必ずある。しかし、人生の経験が少ないために人間の絆、愛の受け止め方が幼く稚拙。
しかし、こうした再起を繰り返すことによって、次第に人間的にも成長していく。
すべてを悟ったときに、彼に残ったものは・・・・・。
この本は上下2冊。
最初の1冊が7日。2冊目は3日で読み終えました。
最初は、『この小説はどこへ向かっているのか・・・』と半信半疑で読み進めていましたが、2冊目からはどんどんどんどん面白くなり、仕事の空き時間にも読んでしまいました。
これぞ傑作、これぞ小説。
読み切るのはとても体力がいりますが、絶対後悔しません。
是非ご一読を
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