患者さんの話
私の住んでいる場所には下水道が通っていないのです。
まだ新しい町なので、下水道を準備している段階なのです。そのため、下水道ではなく浄化槽という大きな箱を地面に埋め込んで使用しているのです。
この浄化槽は規則で、定期的に専門の業者に点検してもらわなければ行けないのですが、その業者に先日点検してもらったところ、地震の影響で、浄化槽のタンクが変形していることがわかりました。すさまじい力です。
私のうちのすぐそばには、下水道が通っています。住宅区域が違うと、近くても下水道が通っているのです。
昨日、2人の患者さんとお話をさせていただきました。
家が近いので、2~3日様子を見て、どうしても痛ければ抜歯をしましょうか?という提案をさせていただいたのですがが、あまり通えないとのこと。液状化現象の影響を受け、下水がつまり、トイレも流せないし、断水も続いているので住むことが出来ず、会津若松に借家を借りて生活をしているということ。もう一人の患者さんも同じで、離れた場所に借家を借りたということです。
あまりにも衝撃的な内容でちょっと言葉が出ませんでした。
私の家は、前述の通り、浄化槽だったので助かったのかもしれません。
一寸先は闇の綱渡り状態でした。
被災された患者さんには大変申し訳ないですが、私はラッキーでした。
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