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しろくま先生のブログ
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2010年2月20日 (土)

虫歯の伝染経路

本日は、カトレア柴田歯科院長 柴田征紀先生の著書『子どもの歯ならび基礎のきそ~成長を生かして無理なく美しく~』よりお届けいたします。

◇虫歯は人から人へうつります。

人はなぜ、虫歯になるのでしょう。

よく歯を磨かないから?

甘いものをよく食べるから

食べかすがたまるため?

遺伝的で歯が弱いため?

どれも関連性はありますが、正解ではありません。

虫歯は細菌により感染症で、虫歯の菌に感染した結果、虫歯にかかってしまうのです。私たちにとって最も身近な感染症といえるかもしれません。

インフルエンザのように全身症状を引き起こすものとは違うため、通常の感染症とはイメージが異なるかもしれません。

虫歯を引き起こす細菌は、口の中で活発にする細菌で、歯の表面のエナメル質にとりつくという特殊な性質を持っています。

◇虫歯菌の伝染経路

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中はとてもクリーンな状態でミュータンス菌は存在しません。

しかし、成長とともに乳歯が生えてくると、その乳歯が虫歯になってしまうお子さんがたくさんいます。存在しなかったはずのミュータンス菌はどこからやってきたのでしょうか。それは赤ちゃんの最も身近にいるお母さんの口の中からなのです。

お母さんとお父さんは、とくに乳幼児の頃というのは一心同体のように非常に密着して生活しています。そうした生活の中でお母さんの口の中のニュータンス菌がお子さんに感染してしまうのです。

食事のときに同じ箸を使ったり、同じスプーンやフォークで食べたり、あるいは同じ食器で食べたりといったことから、知らないうちに、虫歯菌はお子さんの口の中に感染してしまったのです。

とはいえ、赤ちゃんを無菌室ででも育てない限り、虫歯菌に感染させないということは無理な話です。

ですから、あまり神経質になることなく、丁寧な歯磨きなどでご自分の口腔ケアに気をつけながら、お子さんの口の中の状態にも常に気を配って、お子さんの口の中の管理をしていただければよいと思います。

参考文献 子どもの歯ならび基礎のきそ~成長を生かして無理なく美しく~ 柴田征紀著 海苑社 

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