噛むことで集中力や精神的な安定が得られる
本日は柴田征紀先生の著書『成長を生かして無理なく美しく~子どもの歯ならび基礎のきそ』よりお届けいたします。
◇噛むことで集中力や精神的な安定が得られる
噛むことはストレスを逃す作用もあります。たとえば、私たちの生活のなかでも、イライラしたりするときにはガムを噛んだりします。ガムを噛むとなんとなく落ち着くということがあるのだと思います。
大リーグの選手やアメリカのバスケットの選手が試合の時にガムを噛んでいる姿を見ることがありますが、これもガムを噛むことで力みなどをうまく解消して集中力や精神的な安定を得ることが出来るためだと思います。
子どもの場合は、鉛筆をかじったり、爪を噛んだりすることがあるかもしれません。これもなにかを噛むことでストレスを逃している行為なのではないかと思います。
食事のときもそうですが、しっかりと噛みしめることで我々の精神も安定するということがいえます。逆にかみ合わせが悪く、しっかりと噛めないとストレスをうまく発散させることが出来ません。
そのため、イライラしやすかったり、集中力が続かなかったりということがあります。なにかを成し遂げるときに「歯を食いしばってがんばった」という言葉がありますが、噛み合わせが悪ければ、頑張りもあまり続かないかもしれません。
たかが噛み合わせと思われるかもしれませんが、ストレスの緩和や集中力の発揮などにおおいに関係しているといえます。
参考文献 成長を生かして無理なく美しく~子どもの歯ならび基礎のきそ 柴田征紀著 海苑社
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