最も魅力的な特徴は・・・・・
本日は、デンタルトリビューン紙 2009年4月号よりお届けいたします。
◇最も魅力的な特徴は『笑顔』~男性もオーラルヘルスに感心を~
(米国)他人の何にもっとも魅力を感じるのか?
米国歯科医師会(ADA)およびプロクター・アンド・ギャンブル社が協同で行った全米での電話アンケート調査により、他人に対して最も魅力的に感じる身体的特徴は瞳や鍛え上げられた身体を抑えて男女ともに「笑顔」であること、および、米国の口腔ケアの習慣が報告されました。
◇18歳以上、1000人を対象に
同調査は2月11日付けのADA(米国歯科医師会)プレスリリースで報告されました。調査方法は電話によるアンケート形式であり、対象は米国住居者から無作為に抽出した18歳以上、1000人とし、電話時間は平均22分でした。
アンケート内容は「最も魅力的に感じる身体的特徴」や「健康維持のために必要な習慣」、「口腔ケアの習慣」を尋ねるものなど多岐にわたりました。
「最も魅力的に感じる身体的特徴」としては事前に用意された5項目(素敵な笑顔、美しい髪、きれいな瞳、きれいな肌)のうち、「素敵な笑顔」の選択率が男女とも高かったのです。
一方で、「素敵な笑顔」の構成要素の一つとなる口元において口腔ケアが重要となりますが、その意識は高いとはいえない結果でした。
◇男性で低いブラッシング率
「口腔ケアの習慣」については性差が認められ、、ブラッシングを2回/日以上行う割合は女性が86%であるのに対して、男性ではわずか66%でした。
また、歯ブラシや電動歯ブラシのヘッドの交換頻度は、女性が平均3~4ヶ月ごとであるのに対し、男性は平均5ヶ月間使用し続けていることが分かりました。
さらに、デンタルフロスを使用して、1回/日以上歯間清掃するをする人は残念なことに半数に留まりました。また、3分の1が、ブラッシング時の多少の出血を「正常」と捉えており、歯周病やその他の疾患の可能性があるということについて知らない人が多い結果になりました。
口腔の健康は全身の健康維持のためにも重要であり、口腔ガンをはじめ口腔にも症状が認められる全身疾患もあるため、定期的な歯科検診は重要です。ADAで患者相談を担当しているAda Cooper 氏は「われわれ歯科医師は、自分の口腔の健康状態を常に把握しておくことの重要性を伝え続けなければならない」とコメントしています。
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