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しろくま先生のブログ
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2009年4月23日 (木)

頸部蜂窩織炎

本日は、天笠光雄先生監修、佐藤豊先生、佐藤文枝先生著書『え、この病気 歯 が原因!?』よりお届けいたします。写真も同じです。978 979_2

◇頸部蜂窩織炎とは

治療されていないむし歯があると、むし歯の穴から、口の中の細菌が歯の根を通って顎の骨に侵入します。

細菌の感染により顎の骨が溶けると周囲組織への炎症が波及いたします。特に下顎の内側に感染が生じると炎症が急速に広範囲に広がり、そのため周囲が腫れ気管を圧迫し呼吸困難になることがあります。

また首の筋肉と筋肉の隙間から、炎症が下方へ進み胸部へかけて炎症が波及すると、胸の縦隔炎を併発し、さらに重い感染症を引き起こし、治療が遅れると致命的になることもあります。

早い時期に強力な抗生剤の点滴と、たまった膿を外に出して炎症の波及を防ぐことが必要となります。

~日頃から注意すること~

・未処置のむし歯を放置しないこと

・また正常に生えていない下顎の親知らずに感染を起こし、腫れて症状が続くようなら要注意

・糖尿病などの基礎疾患があると症状が重くなるなるので、そちらの治療も行うことが大切です。

参考文献 『え、この病気 歯 が原因!?』  天笠光雄監修、佐藤豊・佐藤文枝著 写真とも 砂書房 

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