様々な意見
最近、多くの若い歯科医師とミクシィの中で、議論する機会が多くあり、そのなかで良く持ち上がる話が、「いかに今の歯科界を良くしていくか」ということです。
現在、歯科医院はコンビニエンスストアよりも数が多く、5軒に1軒はワーキングプア状態にあると言うほど、歯科医院の数は飽和状態です。
そのなかで、みな生き残りをかけて必死なのですが、その歯科医師一人一人が考える、今後の歯科界の向かうべき方向性の考え方に大きくばらつきがあるのです。
ある歯科医師は、個人の能力を最大限に伸ばして、患者さんに選ばれる歯科医師になるようにすればよい
とか、
歯科医師の数が多すぎるので、厚生省に働きかけ、国家試験の合格率と下げ、歯科大学の入学定員を減少させろ
といった過激な内容まであります。
それぞれの意見の中にもそれぞれ筋の通った理屈がちゃんと存在しているので、思いつきで発言しているわけではなさそうです。
「歯科界を良くする」と言うだけでも、これだけ方向性の違う意見が出てくるわけですから、厚生省も頭を抱える理由がわかります。
とてもこれをまとめる政治家にはなれないと痛感します。
では、私のスタンスですが、作家の村上春樹氏の本にかなり影響をうけているので、「他人の事はよく分からないが、自分は自分に出来ることをただ頑張るだけ」といったところでしょうか。
人それぞれ意見マチマチです。
相手 に望むより、自分を自覚して、努力と責任で
しょうか。