ブレイン・ウォッシュ
昔読んだことのある本で、「脳は使えば使うほどよくなる」という記事を何処かで読んだ記憶があります。
でも、その使い方がいまいち分からないのです。普通の生活を送っているだけでも「脳」は使っている訳ですから、生きているだけでも「脳」は使っているのではないのかな?と疑問に思っていたのです。
誰でも使っているはずなのに、あえて「脳を使え!」だなんて。
こんな事を考えていた事などすっかり忘れてしまったある日、NHKで戦国武将の話題をしていました。
「そういえば、真田太平記の本、途中までだったな?」
真田太平記は池波正太郎著の長編小説で何と文庫本で13冊もあるのです。
こつこつと読んでいたのですが、息切れすること数回。その都度、読み直すのだけれども、何せ長いので前回までのあらすじを忘れてしまう事が多く、また少し戻って読み直さ無ければいけないという有様なのです。
しかも、長編小説で、戦国記なので登場人物が多く、この武将は既に戦死しているはずだっけとか、この忍者はまだ健在だなど、色々と頭の中で整理が必要なのです。私。
でも、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」ほど難解ではないですけど。
今は、この真田太平記はだいぶ調子に乗ってきました。いい感じです。
「脳」の使い方について、すこし分かったことがあるのです。
それは、少し無茶な要求を「脳」に与えた方が、よく働くということです。
この「真田太平記」を読んでいる時に、別の本を同時進行で読み始めました。すると、両方の本の内容がするすると入って来るのです。一度に二つの本の内容がです。
これを少し勉強に利用してみようと思いました。
難しい歯科の本や超難関な本に立ち向かう時には、疲れてきたなと思ったら、完全に読書をあきらめてしまうのでは無くて、その本は少し休んで、軽いエッセイやサスペンスを読んで「脳」をすこしリフレッシュさせてやれば、また前回の難解な本の内容を忘れることなくすらすらと読み進める事が出来る事がわかりました。
私の出した結論は、脳は休ませるより、軽い内容でもよいから休ませない事が活性化出来るというものでした。
私はこれを、村上春樹著「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の中に出てきた言葉を頂いて、「ブレイン・ウォッシュ」と名付けました。
しかし、少し困った事が起きました。今、実は超難解本にぶつかっているのですが、それに当てつけようと思って購入した本が実はさらに難解で、さすがに爆発寸前です(笑)。
先生の読書力はすごい!
二冊を同時に平行しての読書が良いとは、
脳は休ませないで、こき使うことなんですね
改めます。
ぶれいんうぉっしゅ…せ…「洗脳」ですか?(冗談です)
本は…苦手です。ホントに覚えるのに苦労します。脳のリフレッシュ、私も行いたいと思います。
yyy様
今度は、4~5冊同時に読もうかと思っています(笑)。
須田先生
本当だ、洗脳ですよね、直訳すれば。なんか自分でいてみて怖くなってきた。