英雄色を好む?
私は、根が暗いのか、一人で長時間いることに全く平気なのです。そのため毎月多くの雑誌を買いあさり、じっくり読み込んでしまいます。
先月買った「GOETHE」という雑誌にとてもおもしろい記事が載っていました。あまりに理路整然と述べられているので、ここに紹介いたします。
その内容と言えば、既婚男性でも他の女性に気持ちが向いてしまう事があると言うことなのです。
それらの既婚男性のことを「気が多い人」とすれば、それは「好奇心が強い人」とも捉えられるそうなのです。これは悪く言えば「リスク評価が甘い人(危険を見極められない人)」。
要するに危険に近寄らない、危険に対して警戒することが必要なのだけれども、その警戒が低いのだそうです。この、新しい事に首をつっこんでみるという気持ちが仕事の方へ向かえば、新規開拓と言うわけで、ビジネスチャンスは広がる。
-仕事への好奇心が強い人は、女性への好奇心も強いということ?
そうです。やり手の人の才能は仕事だけに出てくるものではないのだそうです。脳の中では仕事も恋愛も同じ。
だから、仕事の出来る人はひとつひとつの恋愛でものめり込むし、恋の数も多いといいます。エネルギーが高くて、かつ簡単に新しい事をやってのけることが出来る人でもあるわけだから。
-一方に仕事をする頭があって、もう一方に恋愛をする頭があるということではないのですね?
人間は複雑のようでいて、単純なんです。美人を見た時、コンピュータ上で仕事をしている時、それぞれの脳の活動を記録した実験があるんですが、美人を見た時と、コンピュータ上での仕事の成功の時とは、同じ所(脳の中の)が反応しているのです。
つまり、ビジネス戦略を練っている時と、女の口説きを考えている時は同じ領域(脳)を使っているのです。
ということは、ビジネスに長けていれば、女性に対しても長けていて当然な訳です。
-つまり、英雄はやはり色を好む?
否定する要因があまりありませんね。それを指示するデータの方が多い。女性もまた、そうした男性と繋がることを求めているのです。仕事に熱意がもてるのは、ある程度成功しているからでしょう。
女性は仕事の内容を知らなくても、その男性が成功しているかどうかを感じる事ができる。数あるオスのなかから選別しているわけです。
歴史を見ても子供の多い種族の末裔なわけです。私たちは。そこには善も悪も無く、淘汰されて残ったのは、子供を多く作る男女の子供だったということです。種族の保存というのはどうでもよくて、結果として私たちの遺伝子の中にはそうしたものがあるということです。
-数万年の歴史を経て、恋愛好きの遺伝子が残っているということですか?
そうです。だからいまでも、社会的成功はある程度子供の数に反映しうる。女が男を判断する。それは何万年か前の記憶に繋がっているのです。
-ところで、男が若い女の子が好きなのは、日本人に特有の傾向でしょうか?
民族の差はそれほどないと思います。男はどこの世界でも、文化に関係なく、若い女性が好きです。それは、男は「この女性はこれから何人産めるか?」ということをオスとして無意識に評価しているからです。
子供が出来ると困ると思っているくせに、出来やすい若い女性にマシーンとしての男は惹かれてしまうのです。事実、年上好みの男より若い女性好みの男の子供のほうが多くなる。その子供達は父親の遺伝子を受け継ぎ、また若い女性を好む。こうして人類の歴史にその「好み」が残ってきたわけです。
-女の人はよく、「私が大事なの?仕事が大事なの?」と言いますが、それは愚問と言うことになりますね?
それを二律背反と言うのです(笑い)。仕事が出来なくなった男は、女にとっても用無しでしょう。それは切り離せないものですよ。そもそも仕事にたいして前向きじゃないときに女性を口説けますか?
-「恋がしたい」と思っている時は?
それは何となく、「俺、いい仕事がしたいよ」と思っているようにも感じます。
この雑誌の文章はあくまで男性の目線で書かれたようです。女性が読んで気を悪くしたら申し訳ありませんでした。
無意識に生きてますが、同じ川の流れのなかで、泳いで
いるんですね。
年上の女性と結婚する男性が年々増えてきています。人類のDNAに変化が起きているのかも知れませんね。もしくはそれを上回る魅力のある未婚の女性が増えているのでしょう。