妊娠中の食生活が子供の歯に影響するの?
妊娠期間中はとにかく、お腹の子供中心になってしまって、自分の口の中になかなか手が回らない事が多く、出産後、若くして重度の歯周病にかかってしまうお母さんがいらっしゃいます。
出産を控えたお母さんは、将来的な事も考えて、自分のお口の事をもっと真剣に考えないといけないと思いますが、今日はお腹の中で育つ赤ちゃんの歯について考えて見ましょう。
では、「歯」はいつ作られるのでしょうか?
乳歯の歯の芽ともいえる「歯胚(しはい)」は、妊娠7週目(2ヵ月)の頃からできはじめ、永久歯の一部も妊娠中に作られます。
歯胚は、まず前歯からできはじめ、妊娠10週目(3ヵ月)ころには芽が出始めます。
妊娠10週目頃になると、エナメル質や象牙質になる部分が作られはじめ、将来の歯の大きさや形も決まるといわれています。
さらに、妊娠12~23週(4~6ヵ月)のころには、歯冠(歯の頭の部分)が硬くなりはじめ、乳歯の準備が整います。
一方、永久歯は、妊娠16週(5ヵ月)前後に最初に生える第一大臼歯ができはじめ、その後、中切歯、側切歯、犬歯の順に出来ていきます。
乳歯の歯胚ができはじめる妊娠したてのころは、つわりで十分に食事がとれない人も多いのではないでしょうか。
食事をしようとしても、嘔吐してしまうことで、体力を消耗してしまい精神的にも辛くなりがちです。
赤ちゃんが必要とする栄養は、まだごく少量なので、少しずつで構いませんので、タンパク質やカルシウム、ビタミン、ミネラルなどを含むものの中から、食べられるものを食べるようにしてはいかがでしょうか?
つわりが終わったならば、じょうぶな赤ちゃんを出産するために、バランスの良い食事を心がけます。
健康な歯のためには、カルシウム、良質のタンパク質、ビタミン類が欠かせません。カルシウムは、歯を作っている主な栄養素です。タンパク質は歯の土台をなり、カルシウムの吸収を助けます。
ビタミンA、C、Dは、カルシウムやタンパク質をスムーズに働かせる重要な役割があります。
なお、インスタント食品やスナック菓子に多く含まれる食品添加物のリン酸塩は、体内のカルシウムと結合して、体外に排出してしまうことがあるので控えた方がよいでしょう。
参考文献 小学館 子供の歯をじょうぶにするQ&A 羽田宣裕著
赤ちゃんが生まれる前にお母さんの
お腹の中で永久歯を持っている事は
知りませんで、驚きでした。
歯の形成は胎児のときのおかあさんの責任に課せられるといつlても過言ではないでしょう。母体を犠牲に、成長してからは自己の責任において管理するものだと、老いの身で後悔してます。
夢さま
コメントありがとうございます。
身体の不思議ですよね。そのため、子供の頃の怪我は将来に渡って影響することが多いのです。子供の責任は成人してから。それまでは親御さんの責任かもしれません。
おねえ様
コメントありがとうございます。
高尚なご意見です。ありがとうございます。
またコメントお待ちしております。
妊娠初期につわりがひどくて栄養のバランスに自信がないです。
3ヶ月から6ヶ月に胎児の歯の基礎が出来ていること驚きました。
今、妊娠7ヶ月で、栄養には、気をつけていますが、乳歯や永久歯の基礎(エナメル質や歯胚・象牙質など)は7ヶ月からでは、もう遅いのでしょうか?
基礎はほとんど出来上がってしまっているのですか?