さくらの開花予報
東北ではまだまだ寒さが厳しいときが多いです。
この寒さは東北だけのものかと思いきや、先日出張で行った京都も非常に寒かったです。
しかし、朝京都にいて、夜福島へ帰ってくると、寒さの質が違うことに驚きます。
福島の寒さは「キーン」としたもので、体が慣れてしまっているので、むしろ心地よかったりするのですが、京都の寒さは、じんわり体の芯から寒さが広がるような寒さでした。
同じ盆地でもここまで地域によって違うものかと、少しびっくりしました。
地域の寒さの違いを肌で感じた後、桜の開花予報を見ると、桜の気持ちがとても良く分かります。
桜だって寒いと寝てますよね。
桜も寒さに敏感なのかしら。
さくら・桜・さくら
私が一年中で一番気が急く季節です、(紅葉もですが)
寒さに耐えて春を待って一気に咲く、でも儚く散る
ー世の中にあえて桜のなかりせば
春の心はのどけからましー
在原業平
ー願わくは桜の下にて春死なん
その如月の望月のころー
西行法師
桜の節思う歌です。
九州では桜が咲いているところが目立っていました。4/1はお花見の予定です。頭が痛いことは多いですが、自然や季節に癒されて頑張りましょう。
さくらの花びらでうずめつくされた水の面、思わず足をとめてしまいました。言葉にならないあの風情、散った後まで花でいる、桜に魅せられた瞬間でした。
開花予定は九日だそうです。 信州高遠